本日は2018年6月28日木曜日である。
超訳『水源』作業を少しずつやっております。
第2部(14) ロークを意識しているエルスワース・トゥーイー
もう言語道断なほど、原作の文章を読みやすくし、くどくど回りくどい文章は明快にして、イメージが浮かび難い下手な風景描写などはカットしている。
すみません。
まだ第2部である。
それでも、コツコツやれば、2018年中には超訳完成だ。
あのですね、このThe FountainheadとAtlas Shruggedは、外国での版権は無効なんで、誰が訳して出版してもいいんですよ。
漫画にするのも自由です。
ドラマにするのも自由です。
ほんと。
かの傑作TVドラマ『リーガルハイ』や最近作『コンフィデンスマン』の脚本家の古沢良太さん、よろしくお願いいたします。
喜劇にしてください……
って言っていいのか。
私自身、The Virtues of Selfishness (利己主義という気概)もAtlas Shrugged(アトラスが肩をすくめた)も超訳しちゃうつもりなんで。
読みにくいままじゃ、しょうがない。
原作に忠実なあまりに、20世紀真ん中あたりに書かれた文章の長さや饒舌さに付き合っていられないでしょう。
掴むべきは作家の思想!小説のテーマ!それを自分の人生でどう活かすかだ。
ということで、本日は女性の衣類の話を書く。
どういうことかわかりませんが。
女性の包装の話を書く。
女性の包装については、男性の包装に関するよりも、はるか大量に言及されてきた。
だって、ぶっちゃけて言えば、女は外見だけだからね。
だって、そうでしょ。
美人はブスより生き残れるよ。
The survival of the prettiestよ。そういうタイトルの本あるよ。
身体の本体そのものも大事だけれども、パッケージ包装も大事。
男が女を選ぶのは、顔やスタイルとか外見だけといっても、男の好みも千差万別だ。
幸いにセンスの悪い人も目のおかしい人もいてくれるので、誰が見ても美人ではない女性でも救われる。
足首の細さにのみこだわる男性もいる。肌のキメの細かさだけにこだわる男性もいる。
オッパイの大きさだけにこだわる男性もいる。顎の形のみにこだわる男性もいる。
私の観察によると、男は純然と自分の好みだけで選んだ女性は大事にする。
だから、どっかの「まともな男性」が、なにゆえかあなたにこだわって、あなたの周りをウロチョロして、結婚してちょーらいと言ったら、結婚すればいいんよ。
なんで、この人は私のこと好きなんかしらね?なんて考える必要ない。
あなたの外見の何かが、その男性の好みにハマっただけ。それだけの理由。
同性から見て、実にしょうもない人格下劣でくだらん女性でも、ご主人さんの好みの外見であれば、よろしいのです。
その点に関しては、女性の方が結婚相手に求める条件については欲が深い。
外見は友人に紹介して恥ずかしくない程度でいいけど、収入は高くないとダメ、職業は何?学歴は?長男はいやあ〜〜ひとり息子いや〜〜とかさあ。お母さん死んでないといや、ついでに姉とか妹とかいないのがいいとか、髪の毛サラサラはいや、絶対に禿げるとか、うるさい。
男性を自分の好みの外見だけで選べる正直で勇気のある女は、自分の稼げる力=経済力に自信のある女だけである。
また話が逸れております。
鈍い私でさえ、女性にとっての包装は大事だ、チビ・短足・デブで身体的条件が劣悪だから、せめて着るもので少しでも誤魔化そうと思った。
で、「何を着るべきか」本はいろいろ読んできた。
まあ、読んでもろくに実践する暇もなく65歳になっちゃったんですが。
で、今日は、そんな私が読んできた「何を着るべきか本」の中でも、これは非常に有益だ!!と思うものを紹介する。
同じ著者さんが書いた2冊だ。
Malikaさん。
この2冊の内容の要点を乱暴にフジモリ流にまとめると、こうなる。
(まとめ始め)
(1) 大雑把に言って女は骨格で3種類に分けることができる。この骨格にあったもの着ないと似合わない。この骨格は運命的なものであり。人格や職業も決める。
(2) 骨が細くて肉が乗っかってるみたいな「ウエーブ型」。こういう女性はフェミニンな格好が似合う。シフォンのドレスとか、フリフリのブラウスとか。こういう女性は、本人がどう思っていようと、他人を癒し包み込むような仕事が似合うし得意。ふんわりさん。ふんわりしたモヘアなんか、ぴったし。
(3) 筋肉質で出るところは出ていて、締まっているところは締まってるメリハリの効いた体型は、「ストレート型」さんで、正統派ファッションが似合う。キャビン・アテンダントさんみたいなスーツにシルクのブラウスにパンプスみたいな。大企業のキャリア女性みたいな。こういう人は、組織の中でリーダー的に生きるのが似合う。公務員に教師に女性総合職。つるんさん。つるんとしたはりのある布地が似合う。
(4) 骨太でガッシリしてるのは「ナチュラル型」で、このタイプは、ツイードとか手織りホームスパンとか麻とか厚めの木綿とかの、ザラザラした感じの布地が似合う。ぶっちゃけて言えば、先住民みたいな格好が似合う。フォークロア調というか。仕事は職人的に自分のペースでひとりでできることが得意。
(5)自分が憧れて好きで着たいものと、自分の骨格や資質にあっていて似合うものとは違う。ふんわりさんの「ウエーブ型」が、無理してカチッとした「ストレート型」を着ると、無理してる感じ。
(6) 「ストレート型」の人が、男性受けがいいし、可愛らしいのが好きという理由で、ふんわり「ウエーブ型」を着ると、本来の聡明さやリーダーシップが活かされない。
(7) 先住民族的に風に吹かれてひとりでボケっと好きにしたい「ナチュラル型」が、「ウエーブ型」ファッションをしても、本来の「ウエーブ型」みたいな気遣いはできない。無理して「ストレート型」ファッションで、キャリアを積もうとしても、組織に馴染まなくて、苦しい思いをする。
(8) もちろん、厳密に3つに分けることができない混合型の女性も多いが、根本的には、「ふんわり」か「つるん」か「ざらざら」の三タイプに分かれる。自分が持って生まれた資質を活かして生きたいならば、自分のタイプをきちんと把握して、似合うものを選んで着よう。人生が変わってきます。
( 以上、まとめ終わり)
どう思いますか?
