本日は2018年12月30日日曜日だ。
ちょとおおおおお〜〜12月30日だってさあああ〜〜
年賀状なんて1枚も書いてない。
大掃除まるっきり、してない。
まあ、大掃除は来年の5月に10日間も黄金連休だそうだから、その時でいいだろ。
それでも最低限の正月準備はした。
大晦日に「紅白歌合戦」をチラチラ眺めながら作るおせち料理代わりの大量のおでん用の食材も買った。
注連縄も交換した。
この伊勢の蘇民将来の注連縄を、10月に入ってすぐに、伊勢の「宮忠」さんに楽天経由で予約注文して、まもなくだった、夫が入院したのは。
この注連縄は、ほんとは玄関の外の玄関ドアの上に掲げるべきだけど、我が家は集合住宅だから、美観上それはできない決まり。
玄関ドアを開けて正面前に見えるところに掲げる。
邪気退散!
旧年の注連縄の板の部分は捨てちゃもったいないです。
ちゃんと部屋の入り口の上に掲げましょう。部屋に入る邪気を追い払います。
今年の注連縄の板は夫の寝室のドアの上に掲げました。
見る人が見れば、この板は小さな鬼の形でうずくまっているそうです。
邪気を瞬殺する式神かな?
玄関ドアにもしめ縄。
無事に夫と新年を越せることが嬉しい。
夫の大腸ガン再発転移防止抗がん剤治療は、とりあえず特にひどい副作用もなく第1クールが終わって、今は服薬もなくお休み。
2019年1月10日から第2クールが始まる。
いやあ、今年は10月14日の夫の緊急入院からが怒涛だったので、10月14日前のことが思い出せない!
2018年は10月と11月と12月しかない感じだ。
さすが疲れが出たのか、12月27日に遅れた夫の誕生日祝いに、老舗の肉料理レストランで松坂牛のすき焼き食べたのはいいけれど、私だけ帰宅後に完全嘔吐。
翌日絶食。
なにしろ、結婚以来、夫は私のsafety netであり続けてくれた。
ところが、私が夫のsafety netにならざるをえなくなった。
うわあ。
病人に要らない心配をかけてはいけないということで、私はいつも元気でないといけなくなった。
今は、別に元気でなくてもいい、普通にしていればいいし、元気のフリするぐらいは無料と思うので、どうということはなくなった。
今は、「もう何でも来やがれ!第三次世界大戦でも大災害でも経済危機でもなんでも来やがれ!いや、ほんとは来ちゃダメねん」と、なんとか覚悟もできた。
夫が入ってくれていたガン保険や医療保険の申請も一昨日ぐらいに終えた。
自分が加入してるガン保険の約款は読んだことあるけれど、夫のそれは読んだことがなかった。
夫が加入していた類のちょっと昔のガン保険は、こういう規約が多いのかな?
ちょっと昔のガン保険は上皮ガンや初期のガンはガンと認めない(今のガン保険は上皮ガンも認める)。
ガンと診断されたら一時金が給付されるが、65歳未満には全額支給だけど65歳以降は半額(今売り出されてるガン保険はいくつでもOK)。
ガンと診断されたら何回でも一時金が給付されるわけではなく初回のみ(今のガン保険はガンと診断された時点で、何回でも給付金支払います型が多いが、再発転移も認めるんかなあ?)。
通院給付金は、退院後180日以内か、保険によっては120日以内の30回まで補償するけど、それ以降は知らん(今のガン保険は全部認める)。
ふーん。
昔のガン保険って、あかんなあ。
60代になったら昔加入のガン保険を解約して最新のガン保険に代えるのもいいかもですね。
新しいタイプのガン保険には、陽子線治療のように保険適用外の医療費もカバーするものもあるし、ガンと診断されたら何回でも一時金が給付されるものもある。
手術費がどうのとか入院日がどうのとか通院費がどうのとか関係なく、ガンと診断されたら一時金が300万なり500万円なり給付されるだけのシンプルガン保険もある。
ただし加入後90日とか180日経過しないと効力が発生しないから、新旧ガン保険平行加入期間が必要だけれども。
ただ、基本的に今の日本には公的健康保険もあるし、高額医療費制度(による医療費負担減額)もあるので、ガンになったからといって、標準治療法の範囲内ならば、医療費の支払いができなくて自己破産するようなアメリカのようなことにはならない。
安心してガンになってください。
わざわざガン保険に加入しなくても、普通に貯金でOKだ。
ともかく、夫のガンによる入院という不運は、随分といろいろなことを私に教えてくれた。
自分の人生で何をギリギリ求めるか?ということも考えさせてくれた。
