本日は、2018年5月7日月曜日だ。雨の月曜日だ。
黄金連休終わってしまったよお〜〜
今日は、国際ニュース解説や講義を動画配信する情報配信サービスで知ったことを横流しする。
前にもこのブログに書いたように、情報配信サービスは、年額税込で料金が20000円から50000円ぐらいする。
無職のプー子の年金生活者にとっては、高い!
だから、今年になってから随分と整理した。
それでも、結局は5つほどは残して利用している。
やっぱり、大好物はやめられないのよん。
副島隆彦(そえじま・たかひこ:1953ー)氏の「副島隆彦の学問道場」は年会費10000円だ。
田中宇(たなか・さかい:1961ー)氏のとこの「田中宇の国際ニュース解説」は年額6000円だ。
この2つの情報配信サービスはMUSTだ!!
絶対にチェックだ!!
その他に購読(視聴)している情報配信サービスは以下のとおりだ。
スタンフォード大学フーバー研究所で「日本近代史講座」を持つ西鋭夫(にし・としお: 1941ー)氏の「フーバーレポート」だ。これは年額22000円くらい。
「日本近代史」講座の基金をスタンフォード大学に寄付して、西氏の御研究と講義を守っておられるのは、ダイレクト出版の社長小川忠洋氏である。
お金はこーいうように使いたいよね〜〜
藤井厳喜(ふじい・げんき:1952ー)氏の「ワールド・フォーキャスト」も利用している。これは年額22000円くらい。これもダイレクト出版提供。
毎月支払うシステムもあるけれども、年額の方が安い。数字が大雑把ですみません。
丸谷元人(まるたに・はじめ:1974ー)氏の「60分で世界の裏を読む月刊インテリジェンス」も利用している。これも年額22000円くらい。これもダイレクト出版提供。
インテリジェンスintelligenceって、「情報分析」ってことですからね〜〜
最近は、丸谷元人氏の講座シリーズもよく購入して聴いている。
報道されない世界の「秘密戦争」講座はおもろい。
「隠された世界情勢の真実」講座もおもろい。
実際に世界各地の紛争地域で、日本企業の危機管理を担う仕事に従事していた方なので、アフリカや中央アジアとかの事情にもお詳しいのであるよ。
前置き長いですが、今日は、この丸谷元人氏の「他人のカネで食ってるのはアメリカばかりじゃなくて、フランスも相当なもんだよ」という内容のご講義の要点をここに書く。
アメリカがデフォルト国家財政破綻してもおかしくないのに、破綻しなくて何とかやっていられるのは、世界の基軸通貨がドルなんで、為替相場にいくらでも介入できるし、何よりも属国に貢がせることができる。
「そ〜〜いうことはやめようよ〜〜アメリカも身の丈で生きていこうよ〜〜世界の警察官なんかやってる余裕がアメリカにあるのかよ〜〜官僚組織ももっとスリムにして公務員減らそうよ〜〜インフレ起こさない経済政策を採り国民の預貯金を守ろうよ〜〜、ウォール街の国際金融マフィアの利益で国が動いたら、国民の生活はどうなるの〜〜」と訴えたのは、今は政界から引退したリバータリアンのロン・ポール(Ron Paul: 1935ー)だった。
その人が書いた本の翻訳がこれ。
この「他人のカネで生きているアメリカ人に告ぐ」という秀逸奇抜卓抜なタイトルをつけたのは、副島隆彦氏だ。
副島隆彦氏の計算によると、日本政府の借金(日本国民の借金じゃないよ)1200兆円というのは、従来から買わされてきて米国債の額と同じだそーだ。
つまり、日本政府の借金って、アメリカに貢いできたからこそであって、それがなければ、健全財政。
事実は、税収が足りずに国債発行しっぱなしなのではなくて、日本は米国債を買わされてきたから、日本国債を発行せざるをえないだけ?
