ジャンクフード天国

本日は、2017年3月27日月曜日である。

25日土曜日に福山から名古屋に帰ってきた。

これで当分は福山に行くことはない。

31日の大学での「離任式」は欠席だ。

行く気力なし。

いよいよ本格的に名古屋定住生活だ。

それにしても、疲れた疲れた疲れた疲れたくたびれた。

2月の下旬からずっと続いていた研究室と福山の自宅退去引っ越し作業は、まだ完全には終わっていない。

名古屋の自宅の一室には梱包が解かれていない段ボール箱が、まだ残っている。

まあ、それにしても終わったんだよね、終わった。

ほんとに終わった。

25日土曜日の午後1時頃に名古屋に戻ってから、名古屋駅に迎えに来てくれた夫に頼んで行ったのは、熱田神宮近くの「カーマホームセンター」だ。

なんで、カーマホームセンターか。

名古屋が誇るB級グルメというか、限りなくジャンクフード的ラーメン店「すがきや」が出店しているからだ。

「すがきや」は、名古屋の老舗である。

私がガキの頃には、すでに「すがきや」は存在した。

1960年代には、すでに身近なものであった。

「すがきや」のラーメンのスープの味は、名古屋地方で生まれて育った人間をガキの頃に回帰させる。

特に久しぶりに食すると心が震える。

家に帰れば、亡き両親が待っているような錯覚を覚えさせる味である。

なんと説明するべきか……

あくまでも庶民的なチープな、化学調味料いっぱい風の濃厚な味である!

「すがきや」のラーメンこそ、名古屋のソウルフードである。


きしめんも美味い。

味噌煮込みうどんも美味い。

鰻の「ひつまぶし」も美味い。

味噌カツは、よくわからん。

なんでトンカツに甘い味噌なんだ?

あんかけスパゲティは、もっとよくわからん。

あのお店は、ご近所さんであるが、行ったことないよ。

名古屋生まれの人間として堂々と私は宣言する。

名古屋に遊びに来られても困るんよ。

是非とも見せたい場所はないんよ。

名物と誇りたいような食べ物もないんよ。

きしめんも、味噌煮込みうどんも美味しい。

鰻の三段活用「ひつまぶし」も美味い。

が、わざわざ他所から来た方々にお薦めしたいようなもんではない。

自慢するなんて、とんでもない。

「名古屋めし」なんて呼ばんといておくれやす。

「ブスで田舎もんだで、しかたないがね」と、ナゴヤ・フードは恥ずかしがっている。

名古屋人は 、「すがきや」のラーメンにいたっては、他国人に認知されると、かえって辛い。

「私ら、名古屋の庶民だけが理解できればいいんよ。私らが密かに愛していればいいんよ」の気持ちで、他国者の目から「すがきや」ラーメンを守り抜きたいのである。

「すがきや」は食品メーカーでもあるので、南大阪あたりのスーパーマーケットでも袋入りの「すがきやラーメン」は売っている。

大阪は和泉市の桃山学院大学勤務時代は、袋入り「すがきやラーメン」をこっそりと買って食っていた。

が、やはり、「すがきや」ラーメンは名古屋の場末のお店で食うのが1番だ。

疲れ切った時には、手の込んだきちんとした料理など食いたくない。

カレーライスやオムライスでさえ手間がかかり過ぎ。

25日の土曜日のお昼過ぎに名古屋に帰って来た私は、遅いランチとして、無性に「すがきや」のラーメンを食いたかった。

だから、夫に熱田神宮近くのカーマホームセンターに車で連れて行ってくれるよう頼んだ。

なんで、「熱田神宮近くの」カーマホームセンターか?

あのあたりは、戦前からの旧名古屋地区で、場末は場末でも穏やかだ。土曜日でもさほど混雑していないんよ。

もっと本格的に場末の、名古屋南部の生活保護受給者が多く居住している地域のカーマホームセンターにも「すがきや」は出店しているが、名古屋駅から自動車で行くには、ちょっと遠い。

と思ったけど、「すがきや」のカウンター前には順番待ちのお客さんが多かった。

家族づれのガキどもが、「すがきや」のラーメンのあとに「すがきや」のソフトクリーム舐めてた。

ジャンクフードのフルコースだ!!

至福の土曜日だね!

「すがきや」ラーメンのあとに、「すがきや」ソフトクリーム!

やはり、「すがきや」は、名古屋のソウルフードだ。

1番安い「すがきや」ラーメンは320円だ。

ラーメンの表面に浮かんでいる焼豚もどきみたいな薄い肉状の丸いものの枚数が増えるごとに値段が高くなる。

大盛りで具が増えて価格が高くなっても、せいぜいが480円だ。

「すがきや」は「寿がきや」と表記した、かつては。

最近は、「スガキヤ」と表記する。

だが、私にとっては、永遠に「すがきや」だ!

文句あるか!!

ないがね。

「すがきや」は、繁華街のお洒落でトレンディなショッピング・モールに出店されるような類のお店ではない。

パルコや高島屋には絶対に出店されない。

高級「すがきや」レストランも、名古屋の繁華街にはある。

でも、あんなん邪道よ。

「すがきや」は、場末のホームセンターとか、ちょっと乱雑小汚いスーパーマーケットの一角のフードコートに出店されていてこそ、「すがきや」である。

ああ、これからは、いつだって「すがきや」のラーメンを食べることができる!

お目当の「すがきや」で、肉いりラーメン(焼豚もどきが5枚も乗っている!)400円を食ってから、私は、入り口近くで4袋1000円で売っていた「昭和のお菓子」を物色した。

「よこづな」って知ってる?

下の写真のお菓子だ。

お菓子なんて上品なもんじゃない。

バリバリの駄菓子だ!

ガキの頃に、いつもポリポリ食ってた駄菓子だ。

久しぶりに、「よこづな」に再会し、私は歓声をあげた。

疲れ切っているときはジャンクフードに限る。

嬉々として、私は「よこづな」4袋を買った。

それから、出口の近くの店舗で売っていた「たこ焼き」8個と、「ミックスお好み焼き」1枚を買った。

名古屋人は、「たこ焼き」に対して煩くない。

大阪人は、たこ焼きの中にタコが入ってないと怒る。

大阪人は、中はトロリとしているが、外はカリッとカリカリに焼きあがっているたこ焼きを良しとする。

名古屋人は、小さい球状の小麦粉の塊が熱ければ、それでいい。

中身なんて気にしない。

ほんとにタコが入っていると、ビックリする。

「あ!すごい!タコが入ってる!」って。

たこ焼きもお好み焼きも、大阪人以上に名古屋人が愛するジャンクフードである。

帰宅した私は、たこ焼きとお好み焼きを食い、ソファにひっくり返って、毛布をひっかぶって昼寝した。

大きないびきをかいていたそーである。

うーん、そういえば、耳元で何かが煩かったような気がしたが……

で、夜は、Amazonから届いていた『シン・ゴジラ』DVDを鑑賞しつつ、「よこづな」をいっぱい食ったった。

「歯科室むつてっせん」で税抜き70,000円で入れてもらったジルコニア・インレーが入った左下奥歯で、バリバリ噛んだった。

噛んだるぞ〜〜!

税抜き70,000円もしたんだぞ〜〜噛んだるぞ〜〜!!

済ませるべき事の全てを、今度こそほんとうに済ませて、福山から名古屋に帰った3月25日は、私にとってジャンクフード天国の日だった。

子ども時代に戻ったジャンクフード食べ放題の日だった。

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