トランプ大統領暴露本 Fire and Furyの不可思議さ

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本日は2018年1月8日日曜日である。

雨の成人式だ。

昨日、予約注文しておいたトランプ大統領暴露本のFire and Furyが、Kindleに届いていたのでザザザと途中まで読んだ。

10%ほど読んだところで、早々と「意味不明な本だなあ」と思った。

目新しいこととか洞察とかなんもない。

もうちょっと先を読めば出てくるのかな。

もうちょっと先を読んでも、つまらん。

ほんとに面白い本は、しょっぱなから鋭いのですがねえ……


まず、トランプさんには、政治的信条も世界観も思想もないそーだ。

そんなこと、顔見ればわかる。

経営者は、ビジネスに有利な方につくんだから、政治的信条がある方が普通じゃない。

トランプさんは、自分のことをwhite trash(白人のクズ)だと言ったそうだ。

ただし、金持ちの。

そんなことも、顔見ればわかる。

いかにも、好き勝手やる顔だ。

金持ちのボンボンでしょ?当たり前でしょ、そんなの。

大統領選に出たのは、「負けても勝つからいい」と思ったからだそーだ。

つまり、大統領選は、出ることに意義があり、出ることでハクがつくので、出馬したそーだ。

これは、へ〜そういうもんかな……という感じだ。

アメリカの大統領選に立候補することは、それだけでステイタス?

なるほど。

大統領選のトランプ陣営は、まっこと混乱の極みだったそーだ。

選挙戦のプロなんか誰もいなかったし、もともと陣営の誰も勝つつもりはなかったそーだ。

バノンさんを選挙陣営に入れた時は、「あんな物騒な奴やめろよー」と、いろんな友人に言われた。

おそらく、トランプさん陣営で本気で選挙戦で勝つつもりだったのは、バノンさんだけだったかも。

まあ、選挙戦の間に、いろんなことがあり、スキャンダルも多く出たけれども、まあ、もうすぐ終わるから、解放されるから……と、みんな思ってたそうだ。

トランプさんも勝つと思ってなかったそうだ。

負けたら、「票が盗まれた!」と言えばいいし〜〜と言ってたそーだ。

負けても、トランプさんは損しない。

選挙戦でも、自分の持ち金は使わないようにしてたし。

ヒラリーさんみたいに、自分とこの財団に寄付させて蓄財したんじゃないからね、自分で稼いだ金だからね、しょうもないことに使えないよ。

早く投票日が来たらいいのにね〜〜ゆっくり休めるのに〜〜って感じだったらしい。

ところが勝っちゃった。

奥さんのメラニアさんは、「どーすんのよ、あなた」って感じで、喜びではない涙を流してたそーだ。

そうかあ、だからこその、トランプさんの余裕だったんだよね。

そりゃ、ヒラリーさんとの討論会でもカッカならなかったはずだ。

だって、どっちでも良かったんだから。

何が何でも勝たないと!と思ってるヒラリーさんは、焦燥が垣間見えたけど、トランプさんは平気平気だった。

なるほど、あの討論会のトランプさんの冷静さの背後には、こういう事情もあったのかも。

ありえる。

で、勝ってしまったので大変!

勝った瞬間、みんな、ええええ〜〜という感じで一瞬沈んでしまったらしい。

選挙民への冒涜だなあ……

と、正論を言っても無意味だよ、rich white trashには。

困ったのは、ブレインやスタッフ選びだ。

トランプさんは、誰を閣僚に入れるか、スタッフは誰にするかなんて、前もって全く考えていなかった。

不動産開発業者だから、政治家の知己も友人もいなかった。

テキトーに依頼しては断られた。

大統領になるつもりなら、頭の中でいつもシミュレーションしてるはずだよね。

自分のスタッフを。

The right staffを想定しているはずだ。

でも、トランプさんは、誰も想定していなかった。

誰も知らなかったし。

ついつい、身内でスタッフを固めるしかなくなっちゃった。

未だに、スタッフは未定の部署がいっぱい。

多くの国々に派遣する大使の人選もまだだ。

トランプさんは、実は、敵のヒラリーさんのご主人のビル・クリントンとそっくりなんだそーだ。

トランプさんが言うには、生きてて良かったああ!生きてる価値あるなああ!と思うことのひとつは、友だちの奥さんを寝とることだそーだ。

でもって、女房と寝やがって!と自分のオフィスに怒鳴り込みに来る友人に、「お前さあ、女房と何回ぐらいやってんの?女房とのファックに満足してるの?もうすぐさあ、ロスアンジェルスから数人いい女たちが来るんだよ。いっしょに楽しもうよ、いいからさあ」と高級娼婦さんたちとの乱行パーティに誘う。

