本日は2018年7月29日日曜日である。
奇妙奇天烈な進路を取る台風さんが来たが、名古屋地方は比較的無事にすみ、今は風だけが強い状態ですんでいる。
無事ですむと、濃尾大地震はドカンとでっかく来るかしらん……と覚悟もあらたになる。
おフランスはパリでは、37度まで気温が上昇した翌日の7月27日に「ヒョウ」や「あられ」hailの嵐だったそーだ。
おフランスのことはいいんだけどさ。
昨晩は、以下の本を読みつつ寝落ちした。
大東亜戦争で亡くなった方々のことを思うと、私は気力が出る。
今の私の快適な状態は、戦後日本の平和と繁栄の礎となって亡くなった方々のおかげだと思うと、空元気でも気力が出る。
この本は、戦史とか戦術とかの本ではなくて、従軍した兵士たちのquality of life生活の質、内容に重点を置いた研究記録だ。
日本軍つーのはさあ、日露戦争では白米ばっかり兵士に食わせて脚気で殺した。
このときの陸軍軍医のトップは森鴎外だったけど。国費でドイツに行ってドイツ娘を騙くらかして帰ってきたぐらいだから、医学はできなかったらしい。
よく、こんな奴の書いた小説「舞姫」を載せた教科書を許可してきたよな、文部科学省。
昔から頭がおかしいのだ、文部科学省ってさあ。
太平洋戦争では、餓死と栄養失調による病気で兵士を大量に殺してるし。
中国戦線の山西省では、89000人中国軍に、たった14347人の第37師団であたらせてるし。
水も食料もないまま30キロの荷物持たせて行軍させて、疲労の極みで手榴弾で兵士たちを自殺に追いやっているし。
劣悪な従軍生活だから衛生状態も劣悪で、歯を悪くしても歯科医はいない。
兵士は、虫歯の激烈な痛みに耐えかねて、無理やり抜歯しても、その後を消毒もできない。
口腔内ボロボロで、内臓までおかしくなる。
ガダルカナル島などの南方戦線や沖縄戦に硫黄島での、日本軍将兵への政府による命令の苛斂誅求は理不尽マックスで書くのもおぞましい。
国策で満州に送り出された開拓民もソ連が宣戦布告したら棄民されたし。
まあ、一部の関東軍兵士たちは戦ってくれたかもしらんが、満州にほとんどの日本人開拓民は置き去りにされた。
満州に開拓民を送れ!と国に命じられても自分の村の人々を満州に送ることに抵抗した村長もいたけどね。
おかげで、その村の人々は敗戦後の混乱の満州の悲劇を免れることができた。
8月15日に、その村長さんに関する伝記が出版されるよ。私は予約して待ってます。
こういう村長さんは例外中の例外だったので、今に至るも語り継がれる。
あとの村長さんは国策だからということで、気楽に村民を満州に送り出したのだよ。
国策だから、しかたないって。
沖縄戦は、サッサと降伏すればいいものを、大本営は降伏許可を出さなかった。
信州松代に、皇室と大本営が逃げ込む地下シェルターを完成させるまで、降伏許可を出さなかった。
沖縄戦で県民がどれだけ死んでも、14歳の旧制中学校の男子すら徴兵されても、女子学生が洞窟で兵士のウジだらけの傷口をケアする野戦看護婦させられても、別に構わなかった。
まあ、あの大東亜戦争については、明治の薩長閥以来猛威を振るう軍部を壊滅させるために、天皇はあえて負ける戦争を始めたんだという奇説を、落合莞爾氏は展開してたけどさ。
それが事実だとしても、その「大義」のために、殺される一般国民はかなわんよね。
そんなこと決めた為政者の子孫が、女子ばっかりで、後継の男子がほとんどいなくて、ついでに、その女子たちはことごとく男運が悪そうだ、なんて当たり前だろ。
あの戦争で、軍人軍属民間人入れて320万人は死んでるんだぞ。
その人々の怨念は今でも残っているんだぞ。
何が言いたいか?
