[219] 綺麗なトイレが日本の未来を拓く

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本日は2017年11月11日土曜日である。

毎日更新したいと思いつつ、10日以上もBlogを放置してきた。

疲れやすいのは、体調が今ひとつなのは、肝臓さんが怒っているのかも。

無職のプー子のくせに、働いてもいないのに、無駄に無意味に大量に食ってんじゃねーよ、処理が追いつかんだろ!って怒っているのかも。

すみません。

今日は、トイレについて書く。

私は、トイレに関する話が好きだ。

こんな本も読んでいる。

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まずは、回りくどいけれども、先日の11月4日と5日に、法事のために夫の実家のある長野県に行って帰ってきたときに使った高速道路について書く。

唐突に高速道路だ。

正確には、高速道路のサービスエリアSAについてだ。

今回の法事のための信州行きについては、私は特にSA見学に集中することにした。

なんでか?

たまたま10月31日に、中日本高速道路、NEXCO中日本の社長さんのご講演を渡邊明先生のご担当の三重大学工学部大学院のクラスで聴かせていただいたから。

ご講演は情報いっぱいであり、内容豊富で、非常に非常に面白かった。

講演者の宮池克人氏は非常に頭脳明晰で、多くの情報を簡潔に整理して伝えることができる方であった。

大学に勤務していて、内容空疎な学長の話を延々と聞いていた身からすれば、やはり民間企業の水準は高い、教育界は馬鹿ばっかと、あらためて確認できた。

さすが、日本の最重要インフラの1つを背負う方らしい話であった。

高速道路がなかったら、高速道路網がなければ、陸の孤島だよ、どこもかしこも。

日本列島の血管だよ、高速道路は。

この血管を通して運ばれるものが日本人の生活を支える。

物流は高速道路に依存している。

ところで、民間企業になった中日本高速道路(以後、NEXCO中日本と書く)は、税金を使って建設した道路利用料は収入にできないので、SAを充実させて、そこでの売り上げ金を収入にしている。

あとは外債の運用とか。

でも、確実に利益が出るのはSAの売店。

では、SAから利益を出すために、どうしたらいいか?

NEXCO中日本は、SAの建物全体の美化と、トイレ大改装から始めた。

高速道路使用者がSAに立ち寄るのはトイレのために決まっている。

トイレを綺麗に使いやすくすると利用者は気持ちよくなり解放感を持つ。

じゃあ、ちょっとSAの建物の中に入ってみようかという気分になる。

コーヒーでも飲もうかな、という気分になる。

軽食でも取ろうかな、という気分になる。

飲食してリラックスすると、売店に何が置いてあるのかな?と見物したくなる。

なんとなく、すぐには立ち去り難くなる。

だから、NEXCO中日本は、トイレの大改装に続いて、SA内部のレストランや土産物屋カフェの充実を実現した。

おかげで、SAからの利益は上昇中。

で、私は、法事のための信州行きのついでに、SAのトイレと売店をチェックするつもりで、出かけたのだった。

夫の実家のある信州の街までは、名古屋から自動車で休憩時間入れて4時間くらいかかる。

数回トイレ使用だけのために、SAに立ち寄った。

SA内部の充実には驚いた!

有名カフェがあり、ATMの設置されたコンビニがあり、フードコートがあり、お土産物屋さんの商品は魅力的。

かつてのSAの土産物屋さんの商品は、「誰がこんなもん買うかや」と思わせるものが多かった。

工夫もアイデアもなかった。

ただただダサかった。

しかし、今や!

おおおおお〜〜〜魅惑の品揃い!

しかし、何よりも驚いたのが、トイレだった。

トイレは、ほんとうにすっごく綺麗になっていた!

質も量も素晴らしい!

