本日は2019年3月8日金曜日だ。
ちょっと「無印良品」に用があったので、本日の午後は熱田神宮近くのイオンに行ってきた。
週日の昼間のイオンの風景ってのも、人生模様がいろいろで趣があるね。
週日の昼間だから、やっぱ私みたいな無職老人多い。
男性は、イオンのあちこちに置いてある長椅子や椅子にずうううううと腰かけておられる。
こういう男性って、デパートでもよく見かける。
本を読んでるわけでもなく、ただ腰かけておられる。
女性は、いろいろとショップを歩き回っておられる。
若いカップルも歩き回っている。
しかし、いまどき珍しいくらいの不細工カップルである。
ものすごく甘ったるい声を出しあって歩いている。
不細工なカップルに限って、公衆の面前で、いやらしいいい〜〜感じでデレデレしているのはなぜかな?
イオンも、ちょっと行かないと、中に入っている店舗が変わっている。
1階に「B級サンプルわけあり品」専門ショップMaison Tokyoつーのができていた。
こーいう潔さはいいね。
(ZOZOTOWNも買い取らない類の)B級サンプルのわけあり品です!と堂々と言っているのがいい。
用事を済ませたので、帰る前に温かいゆず茶でも飲もうと思ってスタバに寄った。
カウンターのところには、パソコン仕事しているかに見えて集中してやっている感じではない男女がずらり。
年齢は中年寸前もいるし、20代くらいもいる。
大きな駅のスタバでもないのに、名古屋の場末に近い所のイオンのスタバでさあ……家にWiFiないのかねえ?
ゆず茶を飲んでたら、気になる光景が目に入った。
ベビーカーを向こうのテーブルに移動させたいので、通路を塞いでいる椅子に座っている男性に、「すみません、ごめんなさい。通してください〜」と声をかける若いママの姿。
声をかけられた30代後半くらいの男性は、いかにも面倒くさそうにゆっくり立ち上がって無言でイヤイヤながらの風情で椅子を移動させた。
何度も「ごめんなさい」と言いつつベビーカーを押す若いママ。
満員電車じゃないんだから、そこまで気を遣うことないのに、若いママは気を遣って、お疲れ気味。
普通なら、男ならサッサと立ち上がって、若いママに声かけして、ベビーカーを押してさしあげるもんだけどね。
気が効かないというか、周囲が見えないというか。
そんなんだから、働き盛りの30代男が、週日の昼間のイオンのスタバで、暗い顔してスマホいじってる羽目になる。
どうあがいても不幸になりそーな負のオーラ全開させながら。
という昼下がりのイオンの風景でありましたが、全体的に見ると、どうもやっぱり景気悪そう。
入っている店舗はみなプチプライス系だ。それでも売れてなさそう。
イオンってのはさあ、1980年代後半から1990年代にかけてアメリカの大都市郊外にできたショッピングモールの真似だ。
アメリカの現象は、10年から20年遅れて日本に出る。
当時の私は夏休みにアメリカに行くと、フィラデルフィアでもアトランタでも郊外までバスで行って、広大なショッピングモールで過ごすのが楽しみだった。
フードコートで炒飯fried rice食べて、春巻きspring roll食べて、5ドルで映画を見た。
働いては、夏にアメリカに行くことは、30代から40代の私の楽しみだった。
アメリカ合衆国は、まだまだピカピカと輝いていた。
郊外地のショッピングモールは、私にとってのアメリカピカピカの象徴だった。
いつも高級石鹸のような香りで満たされていた郊外地のショッピングモール!
そのショッピングモールの閉店がアメリカで急増中らしい。
あれ……
ということは、10年後のイオンは閉店ラッシュかな。
って、今日の本題は、イオンの運命じゃないです。
昨日の日本経済新聞に、上の記事が載っていた。
これ困るよね〜〜
2006年に設立されたらしきISISは、2015年くらいの勢いは凄かった。シリア領の半分以上を制圧した。
ISIS(Islamic State of Iraq and Sofia) はIS (Islamic State)「イスラム国」とも言われた。
ダーイッシュとも呼ばれたし、ISIL(Islamic State in Iraq and the Levant) とも呼ばれた。
要するに、イラクとシリアとリビアとレバノンで暴れまくったイスラム過激派組織だ。
イスラム国家樹立が目的で、一時期は電気や水の供給に、銀行に学校や裁判所も設立した。
インターネットでプロパガンダ活動をして、世界中に「イスラム国」樹立の大義を訴えた。
で、欧州在住のイスラム教徒移民の子弟たちが、ISISに共感してシリアに行った。
純粋にまっすぐに、イスラム国家樹立の大義に燃えた。
日本からも、勘違いした若者が参加しようとしたらしいけど、何のつもりで?
