本日は2018年6月30日土曜日である。
facebookで、以下の記事を見た。
https://news.nifty.com/article/item/neta/12189-20161688240/
驚く。いまどき、こんな迂闊で無用心で無知で無教養な母親もいるのか。
なんと、宅配便の男性配達員と、母親はいつも1分か2分世間話をしていたというのだ。
で、自分の家が母子家庭の女世帯で、自分が女子高校生の娘を1人残してパート労働に出かける時間までしゃべっていたというのだ。
で、この母親が留守中に荷物配達を装った男が、応対に出た女子高校生を強姦したというのだ。
で、母親が信頼を裏切られたと怒っているという事件である。
この世界には悪魔のような人間がいる。
これは事実で真実である。
ということを認識することは、この世に生きる人間の教養であり、良識である。
だから、自宅で高校生の娘が一人のときは、宅配便が来ても居留守を使えと教えるのは、親の役目だ。
私は、このブログの[273]号に「男を見たら性犯罪者と思えと父は娘に教えよ」を書いた。
母は娘に教えよとは書かなかった。
そんなこと書くまでもない常識だと思っていたから。
警察が来ようが、親戚のおっさんが来ようが、近所の人が来ようが、御用聞きが来ようが(いまどきないか)、学校の先生が来ようが、男が来たら家に入れない。玄関は開けない。一切無視して対応しない。
これ、常識だ。
いや、ほんとに驚いたわ。無知で無教養で無用心な母を持つと娘は強姦されるのだ。
しかし、女の子も女として生まれたら「無邪気な人を疑わぬ天使」なんかやっていられないと、中学生くらいで肝に命じるのが普通である。
脳足りん母の生き方など参考にならない。
いやあ、この「不信の時代」を生き抜くのは大変なのだよ。
不信といえば、これもfacebook友だちから聞いた話。
彼が某出版社編集長から聞いた話である。
東京には、大学や大学院のレポートを代筆するサービスがあるそうだ。
レポートなら50万円くらい。
卒業論文だと300万円で数日で書き上げてくれるそうだ。
大学院を出て学位を取っても、大学に就職できないオーバードクターは多い。
論文代筆業は、彼らや彼女たちの貴重な仕事である。
大学の卒論程度なら、すぐ書けるだろうなあ。
実際に、私の知人も「論文の代筆をしないか」という依頼を受けたそうだ。
300万円で卒論を書くとして、年間6本を書けば年収1800万円である。
これ、税務署に申告するんかな。
文筆業として個人事業者として申告すればいいのか。
それなら大学の正規の教授の収入より、はるかに多いぞ。
とんでもなく多いぞ。
羨ましい。
私だって年に5本ぐらい書けそうだぞ。
だって、ゼミでの卒論指導みたいなもんでしょーが。
楽勝だ。
でも、そんなことする気ないよ、もう。
そういう論文代筆サービスの利用者は女子大学の女子大生が多いそうだ。
親御さん、可愛い娘が留年しないようにお金を出すのねん。
馬鹿娘が、一層に馬鹿になるのねん。
まあ、それで誰かが食って行けるのならいいではないですか。
博士号取得者ならば、修士論文の代筆もできるから、おそらく修論代筆業もあるに違いない。
たとえば、某有名私立大学の大学院にスポーツ文化学科みたいな、よくわからない学科があるでしょう。
どことは言わないけど都の西北の。
その修士課程は、有名人たちの学歴ロンダリングと人脈作りに貢献しているそうである。
その修士課程に入学したセレブに論文なんか書けるはずない。
芸能人やスポーツ選手に、あんな地味な作業ができるはずない。
修士論文にせよ博士論文にせよ指導教授とともに書くようなものであるので、最終的には指導教授が添削するので、それはそれでいいんである。
私は自分で卒論も修論も書いた。当たり前だ。
指導教授は関係なかった。昔の大学の先生は学生のお世話なんかしなかった。
英文科では論文は卒論でも修論でも博士論文でも英語で書く。
それが難儀だった。
私は博士論文は書いたことないが、修士論文の英語のチェックは受けた。それは普通。
しかし、ほとんど指導教授に書いてもらったような後輩院生もいた。
絶対に守るべき提出締切日に表紙だけつけて中身はデタラメの論文を提出し、あとで中身をすり替えた同期の院生もいた。
教授と仲良くしている院生だと、そういうことも可能であった。
まあ、そういう要領のいい狡猾な院生を見ても、他の真面目な院生は特に怒ることもなかった。
軽蔑はしても、口に出すこともなかった。
自分の論文を書きたい院生は他人のことなどかまっていられないし、修論を書く大学院生は25歳くらいなんで、要領と狡猾さだけで生きていくのも才能だと思うだけの成熟度には達していたから。
嬉しいことに、そういう連中はろくなことになっていないです。
それも世の道理。
ほほほほほ〜〜🎵🎶
