本日は2019年2月22日金曜日である。
訳あって、今は忙しい。
なんで忙しいか、ここで報告できる日も来るでありましょう。
ところで、昨日はドタバタした。
妹から、妹の夫が慢性骨髄性白血病と診断されたと連絡があった。
ここは、びっくり仰天するはずである、私は。
妹は、けっこう声が上ずっていた。
そりゃそうだ。
が、私はのんびりと妹に答えた。
「急性じゃなくてえ〜〜慢性骨髄性白血病ならあ〜〜生存率は高いし〜〜効果の高い抗がん剤も開発されているからあ〜〜大丈夫だってえ〜〜治療費も〜〜高額医療制度があってえ〜〜役所の国民健康保険の部署でえ〜〜限度額適用認定証の発行を申請すれば、そんなに高くない。大丈夫だってえ〜〜」
余裕ある応答。
何しろ、去年の10月の夫の緊急入院から、私はガンについては何冊も本を読んできているし、ネット検索もいつもしている。
血液系のガンは、白血病でもリンパ皮腫でも、今はいい抗がん剤が開発されている。
完治も夢じゃない。
1992年に65歳で亡くなった父のリンパ皮腫も、今なら何とかなったのかなあ。
若年性の急性白血病に効果のある「遺伝子治療薬」も日本国内で、やっと使用承認された。
最近、美人の18歳の水泳選手が白血病と診断されたことを発表した(すみません、スポーツ全く興味ないので名前覚えてないです)。
タレントの堀ちえみさんは、進行性の口腔ガンであることを発表した。
私の先輩の女性は、手術不可能の大腸ガンの末期であるが、抗がん剤治療を受けつつお元気に暮らしておられる。パリにもいらしたそうだ。
桃山学院大学勤務時代に知り合ったプロの洋画家の女性は、御年80歳であるが、乳がんになり、肺にも転移なさっているが、お元気である。定期的に沖縄に滞在し創作しておられる。
私の自宅がある集合住宅(日本ではマンションと呼ばれる)の同じフロアのお宅の奥様も乳がんである。
あっちこっちガンである。
あっちこっちガンガンである。
あっちこっちガンガンガンではあるが、みなさん前向きにテキトーに闘病しつつ人生を楽しんでおられる。
こうして、日本人はガンが不治の病ではなく、治る可能性の高い病気であることを、ジワジワと認識して行く。
平気で気楽に「ガン」について語り合うようになる。
怖れることはないのだよ。
ところで、妹の夫は、白血病で慢性なので、「分子標的薬」を処方される。
入院はなく、今のところはしばらく通院で抗がん剤治療を受ける。
難儀だね。
お察しいたします。
妹の夫は私と同学年で66歳。去年に定年退職したばかりだ。
妹の長女は離婚して幼い息子を連れて実家に帰ってきて、実家の家作のアパートメントの一室で自活を始め、最近、正社員として採用されたばかりだ。
ここは、長女の息子、つまり妹夫妻にとっての孫息子が成人するまでは、妹の夫さんには、断固としてサバイバルしてもらわなくては困る。
妹も肝臓の持病があるし、まあ老夫婦というのは、どちらも病気が普通だ。
それでも、何とでもなるよ。
妹の電話を受けた後は、私は夫の付き添いで病院へ。
再発転移防止の抗ガン剤治療ゼロックス療法の第4クール開始の日だ。
まずは採血。
採血結果によると、白血球の数が増えている。
免疫力が落ちているということだ。
許容範囲の数値ではあるが、気になる。
腫瘍マーカーの数値がちょっとだけ上がっている。
これは、かなり気になる。
私は、主治医さんの診察を夫が受けるのにiPadを持って付き添う。
2017年の全米腫瘍学会でなされたある発表について質問するためだ。
http://report.gi-cancer.net/beirinsyo2017/report/lba1/
https://meetinglibrary.asco.org/record/147028/abstract
今までは8クール24週間半年抗がん剤治療が大腸ガンのステージ3に対して実施されるのが、標準医療法であった。
だが、3ヶ月4クールでも効果はあるという研究報告が2017年にアメリカでなされた。
抗がん剤治療は副作用がきついし、ガン細胞を殺すついでに正常細胞も攻撃して、免疫力を低下させる。