しかも購入した米国債債権は日本政府が保管しているのではなく、ニューヨークの某機関に保管されていて、日本政府は好きに処分できないそーだ。
だから、日本はアメリカ合衆国のATMなんだよね。
自分が稼ぐ以上のカネを使うためには、どこかからカネを調達してこないといけないわけで、具体的には他国から搾取するしかない。
近隣国困窮政策ね。
アメリカのやり口については、かなり知られてきたけれども、フランスも凄いよ。
アメリカよりも、凄まじいかもしれない。
以下は丸谷元人氏の「フランスも他人のカネで生きてる講義」のポイントであります。
(以下、丸谷氏のご講義ポイント記述始め)
(1) フランスは農業国であり、ハイテク産業も弱い。利益率のいい輸出品もない。企業2000社ランキングに、フランスは60社しか入ってない。日本は229社がランクに入ってるのに。
(2)なのに、なんでフランスでは週休3日制導入? 労働者が1ヶ月休める長期バカンス制度あり。1日4時間しか働いてない。国庫が潤うのも不思議ではないほど国民が勤勉に働いているとは思えないのに、なんで、こんなことが可能か?
(3) なんでかというと、年間日本円換算で56兆円をフランスはアフリカの旧植民地14カ国から収奪してきたから。この事実を一般のフランス人は知らない。一般のアメリカ人が自分の国の属国収奪の仕組みを知らないのと同じように。おめでたいよね、帝国の臣民は。
(4) その14か国は、以下のとおり。セネガル、ギニアビサウ、マリ共和国、コートジボワール、トーゴ、ベナン、ブルキナファソ、ニジェール、チャド、中央アフリカ共和国、カメルーン、赤道ギニア、ガボン、コンゴ共和国。
(5) 以上の14か国全部あわせて人口1億3000万人以上で、フランス人口の2倍。
(6) 1945年に、フランスはアフリカの14か国の旧植民地に「CFAフラン」という通貨の使用を義務付けた。 CFA = Colonies Frances Africanだ。通称アフリカフラン。
(7)表向きの理由は、経済基盤の整っていない旧植民地が自立しやすいようにという名目だったが、やったことはとんでもない搾取だった。
(8)まず、旧植民地の外貨準備金の85パーセントは、自動的にフランスの中央銀行に預け入れられる。はあああ?
(9) 旧植民地のCFAフランは、固定レートでフランスに全決定権がある。つまり、旧植民地は自国で自分の国の通貨を操作できない。はああああ?
(10) 旧植民地が得た外貨の85パーセントはフランスの中央銀行が得て海外の金融市場で運用し、そこで得た利益は旧植民地の「借款」になる。勝手にフランスが運用して利益は旧植民地のローン借金!? まるっきり意味不明だ!!
(11) 植民地時代にフランス政府が建設したインフラ(道路、橋、ダム、水道、電気)の費用は、独立したのだから、旧植民地は、その費用をフランス政府に返済すること決めた!日本は、そんなこと韓国にも台湾にも要求しなかったぞ。
(12) 旧植民地から産出される天然資源の最初の購入権はフランスにあると決めた。
(13) 旧植民地の政府関係の事業は、フランス企業が最初に契約先や入札対象となると決めた。
(14) 旧植民地の軍の武器は、フランス製のものでなければならず、軍将校はフランス軍によって訓練を受ける。フランス軍には旧植民地に軍事介入する権利もある。旧植民地は、フランスの許可なしに他国と同盟は結べない。旧植民地は、フランスが戦争する時には、フランス軍として参加すること。はああ?
(15)ということで、フランスは何もしなくとも、年間56兆円(日本の税収と同じ額だ)を得ることができる。これ旧植民地税。つまり、フランスは未だに植民地を持っている。旧植民地に自決権を全く認めていない。
(16) では、なぜこのようなバカな搾取を旧植民地は認めてきたのか、73年間も?
(17) 名実ともに独立国家になろうとしたフランスの旧植民地の国々の運動は、全て潰されてきたから。フランスのCIAみたいな組織によってクーデターが起きて、独立派政権はすべて壊滅させられてきたから。
(18) トーゴ初代大統領のオリンピアはCFAフランを廃止して自国通貨導入を意図したけれども、クーデターにより殺害された。
(19) アフリカ独立の統一通貨を目論んだマリ共和国の初代大統領も同じく殺害された。
(20) 「CFAフランはフランスのアフリカ支配のための武器だ」と言ったブルキナファソの第5代大統領も、クーデターで殺害された。
(21) 言うまでもなく、クーデターの背後にはフランスがいた。クーデター後に政権を担うのは、フランス軍で訓練を受けた軍人ばかり。
(22) こうして、フランスの旧植民地は、いまだにフランスの好きにされ、フランスに貢ぎ続けている。
(以上、丸谷氏のご講義内ポイント記述おわり)
みなさま〜〜
アフリカのフランスの旧植民地の問題なんか関係ないと思いますか?