三重大学工学部大学院でご講演なさっていたNEXCO中日本の社長さんによると、このトイレ大改装は、大成功であったそうだ。

建築賞も受賞したし、日本人利用客の評判はもちろん、観光バスで移動する外国人観光客にも非常に評判がいいそうだ。

また、トイレ掃除の方法にもNEXCO中日本は工夫しているそうである。

ただ、これについては資料未獲得なので、別の機会に書く。

ともかく、NEXCO中日本のトイレ大作戦の成功の影響は大きかった。

以後、それを真似て、トイレを綺麗にすることが公共交通機関にも、デパートなどの民間企業にも広がった。

人を呼ぶのは綺麗なトイレだ!!

トイレが綺麗なら、人が来る!!

「日本はトイレが綺麗だ」ということは、大きな大きな日本の売りになる。

観光客が来るよ、世界中から。

副島隆彦氏の『銀行消滅』によると、今は4000万人の外国人観光客は、いずれ1億人になる。

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この1億人の外国人観光客に対処するための施設人材や方法は、まだまだ足りないが、まずはトイレだ。

治安が良く、食べ物が清潔で美味しくて、トイレが綺麗。

これが、旅先を選ぶ際の大事なポイントではなかろうか。

これは私の体験上もそうである。

特に女性はそうだ。

私が上海に行きたくてもなかなか行かなかったのは、中国のトイレはあかん、ということを聞いていたからだ。

だから、2017年4月に上海に行った時も、空港とホテルのトイレ以外は利用しなかった。

2泊3日ぐらいなら、それは可能だ。

2005年にアイン・ランドの祖国のロシアに行く前も大いに悩んだのは、「ソ連のトイレの凄まじい汚さ」について読んだからであった。

社会主義国はトイレが汚い。

この一点だけで、社会主義国はダメだと断言できる。

なんで社会主義国はトイレが汚いのか?

これについて書くと長くなるので、今日は書かない。

ともかく、トイレだ。

2005年のロシアは、すでに資本主義化されて14年経過していたので、空港や公共機関のトイレは、綺麗とは言えなかったが、そこそこの水準であった。

良かった、良かった。

1975年に初めてアメリカに行って、トイレが綺麗なのに感心した。

1985年にイギリスに行って、帰りにシンガポールに寄った時にショックだったのは、トイレの差であった。

当時のイギリスのトイレは田舎でも綺麗だった。

が、当時のシンガポールはダメだった。

アジアはトイレがダメ。

だから、アジアはダメ。

当時の日本のトイレはダメだった。

特に公衆トイレはダメだった。

学校のトイレ最低。

私が南山大学に入学した理由は、突き詰めればトイレだった。

当時に受験したどの大学のトイレよりも、南山大学のトイレは綺麗だった。

(落ちたけど)社会主義の巣の国立大学のトイレはダメだった。

ドアのロックすらできなかった。アホか。

(落ちたけど)東京の有名私立大学のトイレもダメだった。ここも左翼系だったな。

しかし、あれから幾年ぞ。

日本のトイレは、ついに、ダントツで綺麗になった!

ウオッシュレットがついている!!

最近のアメリカのトイレは、予算がかけられず、掃除もダメで、綺麗じゃなくなった。

トイレの綺麗度こそが、その国の繁栄のバロメーターよ。

トイレを綺麗にしておける国民こそ、真の民度が高い国民と言えるのだよ。

マルクスの「資本論」完読してたって、英語が完璧にできたって、トイレを汚くして平気な人間はアウトだよ。

私は、トイレ至上主義者だ。

日本には、さいわいなことに、「トイレを綺麗にすると、トイレ掃除は運勢を良くする、金運がつく」という民衆哲学がある。

このトイレ掃除のご利益の元祖提唱者は知らない。

ただ、21世紀に入ってから、小林正観(1948-2011)さんという自己啓発家が、トイレ掃除を奨励する本を何冊も書いていらした。

イエローハットという会社の社長さんがトイレ掃除を社員とともにしていて、会社が繁盛しているという話も聞いた。

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私も読んだぞ。

で、いいと言われると何でも真似する素直な私は、2005年あたりからトイレ掃除を熱心にやってる。

排泄物という邪気と戦ってくださるトイレの神様もいらっしゃるそうなんで、その像のプレートも購入した。

ちょうどトイレ掃除を励行し1ヶ月後くらいに、夫の父がなくなり、お葬式に行った信州の夫の実家で、不器用ながら必死で「お嫁さん」をやった。

そしたら、夫の母が名古屋に帰り際に、「よくやってくれたから」ということで、10万円お小遣いをくださった。

ぎゃおおおおお〜〜〜♬♬

ビックリだった!!