要するに、少なくとも明治から敗戦まで「棄民」は日本政府のお家芸だったということ。
まあ、それはそういうものだよね。
市民革命の前の時代においては、国民とか人民とか領民とか、「民」というのは、王や領主の私有財産なわけだから、煮て食おうが焼いて食おうが、為政者の自由なんよ。
基本的にはね。
でしょ?
じゃあ今はどうか?
日本は晴れて民主主義国家になりました〜〜
しかし、為政者の気持ちが70年くらいで変わるはずない。
やはり、いまだに「棄民」は日本の政治風土の文化かもね。
私なんか、3.11以来ずっと疑ってる。
こいつら棄民するつもりだなって。
復興を本気でする気ないなって。
復興せずに人口が減り続ければ、福島地下300メートルに使用済み核燃料廃棄物処理場を設置できるしって。
原子力発電をやめたって、今まで使ってきた核のゴミは山積されてる。
外国も引き受けてくれない。
さすがのロシアもシベリア地下の汚染が無茶苦茶で、日本の核のゴミなんか知らん。
最近の災害についても私はこう妄想する。
為政者が以下のように考えていてもおかしくないね〜〜って。
災害にあった地方については、あえて復興の金を出さずに、災害が繰り返し襲うままにして、放置。
最新号の「週刊プレジデント」によると、イタリアでは災害が起きると、エアコン付きテント村が24時間以内に設置されるけど、日本では避難場所のトイレやキッチンやベッドなども蔑ろにされるそーだ。
イタリアができることを、日本はしない。
やれるのに、しない。
つまり、わざとしないんだ…
そうなると、先々を考えた未来ある若い地方住民は都市部に移住する。
でないと、とんでもない目にあいっぱなしになるから。
残るは老人ばかりとなる。
そこに、また災害。復興していないところに、また災害。
避難する耐力気力のない老人が犠牲となる。
次第に地方人口が激減で、地方行政成立せず。
結果的に地方消滅で、中核都市に人が移住し、地方交付税交付金の節約が成立。
中核都市に移住しましょう〜と言っても、地方行政も住民も納得しないからね。
成田空港作るんだって、先祖伝来の土地は国に売らない!って、あれだけ大騒動だったんだから。
以下の本に書いてあるみたいな、国民納得しての国土改造計画は実現に時間がかかる。
長い平和を満喫してきた国民は、油断で脳が緩んでいて危機感がないし。
気の利いた頭の回る人間は、とうの昔に地方を捨てているし。
好きなところに住むのは基本的人権の権利だしね。
ならば、一種の兵糧攻めで、人民大移動させるしかない……
地方に人がいなくなったら、農業とかどうなるの〜?
って心配は無用だ。
とうの昔から、農林水産省は「都市農業」について研究推進している。
将来は都市部の農業工場に社員が出勤して、水耕農業に従事する。
その都市というのは、海上都市メガフロートかもしれない…
まあ、大きな深い慮りがあるとしても、これも棄民政策ですね。
「上に政策あれば、下に対策あり」
これは、Facebook友だちの方に教えていただいた言葉です。
基本的には「棄民政策」が政府の政策なので、下々の我々は、それを見込んで対策を考えて実践しましょう!
アメリカも中国もろくでもないけど、日本もろくでもないです。
それでも、生き抜いていくのであります。
漏れ聞くところによると、将来寝たきりになったとき、介護されるときに、陰毛があると介護士さんにご面倒をかけるからということで、60代ぐらいでも、お尻周りのヘアの脱毛をする方々が増えつつあるそうだ。
あのさあ……
なんで、そーいう他人任せを前提とするの。
棄民政策ってね、他人任せの愚民処理にもってこいだ。
人様に自分のお尻周りのお世話を託して延々と生きてもしかたない。
自主的自律自立した断食による衰弱死方法を研究しましょう。
って……食いしん坊の私には最後の必修科目ね……