いえいえ、日本も同じじゃないですか。
日本が貧しいのは、国富を日本人のためには使えないからだ。
安全保障を請け負ってあげるからカネを出せよ〜〜ということで、カネを出してきたのだよ、日本は。
アメリカにも、味方になってくれそうな国々にはどこにでも借款とか贈与で。
JICA( Japan International Cooperation Agency)が派遣されてるところは、みなそうだ。
発展途上国支援とか国際協力なんて綺麗事言ってるけれども。
実際に派遣されているのは、そういう大きなカラクリや仕組みを知らない「善意の人々」ではあるけれども。
日本の国益を考えて主体性を持って動こうとした日本の国会議員は、みな潰されてきたでしょう。
軍によるクーデターを起こさなくても、簡単に潰され怪死し、殺害されてきたでしょう。
田中角栄さん、橋本龍太郎さん、中川昭一さん、石井紘基さん、いろいろ。おそらくもっと。
だからね、フランスの旧植民地のフランスからの搾取ぶりは、他人事じゃないのだよ。
しかし、なんですね。
英米もえげつないけど、フランスも凄まじくえげつないね。
帝国主義をまだやっているよ。
大したものだ。
まあ、それだけ必死なんですねえ、フランスも。
旧植民地を失ったら、フランスは発展途上国になっちゃうとわかっているのだろうねえ……
私は、今まで遭遇してきた「おフランス学問系研究者」が、日本人にしろフランス人にしろ、ろくな奴しかいなかったので、「おフランス」は嫌いである。
おフランスには行く気もない。
フランス文学にせよ、フランス思想にせよ、その関係の研究者は、人格的に非常に胡散臭い奴が多かった。
すみません。
だって事実だもの。いい人いなかったもの。
フランスからの交換留学生の若い子たちも、オシャレなだけで、活力なかった。
まあ、こういう裏のある国について「お勉強」などすると、研究対象の寄生虫根性までもが、研究者の脳を侵して、研究者の人柄が信用できない類のものになるんかしらねえ……
冷静にフランスについて研究したら、おフランスがああも産業も発明も何もないのに、国民もオシャレなだけで怠惰なのに、やってゆけるのはなぜかしらん?と疑問に思うはずなのに。
私は、フランスが革命まで起こしたはずなのに王政に3度戻ったと知ったときに、「おフランス神話」が、私の中でぶっ壊れた。
変だぞ、この国……
すごい嘘があるな、この国には。
第二次世界大戦中のナチスへのフランス人のレジスタンスなんてのもデタラメらしいしね。
ナチス敗北後に、ドイツ人相手のフランス人娼婦さんたちを丸坊主にして晒し者にしたフランス人愛国者なんてのも、かなり胡散臭い。
自分たちだってナチスに加担したくせに……
サルトルはボーヴォワールに女衒させて、自分に若い女の子をあてがわせてたらしいし。
おフランスって、おもろいわね……
アホな類のアジア人なんか騙すの簡単だね、おフランスにとっては。
みなさま、他人のカネで生きてきた国々の行く末を、じっと見物しましょう〜〜
はじめまして。
今日インペリアルアイズの無料セミナーを拝見し、興味を持ちましたが、やはりにわかには信じられず、会費を払うのが難しくて入会はまたの機会でいいかなと思いつつ、インペリアルアイズで検索してこちらに来た者です。
インペリアルアイズの記事の他にブログをいくつか拝見したのですが、このブログに書かれている丸谷氏のフランスの話しもネット(多分ダイレクト出費)で見ましたし、西鋭夫氏の歴史講座も購読しています。
ブログとても参考になりました。フォローさせて頂きますね。
ところでインペリアルアイズの購入はやめられたみたいですが、落合史観についてどのような感想をお持ちか教えて頂けると幸いです。
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コメントありがとうございます。私は、今はインペリアルアイズの会員ではありません。理由は、まず第一に会費の高いこと。第二に、この内容なら、落合氏のご著書を読んだ方がわかりやすいと思いました。落合史観については……ひょっとしたら、真実かもしれないと思っています。あまりに荒唐無稽なんで、事実かもしれないと思うのです。
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