40歳ぐらいの時だったかなあ。
大の字に寝っ転がって、ググッと大股開きしたときに、骨盤というか股関節あたりがカクンっと鳴った感じがした。
ん?
気のせいかな?
今思えば、あの瞬間に骨がちょっとだけずれたんだと思う。
股関節の骨盤と大腿骨が組み合わさる部分に不具合が生じたんよ。
骨盤と大腿骨が組み合わさるべき部分から、大腿骨がちょっと滑ったんよ。
もともと脚が短いんで、私は自分の脚に冷たかった。
短くて毛深いし曲がっているんで、愛せなかった。
せっかく毎日私を支えてくれるのに、両脚に感謝もせずに、邪険に扱ってきた。
大事に大事にナデナデしてクリームを擦り込むなんてこともしなかった。
脚さんたちに負担がかかるからデブっちゃダメと節食することもなく、デブるがままに過ぎた日々よ。
両脚に過酷に負担をかけていた日々よ。
デスクワークしてると、右の腰あたりが痛むことが常であったけれども、放置してた。
私は、捻挫しても放置しておく人間だ
面倒くさいんよ、病院に行くのが。
すっごく雑な人間なのだ。
怠惰で面倒くさがり。
忘れっぽいから、何でも忘れる。
そのツケが50代の終わり頃にドドッと来た。
自分の身体なのに、関心も愛情も持たずに、ケアせずに、放置してきたツケが出た。
いやあ、結果は出るもんよ。
やっただけのことしか返ってこないよ。
2012年の秋には、はっきりと異常を感じた。
骨があるべき位置に位置せず、身体が歪み、立っても両足が地にきちんとつかず、右足が浮くようになってしまった。
右脚が左脚より3センチ短いようになってしまった。
ほんとうは両脚の長さは同じだ。右の骨盤があるべき位置より上にあるので、右脚も上にずれて足りない感じになったのだ。
長さが揃っていない脚で歩いていたので、2012年あたりから、脚が痛くて痛くて歩行困難になってきた。普通なら徒歩20分で行けるところが、40分くらいかかるようになってしまった。サッサカ歩けないからだ。休み休み歩くからだ。ものすっごく疲れるからだ。
それでも歩くしかない。
右脚がおかしいので、ついつい左脚に負担をかけて歩く癖がついてしまった。
で、右脚の筋肉がおとろえてしまった。
ふくらはぎも大腿部も、右脚の方が細い。使ってないから筋肉が落ちた。
ついには、筋肉が凝りに凝ってしまって、2013年夏からは杖がなければ歩けなくなってしまった。杖ついてニューヨークに行ったもんね〜〜〜
2014年春からは、名古屋の整体院のおかげで杖なしで歩行できるようになった。それでも歩けば脚は痛んだ。
2015年春からは、福山の謎の天才的中国人整体師さんの施術により、長年の凝りに凝った脚の筋肉がほぐされた。おかげで歩くのに脚が痛むことはなくなった。
腰痛というのは、骨の痛みではなくて、凝りに凝った筋肉の痛みだそーだ。
私より20歳年下の謎の中国人整体師さんは、達者な日本語で私に言った。
「フジモリセンセイ、年取るとね、誰も触ってくれなくなるでしょ?やっぱり、身体をさすってもらったり、マッサージしてもらうのは大事なことなの。うちの弟子たちにも言ってるの。整体師は、まず優しくなきゃダメだって。心込めて人様のからだに触り撫でて凝りをほぐすのって大事な仕事だって」と。
私は還暦過ぎて生まれて初めて、リンパマッサージとか整体とか受けたのであるが、確かに気持ちがいい。もう、トロトロ溶ける快感である。不覚にも無防備になる。ヤバい。
今でも1ヶ月に1度は、この謎の中国人整体師さんのオフィスに通う。
この整体師さんは、「トランプさんがどうたら」とか「中国のユーラシア大陸を制覇する雄大なる鉄道敷設計画…」とか、私にやたら政治談義を吹っかけてくる傾向がある。
私は、日中友好のために、南シナ海の島々への中国の進出とか日本領海を中国軍艦がウロチョロしていることには言及しないように気をつけている。
天津の爆発の話題も出さなかった。はい。日中友好。アジア人同士戦わず(これは、副島隆彦氏のお言葉)。
しかし、中国人は、やっぱり中国が世界の中心だと思っているであるよ。中華思想であるよ。八宝菜であるよ。
この整体師さんは 、福建省の大学の東洋医学部卒業で、中国の国家資格を持った漢方医さんである。中国の大学の東洋医学部で臨床しながら教えていた。
