本日は2017年6月7日水曜日である。
Facebookをチェックしていたら、Facebook友だちのひとりが、以下の記事を投稿していた。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/51910
大学を出るまでは問題なかったけれども、就職しないまま、自宅でできる仕事もしないまま、かといって結婚して自分を食わせてくれる男を捕獲することもなく、そのまんま自宅で「家事手伝い」しているうちに、40代や50代になっちゃったという女性が増えているという記事である。
私は驚いた。
こーいう広義の意味あいの長期の「引きこもり」というのは、男性だけだと思っていた。
もともとが人間の基本形は女性なんで、男性は、染色体だか遺伝子だか知らないけれど、生き物としては「仕掛品」(しかかりひん)が多い。不良品が多い。
不良品になりやすい。ぶっ壊れやすい。
男は、当たり外れが大きい。
ピンとキリしかいない。
だって、犯罪者だって男性が多いでしょう。
綺麗事を言うのやめようよ。
「引きこもり」も「犯罪者」も人間の不良品なのは事実なんだから。
と、思ってきた私は、女性にも引きこもりが多いと知って驚いた。
ええええ? なんで?
私が知っている「女性の引きこもり」の例は、ひとつだけある。
「無駄に繊細で人目を気にするプライドは高いが怠けもんで臆病で頑固なブス」の事例である。
大したブスじゃない。
女は美女でなければいけないと思い込んでる頭のおかしいブスだ。
ブスであるという劣等感のために自尊心が極度に低くて、引きこもりとなった。
就職できたのに、数年もしないうちに辞めてしまった。
この事例については、まったく同情しない。
ブスだと自分で思うのならば、美容整形でも美容鍼灸でも舌はがしでも何でもして綺麗になって、街に出ればいいのだ。
でも、そうしない。
人生を舐めているとしか言いようがない。
「ありのまま」で世の中を渡って行ける人間なんていない。みな努力してる。
醜いならば、他人からして見にくいならば、見やすくなるように努力すればいい。
話が逸れた。
40代50代になっても働かずに自宅で親に食べさせてもらっている女性の話であった。
まあ、死ぬまで働かなくても食うに困らないなら、それはそれでいいんじゃないの……生き方は人それぞれだし。
と、私は思った。
しかし、問題は、こういう「困った娘さん」は、必ずしも財閥のご令嬢とか、金融資産最低1億円はある(日本では220万人いるよ、2014年時点で)家庭の娘さんではないということだ。
経済的に余裕のない家庭の娘さんが多いということだ。
遺せる資産のない親の娘が多いということだ。
国民年金保険ばかりでなく、民間の個人年金保険に入り、娘を払込人&受取人にして多額の掛け金を払うことができる余裕のない親の娘が多いということだ。
で、そういう親御さんが役所に相談に行くそーだ。
「私ら夫婦が死んだら、うちの娘はどうなるのでしょうか」と。
知らんがな。
あんたらが育て損ねた娘さんの面倒まで、なんで行政がしないとあかんの〜〜
と、私が役所の担当者ならば、つい言いそうである。
しかし、そこは、役所の人は、「まあ、親御さんが亡くなったら、どっかのNPOにでも頼んで、ついて来てもらって、ご本人が生活保護受給申請でもなさるしかないですね……」と、こっそりと親切に答えるのであろう。
まあ、ありがちなことですね。
こーいう大卒女性の引きこもり家族に限って、経済的に余裕があまりないというのは。
経済的に余裕がない家庭の人間ほど、もっと経済的に余裕がなくなる方向に行くんよ。
不思議にも、そうなりやすい。
貧乏だから金についてリアルに考えるとは限らない。
貧乏だからこそ、金について甘く杜撰になりやすいという逆説もある。
財閥のご令嬢は信託財産もあるし、閨閥結婚や政略結婚をする。
