まあ、どっちになっても、第3の人物がなっても、誰がアメリカの大統領になろうが、日本の立場がラクになることはない。
私の生活がラクになるわけでもない。
だけれども、やはり気になるアメリカ大統領選。
彼の国(大傑作日本映画『シン・ゴジラ』の総理や臨時首相代理の物言いを真似てみた)の選挙に関する情報から、私があらためて教えられたことは、次のこと。
「女だからといって、クリーンであるわけではない。女にはカネにせよ権力にせよ、それらに接近する方法がないから、女は男よりクリーン(に見える)」ということ。
単に女が男よりも、はるかに貧乏だから、クリーンでいるだけのこと。
今のネット界では、クリーンどころか、「ヒラリーさん極悪人説」が飛び交っている。逮捕されるかもしれないらしい。
ヒラリーさんが精神疾患であるとか、認知症とか、薬物中毒であるとか、すでに歩行困難になってるとか、演説中の咳の発作が止まらないとか、とうてい大統領が務まる状態ではないとか、ヒラリーさんはレズビアンであるとか・・・
レズビアンであるのは問題ないだろ。性的嗜好の問題であって、政治に関係ない。
ともかく、インターネットの世界では、さまざまな情報が飛び交っている。
また、ヒラリーさんが国務長官になってから、何をしてきたか、いかにアメリカ合衆国のみならず国際政治を混迷させてきたかについても、いろいろ言及されてきている。
この件について、まとめてキッチリ知りたい方は、「副島隆彦の学問道場」の「今日のぼやき」とか「重たい掲示板」をご覧ください。
しっかり読んでください。
こーいうことを、日本のマスコミは報道しないからさあ。
また、普通の庶民の日本人はワシントンD.C.のシンク・タンクに行って、そこの研究員たちと食事しながら「アメリカ政界ゴシップ」を英語で聞き込む機会も能力もないんだからさあ。
ヒラリーさんの様子がおかしいことは、数年前から、アメリカの政界ではよく知られてきたことだったらしいけれども。
これは、元同僚で畏友の安全保障学研究者の松村昌廣氏から聞いた。松村博士は、かなり前から、そんなことは常識で知っていたそうである。はい・・・
あ、そう・・・
ヒラリーさんが上院議員になる前や、国務長官になる前の「売国的犯罪」については、伊藤貫氏の『中国の「核」が世界を制す』(PHP、2007)が詳しい。
この非常に面白い凄い本は、なにゆえか、今は絶版だ。
古書で買おうと思っても5,000円以上する。
ただし、Kindleでは読めるから、ご心配なく。
この本は、皆さん読んでおいたほうがいいよ。
この本はタイトルで損をしているなあ。
『いかに中国がアメリカを騙してきたか』というタイトルにすべきだったと思う。
「アメリカ」じゃないなあ、「アメリカのリベラル」だな。
『アメリカのリベラルは中国に騙されてきた!』の方がいいかな。
1930年代のローズヴェルト政権時代から、アメリカのリベラルは中国に騙されてきたもんね。
蒋介石とか、蒋介石の凄まじい奥さんの宋美齢とかに。
あの宋美齢のことは、よく「才色兼備の・・・」って書かれる。
しかし、写真で見る限りは特に美人じゃない。
「美人ぶる」のが非常に巧みなだけの女性であろう。
ブスでも自分を絶世の美女と思い込む自己欺瞞力がすごい女は存在する。
これも才能である。
ああいう顔つきの女の押しの強さや、他人を道具として使う神経の太さは、すさまじい。
宋美齢は、アメリカ中を講演して、中国への支援を求め、同情による募金を集めまくり、その金で毛皮のコートを買った。
ローズヴェルトの長男から、「男の歓心を引くことばかりやってきた女性で気持ちが悪い」とか評された。
しかし、ヒラリーさんは、ああいう「宋美齢タイプ」の女性ではない。
もっと知的で爽やかで繊細なタイプだ。
名門大学の同性の後輩から尊敬され、憧れられるタイプだ。
同性から嫌われるような、男や上司に媚びる類の女性ではない。
本来は、「美智子さんを、育ちを悪くして勉強優等生にしたタイプ」だったはずだ。
ああいう女性が大学の先輩だったら、私も好きになったに違いない。
