[13] 2017年3月31日退職決定!!

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先週の11月9日に決めた。

父方の祖父の命日だな。関係ないな。

今年の夏あたりから、深い疲労感に悩まされてきた。ダルサが半端ない。

まあ、でもこんなもんだろ・・・と思ってきた。

しかし、11月に入って、これはいくらなんでも異常だ・・・と思った。

で、病院嫌いの私であるが、同僚の渡邊明先生のコネを頼りに、福山市内の病院で急遽、診察を受けた。

そしたら、「非アルコール性脂肪性肝炎」(NASH)という病気であることが判明した。

は??なに、それ?

検索したら、5年後生存率65パーセントから75パーセントの病気で、肝硬変の5歩手前、肝臓癌の10歩手前くらいの病気だってさ。

げっ・・・

ということで、「強力ネオミノファーゲンシー」つーのを20mlを2本毎度静脈注射してもらうために、週に数回病院に通っている。肝臓の炎症を抑える薬品だって。道理で、強烈な疲労感はおさまっている。

あ~た、5年後生存率65パーセントから75パーセントの病気でっせ。時間がないよ。

もう、福山でグチャグチャぶ~たれている場合じゃないわ・・・ということで、「退職願」を、学部長経由で学長に提出した。

ただし、退職は来年の春じゃない。再来年2017年3月31日だ。定年退職の1年前だ。

今の3年生ゼミのゼミ生5人の卒論制作の指導はしなくちゃ。

来年度から、1年生必修「総合英語」e-Learningのシステムが変わるので、それも軌道に乗せなければならない。

ちょうど、来年度の専門ゼミの募集時期だったけれども、私のゼミは英文資料は読むし、課題は多いし、就職には直接関係のない政治系ということで、まったく人気がない。

で、今年の第一次希望者はゼロだった。

求められない教師の私。

必要とされていない教師の私。

泣き崩れる私。

なわけはない。

まあ、他のゼミで受け入れてもらえなかった学生が難民となって私のゼミに流入してくるから、最終的にはゼロにはならないけれども、私は「もう、いいよ、たくさんだ・・・」という気分になった。

ただでさえ不本意入学の学生さんの多い大学の、不本意学部の、不本意ゼミってなんだよ。もう、いいよ。

桃山学院勤務時代の2008年には、すでに教師をする情熱は失せていた・・・

教えることはできるけど、学生と雑談のための雑談するのが、たまらなく退屈で苦痛になってきて久しい。

教師は若い方がいいよ。学生と年の差が開いてない方がいい。

どちらも同じくらいアホで、アホが集まってアホなことする。これが大事なことだ。

吉田松陰と、その弟子のごとく。

どちらもアホでいっしょに盛り上がる軽薄さこそが、教育効果なのだ。

いや、ほんと。

よく、わからんけど。

「何、やってんだかね・・・」と学生を「眺める」感じになってはいけない。

宇宙人が地球人を観測するような目つきになってはいけないのだ。

だが、私は、死後にこの世を眺めるような、透明なガラスの向こうを眺めるような気分で学生たちを眺めるようになって久しい。

もう、この状態は7年だ。

もう限界だ。

ということで、迷いなく退職を決めた。

そもそも、給料が安いうえに、二重生活で経費がかかるし、研究用の書籍代は研究費から出ないし(=市役所の管財課で入札してから届くので数週間から数か月はかかる)、福山と名古屋往復間の新幹線代はかかるし、福山市立大学にいても、経済的にはメリットがあまりない。

どっちかと言えば赤字だ。

なにかやろうと思えば、必ず持ち出しになる。

まあ、本気でやれば、どんな仕事も持ち出しの方が多いのであるが。

うちの大学は、教員の持ち出し大歓迎奨励機関やね。

ということで、迷いなく退職を決めた。

なにしろ、5年後生存率65パーセントから75パーセントの病気で、赤字の多い生活。

ほんとは、来年の春にサッサと名古屋に帰りたい。

ところではあるが、やはり、最後の1年間でやるべきことはきちんとすませる。

「非アルコール性脂肪性肝炎」(NASH)という病気の原因は、要するに生活の不節制よ。

過食。夜更かし。不規則な生活。運動不足。

以上の4要素で、私の福山ライフは構成されてきたからな。

多忙にまぎれて「ナチュラルパレオ食事法」なんてぶっ飛んでしまったよ。

夕食作るのが面倒くさくて、デリバリーでピザ注文して、Mサイズ1枚をひとりで食っちゃうなんて、よくあったしなあ。

広島県福山市ってのは、食べ物は美味しいところでさ、安くて美味しい料理を提供するお店は多いところなんだ。

他にいいところはないけれども、食べ物は美味しい。この長所は他の欠点を補って余りある。

だから、外食も多いんだよね・・・

エンゲル係数、とっても高いね・・・

夜更かしとか不規則な生活なんて、私の趣味だしなあ。

ところで、スピリッチュアル的には、肝臓の病気の原因って、「怒り」だってね。

「怒り」

それは、あ~た、2011年4月以降、怒りっぱなしですがな。

「カネも見識もないような市が、4年制大学なんか一丁前に作るな、馬鹿!!!」

「もっと選択と集中だ!こんなカリキュラムで、どんな学生を養成できるっていうんだ、馬鹿!!!」

「なんで、いつまでたっても海外での語学研修制度すらできないんだ!学生が私費で留学したら、それも単位として認めろ!!何やってんだ、ここのTOPは!!」

という怒りは、この5年間ず~~~~と腸と肺の間にくすぶってきてますがな。

そこが肝臓か。なるほど。

ということを、中国人の知り合いに話したら、こう言われた。

「あ~~やっぱりね~~~あそこの土地も建物も風水的に良くないね~~~ああいう入り江の埋め立て地は、ろくなもんが埋まってないからね~~犬や猫の死体とか汚物とか。いくら埋め立てても駄目よ~~~~邪気や汚れた気が、どんどん上がってくるね~~~」

「だいたい、あそこは化学工場だったでしょ、前は。埋め立て地で良くないのに、そのうえ化学工業の廃棄物なんかもいっぱい埋まってるよ~~~土地の気が悪いのよ~~~」

「僕ね~~~あそこあたりを通るとき、なんか冷たい空気が流れているのを感じるの~~あの建物も暗いね~~~良くないね~~~なんで、あんなの建てたかね~~」

知らんがな。

そうか、「気」が悪いのか・・・

まあ、あと500日ぐらいは、その「気」に負けずに過ごせるでありましょう。

はああ・・・・この解放感。

2011年4月以来「辞めたい」と思わなかった日は1日もなかったのだけれども、ひょんなことから、結論が出た。

これも御先祖様のお導きでしょうか。

さて、あと500日を楽しもう!!

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2件のコメント

  1. 相変わらずシャープな文章です。藤森ワールドに浸れます。

    「ゼミ難民」という感覚は、非常に悲しいものがあります。彼らに聞くと「ゼミの内容に興味が無いのでなるべく楽なゼミを選択するとそこに異様に応募者が集まってしまって、ふるい落とされると厳しいゼミに行かなければならなく、更にやる気が失せる」と言うのです。

    「他のゼミで受け入れてもらえなかった学生が難民となって私のゼミに流入してくるから、最終的にはゼロにはならないけれども、私は『もう、いいよ、たくさんだ・・・』という気分になった。」

     こうなると教員も適当でいいやということになって、悪循環の拡大再生産がなされてしまいます。

    いいね: 2人

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