本日は2018年8月8日水曜日である。
あさっての8月10日は、気をつけておいた方がいいみたいだよん。
地震か台風か大雨か火山噴火か気象兵器かプラスチック米(こめ)か文科省スキャンダルか、お盆間近のお墓爆発テロか、なんか知らんけど。
イランとアメリカのガチンコとか、やっぱり北朝鮮空爆とかは、まだまだ先だろう。
と、想定しておけば、無難に済ませる。
昨日8月7日火曜日は、名古屋城近くの愛知県庁の裏にある「ウイルあいち」に行ってきた。
「ウイルあいち」つーのは、講演会やセミナーや研究会や映画会とか文化的催しが開かれる大きな公的総合施設ね。宿泊施設もあるってさ。
元は裁判所と法務局があったところだな。
名古屋もどんどん変わっていて、大阪や福山にいた私からすると、えええ?いつの間に?という浦島太郎チックな気分になる。
昨日の8月7日に、この「ウイルあいち」において、例の「舌はがし啓蒙活動リーダー」で、福岡市の「七星スパルタ鍼灸院」院長の平井幸祐氏が「舌はがしセミナー」を午後から開催なさった。
http://nanahoshi89.wixsite.com/nanahoshi-hp
「ウイルあいち」は午前中2500円午後も2500円で使用料が安いので、午前中も和室をキープしたので、7日の午前中は「こもの鍼灸院」の若い鍼灸師さんと鍼の勉強会をしております〜〜セミナーは午後からです〜〜ということだった。
で、昨日のセミナーは、舌はがしと同時に、「顎の関節の歪み矯正の美容鍼セミナー」も同時に開催だった。
自分で自分の顎の歪みを治そう〜〜というセミナーである。
講師は「こもの鍼灸院」の若き鍼灸師さんの島優太氏であった。
同じ部屋で2つのセミナー同時開催という、かなりアバウトな催しである。
島氏の勤務先である「こもの鍼灸院」は、名古屋は栄の久屋大通り沿いのビルの8階にオフィスを構えている。
この「こもの鍼灸院」の院長先生の新屋翼氏には、毎月私が美容鍼でお世話になっている。
むふふふふ……48本刺して電流を流すんよ……
だから、「顎の関節の歪み矯正の美容鍼セミナー」講師の島氏とも私は顔見知りであった。
どうも〜〜こんにちは〜〜
島氏は、まだ25歳にして、食事は1日1度だけの仙人みたいな浮世離れした人物である。
ということは、午前中に押しかければ、鍼をする人体実験素材になれるな……
ドサクサ紛れに全身に鍼を打ってもらえるな……
ついでに無理やり整体もしていただけるっすね……
ということで、私は朝から「ウイルあいち」を急襲した。
猛暑で身体ガタガタでしたからね〜〜
私としては午前中に全身鍼と整体を受けて、ランチ食って、サッサカ自宅に帰るつもりであった。
帰ってシャワー浴びてアイスクリームを食うつもりであった。
が!