「アメリカで最初の女性の大統領にしたい!!」と思ったに違いない。
いや、「日本で最初の女性の首相」か。
そんなヒラリーさんだったけれども、政治の世界に入って、恣意的に好きにできる立場になったら、とんでもないdragon ladyになっちゃったんだねえ・・・
選挙に勝つためには、お金も必要だもんねえ〜〜
「クリントン財団」作っちゃったもんねえ~~
亭主や娘や娘婿の人生もかかっているもんねえ~~
今までのしがらみで、どんなに病気でも、逮捕されそうな状況でも、引くに引けないんだろうねえ~~
静かに引退して、若い人の支援に回りたくても回れない事情があるんだよね~~
知らんけど。
それはさておき、『中国の「核」が世界を制す』(PHP、2007)の話だ。
この本には、アメリカの民主党の政治家たちが、民主党政権の人々が、いかに中国から賄賂を受け取り、アメリカの軍事技術や国家機密を中国にダダ漏れさせてきたかが、書かれている。
今現在のアメリカは、急速な中国台頭に脅威を感じているが、そもそもが、中国に騙されて、いろいろ供与してきたのはアメリカなんだからさ。
前述の松村昌廣博士によると、中国に軍事技術を供与したのは、共和党のレーガン政権時代が始めだったそうだ。
必ずしも、民主党だけがやったことではないそうだ。
おなじことだ。
どっちみち、アメリカは中国に騙されたんだ。
自業自得だ。
中国人からすれば簡単に騙せたんだ、アメリカ人なんて。
良くぞやった、中国!!
偉い!!
いやいや、そういう問題ではないな・・・
そもそもが、アメリカの民主党の人々というのは、伝統的に「親中嫌日」だそーだ。
共和党系と言うか保守系の人々は、そもそも、あんまり外国に関心がない。
正直だから、「アメリカ第一」America Firstだ。
「国際主義」とか「アメリカ的価値観の伝播」なんか関心ない。
そんなお節介はする気がない。
人は人だ。自分は自分だ。
日本のことなんか知らん。
だけど、アメリカの民主党系リベラルは、中国は国際派で、日本は極東の土着の獰猛な土人だと思ってきたみたいだよね。
はっきり悪意があるわけよ、日本に対して。
キッシンジャーの日本に対する悪意は病的らしいよ。
で、「中国とアメリカの利害は一致している、日本の台頭は絶対に許さないよね~~」ということで、中国とは仲良しこよしの傾向が大きかった。
それを巧みに利用して、中国はアメリカを油断させ、スパイをガンガン送り込んできた。
クリントン政権時代は、特に中国から好きにされた時代だった。
その見返りとして大統領夫妻は巨額の金銭を受け取った。
それを捜査しようとしたFBIのスタッフは解雇されたり罷免されたり。
ヒラリーさんの周辺には、不審な死に方をした人々が50人ほどいるそうだ。
殺されはせずとも社会的に抹殺されたり失脚させられた人々の数はもっともっと多かったんじゃないか。1990年代から、ずっと。
まあ、ヒラリーさんの「病気のデパート」状態は、因果応報だろう。
副島隆彦氏は、「ヒラリーには、殺されたカダフィの霊がとり憑いている」と書いておられたが、まあ、とり憑いているのはカダフィさんだけじゃないだろ・・・
ということで、1990年代に若き大統領夫人として登場したヒラリーさんのプチ・ファンだった私は、今やガッカリ。
「何で、こんなやつと結婚したんかしらん・・・」と、亭主のほうは最初から大嫌いだったけれども、亭主が軽薄で、女房は聡明なんてことはないよな。
どっちも軽薄なんよ。
「女だからクリーンってことはない」
政治は、やっぱり極道の世界だよね。
女の極道もいるってことだよね。
ヒラリーさん、この際、もうとことん極道の道を邁進してください!!
いまさら、「清く正しく美しく」には戻れない。
女で極道になれるのは稀有なことだ。
すごいことだ!
歴史に残る極道女として生き抜いていただきたい!!
陰ながら応援しております、私。
ん?
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