[169] 三重大学工学部大学院「生産管理論特論1」第6回講義(2)初期トヨタ生産方式

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本日は、2017年5月23日火曜日である。

本日は、三重大学工学部大学院科目渡邊明先生ご担当「生産管理論特論1」の5月16日開講第6回ご講義の中心部分の紹介をする。

このご講義は、前もって受講生にデジタル資料がいくつも毎週送信される。

毎回のご講義の前に送信される。

5月16日講義用に送られた数種類の資料のうちのひとつを、スペッシャルに勝手にお見せいたしましょう。

いいのか……

下のURLをクリックしてください。

これだ!!

パクっちゃダメよ。

それは、剽窃よん。

これだけで9ページあるのだ……

https://cdn.fbsbx.com/v/t59.2708-21/18446278_1361792380568086_5164839353309986816_n.pdf/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%A0%E9%96%A2%E4%BF%82.pdf?oh=6a4a3545d432d8262cb123b9eca2405a&oe=59253D10&dl=1

こういう具合の資料がガンガン送られる。

いくつもいくつも、データが前もって送られる。

講義前に予習しておけという意味合いである。

なんちゅう、ややこしい……

さすが、国立大学の工学部の大学院の講義である。

私には、何もわからない。

数十秒凝視する。

わからない。

講義で配布される資料も多い。

渡邊先生がご自身で作成した、非常に非常に詳細な年表も配布される。

日本の技術政策の変化や、トヨタ生産方式の変化や、個別の部品の進化などもギッチリ記載された年表である。

すごい年表なんである。

この年表をネタに博士論文書けるだろ〜〜くらいな質量の年表である。

家宝にしてもいい年表である。

以下の写真は、その年表の簡易版というかビギナー版。

これらの、渡邊先生の学識が詰まった資料を駆使しつつ、講義がなされる。

やはり、すさまじい研究の蓄積である。

だから、ご講義を紹介するのならば、ご講義中に使用されるこのような資料にも言及するべきである。

でも、それ私の能力を超えていますね〜〜

Blogで紹介できるようなものでもないね〜〜

で、あるからして、私のこの覚え書きにおいては、そのあたりは、全部無視させていただく。

キレイに頑固に無知蒙昧に無視させていただく。

私では、見ても理解できんのよ。

私は、表だのグラフだの見ているだけで、目がチカチカする脳足りんなのよん。

自分がキャッチできた範囲の内容を文章化するだけで、私は精一杯である。

敢えて、理解できないことは大胆に聞かなかったことにさせていただく。

でないと、覚え書きを作ることが嫌になる。

せっかく、食べていくための勉強や、生活費獲得としての労働や、義務としての労働からは解放されたのだ。

楽しめないことは、断固としてしない。

大学院生時代の悪夢を、なんで64歳になってまで蘇らせねばならないか。

ほんと、大学院生時代の、あのわけのわからん勉強は辛かった。

でも、アメリカの大学の大学院の講義も、私が聴講した限りは、同じだった。

わけがわからんかった。

文学研究って、わけわからんかった。

意味不明だった。

意味不明なことを努力する辛さよ。

なんで文学部の大学院に入っちゃったのかしらんと嘆いても自業自得。

しかし、わけがわかろうが、わからなかろうが、それを突破しないことには、大学院生時代という闇を抜けることはできなかった。

でも、あの愚劣なる日々は30年以上前に終わったのだ。

もう自由だ〜〜〜〜〜!!

ということで、私は好きに楽しくさせていただく。

すみません。

(ご講義内容覚え書き始め。カッコ内はフジモリのつぶやき)

(1) まず、トヨタ生産方式について学ぶなら、トヨタ自動車のウエッブサイトに行って、トヨタの歴史をチェックしておくこと。

(2)トヨタ生産方式の初期のものが初めて実験されたのは、1958年の元町工場においてである。

(3)トヨタ生産方式の発展は、1961年から1974年までが第1期で、1975年から1980年までが第2期。1981年から1990年までが第3期といえる。それ以後まだ続くが、とりあえず、ここらあたりを押さえておく。

(4)トヨタ生産方式の発展は、トヨタ内部だけでできるものではなく、法律の整備も大きく関与している。技術に関する法律ができるときは、政府がある業界を後押しし発展させることが国策であるからだ。

(5)その例として1956年成立の機振法がある。機械工業振興臨時措置法のことで、これは物作り大国日本の基礎を作った産業政策であった。

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戦後復興から経済自立に向かう過程で、基幹産業としての機械工業の合理化を促進する必要を通産省は感じた。

その復興を図ることを目的として、金属工作機械、銑鉄鋳物、自動車部品など45業種について、通産大臣が合理化基本計画や生産技術向上基準を策定した。

これに基づいて、日本開発銀行と中小企業金融公庫が、関連企業に合理化設備資金を特別に低金利か無利子で融資した。つまり、中小企業に融資した。これは、中小企業の近代化を促進した法律でもあった。

この政策のおかげで、トヨタ自動車の部品を作る下請けの中小企業は、好条件で銀行から設備投資ができた。

これは一種の補助金のようなものだった。

補助金というものには、エンジニアは敏感であること。研究開発にはカネが必要だから。

(NHKでも民放でもドラマ化された城山三郎の『官僚たちの夏』に出てくる「指定産業振興法案」というのは、これがモデルかな?)

