[244] 遺伝子改良から精神の時代へ?

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本日は2018年1月11日木曜日である。

前に、「人間は無機物になりたがっている。人間の進化形はサイボーグかもしれない」という大阪大学の工学部の石黒浩博士の説を紹介した。

その時には言及しなかったが、石黒浩博士は、あの「最後の講義」において、人類の進化は、「遺伝子」の方面からか、「サイボーグ」の方面からか、どちらかになるだろうとも、おっしゃっていた。

じゃあ、「遺伝子」方面からの人類の進化はどんなことが想像されるだろうか。

そのテーマ関連で、前にも本ブログで紹介した某神道系霊能者の記事を紹介する。

http://blog.goo.ne.jp/isehakusandou/e/e9a2fed4de55567b8b5ed48417eb8302

この記事に書かれてあることは、今はまだ夢物語である。

それでも、私は、なるほど、人間の生老病死は、人間が物質(肉体)であるということから生まれているのであるから、人間が肉体から解放されれば、ほんとうに「心の時代」つーのが来るんかねえ〜〜と思った。

そうか、サイボーグ化にせよ、遺伝子治療技術によってにせよ、人類の進化は、人類が自分に課せられた肉体から解放されないと無理ってことかあ……と思った。

まずは、その記事を紹介する。

フジモリ流に書きかえると、こうなる。

たとえば、あなたが肺がんになったとする。

ステージなんとかだとする。

すると未来の医師は、あなたの遺伝子の肺がんになりやすい遺伝子のみ切り取って、別の螺旋をくっつける。

そうなると、放置しておけば、あなたの肺がんは消える。がん細胞が消える。

ほんまかいな。

たとえば、あなたのお父さんが認知症になりやすい遺伝子だと判定されたら、前もって認知症になりやすい遺伝子の螺旋を取り除いておく。

そのかわりに、すい臓がんになりやすい遺伝子を繋げておく。

そうすると、沈黙の臓器であるすい臓がんにかかり、気づいた時は手遅れで、あなたのお父さんは、あなたのご家族の記憶の中では、ずっと立派なお父さんのままで亡くなる。

認知症になって、近所のスーパーマーケットで万引を繰り返したり、ゲートボールに執着して、公園から子どもたちを追い出したり、「後妻業」の女性詐欺師に騙されて財産を詐取されることもない。

めでたし、めでたし。

どうも、そういうことができる技術が開発されつつあるらしい。

すごい。

どうやって遺伝子を切り繋げるのですかねえ?

DNAは、どこからでも採取できるので、その採取したものを加工して、本人に摂取させれば、改良DNAが全細胞に浸透するのであろうか。

わからない。

「飲んで遺伝子治療」という方法を開発するのは日本人だそーだ。

万歳万歳!!

うわあーーならば、それを特許にして、世界中に売りまくって、日本を無税国家にしてちょーらい。

ともかく、いずれは、大門未知子みたいにすごい外科医による執刀であろうとも、肉体を切り刻み大量の血を流す外科手術というものは、患者の身体に多大な負荷をかけるものであるが、そういう手術は「大昔の野蛮な行為」となる。

この遺伝子治療技術を使用して、人体改良が可能になる。

ブスの遺伝子を切り取って、美人の遺伝子を繋げる。

頭の不自由な人は、頭の自由闊達な人の遺伝子を繋げられる。

老化遺伝子は若返り遺伝子と取り替える。

そうなると、全人類が美男美女の頭脳明晰で健康で老化もしなくなる。

病気にもならない。

飢餓も怖くない。

だって、食べなくても平気で、一杯ぐらいの青汁で生きてる人もいるんだからさ、得た栄養素を徹底的に有効利用できる人間は存在するのだからさ、その人の遺伝子を調べて、「不食可能遺伝子モジュール」作って、それを摂取すればいいんだから。

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戦争も原子力発電所爆発も怖くない。

遺伝子治療で再生できる。

食わなくていいなら、戦争も起きない。

天災も怖くない。

カネも無用になるね。まあ、趣味のようなコイン・紙幣コレクターは残っても。

残るは、心の問題だけ。

そこで人類史上初めての霊肉分離した精神の時代が来る。

人類史上初めて、精神の力の意義を皆が理解できる時代が到来する。

以上が、某神道系霊能者のブログ記事のフジモリ流rewritingである。

なるほど、なるほど。

そーいう未来もありうる。

霊肉分離しないと、ダメだよね、確かに。

今の人類の生存様式は、不便で残酷すぎる。他の生物を食らうしか生きる術がないなんてね。

霊肉分離の世界かあ。

まあ、それでも人類の悩みは尽きないだろうなあ。

「もう始まっているからね!」

私は、1980年代の日本が産んだ最大最高の大友克洋作アニメ「AKIRA」を思い出す。

「AKIRA」は、人間の脳の力、精神力を最大に解放すれば、いかほどのエネルギーになるかを描いていた。

ただし、人間の閉ざされた心が、人類の潜在力を封じ込めているし、かりにその潜在力が解放されても、その力を制御できる心の成熟が足りないと伝えていた。

それでも、人類が自分の力に気づく時代は「もう始まっているからね!」と伝えていた。

うーん、精神の時代かあ。

かえって、ややこしいかもなあ。

今は鬱屈があると、美味しいものいっぱい食っちゃってストレス解消できる。

買い物しまくったりとか。

100円ショップで3000円ぐらい買うと、なんか気分が上がる。

創造性のない人間にできる唯一の創造性ある行為は、誰かが創造して商品化したものを選んで消費することだ。

たとえば、ファッションとかお洒落というのは、そういう行為だ。

そうやって心や脳が満たされる精神活動に縁のない人は、その類の消費行動で自分の不全感を癒す。

物というのは、肉体というのは、不便でもあるが便利でもある。

トイレで排泄するだけで、あースッキリしたああ!と幸福感を味わえる。

お風呂に入って、ああ〜幸せと感じて職場のこと忘れる。

頭の悪い類の男性は、ひたすら性交活動で不全感を癒す。

人類が霊肉分離の精神だけの生き物になると、こーいう類のごまかしが効きません。

きついぞ……

これは、もっと辛いかも……

たとえば、神のような無欠な精神という遺伝子があるなら、買い物して性交するしかやることない類の人間の遺伝子と交換することができるのか?

人格下劣遺伝子を人格高潔遺伝子と交換できるのか?

できるかも。

ならば、最高のサンプルの遺伝子コピーを全人類に移植しようぜ。

最高のサンプルを探せ。

神様を探せ。

狩り出せ。

その遺伝子を平々凡々脳足りん人類に移植せよ。

と、妄想する1月の暖かい昼下がりであった。

うーん、これも読まないといけないなあ。

無職でも忙しいなあ……

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