私が、Malikaさんのご著書を読んだのは、数年前だった。
そのとき驚いた。
私は長年、教師をしていたので、教師らしい格好をするのが当たり前と思って、「ストレート型」のつるんとした生地のスーツとかシャツとか着用することが多かった。
でもなんか似合わないなあ……ダッサイなあ……と自分で思ってた。
窮屈だなあ……と、思ってた。
まあスタイルが悪いから、何着ても似合わないだけなんだろうな、と思っていた。
それから20年以上経過。
55歳過ぎたあたりから、スーツ着るのが嫌になってしまった。
カラダが楽なのがいいわ……ということで、Issey Miyakeなんか着てた。
Issey Miyakeは総プリーツで、ポリエステル製なんで洗濯もラクだったし。
福山に移ってからは、Issey Miyakeはやめた。
なぜかというと、福山の職場では、Issey Miyakeみたいな鮮やかな明るい色は派手で浮くので。
で、無難なところで、ヤッコマリカルド( 経営者はもとIssey Miyakeにいた人たち)にした。
ヤッコマリカルドはデブサイズで身幅60センチ以上のズボッと着れるオーバーサイズ風デザインが多くて、パンツも総ゴム入りで、モデルが家政婦は見た!の「市原悦子さん」で、オバサンにはぴったしだった。助かった!
とはいえ、生地にシルク(洗えるシルク)とか多くて、素敵ではあるが、私的にはなんか窮屈な感じだった。
で、じょじょに鈍い私も気がついてきた。
私は、もともと、ひょっとして先住民族系の格好の方が似合うんじゃないの?
ほんとは、そういうものを着ている方が居心地が良かったんではないの?
自分が好きで着たいと思ってきたカッコいいスーツとか品のいいドレスとか、ほんとは似合わないんじゃないの?
私の好きで着たいものと、着てラクで似合うものは違うんじゃないの?
カチッとしたトレンチコートよりも、ツイード系のダッフルコートが似合うんじゃないの?
シルクのワンピースより、ザラザラ厚めのリネンのダボダボワンピースの方がいいんじゃないの?
エルメスのシルクのスカーフより、安い麻のスカーフの方が合うんじゃないの?
カシミアのストールより、手編み風毛糸グジャグジャのスヌードが似合うんじゃないの?
パンプスより、ごっついブーツだろ。
洗練されたハンドバックより、夜逃げ風ずた袋系バッグだろ。
ロンドン風ではなく、ロシアのシベリア風だろ。
カリフォルニアではなく、アラスカだろ。
上海香港より天山回廊ゴビ砂漠だろ。
私って小綺麗でスマートで都会的に洗練された格好って似合わないんだ。
北海道のアイヌ村でアイヌの民族衣装を着たら、「異常に似合う」と言われたし。
そのとき一緒に行った母や妹は、全く似合っていなかったけれども。
薄々、ひょっとしてそうかなああ……
と思った頃に出会ったのが、 Malikaさんのご著者だった。
で、やっぱり!!
と、大いに私は納得した。
私はどう考えても「ナチュラル型」だ!!
ナチュラル型!
マイペースの職人肌。
どうりで……大学に勤務しててもピンとこなかったはずだ。
大学という組織の中で、会議だの委員会だの、嫌で嫌でしかたなかったはずだ。
同僚の名前は覚えられないし、学長も上司もどうでもいいし。
「ウエーブ型」の包容力や癒し能力もないし、「ストレート型」のリーダーシップもないのだから、教師なんて無理無理無理。
他人のお世話するの面倒くさい。
みんな自分で勝手に好きに生きなさいよ、私は知らんよ。
ああ……自分でひとりで追求できる仕事で食えるように粘るべきであった。
ということで、遅ればせながら知った自分の骨格に似合うものと、自分の骨格にあった生き方!
せめて10年早く知りたかった。
でも、まあ遅すぎるということはないよね。
ということで、似合いもしないのに、職業上はこれでないと……と思い込んで買い込んだ衣類はガンガン処分で、傷んでいないものはzozotownやメルカリに売りまくり。
女性のみなさま!
このMalikaさんの御本2冊いいですよ!
特に新刊の『着るだけで夢が叶う服選びの魔法』は考えさせまする。