今は翻訳サービスも充実していて、英語論文も書き直してくれるサービスもあるんで、便利になったものである。
で、東京では、芸能人やスポーツ選手などのセレブのネットワークにはいると、卒論や修論代筆サービスを金さえあれば受けられるそうだ。
http://news.searchina.net/id/1546426?page=1
なああんと、中国では博士論文代筆サービスもあるらしい。
まあ、中国にあるなら、アメリカにもあるさ。
アメリカの富裕層は、自分が出た私立の有名大学に多額の寄付をすれば、子弟をその大学に入学させることができる。
アイヴィーリーグみんなそーだ。
ジョン・F・ケネディも、お父ちゃんのコネでハーバード大学に入学できたそうだ。
ほんまかいな。
レポート代筆業、卒論代筆業、修論代筆業なんて、いくらでも雇える。
ブッシュ・ジュニアとか、トランプ大統領の子どもたちとか、みなその口だと思う。
まあ、そんなもんよ。
日本だって、学歴詐称の国会議員なんて結構いるんじゃないの。
最近は東京都知事が、「ほんとにカイロ大学出てるの?疑惑」の的になった。
アラビア語を話してる動画を、ほんとにカイロ大学出た人にチェックされて、「大学で学んだとは思えない教養のないStreet Arabicである」などと判定された。
エジプトにはいたが、正則アラビア語を学んだとは言えないと判定された。
政治的手腕があれば、学歴詐称なんかいいじゃないですかああ〜〜と私は思うが、政治的手腕があるかどうか、私にはわかりません。
考えれば、外国の大学で地道に真面目に勉強した人間は、日本の虚飾とハッタリで満ち満ちたテレビ界に入ったり、そこから選挙に出たりなんてできないけどね。
アホらしいだろう。充実した勉強に比較したら、マスコミも政界もshitだろう。
そういえば、お嬢さんでどこの大学にも入学できたはずが、なぜか女子大附属の専門学校を出た国会議員夫人が、首相になった夫に同行して海外に行き、そこで会った政治家の奥さんの学歴に圧倒されて、日本の某有名私立大学の修士課程に入学して修士号をとって、めでたく学歴ロンダリングした実例もある。
気持ちはわかるわあ……学歴ロンダリングしたいよね、そりゃ。
大学院というのは、大学に入るより簡単であるしね。
ほんと。
各大学の大学院は入学者が欲しいばかりなんで、受け入れる指導教授がいいと言えば合格するんよ。
修士論文もちゃんと面倒見てくれます。
ということで、私が何を言いたいか。
まあ、学歴や学位で人を判断できませんよ、ということだ。
今の時代は、レポートも卒論も修論も博論も、代筆業が書いてくれる。
金さえ出せば、ネットワークに接近できるコネがあれば、学位は取れる。
アメリカなんか「名誉博士号」売りますって広告を出す大学もある。
そこから学位を買う日本人もいる。
21世紀はバレる時代だ。
バレるので、不信が蔓延する。
信じないことが教養になる時代だ。
不信の時代だ。
ならば、その人の学歴や学位ではなく、その人のやっていること、実際にできることから判断するしかない。
不信の時代は、個人の観察と見識が試される時代でもある。
じっくり、よくよく、じっと見なきゃ。
直視しなきゃ。
東大出のくせに馬鹿に会ったら、卒論書いてもらったんね、と思えばいいのだ。
間違いない!
(かなり古い?)
大学教員です。代行してもらった卒業論文を締め切り後に出して泣きついてきた学生がいます。腹が立ったので、参考文献から何から全て読んで、間違い探しをし、細かい点について質問してあげました。答えられなかったです。論述の齟齬を見つけ出し、訂正を求めましたが、簡単な訂正にも関わらず、書き直しできませんでした。代行は明らかなのですが、証拠がないので自白させるしか手がありません。優しく諭しましたが、この学生は私ではダメだと思ったのか、ゼミを変えて卒業していきました。それ以後、毎年、学生には「代行してもらって代金を払ってそれで終わりだと考えないように。これを種にあなたは一生強請られますよ。代行業者が金に困ったら、絶対あなたのことを思い出しますから」と言うことにしています。だって、本当ですから・・・通算では300万円では済まない可能性があります。
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星美和子さま: コメントありがとうございます。やはり、代筆論文出すのがいるのですねえ……やっぱりねえ。私は「卒業研究ゼミ」では、少しずつ書いてきたものをチェックして……の形式でやりましたが、あの方法でも代行は可能ですからねえ。しかし、300万出すくらいなら、自分げ書く方が簡単な気がしますがねえ……
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