[138] 散々だった瀬戸内海感謝お別れのミニ旅

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本日は2017年2月28日火曜日だ。

本日は絶食しておとなしくしている。

転居に必要な事務手続きだけ電話でしまくっている。

一昨日の26日に桃山学院大学の大学院で教えた人が沖縄から福山に遊びに来てくれた。

で、夕食を福山が誇るミシュラン店&名店「なかくし」さんでご一緒した。

翌日の27日は、観光タクシー使っての「しまなみ海道と尾道」ミニ旅に出かけた。

出発は朝の10時で、午後5時から6時の間に福山に戻ってくる予定のミニ旅。

私も名古屋に戻ったら、瀬戸内海の多島美を楽しむことなどできなくなる。

良い機会だから、「瀬戸内海感謝お別れのミニ旅」やろうと思った。

瀬戸内海の豊かな海の幸には、ほんと慰めてもらったもんね〜〜

お刺身ね〜〜牡蠣ね〜〜サワラのタタキね〜〜タタキはカツオじゃなくてサワラね〜〜♫♫

ところがだ!

瀬戸内海に浮かぶ多くの島々をつなぐ橋や凪いだ瀬戸内海を眺め、因島に建てられている(生島出身の)ナントカという有名画家の美術館に行き、大三島の大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)に参拝し、来島海峡大橋を見下ろせる亀老(きろう)山展望台に行き、瀬戸内海の絶景を堪能したところまでは良かった。

そこまでは、実に良かった。

教え子さんとも話が弾んだ。

なのに、亀老山展望台から尾道に向かう(つまり福山に戻る方向ね)ときに、私は吐き気を催してしまった。

何度もタクシーに止まってもらい、側溝に嘔吐した。

なんだ、なんだ、どうしたのか!?

サービスエリアではトイレに籠城して嘔吐しまくった。

大山祇神社前のお店でランチに食した価格2000円ちょっとした「特上海鮮丼」を全部吐いた。

特上海鮮丼でっせ……特上よおお〜〜〜

なんか、やたら味付けが濃いなあ……と思わせる海鮮丼であった……

あれは素材が古いのを誤魔化すためであったらしい……

あ、例の有名店ではないですからね!

そこは、もうズラリと客が外に並んでいた。

台湾人のお客さんが多かったようだ。

ところで、新鮮ではなかった特上海鮮丼……

私も、教え子さんと同じ「鯛釜飯セット」にしておくべきであった。

あれ美味しそうだったわ……

とにもかくにも、吐き気と全身の倦怠感と胃の痛みで、尾道に行くのはもう無理となった。

そのまま福山の自宅のあるマンションまで直行してもらうことになった。

全部吐いたと思ったら、まだ駄目で、自宅マンションの花壇にも吐いた。

帰宅してからも午後9時過ぎくらいまで苦しかった。

お白湯一杯飲む気になれなかった。

なんで、こーいうことになるの!?

せっかく教え子さんが沖縄から来てくれたんよ。

楽しんでもらいたかったよ!

私だって転居や研究室の退去でドタバタ忙しい中を、ちょっと気分転換で旅情を味わいたかったんよ!

なのに、なんで嘔吐だ!!

サルトルかよ!!

教え子さんも、尾道行きが楽しみで、原田知世の「時をかける少女」のDVD見てきて予習してきたのに。

時をおおおおお〜〜〜かける少女おおおおお〜〜〜愛は輝く船えええ〜〜♫♫

なのに、かつての教師はゲーゲー吐いてる。

元気の良かったセンセイも還暦過ぎて疲れたババアになってる。

しかもゲロ吐いてる……

なんやねん……

観光タクシーの運転手さんにも申し訳なかった。

しかし、教え子さんも、運転手さんも嫌な顔せずに付き合ってくれた。

せっかくの「瀬戸内海感謝お別れのミニ旅」は、散々の状態で終わった。

まず、引っ越し作業でくたびれていたんだろうなあ。

そこに、新鮮度の落ちる「特上海鮮丼」を食した。

そして、標高300メートル超える亀老山展望台に登った。

この展望台つーのが、手抜きでさあ。

隈ナントカという名前の有名建築家が設計した「建築に見えない建築」だそーだが、ただただ上がり辛い鉄骨だかスチールだけで作られた階段でできてるだけ。

身体障害者や私みたいに脚の悪い人間のことなんか何も考えていない巨大なジャングルジムみたいな展望台。

そりゃ、標高300メートル超える山の頂上から見える瀬戸内海と瀬戸内海に浮かぶ島々ですからねえ、絶景に決まってる。

それはもう〜〜〜絶景。絶景絶景絶景絶景絶景絶景絶景絶景絶景!!

言葉を失う。

絶対に見るべき価値あり!!

(教え子さんです。絶賛婚活中です。41歳です。高収入です。読書と旅が好きな教養人です。育ちいいです!心遣いのできる人です。いいお婿さんになります!20代30代の女性希望!初婚!よろしくお願いします!)