抗がん剤治療chemotherapyの副作用は、吐き気に便秘に薄毛に、味覚障害に、手の荒れ、手指の先の知覚異常に、血が出ると固まりにくくなるとか、いろいろある。
冷たいものには触ることができない。ビリっと来る。
冷たいものを飲むこともできない。舌にズキッと来る。
プレティオという乳酸飲料も豆乳も箱から温めて飲む。
免疫力を低下させるから、感染症にもかかりやすくなる。
外出時には医療用マスクは必需品だ。
chemo brainと言われる集中力や注意力の低下もある。
ボケっとして判断力が鈍る感じもある。
すでに、4クールでも効果があるという研究報告もなされているのならば、私としては、抗がん剤治療は4クールで終えてもらいたい。
猛毒など身体に入れるのは3ヶ月でたくさんだと思う。
が、「この研究発表は、大腸ガンステージ3でも、軽い部類のガンに効くのであり、藤森さんのケースには効果がないですよ」と、主治医さんがおっしゃる。
私は、さらに粘る。
「2月や3月はまだなんとかなりますが、4月から新年度の始まりで非常に忙しくなるので、副作用のある抗がん剤治療をしながら仕事はできそうにないんじゃないかと心配です」と。
「では、4月いっぱいで6クールだけで終了して、点滴オキサリプラチンはやめて、ゼローダ錠剤だけ飲むのはどうですか」と主治医さん。
ゼローダは、やっぱり飲むんかい……と内心不満な私。
「藤森さんの治療は順調に進んでいます。完治をめざしたい」とおっしゃる主治医さん。
「ガンに完治なんて、あるんですか?」と言う私。
「ありますよ!」と力強くおっしゃる主治医さん。
ほんまかいな……と疑いのまなこの私。
完治……完治……なんという甘美な響きよ。
カーンチ!
これは『東京ラブストーリー』だな。
古いな。
というわけで、6クールは抗がん剤治療を受けることを受け容れた私。
夫は他人事みたいに静かに、主治医さんと私のやり取りを聞いていた。
お前も抵抗せいや!聖闘士星矢!
副作用にとても苦しんでいるという芝居せんかい!
ボーッと生きてんじゃねーよ!
私は、過剰に心配する「うるさい付き添いの家族」の役割を果たします。
ガン患者の生存率は、外来診察の時に家族や友人の付き添いのある人と、ひとりで診察を受ける人とは違うそうだ。
家族や友人の付き添いのある患者の生存率は、そうでない患者の成人率の1.5倍だそうである。
そんなデータがどこにあるんか?と思うが、まあそうなんだろうね。
病気の時にひとりで病院に行くのは心細いには違いない。
その心細さはストレスになるに違いない。
夫が通院する名古屋第二日赤病院は、近所に留学生の多い名古屋大学があるし、名古屋大学ほどではないが留学生もいるし、外国人の講師が多く働く大学(南山大学、名城大学、中京大学)もある。
だから、名古屋第二日赤病院では、外国人の患者さんもよく見かける。
東アジア系も東南アジア系も西南アジア系も見るし、欧米系の患者さんもいる。
彼らや彼女たちは、だいたい友だちに付き添ってもらっている。
異国で助け合う外国人たち。ほほえましい風景だ。
ともあれ、私の「4コースで終わらせて〜〜作戦」は失敗に終わった。
それでも、私は、6コース後は、あの点滴のオキサリプラチンがカットされるだけでも嬉しい。
あの点滴を2時間半以上受けた直後の夫は、顔色がすっごく悪くなる。
土気色になる感じ。
よっぽどの劇薬なんだろうなあ。
6クール終わったら、ゼローダ錠剤なんてさ……飲まなきゃいいんだしさ……
かわりに、「春ウコン」をセッセと摂取してもらおうかな……
と、不埒なことを考える私。
このBlogの読者で、私の講演会にも来てくださったことのある大阪在住の女性から教えていただいたウエッブサイトによると、沖縄屋久島産の「春ウコン」が進行性のガンに非常に効くそうだ。
春ウコンは免疫力を上げるのに、ノニジュース以上の効力があるそうである。
http://www.haru-ukon.com/index.php?FrontPage
ノニジュースについては、すでに有名だ。
ノニの実を乾燥させたものを煎じて飲むのもありだ。
そのノニジュースより効果がある春ウコン!
