[33] こんな講義してます(その14)権力者共同謀議・陰謀論あれこれ

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本日は、2016年2月20日土曜日だ。

やっと4学期が終わり、自宅療養のために名古屋に帰ってきた。

まだ採点も成績報告も全部すませたわけではないけれども、ホッとしてる。

安堵し過ぎて、脳が緩みすぎてるのが怖い。

本日の動画は長い!30分くらいはある。

2016年2月4日開講の第14回「アメリカ文化論」の一部である。

アメリカにおける権力者共同謀議・陰謀論の隆盛についてが、テーマである。まずは、陰謀の定義と、陰謀論の定義から始まった。

1997年に発表された映画『陰謀のセオリー』(Conspiracy Theory)の一部も見せた。

この映画は、全体としてはアホっぽいできだけれども、冒頭のタクシー運転手の主人公の「陰謀偏執狂」ぶりが面白い。タクシーに乗る客に、彼は「世界を動かし支配する陰謀」の数々について啓蒙活動をしてる。メル・ギブソンが演じてますね~~

まあ、この「陰謀論」は裏がとりようがないので、つまり学問的にどうこう言うには資料不足なんで、私の「アメリカ文化論」のオマケみたいな位置づけだ。

うちの学生さんは真面目だから、こーいうこと話すとまずいかなと思ったけれども、都市経営学部の学生さんは、そこまで頭が硬くなかったんでよかった。

とはいえ、「陰謀論」がテーマだから、男子学生の食いつきはいいが、女子学生の食いつきは今ひとつであった。

女子学生は、現実的に日常的に役にたつ知識や技能でないと食いついてこない傾向がある。どうでもいいことには関心を示さない。

アホみたいな、荒唐無稽的な、なんの実益もなさそうなことを面白がれるのは男子学生に多い。

脳がおかしいからね、男の子は。

女子学生でも、そういうタイプは比較的少数ではあるが、存在する。

その種の女子学生たちは、私の心の友よん。

ところで、この動画の中で言及してる「ボーイ・スカウト」の起源については、副島隆彦氏の言論以外に根拠はない。

調べたって、「公式見解」しか見つけられないよ。

戦争孤児になった男の子は、軍隊にくっついて、兵士の雑用してメシ食わせてもらうけど、地雷のあるところを先に歩かせたり、消耗品の斥候要員(敵地偵察の斥候は帰ってこないことが多い)として使えるんで、「ガキは使える」とわかったんで、じゃあ戦災孤児にならなくても前もって少年たちを訓練しておくと、お国のためにいいんじゃないのということで、Be Preparedということで、結成されたのがBoy Scout Associationだ。

ということは、「ボーイ・スカウト」に関する公式説明には書かれていない。

でもまあ、戦災孤児の男の子の使い道から始まった・・・という説は事実だと思う。

少年兵は使える。いくらでも残酷になれる。簡単に洗脳される。ロボットだもん。ジハードでも、そうでしょ。

戦災孤児の男の子は軍隊のパシリとして生き延びる。

戦災孤児の女の子は、どうやって生き延びる?

売春婦か女中さんですね。

「ボーイ・スカウト」についてにしろ何にしろ、そーいう裏の取れない学問的根拠のないことを講義中に言っていいのか?

たまには、いいんだよ。

私なんか、1993年に当時の勤務先のfaculty exchangeで派遣されたアメリカの南部の名門女子大で、出鱈目を講義してきた。

「日本の宗教」について話してくれと依頼されて、そこの宗教学の時間に「神道」Shintoismについて話した。「鳥居は女性の膣の入り口です~~本殿は子宮の比喩です~~鳥居から本殿までの道は産道の比喩です~~つまり、神社は女性の身体です~~」と出鱈目を言っておいた。

いいんだよ。あたらずとも遠からずだから。そんなようなもんだろ。

動画に映ってる私の髪に一部禿げ状の円形があるが、これは禿げてるわけじゃない。

忙しくて美容院に行く時間がなかったんで、白髪が見えてるだけです。

2件のコメント

  1. 「女子学生は、現実的に日常的に役にたつ知識や技能でないと食いついてこない傾向がある。どうでもいいことには関心を示さない」・・・・講義の前にニュース解説をやると特にそう思います。実は奥で関係するであろうニュースも表面だけを考えて興味を示しません。

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