本日は2018年7月30日月曜日である。
今日は、小学校から高校までの無料授業動画サイトについて書く。
[309] で紹介した「週刊プレジデント」8月13日号の記事に、年収250万円家庭や、生活保護家庭に育ったが、東京大学大学院や東大に受かった人の例が紹介されていた。
最近は離婚が増えて母子家庭が増えているそうだ。
一般的に母子家庭は収入が低く、子どもの教育費にお金をかけることができない。
塾に通う費用は出せない。
私の元同僚の女性は、息子さんを現役で東大理系に合格させたが、塾費用だけで高校時代に毎年150万円かかったと言っていた。3年間で、夏期講習代入れたら、500万円弱。
ひとつの進学塾ではダメだそーだ。
英語なら定評あるナントカ先生のナントカ塾。数学なら別のナントカ予備校のナントカ先生。
そのように複数の進学塾に通うのだそーだ。
で、毎年150万円……3年間で500万円……
とうてい年収250万円家庭や生活保護世帯では、そんな塾費用は出せない。
しかし、どこの地域にも、無料の学習支援組織がある。
そこではボランティアの大学生や教師経験者が教えている。
現役で東大合格を果たした人は、学校の先生に熱心に質問すると同時に、無料学習支援組織を徹底的に利用して勉強したそうだ。
ただし、行政は、この種の貧困家庭子弟のための無料学習支援組織について、広く知らしめない。
宣伝しない。
なんとなれば、イジメのターゲットになったりするから。
で、ボケっとしてると、せっかくの無料学習支援組織について知らないままの生徒が多くなってしまう。
しかし、高い授業料を出さなければならない進学塾に行かなくても、家庭教師がいなくても、今の時代は無料で学べる機会が用意されている。
お金がないと言っていないで、自分では理解できないと諦めずに、よくトコトン調べで、学習機会を掴みなさい!というのが、その記事の趣旨だった。
そのほかに、その記事は、インターネットでの小学生から大学受験生まで対象にした学習動画を提供している「スタディサプリ」も紹介していた。
で、私は、「スタディサプリ」を検索してみた。
これ無料じゃないじゃん。
無料は最初の数週間だけじゃん。
で、YouTubeで、無料で学習動画が提供されていないか検索してみた。
今は英会話でも中国語でも、無料学習コンテンツが多いからね〜〜
災害用簡易トイレの使い方動画でさえ、あるからね〜〜
そしたら、あったあった!
YouTubeから辿っていったら、素晴らしいコンテンツがあった!
それも、全部無料だ。
素晴らしい!!
無料!!
pdfの資料もついてるし、問題集もある!
全部が無料!!
このサイトだ!
19ch.TVだ! 「塾チャンネル」である。
小学校から高校までの算数と理科と社会と国語と古文と英語と数学の1900本以上の授業動画が視聴できる!!
1900本だよん。
2015年からサービスを開始して、今や1900本の授業動画!
さらにさらに更新されて、コンテンツは増大しつつあるよん。
作成者はというか、動画講師の先生は、1985年生まれの「葉一」さんという若い男性である。
はいち先生である。
なかなかのカッコいいイケメンさんである。
すでに、参考書も出版しておられます。
ともかく、その授業動画をザザザザザザと視聴してみた。
特に特に算数と数学が充実している授業動画サイトである。
小学校1年生算数から高校数学までの全内容を、短い時間の動画に分けて、段階を踏んで少しずつ教えてくれる。
少しずつ進んで行くので、無理がない。
ひとつの動画の長さはまちまちだが、だいたい一動画6分から15分以内だ。
たまに長くて18分くらい。
この短さがいい!
はいち先生は、言語明瞭で、リズム良く、明解にわかりやすく、紳士的に優しく教えてくださる。
すごいですよ、この「塾チャンネル」は。
だいたい、ぶっちゃけて言えば、学校の科目で問題なのは、算数と数学だ。
あとの科目は、国語でも社会でも理科でも英語でも、ほんとうは躓きようがない。
興味があるかないかだけの問題であって、「理解できない」というようなもんではない。
日本語がわかれば、あとの科目は理解できるはずだ。
問題は、算数だ。数学だ。
算数と数学なのよ〜〜
私は、高校2年生の時に「順列組み合わせ」から数学に挫折した。
それまでは、得意科目ではないにしても、ナントカなっていたのに。
数学については、授業中にどう集中して聴いていても、「なんもわかりません」という状態になった。
ショックだった。
わからない授業をじっと聴いていることほど、寂しいことはない。
そのほかにも物理がサッパリわからなかった。
物理は生物や化学で誤魔化せるとしても、大学入試模試で数学の点数が5点では、国立大学に合格するはずねーよ。
だから、私の「退職後に自由になったらやりたいこと」リストのひとつは、「数学と理科の再学習」であったのだ。
私は、根がしつこいのだ。
で、去年あたりから、「やり直し算数」とか「やり直し理科」系の本を買って読み始めた。
しかし、まあついつい放置で……
で、今回「はいち先生」の小学校の算数授業を視聴して、私は小学校6年の算数から、あやしいと判明した。
「分数の割り算」のやり方がわからなかったから。
????