トイレ掃除をすると金運が良くなるって、ほんとうなんだ!!

ということで、早速にトイレの神様の「証」をいただきましたので、それ以来は、スペシャル金運なくてもいいです〜〜食っていければいいです〜〜本が買えればいいです〜〜という気持ちになった。

だから、他の掃除はさぼるけど、トイレと玄関の掃除はさぼらない。

玄関は、なぜか?

人間の身体は、最初に肛門ができて腸ができて、口腔が形成される。

要するに、栄養の入り口と出口ができれば人体だ。

あとの内臓は、全部が腸の派生物だ。

人間の住居も、出入り口たる玄関と排泄物の出口たるトイレがあれば、人間の住居になる。

だから、トイレと玄関だけは綺麗にしてる。

小林正観さんのトイレ掃除推奨本の派生本というか、亜流本は、今でも何冊も出版されているし、読まれ続けている。

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この本に、トイレの個室に予備のトイレットペーパーを置いておくのは、ペーパーが邪気を吸い込むからダメと書いてあった。

ちゃんと自然素材の容器に入れておくべし、と書いてあった。

だから、私は籐のトイレットペーパー・ボックスを購入した。

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ボックスの横においてあるのは、奥がヒノキのキューブ。オーデコロン。竹炭とマッチ。

全部が消臭剤かわり。

オーデコロンや香水をいただいても、私が使うわけはない。

めんどくさい。

竹炭は便利だ。1年に1度2キロぐらい購入して、皿の上に分けて、あちこちに置く。

別に袋つめの竹炭を購入して、自動車の臭い消しに使う。

単身赴任してた頃は、私も借りている部屋や研究室に置いていた。

竹炭は埃が溜まったら洗って日干しすれば、また使えるそうだ。

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マッチは火をつければ周囲の酸素を吸い取り、即座に悪臭が消える。

ほほほ。

竹炭もマッチも災害対策になるしね〜〜〜

何の話だっけ?

そう、トイレの話!

「トイレ掃除こそ繁栄の要」哲学のある日本のトイレは、どんどん進化して、観光客を呼ぶ。

日本のトイレの綺麗さを知った人々は、母国に戻って、トイレを綺麗にする。

そうなると、その国の人々の心が平和的になる。

NEXCO中日本のトイレ大改装作戦は、日本を変えて、世界も変える(かもしれない)。

まあ、私個人の経験からすると、なんか気分が塞いだら、トイレ掃除するといいよね。

便器を無心に磨いていると、ああ水が使えてありがたいなあ……ウオッシュレットを動かせる電気が使えて便利だなあ……タオルやトイレットペーパーを製造してくれる人々がいてありがたいなあ……と思う。

何も生産していない私が、人様の作ってくれる便利なものに包まれて守られて快適に生きていける

このことの法外なほどの恩寵に、あらためて気がつく。

正気になれる。

しみじみと幸せだなあ〜〜と思える。

9人もの人々を殺害したあの青年の住んでいた神奈川座間市のアパートメントの部屋のトイレは、絶対に汚かったと思うよ。

便器の裏側には汚物がこびりついていたと思うよ。

タオルは何週間も交換されていなかったと思うよ。

トイレの床の上は、埃が溜まっていたと思うよ。

ウオッシュレットのノズルにも汚れが無茶苦茶に付着していたと思うよ。

トイレの床をちゃんと清潔な雑巾で水拭きして乾拭きしていたら、殺人のことは考えられないよ。

2件のコメント

  1. 公衆衛生学の元研究者として、今は都市部緑化に携わる者として同感です。自分が見た中国深センはあらゆる分野において、日本よりも進んでいました。しかし公衆衛生分野に関しては発展途上でした。この分野において日本が果たす部分は大きいと思います。

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