http://amzn.to/2rL7ycn

(6) もう1つの例として、1971年に施行された機電法がある。正式名は、「特定電子工業及び特定機械工業振興臨時措置法」である。

これは3年の時限立法で、9年続いた。機械と電子工業を機電一体化させて、アメリカよりかなり遅れていたコンピューターメーカーのソフトウエア開発を政府が後押しした。

この法律の制定により、通産省は、富士通と日立製作所、NECと東芝、沖電気工業と三菱電気の3グループ体制に分けて、5年間で約650億円の資金援助を行って国産コンピューター開発を急がせた。

日本の自動車産業は、この法律によっても大いに恩恵を受けた。自動車の電子部品の発達は、この法律の施行のおかげ。

10年刻みで産業政策は変わるので、そういう点も抑えておくこと。

( 通産省って、頑張っていたんだなああ………官僚主導の民間産業発展!優秀だったんですねえ、日本の高級官僚!今も優秀かな?)

(7) 1984年に、トヨタ自動車はケーラム(Caelum)の開発を開始した。

Caelumつーのは、CAD /CAM の設計・製造支援システムの開発と販売と保守などのサーヴィスのこと。世界標準化を開始したのだ、トヨタは。

http://www.caelum.co.jp/

(CAD/CAMというのは、製品の設計と製造のそれぞれに使用されるコンピューターシステムを指す用語らしい。工学部では当たり前の用語らしい)

(8)2002年に、トヨタ自動車はCATIA を導入した。いよいよ世界標準の製品をめざす。CATIA は、Computer Graphics Aided Three Dimentional Interactive Applicationの略語。

(キャティアというのは、ハイエンド3次元CADソフトシリーズだそーだ。意味不明だ)


CATIAなくしては、今の世界の中で企業はやっていけません!!

(9)エンジニアが仕事を発注されるとき、承認図方式と貸与図方式がある。

承認図は、自分で図面を書いて発注元に認めてもらう方式。貸与図は、発注元から図面を渡されて、こう作れと言われる方式。承認図を任されるほうが優秀なエンジニア。

トヨタから住友電装に技師( guest engineer)が送り込まれて、貸与図通りに部品を作ることもあるし、承認図を作成することもある。

(あ!『下町ロケット』」に出てきたような!)

(10) トヨタ生産方式は、公開されているものではなく、随時進行中なので、今のところ扱うのは、初期のトヨタ生産方式である。

(11) トヨタの工場に行って、トヨタ生産方式見せてくれと言ってもダメ。広報が出てくるだけ。下請けに行っても、1次や2次では見せてくれない。3次下請けぐらいだと、ちょっと教えてくれるかもしれない。

(12) 1978年にトヨタ自動車の故大野耐一(1912-1990)副社長が、一部を公開して、『トヨタ生産方式』という本を書いただけ。

(13)トヨタ生産方式の大部分は暗黙知である。トヨタ生産方式真似しても成功しない。暗黙知の部分を習得して、それぞれの企業にカスタマイズしないとダメ。

(14) トヨタ生産方式は、「儲けるIE」と言われる。IEとはIndustrial Engineeringのこと。

儲けるには、創造的な考えやイノヴェイションが必要となる。単なるIEは、単に工場の原価を下げるだけ。トヨタ生産方式には、顧客志向という考えが入っていて、顧客が望むならばコストアップもするが、ただし、コストアップは極限まで低く抑えようとする。

(15) トヨタ生産方式とは、行動様式そのもの。社員のベクトルをあわすこと。トヨタ生産方式に共感して能動的に仕事を行うこと。

(16) 東京大学経済学部教授の藤本隆宏氏の言葉によると、「何万もの社員が、いわば問題解決中毒になっているような状態。それがトヨタの凄みだ」。

(この藤田氏はトヨタから訴えられたこともあるそーだ。なんか書いちゃいけないこと書いたんかしら)

(17)トヨタ生産方式は、Just in timeと自動化(automation with a human touch)という2つの手法を基本にして発展した。

(18) Just in time とは……
(途中ですが、ここで覚え書きを中断します)

すみません。

ここから先は数日後に書きます。

いい加減に水曜日の講演会のパワポ資料を作成しなくてはいけません。

寝ます。眠たいです。

この調子では、本日5月23日の第7回ご講義の聴講のために三重県まで行けないでしょう。

渡邊先生、申し訳ありません。

明日の24日から、3泊ほど名古屋を留守にします。

数日したら、また読んでやってください。

そんなもん待っとれんわという方は、第6回ご講義の動画をご覧ください。

私がカットした、(渡邊先生が注目しておられる)企業情報も得られますよ。

お金のある人は、そーいう企業の株を買っておきましょう。

上場されているかどうか知らないけど。

この動画は、またも厚かましくもお願いして、渡邊明先生に送っていただきました。

ありがとうございます。

いやほんと、水準の高いご講義の動画を視聴した方が早いです。

すみません。

私って、ほんとにいい加減だな。

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