やっぱり、自分で更新できるBlogっていいなあ~~
ただ、まだ画像や映像とかリンクの貼り方がわからないけど。
おいおい、わかるようになるでしょう~~
「なんじゃ、知的生活を送る気はないのか、公立大学の学生のくせに。税金で学んでいるくせに。ただ食って労働して寝るだけでいいのか?スマホいじくっているだけでいいのか?こんな連中が大学に来て何をするんだ?こんな連中は、税金で勉強させる必要はなし」と、職場である種の学生たちを眺めていて、冷ややかな私である。
が、ちょっと反省した。
やっぱ、自分の狭い経験や見聞で人を判断しちゃいけない。
育った家庭が新聞も購読せず、本棚がなくて、家庭の誰も読書の習慣はなくとも、今の時代は、大学というところに来るんだそうだ。
そういう人も珍しくはないそうだ。
受験勉強だけはするけれども、それ以外はいっさい字というものに触れない学生も多いそうだ。
そのことについて、親から叱られるということもないそーだ。
今の若い人は、やたら家庭では「王子さま」「王女さま」で育てられているらしい。
褒められて育っているらしい。
親に褒められたことなどない私には異世界だ。
かといって、親に褒められたことがなくとも、親の愛情を疑ったことなど、私は一度もないけどね。
私は、子どもがいないのでよくわからないんだよね。現在の親子関係とかそういうものが。
そうか、マイルドヤンキーも多いわけだ。彼らや彼女たちの中には。
私が勝手に想定している「中産階級」の家庭の出身じゃない学生さんも多いわけだ。
今や経済不況のせいで、世界の「中産階級」は縮小しつつあるそうだけれども、そもそも、日本に「中産階級」という層が育っていたのか??
カネはそこそこあるけど心は下層階級というのが、日本の戦後の大方の「中産階級」だったんじゃないのか??
それはさておいて、私が反省したことは、自分が「知的生活を志さないガキなんか知らんわ」と思っていたことだ。
ガキには、ともかく愛情を出す。まずはそれが何よりも大事だってことを、忘れていた。
私は私立大学出身なんで、国立大学や公立大学の学生ならば、私より賢いはずだという偏見がある。
税金で学ぶ人間には、それなりの矜持と義務があると思っている。
だから、「これじゃあ、偏差値55以下の私立大学と変わらんだろ・・・・いや、英語に関してはもっと下だぞ」と思わされることが重なると、「ばっかじゃね~~の!!ここ!!」とやる気をなくしてしまっていた。
しかし、これは、あまりに拙速であった。
偏狭であった。
大人気(おとなげ、だいにんき、じゃない)がなかった。
現在の日本の大学生は、昔の中学生みたいなもんだ。
そう思って粘り強く、何度も親切に繰り返し、かつ軽やかに説明すべきだ。
今の子は、ほんとに軽々しく育っているからな。
重いものはダメだ。重厚という価値観はない。
ほんとに文字通りガキなんだから、しかたあるめい。
ガキには、理屈の前に、まず愛情だ。
情だ。
ミルキーだ。
情とは何か。
相手を尊重することだ、根拠なく。
清濁あわせ飲んで、相手を肯定することだ。
まずは、ミルキーを渡すことだ。
まずは肯定だ。
あ、私はこう見えても情はある方なんよ。
嫌いな奴でも親切にできる。
嫌いな奴相手にでもフェアであろうとする。
その情を利用してラクしようとする人間は許さんけど。
日本人だろうが、同僚のイギリス人だろうが(って誰のことか?)。
ということで、今日の福山の空も青い。
あ、曇ってるな。