本日は2017年8月28日月曜日である。
今は香港のローカルタイムで午後9時半だ。
午前1時発イスラエルのテレアビブ空港までの便に乗るまで暇だ。
本を読む気もしないので、Blogを書く。
香港国際空港って広いね。
脚の不具合さえなければ隅々まで歩いて見物するのに。
中部セントレア空港も香港国際空港も、空港に人はいっぱい。
支那人って元気いいな。
よく食ってるわ〜〜〜
傍若無人だわ〜〜〜
中華人民共和国という国家が分裂しても、支那人は永遠に元気だわ〜〜〜
それはさておき、今日は、「クレヨンしんちゃん」のアニメ映画版って、すごいねということを書く。
TV放送版は見たことないので判断がつかない。
私の年齢で「クレヨンしんちゃん」観てるはずはないんでさ。
観てたら、頭おかしいよ。
でも、たまたまどーいう理由でだか忘れてしまったけれども、「クレヨンしんちゃん」の映画版ををamazonビデオで視聴して感心した。
最初に見たのは1999年の作品で、懐かしの「丹波哲郎」が出ていた。
びっくりした!!
64歳の人間の鑑賞に耐えるんだもの!!
それから、何本か1990年代のものから最近のものまで視聴してみた。
良くできてる!!
面白い!!
子ども向きとは思えないほどに、凝ってる!!
もう、「春日部防衛隊ファイヤー!!」と64歳で連呼する日々。
もう、野原しんのすけ一家は、気分的には私の親戚だ。
しんちゃんは立派だ!
友だちを大事にし、家族を大事にして、自分自身も好き勝手に生きてる!!
人生の達人だ!!
特に特に感心したのが、2016年発表の「クレヨンしんちゃん 爆睡! ユメミワールド大突撃」だ。
しんちゃんが住む街の住民たちが同じ悪夢を観るようになってしまった。
変な大きな魚が夢の中に出現して飲み込まれそうになるという怖い夢だ。
どのトイレのドアを開けても、トイレが汚くて用を足せないという夢の方が怖いと思うけどねえ。
ネタバレを書いてしまうけれども、要するに、幼い娘が毎晩の悪夢で眠れないので、父親の科学者が、住民の楽しい夢のエネルギーを吸って、そのエネルギーを娘に与えて娘を守っている。
住民の楽しい幸福な夢のエネルギーを吸い込んでしまうので、住民には悪夢しか残らない。
住民から夢のエネルギーを吸い尽くすと、その父と娘は引っ越して、別の街の住民たちの夢のエネルギーを奪う。
そうやって父娘はさすらっている、という設定だ。
それに気がついたクレヨンしんちゃんたち「春日部防衛隊」の幼稚園児たちは、楽しい幸福な夢を奪還するべく戦うという物語だ。
他人の夢のエネルギーに寄生しなくてはならない父娘を救うべく奮戦するのは、「春日部防衛隊」だけではない。
しんちゃんの両親も、子どもの心に帰り夢見るエネルギーを増大させて頑張るのだ。
しんちゃんの妹の赤ちゃんの「ひまわり」ちゃんも、飼い犬(ペットじゃないよ、あくまでも飼い犬)のシロも頑張る。
いやあ〜〜〜感動。
簡単に言えば、この「クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミワールド 大突撃」は、 夢見る心に関する寓話だ。
「夢見る心を忘れると、人生は殺伐とした暗い虚しいものになりますよ、夢見るのなんて無料 なんだから、いい夢を見なさいよ、いいヴィジョンを持ちなさいよ」と教えてくれる寓話だ。
いやあ、64歳ともなると、夢なんかないじゃないの。
幻想なんか壊れて久しいし。
胸が踊るなんてことはないんよ。
なんもトキメカないんよ。
食えば太るし、眠ってもすぐに目が醒めるし、何を着ても似合わんし、何を読んでも、「これは真実ではなく、多くの解釈のひとつでしかない……」とか疑うし。
空港に来ても、飛行機に乗っても、異国の空港を行き来する各国の人々を眺めても、だから何?だ。
何をわざわざ、私はイスラエルに行くんだ?
そりゃ、すごいことなんよ。
日本の無職のババアが香港国際空港でiPad使ってBlog記事を書いてるなんてさ。
この1文でサラッと書いていることを可能にするには、どんだけのインフラが整備されていることか。
どんだけの多くの人々の長年の努力の蓄積があったことか。
すごいことだよね。
平凡な64歳の日本人の女が、香港の空港の椅子に座って、フリーWiFiを使って、iPadにダウンロードしたBlogアプリに入力して、アップしようとしているなんて。
なに、これ!?!?
江戸時代の人間なら想像もつかないようなBrave the New Worldだぞ!!
今や世界は、すでに第三次世界大戦が始まっているとか、9月にアメリカが北朝鮮を攻撃する(副島隆彦氏の来年の4月だろう説もある)とか、欧州は荒廃しつつあるとか、いろいろ各地で不穏なのに、この空港では、そんなこと知らんわとばかりに、人々は移動している。
東へ西へ。
このことだけでも、すごい奇跡だ。
その奇跡の真ん中に私はいる。
なのに、いまひとつ感動していない私。
現実的に生きなきゃと思うあまりに、長年の間に夢見る心を忘れた私。
未来を思うエネルギーをなくしている私。
未来に参加しようと思うエネルギーをなくしている私。
5年後、10年後の自分自身を考えるエネルギーをなくしている私。
あのねえ、ババアにだって未来はあるのだよ。
死ぬまで、良き未来を夢見て生きることが生きる糧になるのだよ。
過去なんて思い返しても退屈なんだよ。
起きてしまったことは退屈だよ。
やっぱ、何が起きるかわからないから面白いのだから。
そして、何が起きるかわからないような未来を迎え撃つエネルギーこそ、ヴィジョンを持っているからこそ生まれる。
こういう人生を生きるんだ! というヴィジョンを持っているからこそ、闘える。
そーいう大事なことを、「クレヨンしんちゃん」に教えられた私。
今何時だ?
搭乗時間まで、あと1時間半か。
どんなに馬鹿馬鹿しくても、アホでも、夢見る心を忘れると、人間は萎縮を始める。
細胞がひからび始める。
搭乗時間まで、妄想にふけろう。むふふ。
以下に、特に私が感心した「クレヨンしんちゃん」映画版を紹介しておきます。ご覧になっていない方々は、騙されたと思って、ご覧ください。
もう、この「戦国大合戦」なんて泣いちゃった。
「クレヨンしんちゃん」制作陣のみなさま、ありがとうございます!!
永遠の幼稚園児、男の中の男の「しんちゃん」アニメを、これからも作り続けて楽しませ教えてください!!
しんのすけも
のび太も
映画だけは立派なんですよね〜
笑
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