しかし、抗がん剤治療中には、春ウコンを摂取しても効果がないそうだ。
先ほど紹介したサイト「春ウコン研究会」には、以下の本の全文が医学博士の著者によってアップされている。
この本は5400円ですからね〜〜無料で読めるのは、ありがたいですね〜〜
ガンに関する常識とされていることを覆す内容が、この本には書かれている。
現行の医学では認められていないことばかりだ。
ガンはウイルスで感染症だと論じている。
母親の産道を通過する時に感染するんだと論じている。
一読しただけでは、私にはよくわからない。
しかし、試す価値はあると思う、春ウコン。
春ウコン買い占めたろか……
ただし、春ウコン免疫強化法は、春ウコンの摂取をやめると、ガンは再発する方法であって完治方法ではない。
うーん、一種の麻薬みたいな効力があるが、麻薬みたいに常習性を強いるらしい、春ウコンって。
しかし、ノニにせよ、春ウコンにせよ、沖縄では、なぜそのような免疫力を向上させる植物が自生しているのでありましょうか。
不思議な土地沖縄。
不思議な生命力に満ちる沖縄。
沖縄はさておいて、あっちこっちガンガンの私の周囲であります。
みなさん、しっかり生き延びてください!
私は援護射撃を惜しみません!
私だって、いつガンと診断されるかわからない。
ガンは国民病になってしまった。
と言いつつ、私はテキトーに遊んでいる。
Facebook友だちの方に教えていただいたZEPETOというアプリで、自分のアバターを作成したった。
楽しい。
むははは。
全く似ていない。理想の私は、こうだ!
ちょっと綾瀬はるかちゃんに似てますね。
SNOW Corporation「ZEPETO」
アイコン、変えられたんですね(^^♪ かわいい~(^.^)
ノニジュース、私も飲んでますよ。私は、モリンダ社のタヒチアンノニジュースです。もともとアトピー性皮膚炎だったので、10年以上前に父親が契約してきました。毎日飲むのは忘れることもありますが、旅行の時は必ず持って行きます。ヨーロッパもそうですが、エジプトのようなとこだと、ノニがないと不安で…。計算して持って行くのですが、足りなくなってしまうとノニが切れてから体調不良になったりで、不思議です。
ウコンはカレーの時とかにあえて加えてます。私の体質は活血しなきゃいけないので、ウコンとか紅花と使うのですが、薬と違って目に見えて変化が分かるものではないので、よくわからないです。春ウコン免疫療法…途中でやめるとだめなんですね。ある種の抗生物質みたい…(^^ゞ
確かに、沖縄ってすごいですね。山原シークワーサーを取り寄せてるのですが、肝機能を正常に戻してくれる効果があるとか…。同じ日本なのに、不思議ですね(*^^)v
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tabisurueiyoushiさま、コメントありがとうございます。 そうですか!山原シークワーサーは肝機能を正常に戻してくれるのですね? 私は、非アルコール性脂肪肝NASHで、1年早く退職したんです。飲んでみます。
ともかく沖縄って、なんで健康にいい物で溢れているんでしょうね。エネルギーが強い土地さからこそ、沖縄戦のような悲劇も起きるんですね。沖縄の県民の抵抗はすごかったそうですから。女性も男装し戦ったんです。すごい。
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シークワーサー、まだ研究段階みたいですが、肝機能に効果があると言われてます。飲み始めたきっかけは、沖縄に行った時、お店の人に、泡盛をシークワーサーで割るようになってから、γ‐GTPが改善した、と言われたからです。店員さんの話なので、サービストーク的な部分もあったかもしれませんが、自分も飲むようになりました。毎日1/2~1本のワインをあけますが、γ‐GTPは20切ってるので、まあ、いいのかなあ?なんて、思ってます。そのうちガタンと来るかもしれないですが…(^^ゞ
少しでも効果があるといいですね(*^^)v
確かに、沖縄というエネルギーが強い土地が育てるのでしょうね。沖縄戦は知れば知るほど、つらいです。知らないとがたくさんです。何年か前、ひめゆり学徒だった人の話を聞いて、本当につらくなりました…。男装して戦ったとは知りませんでした…。
そういえば、一時期、アサイーにはまって、取り寄せてたことがありましたが、あれもアマゾンのスーパーフードですよね。南国の食物は生命力の強いものが多いですよね~(*^^)v
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山原シークワーサー試してみます〜〜明日に配達される予定です〜〜いろいやってみます〜〜
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わ~、さすがの行動力、素敵です(*^^)v
効果があるといいですね(^_-)-☆
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