でも、中国の大学の競争がえげつなくて嫌になり、日本でマイペースで施術したくなったそうだ。
日本人お弟子さんもいっぱいいいる。
この整体院は、いろんなサーヴィスを提供している。「漢方蒸し」とか「ピラティス」とか。
私は「漢方蒸し」といって漢方式サウナみたいなものも試した。
デトックス効果があるそうだ。
よくわからんけど、好奇心で試す。
と、いろいろやってきましたが、それでも、ともかく骨の歪みは矯正されない。
20年以上の歪みだもん。数年で治るかい。おそらく一生無理かもね。
でも筋肉をしっかりつけておけば、脚は保つ。歩ける。
今は、この整体院で2週間に1度ピラティスの個人レッスンを受けて、脚の筋肉をつけようとしてる。
筋肉はね、いくつになってもつくらしいですよ。
自宅では、幅広のゴムの輪のセットを使って、筋肉をつけることを試みている。
これも謎の天才的中国人整体師さんの勧めである。
両の足首をゴムの輪に入れて、片方の脚を前に伸ばしたり、横に伸ばしたり。
ゴムの輪に大腿部を入れて、両脚を左右に開いたり閉じたり。
これは、座ってでもできるし、寝転がってでもできる。
ゴムを引っ張ることが筋肉に負荷をかけるらしい。
で、筋肉がつくらしい。
このゴムの輪っかは、強度に応じて5種類ある。
1番強度のあるゴムは引っ張るのも難儀である。頼もしい。
まあ、なんとなく面白いんで、飽きっぽい私ではあるが、セッセとやってる。
iPad見ながらでもできるもんな、こーいう筋トレならば。
このblog記事も、iPadを操作しつつ、両の太腿に回したゴムをゆっくりひっぱりつつ書いている。
ストレッチ、ストレッチ。固まった筋肉を伸ばしましょう。
筋肉さん 、早くついてね。
今まで大事にしてこなかったけれども、ごめんね。これからは大事にするからね、私の脚さん。
今では顔にクリーム塗らなくても、脚には丁寧に塗るんだ。愛と感謝をこめて。
ゴムによる体操。。。。効果あるようです。
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気長にやりますーーちょっと楽しいです。
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1. 暫定対策(毎日起床時)
強固な枕を用意。座布団2~3枚の上に枕を置く(床面から枕の上部まで20~25cmくらい)。
左腰骨を枕に乗せ横になる。枕(腰)を中心に身体が「へ」の字となるが、右足は空に浮く。その状態を4~5分維持すると右足が徐々に下がり身体が完全に「へ」の字となる(この間、当然痛い)。
・・・これにより、その日一日は骨盤と足関節が正常な位置になり腰痛もなくなり整体での施術結果と同じ効果が得られる(下手な整体ではこれさえできないしマッサージは時間と金のムダ)。
〇骨格は筋肉により支えられているが、長年の生活習慣(毎日右手に重量物を持つとか、椅子に常に足を組んで座るとか)による体の変形を維持するように筋肉が形成される。腰の曲りは首の頸椎を逆に曲げることにより補正されるため体の曲りを自覚することは、腰痛やしびれがあっても困難。
整体では施術(ストレッチ)によりこの状態・・・筋肉&腱を伸ばし骨盤を正常な位置にする。
ただし、睡眠時(筋肉に負荷がかからない状態)に筋肉/腱は元に戻り翌朝にまたストレッチが必要となる。
2. 恒久対策
ズバリ「また割」。これを行うことにより、腰痛も骨盤のゆがみも解消し不快な日々から解放される。
→床に腰を下ろし、可能な限り両足を開く(当然痛い)。その状態を5分ほど維持する。
(私の場合、週一回、4~5回行った段階で効果が表れ、毎日行っていた枕ストレッチも完全に不要となった・・・これもストレッチだと思うが、なぜだか効果に持続性がある)・・・腰痛対策としての「また割」はネットでも紹介されている。
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ありがとうございます。やってみます。特にまた割りやります。痛いですけど。
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