早めに会場にいらした若いママの赤ちゃんの舌はがしを平井氏が開始なさったのを、間近に見物して、私は「おおおお〜〜」と驚いた。
で、お昼に帰るのをやめた。
赤ちゃんは縦抱き。授乳も縦抱き。
横にしちゃダメ。
横にすると、本来は上口蓋にピタリと付いているべき舌が落ちて低位舌になってしまい、赤ちゃんの舌が、上顎にある吸啜窩(きゅうてつか)にきちんとママの乳首を置けない。
吸啜窩というのは、ママの乳首を置く上顎の穴だ。
赤ちゃんは舌尖(ぜつせん)によって喉の奥にお乳を送り込む。
お乳を送り込むためには安定した姿勢でオッパイを捕獲しておかねばいけない。
赤ちゃんの上顎にある窪みである吸啜窩に乳首を置いて、自分の下唇でがっしり捕獲。
赤ちゃんは、舌でこの窪みにママの乳首を置いて、乳首の位置を安定させて、舌の先でグイグイ乳首をしごきまして、お乳を吸い出し、お乳が喉の奥に運ばれるんであります。
私は母乳で育ってないので、哺乳瓶の人工乳首しか知らないので、いまひとつ理解不能ではありますが。
この吸啜窩は、使用されるにつれて、窪みが広がり、成長するにつれて、窪みが平らになっていく。
平井幸祐氏によると、この吸啜窩が成長後にもまれに残っている事例があるそうである。
極度のうつ病の身長2メートルのアメリカ人男性に、この吸啜窩がまるまる残っていたそうである。
つまり、このアメリカ人男性は、吸啜窩を使用して正常に乳も飲めず、咀嚼も嚥下もきちんとできず、大きくなっちゃったのである。
で、平井氏は独自の法則を見つけたんである。
「口腔内の正常な成長と精神の成長は正比例をしている」
つまり、平井氏に舌はがしをされて、口腔内を見られると、あなたは精神年齢まで見透かされるということである。
恥ずかしいですね〜〜
話を元に戻す。
ともかく、お乳を正しく吸収できる口腔内でないと、咀嚼や嚥下もうまくいかない。
ひいては呼吸も姿勢も悪くなり、脳も十全に機能しなくなる。
だから赤ちゃんの舌はがしが重要になる。
赤ちゃんの舌が下口蓋に癒着していると、お乳を喉の奥に送り込めない。
舌が動いてないんだからさ。動けないんだからさ。
昨日にセミナーに参加していらした方々は、平井セミナーのリピーターであり、ご自分で赤ちゃんに舌はがしも日常的になさっておられる。
意識の高いお母さんにお父さんたちである。
赤ちゃんが生れながらに持っている機能を正常に十全に働かせるために、親としてできることをちゃんとしたい。
そう考えておられる。
それでも、赤ちゃんは、ノドチンコがせり上がるように舌が上口蓋に付いている状態ではない場合もある。
そこを、こうやればいいんですよ、ここを気をつけてくださいと、お母さんに知っていただくために、セミナーは何回も開催されるのである。
しかし、舌はがしは痛い。
あれは、大人でさえ痛いですからねえ……
まずは、赤ちゃんの口腔内を広げる。
赤ちゃんでも大人でも、口をしっかり開けることができない人が多いんである。
ちゃんと指を口腔内に入れて歯茎を全体にマッサージ。
口を大きく開けられるようにするためには、口腔内拡張工事。
そんなことされたことない赤ちゃんはビックリして一瞬固まる。
口腔内拡張マッサージ&工事の次はいよいよ舌はがし。
平井氏は、舌はがし施術のために、舌の裏をグイグイ押されて痛がる赤ちゃんの阿鼻叫喚をものともしない。
優しく押しているのではあるが、やっぱ痛いらしい。
痛いよなあ……そりゃ。
私には子どもがいないので、赤ちゃんの大泣き大暴れに驚くばかりだ。
こんな小さな身体の一体どこから、こんな大声が出るんじゃと、驚くばかりだ。
すごい泣き声だった。
それをものともせずに、平井氏は赤ちゃんの小さなお口の中に手袋をはめた指を入れてグイグイグイグイ。
必死で抵抗する赤ちゃん。
平井氏の手をはねのけようと全力を振り絞る赤ちゃん。
必死で全身をバタつかせる赤ちゃん。
敢え無く負けるも、足だけバタつかせる赤ちゃん。
舌はがしを終えたあとは、赤ちゃんの身体を柔らかくする赤ちゃん整体。
両脚をほぐし、背中を柔軟にする赤ちゃん整体。
赤ちゃんでさえ、筋肉の強張り硬直は、すでに起きているそうだよ。
何をするねん!
さらに抵抗する赤ちゃん。
熱された海老のように身体を丸めさせられる赤ちゃん。
頭が脚とくっつくぐらいに丸められた赤ちゃん。
ベイビーブリッジ!!
