[149] 情報配信サーヴィス貧乏 (1) 動画系

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本日は、2017年4月5日水曜日だ。

私の朝は、目が醒めると、まずはiPadを操作して、講演とかセミナーの動画を流して聴き始めることから始まる。

聴きながら、顔を洗い歯を磨き、お湯を沸かして、お白湯を飲む。

プータローならぬプー子の無職生活に入ると、朝の気忙しさがないのがいい。

実に爽やか。

私が毎日流して聴いている講演やセミナー動画というのは、有料のもろもろの国際情勢情報配信サーヴィスが提供するものだ。

20世紀末から21世紀に入ったあたりから、日本人の間でもMSM(main stream media)に対する不信がジワジワ広がってきた。

大手マスコミの新聞を読んでいても、TVを視聴していても、事実はわからないということが、わかってきた。

こういう認識が広まってきたのは、インターネットの発展のおかげだ。

大手マスコミではなく、草の根の情報発信活動は、アメリカでは1990年代後半から始まった。

日本においては、インターネットを利用しての国際情勢に関する見識分析近未来予測を提供する活動については、副島隆彦(1953-)氏が先駆者のひとりである。

「副島隆彦の学問道場」は、1998年に始められた。

このサイトは、年間講読料が1万円「以上」だから、余裕と支援しよーという気があれば、いくらでも支払えばいい。

余裕がないなら、ともかく1万円支払えばいい。

年間購読料1万円は、格安である。

学生とか無職で有料会員料を支払えない場合は、きちんと申告すれば無料になる。

私が、「副島隆彦の学問道場」の会員になったのは、2001年からだった。

「副島隆彦の学問道場」は無料で読めるコンテンツも多いので、会員にならずに読んでいる人々も多いらしい。

情報にはカネ出すべきだと思うけどねえ…

教えてもらっているのならば、きちんと代金を払うべきだと思うけどねえ……

2010年代に入ってから、この種の情報配信活動がハッキリと変化してきた。

あからさまビジネスになってきた。

インターネットを利用した「情報配信サーヴィス」となってきた。

映像で講演やセミナーを配信する形式になってきた。

今日は、私が年間会員となって会費を払って視聴している「情報配信サーヴィス」について書く。

もうひとつ、お金払って視聴することを考えている「情報配信サーヴィス」もある。

これも国際情勢情報配信サーヴィスである。

今は様子見。

おそらく、有料会員になるだろうなあ。

私が欲しいのは情報だけだから。

まあ、無職のプー子が情報を漁っても無意味なんだけどさ。

これは趣味というより、私の欲望だから。

今のところ、私が購買している「情報配信サーヴィス」は、以下のものだ。

(1)ダイレクト出版が提供する西 鋭夫(1941-)氏の「フーバーレポート」。年会費は税込み20,000円ちょっと。

西氏については、前にもこのBlogで書いた。スタンフォード大学のフーバー研究所にダイレクト出版の社長が寄付した講座の教授で、「日本近代史」を担当なさっている。

(2)同じくダイレクト出版が提供する藤井厳喜(1952-)氏の「ワールド・フォーキャスト」。年会費は税込み20,000円ちょっと。

この方は、ハーヴァード大学で博士号を取り、国際情報レポートを官公庁や企業に年間購読料20万円くらいで販売してこられた。その一部を「ワールド・フォーキャスト」で披露している。

(3)ダイレクト出版と協力することもあるが、別口の会社に「ザ・リアル・インサイト」という配信サーヴィスもある。

いろいろな講師や有識者の講演を毎月配信している。年会費は税込み49,000円くらい。

こちらのサーヴィスで紹介される講師たちは、ちょっと玉石混交気味だ。

テーマも国際情勢に限らずに、落合莞爾氏のような歴史家の講義も配信するが、根拠の薄い陰謀論系も混じっている感じだ。それはそれなりの面白さがある。

(4)ダイレクト出版系の三橋貴明氏(1969-)氏の「月刊三橋新経世済民新聞」は、年会費、これも2万円くらいかなあ。毎月、経済系のニュース解説を配信しておられる。

これだけならば、年間会員費は総計で12万円ぐらいですむ。

ところが、上記のそれぞれが、他の配信サーヴィス商品を別に販売している。

たとえば、三橋貴明氏のサイトでは、「日本一わかりやすい世界経済の読み方」講座を販売している。

内容はヨーロッパ編、アジア編、ロシア編、アメリカ編、日本編と別れているが、厳密に分類されているわけでもない。三橋氏の説明は非常にわかりやすい。

これは3万円くらいだったかなあ。

西氏のところでは、日本近代史のセミナーの動画を、10万円くらいで販売している。

これは、相当に面白い!

「日本近代史秘話」の趣で楽しい!

10万円より高価だったかもしれないなあ。

しかし、10万円以下ということはなかったと思う。

それから、国際ジャーナリストの丸谷元人(1974-)氏の危機管理とかインテリジェンス(情報収集分析の上での洞察力や判断力)に関する講座の動画も、これはいくらだったかなあ。

忘れた!忘れたのだから、すごく高いわけではなかったのだろう。

丸谷氏は、オーストラリアの大学を卒業なさり、今は海外に展開する日本企業の危機管理コンサルタントをなさっておられる。

現地駐在の社員たちが誘拐されたり、テロの被害にあったりは、これからもっと起こりうるからだ。

こーいう講演動画を視聴すれば、御本人を見たいと思う。

で、御本人の講演を毎月1回くらいの頻度で、半年間とか1年間ほど開く講座が企画される。

その受講料は、税込み20万円とか35万円だ。

講座が開催される場所は東京だから、私は通っていられない。

もちろん、こんなに高価な受講料は、私は払えない。

だから、こういう講座には行ったことはない。

まあ、遅くとも数年待っていれば、もっと安価で配信される(と思う)。

というわけで、こういう「情報配信サーヴィス」を視聴していると、真偽はともかく、面白い。

けれども、お金が出て行く。

今のところの私が購買しているこれらの配信サーヴィスの思想的背景は保守系だ。

日本自主独立を目指している。

ダイレクト出版の社長は、小川忠洋(1976-)氏である。

まだ1976年生まれのお若い方である。

まだ40代に入ったばかりで、あれだけインターネットで宣伝できる財力があるんだなあ〜

すごいなあ〜〜

何か背後勢力があるのかなあ…..

この情報配信サーヴィスの講師の方々は、やたら日本のことを「属国」と言う。

脱属国を唱える。

その「属国」コンセプトを広めた副島隆彦氏のことについては、全く言及しない。

これも不思議。

言っていることは、かなり副島隆彦氏の見解とかぶってますが…

????

疑問は尽きないが、しばらくは、私の「情報配信サーヴィス」貧乏は続きそうだ。

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