こーいう金持ちの家に生まれ育つと、金の威力については遺伝子にしっかり刻まれるんで、金がない状態などに絶対にならないように生きる。
「お金で幸せは買えない」なんて世迷い言は頭をかすめもしない。
そもそも金のない人間と関与しない。
貧乏が伝染したら困るもん。というような小心な理由でもない。
もともと貧乏な人々が目に入らない。
目に入っても救いようもないし。
一方、金融資産1億円を形成保持できたぐらいの庶民の子どもは、そういう遺伝子を受け継いで、たくましくも自分も金融資産の積み上げに勤しむ。
こういう人々は、用心深く頭を働かせるので、「振り込め詐欺」に騙されることもないし、投資話に騙されることもない。
そのための勉強や情報収集も怠らない。
もともとが遺伝子が強いというか、タフなんで、親子ともども獰猛に社会で渡り合える。
世間に負けない。世間なんか馬鹿だと正しく見抜いている。
なんで、40代や50代になるまで親の世話になっていられるかといえば、親も子も遺伝子が弱いんよ。
優しい。いい人。無駄に傷つきやすい人。
ちょっとしたストレスや、ちょっとした冷遇や、他人の悪意に打たれ弱い。
「だから何だ!」と、怒鳴れない人。
親も「働くのは辛いことーー」と思ってきたので、娘の無職状態を受け容れてしまう。
頭が悪い親だと、娘をプリンセスみたいに大事に育てちゃうからね。
不幸で馬鹿な女が息子を(貧乏)王子様に育てるのは、あまりに陳腐な現象なので、ここではとりあげない。
頭が悪くて善良な人が親になると、暇つぶしの方法がわからなくて、育児に過剰に充填しているうちに、成人した子どもまで過剰にケアしてしまう。
貧乏人が何を勘違いしてるの?
ちゃんと地に足をつけて生きないとダメでしょ?
非現実的なのはダメでしょ!
と、親類ですら誰も真実を親切に言ってくれない。
他人に親切に真実を言う義務もないし。
私も、姪が幼児期から子どもにタブレット与えてゲームさせるがままにまかせてることについて何も言わないもの。
「あああ……ものを考えることができない人間にさせてる……子どもは親を選べないからなあ……かわいそうだなあ……」と眺めているだけだ。
まあ一度だけは、「絵本の読み聞かせとかしてるよね? 小さい時からタブレットやスマホなんか持たせると馬鹿になるよ」とは言ったけれども。
ということで、どんどん、個人も、家族も二極化していくんよ〜〜〜
先日も名古屋市内で乗ったタクシーの運転手さんが言ってた。
「いやあ、僕は最近、怖いです〜〜いろんなお客さんに乗っていただきますが、差がすごいんです。二極化してます。かわいそうだなあ……こうやって愚かさが代々伝わっていくんだなあ、と思わせる家族の方々をお乗せすることもあれば、もれ聞いているだけで僕が勉強になるような話をしている家族もおられます。これでは、どんどん差が広がるだけですね〜〜馬鹿はどんどん馬鹿になり、賢い人はどんどん賢くなるんですね〜〜〜」と。
うん。このまま行けば、超特権的支配層が、ものを考えない人畜牧場を統制する社会になる?
人畜牧場の人類は、パンとサーカスを与えられて飼育される?
支配層と人畜集団の間にいる「ものを考える人々」は、どんどん孤立化する?
そんなの、ローマ帝国時代から同じだよ。
二極化が進行しているんじゃない。
あらかじめ、ずっと、人類は二極化されてきた。
その事実に、かなりの人々が気づいてきたんだ。
そこに希望がある。
まずは、あたりまえだと思ってることを疑うことから。
社会が悪い。時代が悪い。政治が悪い。悪人が悪い。心無い人々が悪い。
そんなもん、未来永劫ずっと悪いわ!
良くなるのを待ってたら、人類の時代が終わるわ!
自分の人生なんだから、自分で責任を持って必死になって自分を幸せにするの。
必死であたりまえだ。
こーいう言説も疑いつつ、必死で生きよう〜〜
私は、これから必死に夕ご飯を作る。