必要なことと必要でないことの区分けがより明瞭になった。
何でもない日常が幸せな瞬間の積み重ねとなった。
お風呂でシャンプーしながら幸福を感じる。
前は、あ〜〜面倒くせえ……だったけれども。
トイレ掃除で便器を磨きながら幸福を感じる。
トイレットペーパーを交換しながら幸福を感じる。
夫が入院前より入院後の方が私の幸福感は増している。
夫がガンで入院というのは、不幸としては適量不幸だ。
マックスのじゃない。
広島に疎開したら原爆にあい、長崎に逃げたらまた原爆で、生き残ったはいいが避難中に強姦されて妊娠して、極貧と飢えの中で仕方なく産んだのが馬鹿息子で、そいつが意味なく元気で極道で、母親にも暴力を振るうんで、やむなく自己防衛で息子を殺害したら、検事も裁判官も母性神話に脳を侵されたマザコン馬鹿で、最高裁まで行っても死刑判決が出たっていうようなマックス不幸じゃない。
適量不幸は幸福の水源なんだな。
人間の精神にとって恩寵なんだな。
ところで、もう不安材料悲観材料ばかりに見える日本の2018年年末だけれども、希望もあるよ。
「副島隆彦の学問道場」の有料会員版の「今日のぼやき」に掲載されていた、年収2500万(税金取られて手取り1200万円の)某大手証券会社勤務のお弟子さんと副島氏の非常に面白い対談が掲載されていたので、一部横流しする。
日本の最先端の業種は、解体とゴミ処理。
世界のゴミ処理の先駆となりつつある日本。
古いものを壊さないと新しいものは建てることができないので、まず解体会社が繁盛してる。
ダイヤモンドワイヤーで切って削って解体。爆破なんかしなくていい。
じわじわと切断して外して解体。
煙突一本解体で何億円も稼げる。
大学生よ、解体会社に就職せよ!
それから繁盛しているのがゴミ業者。
一部上場企業がどんどん出てる。
産業廃棄物にし尿処理に下水処理に港湾整備。
生産性のない老人でも引きこもりでも、排泄はするし、ゴミは絶対に出すから。
中国が引き受けていた日本のゴミは中国の環境規制が日本より進歩したので、今や中国の出すプラスチックゴミを日本企業が粒に変えてアスファルトに混ぜて再利用再資源化する。
原子力発電所の核燃料廃棄物汚水も、水を通さない砂「ベントナイト」を作って止める「クニミネ工業」が躍進中。
大学生よ!「クニミネ工業」に就職するといいぞ!
お金のある人は、ここの株をどうぞ。
日立造船もゴミ焼却炉作って稼いでいるらしい。
核燃料廃棄物という最悪なゴミを処理できる技術と、海水や汚水を真水にできる技術を日本が完成させ特許とれたら最高だ!
ゴミ処分とゴミ再生再資源化で世界に貢献する日本!
その技術で国民が食っていける未来の日本!!
別にアメリカの属国でも、中国の属国でもいいじゃないの。
どうせ今の日本の地方銀行でも優良企業でも、株主は中国人でしょ?
国家資本主義の中国が欧米系ファンド会社を買って、欧米系を装った中国の投資会社が、日本の大企業の二代目なんかとコネ作って、地方銀行とか地方の優良企業のオーナーに顔をつないでもらって株を買う。株主は中国。
銀行といえば、政府からすればメガバンク(ほとんど国営銀行みたいなもんだ、三菱UFJも三井住友もみずほ銀行も)さえ守ればいいんであって、地方銀行なんてどっちでもいい。
もう、日本政府は、世界覇権国から降りたいアメリカから毎年30兆円金を貢がされるだけで、米畜(アメリカの家畜)にされているだけで、今後は安全保障上も危ないんで、中国とも仲良くやって行きたいんで、地方銀行のことなんか知らん。
日本財界の幹部も同じ意向。
「副島隆彦の学問道場」の会員版(会費払わないと読めません)の「今日のぼやき」は、ほんと面白い。
話は戻ります。
日本の未来を賭けたゴミ解体とゴミ処理の先端技術を開発し具現化する仕事ができるのは1億3000万人の日本人のうち500万人だけの技術者。
500万人が残りの1億2500万人を食わせている。
日本人26人中の1名だけが生産性が高い。富を生む。
ありがとうございます、日本を支えるアトラスたち500万人さん。
夫の入院により、今の医療や今の病院のAI化やシステムの飛躍的向上を目撃したことも、適量不運がもたらした幸福だった。
この世界にはあちこちにアトラスが存在する。
地上の星がいる。
私は何もこの世界にもたらさなかったのに、この世界からもらってばかりだ。
いいんかな。
よっぽど前世で陰徳を積んだんかしらん、私。
その幸福をあらためて感じる2018年の終わりであります。