分母と分子をひっくり返してかける??
なんで???
ということで、数日前から就寝前の1時間を、「はいち先生」の6年生の算数授業動画を視聴して勉強し直している。
小学校6年生の算数授業動画を全部クリアしたら、中学数学に行き、中学数学がクリアできたら、高校数学に進むぞ。
高校数学理解は、私にとってはキリマンジェロ踏破みたいな憧れだ。
理科もやらないとね。
理科は中学3年の時の「電流の流れ」以来、意味不明となった……
塾なんか私が行くはずはないんで。
小学校時代は漫画ばかり描いてたし。
中学校時代も高校時代も、漫画本と雑本読みとクラブ活動と称したお遊びばかりだったし。
しかし!
私がガキの頃に、こういうわかりやすい授業動画があったら、どんなに良かったことか!
いつでもインターネットで、15分ずつ視聴できる授業動画があったら、繰り返し視聴できる授業動画があったら、どんなにありがたかったことか!
無料だし!!
「はいち先生」すごい!!
「はいち先生」偉い!!
「はいち先生」は、日本で学ぶものの恩人!!
「はいち先生」ありがとうございます!
「はいち先生」こそ、国民栄誉賞にふさわしい!!
こんなサイトが無料で利用できたら、学校が不必要になって、不登校児が増える?
増えたっていいよ。
自学自習できればいいんだよ!
大丈夫、学校は消えない。
子どもは昼間に行くとこ必要だもん。
親も、子どもに構っていられないもん。
共稼ぎが当たり前なんだからさ、小学生の保育所、中学生の保育所が必要だ。
集団生活つーものに慣れるためにも、うざい他人とつきあう練習をするためにも、大人になっての通勤生活の予行演習のためにも、学校は必要だ。
こんな無料の授業動画があっては、塾の経営が成り立たない?
それも大丈夫だ。
学校の先生は、子どもひとりひとりに丁寧に教える余裕がない。
ブラック産業の日本の公立小中学校では、夜の7時や8時まで残業しても先生の仕事は終わらない。
自主的に是正できないままに、自浄できないままに、公立小中学校の現場は荒廃するままだ。
ブラックがホワイトになる可能性はない。
だから、塾が必要となる。
塾で親身な塾の先生に丁寧に教えてもらう必要がある。
少人数の仲間たちにも出会える場が必要だ。
それプラス、自分で納得するまで視聴できる「はいち先生」作成の無料の授業動画があれば、最高だ。
すでに、ネット界では、この「はいち先生」の「塾チャンネル」は有名だ。
しかし、主要メディアは取り上げない。
現場の学校の先生は、こういう情報を生徒に発信するのかな?
文部科学省は「はいち先生」と協力しあって、無料で学べる授業動画コンテンツをもっと拡大充実させるべきだ。
NHKの教育テレビが、そのプロジェクトに協力すべきだ。
でも、そんなニュースは聞かない。
文部科学省の役人にしてみれば、自分とこの息子が裏口入学で医学部に合格すればいいのであって、一般国民の学力向上なんて、どうでもいいか。
NHKに関して私が日本国民のためになっていると評価するのは、教育テレビとラジオ語学講座だけだ。
大河ドラマなんかクズだ。
「ボケっと生きてんじゃねーよ!」のチコちゃんなんか、どうでもいい。
NHKも小学校講座とか中学校講座とかやってるけど、なんで、そのコンテンツを無料で公開しないの?
On the demandで、無料で何度でも視聴できるようにしてこそ、「日本放送協会」だろう。
その講座内容DVDを全国の小中学校や高校に配布すべきでしょ。
高い受信料を徴収して、社員の給料だけ上げてんじゃねーよ。
ほんとに役立たずの文部科学省とNHKだ。
あ、ネットのご意見箱に書いて送信しよ。
みなさま、「はいち先生」の授業動画をお子様の学習や、ご自分の再学習にお役立てください。
やっぱ、役所や半官半民企業はだめなんよ。
ゴミなんよ。
高い志ある民間人の創意工夫で、世界は進歩するんよ。
「はいち先生」こそ日本の宝です。