最上階の恐怖

3連休なので、名古屋に帰っている。

ここ2週間ほど、論文だの3学期開始だので忙しくて、くたびれた。

唐突ですが……

高層にしろ低層にせよ、マンションの最上階というのは住まない方がいい。

マンションは階が高くなるほど価格が高くなる。

高層マンションの売りは、光と風と眺望。

だから最上階の部屋の価格が高い。

でも、ほんとはあれは不合理。

最上階は傷みやすいから。

私が住んでる名古屋のマンションの最上階は、他の階に比較すると、疲弊感が濃い。

マンション住まいの方で最上階に住んでいない方は、ちょっくら最上階まで行って覗いてくるといいよ。

私も確認したぜ。

壁も通路も、廃れ感が漂っていた。

あれは、太陽光にもろに晒されるからだと思う。

戸外の太陽光に晒されるスポーツ選手の肌に、シミが多いのと同じだって。

ニューヨークはマンハッタンの超高層アパートメントのペントハウス(最上階といいますか、屋上に建ってる)なんかは、どうなんだろ。

緯度が高いところは、どうってことないのかな。

こんなことを思ったのは、同僚が以下のようなことをFacebookに投稿していたから。

「うちの病人は6階ばかりから出る」と。

そういえばそうだ!!

私の勤務する福山市立大学を構成する2棟の建物のうちの研究棟の最上階の6階には、都市経営学部の教員の研究室とゼミ室がある。

研究室は通路を挟んで、南側と北側に並んでいる。

ゼミ室は、みな北側。

2011年から2016年10月現在まで、この6階から病人が5名出た。

1人は脳梗塞で手術後に休職3年を経て退職。

1人は過労でうつ病。

1人は癌で入退院を繰り返している。

1人は「非アルコール性脂肪性肝炎」。これは私。

1人は、過労により難聴とか様々な症状が詰め合わせのように出て通院中。

ここに、もうすぐ1名の新病人が加わる予定だ。

ひどい頭痛に悩まされている教員がいるので。

早く病院に行ってください〜〜

25人中で約6名の病人が出たこの5年と半分。

みな南側に研究室がある教員ばかり。

この南側の研究室というのは、モロに太陽光線を浴びる。

庇も狭いというか浅いし。

設計者にも施工者にも想像力がなかった。

太陽光線というのは、冬はありがたいものであるが、夏は呪いだ。

開学から4年間は、福山市立大学は教室も研究室もパソコンルームも、エアコンの温度設定が自由にできなかった。

夏は28度設定で決まり。

でも南側の研究室の部屋温度は33度超えで、28度設定のエアコンでは効き目なし。

パソコンルームでさえ、最初は頑固に28度設定を大学の総務課の当時の課長は主張した。

うちの職員さんは市役所職員である。

だからして、総務課課長の主張は市役所の主張。

「一斉に使用するパソコンのために、教室の温度が上がります。学生にとっていい勉学環境になりません」という理由では、その主張は動かず。

「パソコンが熱で悪くなりますよ。パソコンが故障しますよ」と言われて、しぶしぶパソコンルームだけはエアコン温度下げてOKになった。

ただし、まずは総務課に連絡して依頼すること。

次に総務課が防災センターに連絡する。

次に防災センターが遠隔操作でエアコンの温度を下げる。

数秒ですむエアコン操作は、かくして5分はかかる大仕事になるのであった。

わけのわからんことやってるなあ……

と呆れた日々が3年から4年ほど経過。

わけのわからんことは大量にあるのが不思議の国の福山市立大学であった。

その状況が変わったのは2015年からだったかなあ。

総務課の課長が「栄転」して、どこかに異動になり、新しい課長になったから。

新しい課長さんは、非常に良識派である。ありがたい。

最初の4年間の間に、複数の学生たちや教員が熱中症で倒れたりした事件を経て、

やっと数年前から、パソコンルームも教室も研究室のエアコンの温度設定が自由になった。

あの嬉しさは忘れられない!!

でもって、私は思う。

6階の南側の研究室の住人たちからのみ病人が出ているのは、最初の3年とか4年の夏の過酷な環境のせいなのではないかと。

長い夏に蓄積された疲労が、近年に病気という形で「実を結んでいる」のではないかと。

昨今の日本の夏は長い!

5月から10月いっぱいまで夏だ。

6階南側の研究室は、1年間のうち半年間も太陽光線の瘴気(ショウキ)に晒されるのだ。

瘴気というのは毒気のこと。

紫外線という毒気〜〜〜〜!!

ついでに敷地は福山港の入り江の埋め立て地だ。

入り江に流れ着くものを、ゴミも犬猫の死体も一切合切埋め立ててできた敷地に大学は建っている。

これも、瘴気を発してる気がする。

これも悪影響のひとつかも。

ともあれ、やっとエアコンで27度にも26度にも設定できるようになったとはいえ、

それでも太陽光線の瘴気は同じだ。

実は、6階の南側の研究室の住人たちから出たのは、病人だけではない。

定年退職前に辞めちゃった教員が3名も出た。

辞めたというか、逃げたというか、脱走したというか。

脱福者。

北朝鮮か。

そのうち1名は危険なイラクに逃げた。

イラクでっせ。

危険区域のイラクに負けてしまった平和で安全な(はずの)福山市立大学。

来年3月に退職する私を入れたら、脱走者は4名になる。

あのね、こーいうことは異例のことなの。

大学教員が、定年でもないのに、他の大学に移るわけでもないのに、退職するというのは。

よっぽどのことなの。

どんだけ〜〜〜なの。

そのほかに、他大学に移った(逃亡した)教員が、2名いる。

これも脱走みたいなもんだ。

とはいえ、そのうちの1名は北側の研究室の住人だったけれども。

国土交通省からの天下りのお役人さんだったけど、東京の有名私立大学に逃げた。

たった5年と半年の間に、これだけの教員の異動というか脱走が起きた。

これらのケースは、いろいろな事情があったから起きたのであろう。

けれども、やっぱり、あの6階の瘴気に満ち満ちた空気が、そこで働く人間を脱走へと駆り立ててきたのではないか?

もちろん、病気ももたらした。

瘴気は人間の正気と鋭気と覇気を痛めつける。

空からの太陽光線紫外線発の瘴気だろうが、地の底から発する瘴気だろうが、

じょじょにジワジワと人間を消耗させる。

生命力を殺いで行く。

だから、本能的に人は逃げる。脱走する。

お祓いしたぐらいじゃあ、ダメだ。

天照大御神に、「あの〜〜〜太陽光線がキツすぎるんですけど〜〜〜」と言っても、「何言っとるねん」で無視されるだろうし。

みなさま、最上階は怖いですよ……

怖いよ……

高層マンションの最上階に住んではダメですよ。

(以下後日談です)

その後、もう1人の同僚が原因不明の体調不良になった。まだ若いのに。

そして、秋が深まった頃に脱福者が1名追加。

さらに2016年年末になって、さらに脱福者1名追加。

2016年度退職者は、25名の教員中6名となった……25%が消える。

ところで、1人の同僚が研究室の天井をちょっと覗いてみたら、最上階の6階の天井裏には断熱材が入ってなかったそうだ……

(さらに後日談です)

2017年1月にさらにもう1人の同僚の脱福が決まった。 

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