しかし……絶景なのに怖かった……

高所恐怖症だから怖かったんじゃない。

この写真に写っている「来島海峡」(くるしまかいきょう)というのは、海難事故が古代から多くあったところだ。

どんだけの数の船が沈んでいるのかわからない海域だ。

岩礁が多くて船が事故に遭いやすい。

私は、この絶景を眺めているうちに寒気がして心臓が痛くなった。

2月の末とはいえ、穏やかな晴れた日であり、寒くはなかったし、風もなかった。

なのに寒気がした。

あれは、太平洋戦争末期に沖縄の司令軍があった洞窟の小部屋に入ったときに感じた寒気と痛みだ。

その小部屋は、日本軍降伏の1945年昭和20年6月に、5人くらいの将校がたったひとつの手榴弾で集団自決した部屋だった。

たったひとつの手榴弾で5人が即死できるか!!

死ぬまでどれだけ痛み苦しんだろうか……

もしくは、あれは、ひめゆり部隊が野戦看護婦として徴用されて篭っていた洞窟前か塹壕前に立った時に感じた寒気と痛みだ。

もしくは、あれは、自殺の名所の日本海は東尋坊に立った時の寒気と痛みだ。

桃山学院大学のセミナーハウスがあった和歌山県白浜の絶壁近くに立った時の寒気と痛みだ。

もしくは、京都の念仏寺で感じた寒気と痛みだ。

つまり、不成仏霊がウジャウジャいる類のところで私が感じる寒気と痛みだ。

うわああ〜〜〜

来島海峡の海の上には、標高300メートルあたりにも、海難事故で浮かばれない霊がウジャウジャ。

うわああ〜〜〜

私の亡き母は霊が見える体質だったけれども、私は断じて見えない。

見えてたまるか。怖いわ。

でも、寒気とか心臓の痛みとかはあるんですね〜〜〜

ベランダなんかで寒気感じると怒鳴って追い払って終わりなんだけれども。

夏でも私はハイネック。ハイネックでない場合は首にショールを巻く。

デコルテを晒すなんて、とんでもない。

霊は首の後ろから入ってくるんよ。

欧米の女性の正装ってデコルテ晒すドレスでしょ。

だから西洋人女性はエロス過剰気味なんじゃ。

色情霊に首からガンガン入り込まれるんじゃ。

しかし、来島海峡大橋をはるか見下ろす亀老山展望台にいた不成仏霊は1柱や2柱ではなかったぞ。

ということで、私の一見食中毒風嘔吐は、疲労と、あまり新鮮ではなかったナマモノと、霊障のせいであったらしい。

Facebook友だちの若い看護師さんによると、私は胃腸が丈夫だったからこそ、胃がノロウイルスっぽいナマモノを受け付けず吐くことができたのだそーだ。

ほんとにノロウイルスだと、嘔吐と下痢の中で死ぬケースがあるそーだ。

上から下からゲーゲー吐いて死ぬそーだ。

難儀やわ。

看護師さんにとっては、そういう患者さんの死後の掃除が大変だそーである。

嘔吐と下痢だもんなあ……

大量のカレーライスを床にぶちまけたのを掃除することを想像するだけでも心が萎えるわ……

だから、私の場合は、大難が小難になったと言えるらしい。

嘔吐だけで済んだ。

嘔吐と下痢で死ぬはめにならなかった。

おお、これも、来島海峡大橋を見下ろす亀老山展望台に来る前に、大三島の大山祇神社で「神恩感謝」のご祈祷を挙げていただいたからであろうか。

月曜日だったので、参拝客もほとんどいなくて、清浄な神気に満ち満ちていた大山祇神社であった!

私が嘔吐しただけで済んだのは、「こいつ、ノロウイルスで死ぬとかわいそーだから、早いとこ嘔吐させちゃえ」という大山祇の神様のご加護だったのでしょうか。

私ときたら、恩ある瀬戸内海の島々と海に感謝するつもりが、島々のあちこちの側溝を嘔吐で汚してしまってきた。

感謝するどころか、汚してきてしまった。

申し訳ないです。

ほんと申し訳ないです。

犬が縄張りにオシッコするのと同じで、この際、しまなみ海道は私の吐瀉物により私のテリトリーとなった……

ということに強引にさせていただき、あらためて感謝の旅をさせていただこう。

ご縁は続くよ、どこまでも。

2件のコメント

  1. この度は タクシーをご利用下さり誠にありがとうございます。 両備タクシー高畦でございます。
    このブログが更新され 先生のご体調が少し回復されているので 安心致しました、
    来島を訪れて帰る際 乗車定員 以上に姿の見えないお客様が 勝手にご乗車されて
    藤森様に いたずらされたのかもしれませんね、 運転手として 無断乗車を制止できなくて
    誠に申し訳ありませんでした。

    名古屋に行かれましての 藤森様の ご多幸とご活躍を 陰ながら応援しております、
    また いつの日か お目にかかる日を 心よりお待ち申し上げております。

    この度は 誠に有難うござました。 そして お体ご自愛くださいませ。

    いいね: 2人

    1. あれーー高畦さん、コメントありがとうございます!

      先日は大変にお世話になりました!ありがとうございました!

      もう、尾道にも行きたかったですよ、ほんとうに!

      高畦さんにも、ご迷惑をおかけしました。でも、それはそれで、おかげさまで良い旅となりました!

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