なんじゃああ、これ〜〜〜〜
ようやく平井氏の施術が終わる。
解放された赤ちゃん。
赤ちゃんは茫然自失となりタオルに顔を埋める。
「わけわかんね〜〜♪ ♪ なんだよ、あのピンクのオッチャン……」
とでも思っているのか。
私は驚いた。
赤ちゃんでっせ。
人様の赤ちゃんでっせ。
壊れ物みたいな赤ちゃんでっせ。
そのくせ、エネルギーの塊でっせ。
たったひとりで、5人や6人の大人に対抗できるだけのひとり軍隊でっせ、赤ちゃんって。
私なんか怖くて触れない。
なのに平井氏は、愛情をこめて、しかし容赦なく、阿鼻叫喚の泣き声と抵抗のジタバタを気にせずに、粛々と舌はがしと整体を進める。
ひとり終わったら、次の赤ちゃん。
昨日は平日なので、出席者は少なかった。
あれで、週末開催セミナーで赤ちゃんが大勢参加だったら、どうなるのか。
赤ちゃんの泣き声と大暴れで会場がグワングワンうなるぞ。
しかし、平井氏は少しも騒がず。
なんというタフな。
気が弱いと、あの赤ちゃんの泣き声だけでビビるぞ。
必死で抵抗する小さな身体を抱っこして抑えて、足首をクルクル回すのさえ、非常に難しそうだ。
足首は、赤ちゃん時代から固まる人は固まるらしいよ。
私は、その過程を間近で見学させていただいて、あらためて感心した。
やっぱ、この人は尋常じゃない。
別の次元に生きておられるね。
御本人は年男で今年で48歳で、「ピンクの妖精」と自称しておられる。
いつもいつもピンクの施術着を着ておられる。
昨日なんか、ボトムまでamazonで購入したとかの鮮やかなピンク色の男女兼用タイ製ワイドパンツであった。
完全に国籍不明で性別不明で正体不明だ。
「ウイルあいち」の地下のレストランで昼食後に乗ったエレベーターの中で、他の人たちがチラチラと平井氏のピンクファッションを見る。
名古屋人は大阪人じゃないからね。ノリが悪いし素直じゃないからね。
「ピンクって素敵ですねえ!」なんて誰も言わない。
ピンク色だと、小さいお子さんが親しみを持ってくれて、施術にも有効だそうである。
ピンクの妖精であれ、ピンクの怪しい人であれ、うーん、すごいわ、赤ちゃんの舌はがしと整体。
大人は、施術中のギャアギャア騒ぐ赤ちゃんと平井氏を取り囲んで、なすすべもなく心配げに見守るだけ。
あ、寝っ転がっている方は、赤ちゃんのお父さんで、美容鍼を受けておられます。
広い和室で、片や平井氏による赤ちゃんの舌はがしと整体があり、島氏による美容鍼と顎関節の歪み矯正セミナーもあり。
下の写真の方が仙人の島優太氏である。
勝手に福岡に行って、平井氏の整体術をじいいいいいいと見学しているという方である。
平井氏の影響で、島氏までピンクの施術着である。
実にわけのわからない火曜日であった。
平井氏は、赤ちゃんの舌はがしの合間に、野次馬で見学している私の歪みきり縮こまっている指の関節を伸ばしてくださった。
が、その痛いこと、痛いこと。
ピンクのサディストですな。
しかし、おかげさまで、今日は指の痛みがない。
いつもは指が強張り、痛いのである。
銅の針金巻いてもおっつかないのである。
関節こわばるんである。
3台のiPadを弄って日々を過ごす私の指が課せられる負担は大きい。
それはさておいて、世のお母さん方やお父さん方には、赤ちゃんの舌はがしを実践していただきたいなあ〜〜と思うよ。
みなさま、機会があったら、平井幸祐氏やお仲間が開催する「舌はがしセミナー」に、ご出席してみてください。
しかし、赤ちゃんって大変。
子どもを育てるって大変。
親って大変。
赤ちゃんを育てながら、親御さんはいろいろ学んでいくのだなあ。
虐待されて死んでいく乳幼児もいる。
心を込めて舌はがしをされて愛情を注がれ成長を祈ってもらえる乳幼児もいる。
赤ちゃんの舌はがしを見学させていただくと、いろんなことを考えるし、いろんなことに気がつく。
若いお母さんやお父さんの健気なこと!
勉強になったなああ!!!
最後の写真はオマケです。
少しでも時間があくと、手当たり次第に、近くに存在している人間の整体をなさる平井氏でありました。
変な人だ。