でもって、その友人のご乱行の声を、寝とった友人の奥さんに聞かせる。

これが、たまらなく楽しい生き甲斐だと、トランプさんは言ったそーだ。

意外ではない。

やりそう。

でも、別に下半身のことはいいよ。

他人の下半身だし。

ケネディ大統領もご乱行が好きだった。

無理もないよ。政治家でいることは、特に大統領でいることは、激務だしストレスも多いから、女優さんだろうが娼婦さんだろうが、ホワイトハウスの実習生だろうが、パアアアア〜〜と陽気に遊んでストレス発散はいいよ。

きちんと政治やってくれればいい。

それにしても、わざわざ、友だちの奥さんと性交するなんて暇だな。

ほんとに白人のクズだな。男同士のわい談の偽悪的な大ボラにしても、馬鹿っぽ過ぎる。

まあ、でもこれも悪ふざけ大好きのトランプさんらしいですね。

まあ、バノンさんがトランプさんの長女のイヴァンカさんを、「煉瓦みたいな頭蓋骨してる」(=煉瓦みたいに頭蓋骨が分厚いから、そのぶん脳の容積が狭くて中身がない)と評したというが、イヴァンカさんが頭脳明晰で博識である方が意外で非現実的ではないでしょうか。

金持ちのお嬢ちゃんで、父親が卒業生で多額の寄付したからこそ、アイヴィーリーグのひとつのペンシルヴァニア大学に入学できたんだからさあ。

そんなこと普通に考えればわかる。

アメリカの名門私立大学は、親が卒業生で多額の寄付するか、有力なコネがあれば、入学できる。

私立大学なんだから、それでいいの。

イヴァンカさんの、なんかゲイに見えるユダヤ人のご主人さんも、なんかの目論見でトランプさんの長女に近づいたのも、当たり前だ。

金持ちのエリートのお嬢ちゃんや坊ちゃんが、純粋にその人物だからこそ愛されるなんてことはない。

あの一家に英邁な精神も志もないわさ。

普通なの、それで。

トランプさんを取り巻くスタッフ間の対立も当たり前だ。

いっしょに仕事していれば、意見の対立もあるし、行き違いの誤解も生じやすくて、互いに「あいつは馬鹿だ」と評しあうのは当たり前のことだ。

みんな天使じゃない。

人格と能力は別。

その能力の判定も難しい。

政治は結果が全てだから。

その結果って、10年ぐらいでも評価できないことも多い。

だから、問題は、トランプさんの政治家としての資質のなさじゃない。

スタッフから信頼され尊敬されることのない類の下劣で幼稚で気ままでブレっぱなしの気質が問題なんじゃない。

家族の脳足りんさなんかどうでもいい。脳足りんに決まってるよ。

人間って、そんな程度のものだろうから。

問題は、そういう欠点だらけの人間であっても、大統領としてアメリカ合衆国の舵取りを託さなければいけないという政治制度しか今の世界にはない、ということだ。

しかも、その政治制度が、議会制民主主義体制が、人類が獲得した政治制度の中でまだ1番ましな政治制度ってことだ。

誰かがやらなきゃいけない。

その誰かを国民が選ばなければならない。

その誰かに決定させなきゃいけない。

その誰かは、冷酷に決定して、冷酷に実行しないといけない。

成功して当たり前で失敗したら後世まで批判され非難される政治という仕事は、なんという仕事だろうか。

最高に神聖にして、最低の汚れ仕事だ。

こんな仕事は、頭がおかしくないとやれんよ。

だから、トランプ大統領とその取り巻きがいかに下劣であるのかという暴露本なんか出版してもしかたない。

下劣で当然なの。

どこまで行っても、スキャンダルのない政治家なんか存在しないよ。

この本は、そういう政治に翻弄される国民に、「この水準だからさあ、人類はまだこの水準だからさあ、まあそれでも、誰かが汚れ仕事しないといけないわけで、そこんとこよく理解して、国民も無駄な幻想や期待は持たずに生きようね!」と国民に念を押すことを目的としているのだろうか。

トランプさんたちをTVニュースでボケッと眺めていても見当がつく程度のことを、今更書いてもしかたないのに。

そんなもん暴露でもなんでもない。

腐ってるけど大きな林檎について、「この林檎は腐ってますね」と言って何の意味があるのだろうか。

すでに多くの人々は政治家を「偉大なるリーダー」と思っていない。

大きな期待も幻想も持っていない。

「まあ、あんまり酷いことはするなよな」とハラハラしてるだけだ。

なのに、このFire and Furyは、何のつもりで、当たり前の普通のことをグジャグジャ書いてるの?

ルーズベルト政権だって、似たようなものだったろうに。

このFire and Furyという本の意図が、わからない。

よひょう、あんたの言葉がわからない!

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