しかし、大義は立派でも、やってることは殺人と大破壊なんで、2017年にはシリアからもイラクからもISISは駆逐された。
で、2019年2月には、ISISは、アメリカ軍と民兵組織により完全に制圧されるとトランプ大統領は発表した。
さ、これでアメリカはシリアから撤退できる……
ところが困った。
アメリカ軍に捕まって収監されているISISは今や2000人。2500人という説もある。
こんなんシリアに残して、アメリカ軍は撤退できない。
彼らや彼女たちはやることないから、またくだらないこと始めるだろうし。
もともと欧州で何ともならんかった若者たちだ。
そーいう自分が嫌で、頭の悪い自分の人生をリセットするつもりで、ISISに参加した。
イスラム教の大義の実現と自分の人生という現実から逃げることがゴッチャになった。
それでも彼らや彼女なりに、純粋にまっすぐだった。
背後にアメリカのネオコンがいて、中東を混乱させるためにISISが結成されたとは想像すらできずに。
純粋まっすぐ君たちだからさあ、自分の頭も、自分たちのやってることの意味も疑うことを知らんのよ。
大きな世界戦略の中の自分たちなんて視点は持てなかった。
そんな視点や大局観が持てたら軽薄にISISに参加しない。
結局はシリアやイラクやリビアやレバノンからの大量の難民を出して欧州に迷惑かけた。
破壊しただけの空騒ぎだった。
純粋まっすぐ君たちは、騒ぎが終わって夢から醒めた。
彼らや彼女たちは欧州に帰りたい。
アメリカも、彼らや彼女らの出身地の欧州に、彼らや彼女たちを引き取って欲しいと思う。
フランスやイギリスやドイツに。
だけど、欧州はそんな人々要らない。
欧州でテロ起こす技術だけ持っている人間なんて要らんわ。
絶対にまともな市民になれそーもない。
こーいう大局や本質が見えない「純粋まっすぐ君」たちは、19世紀だったら殺処分できた。
今は人権があるので、できません。
世界中が見ている。
だけど、この人たちを収監しておくのも費用がかかる。
そんな費用は誰が出すんだ。
引き取り手がないからといって、廃棄できない。
人間だから在庫処分安売りできない。
ほんと、騙されやすい「純粋まっすぐ君」って困る。
本人たちは悲劇だし、周囲は振り回されるし。
ということを思ったのは、以下の劇画を読んだから。
この劇画本には、「純粋まっすぐ君」たちへの警告が示唆されている。
あの幕末明治の大騒ぎ(庶民には関係なかったけど)で、1番損したのは、「尊皇攘夷」を、ほんとうに信じた人々だった。
信念に殉じた点は、自己に正直で立派なのかもしれない。
だけどなあ……
不用心だなあ……
自己防衛すら忘れるファナティックさって……
要するに「イスラム国」の大義=西洋や異教徒を廃した民族自決の純粋イスラム国家樹立を信じて、ISISに参加した人々の幕末ヴァージョンが、彼ら彼女たち(尊皇攘夷の武士の妻女たち)だった。
この劇画本、お読みになるといいですよ……
みなさんも、日本史の歴史の時間で不思議に思ったでしょう?
尊王攘夷って騒いで、井伊直弼を桜田門外で暗殺したぐらいだったのに、開国反対のはずだったのに、いつのまにやら尊皇攘夷のスローガンが消えて、長州も薩摩もイギリスから武器買って徳川幕府を追い詰めて、どーゆうこと?って。
実際は、尊皇攘夷と本気で純粋にまっすぐに信じた人々は悲惨な運命をたどった。粛清された。
この劇画本は、その経緯を説明してくれる。
日本人にとっては、直視するのが辛い幕末明治の真実を。
そりゃ、これからも歴史の新事実暴露は続くし、そうなることによって、この劇画本に描かれている内容に多少の訂正もさらに加わるだろう。
とはいえ、大きくは、この劇画本に描かれていることが真実なのだろう、きっと。
「純粋まっすぐ君」になることの危険を学ぶためにも、お読みになることをオススメします。
以下は、私が、amazonに書いた『属国日本史 幕末編』のブックレヴューです。
(転載はじめ)
2004年に発表されたものの加筆訂正版です。
2004年に、本書はこれだけ明確に、幕末明治の裏のカラクリを暴露していたのに、いまだにNHKの大河ドラマの幕末明治ものはデタラメを流している。なぜなんだろう?
開国を推進した井伊直弼はテロで暗殺されたぐらいに尊王攘夷だったはずが、いつのまにか長州も薩摩も英国から武器を買い込み、倒幕になだれ込んでいた。
幕府は朝廷に異を唱える気はなく、天皇を頂点として、徳川を首相にし、各藩を国会議員にして議会政治を始めるつもりでいたのに。
幕末明治の内乱の実相は、薩長に武器を売りたいイギリスと、幕府に武器を売りたいフランスの代理戦争だった。
さらに言えば、極東での権益を一手に収めたいイギリスとフランスの帝国主義闘争だった。
アメリカも参入したかったが自国で南北戦争が勃発したので、日本支配については出遅れたが。
ヨーロッパ列強の帝国主義的代理戦争の手駒になってしまった日本。それで、日本の属国化は決定的になってしまった。
明治維新は、日本人が世界の近代化の波に遅れまいと自力で成し遂げた革命などではなかった。極東の黄色いサルが好きに西欧に操られた茶番劇であった。
この幕末明治の真相は、なぜ今でもタブーなのか?
日本が自己決定権のないアメリカの属国であることを、現代の日本人がいまだに直視しないのは、そもそもが幕末明治の真相を見て見ないふりしてきたからだ。
自己欺瞞は重ねられる。
本書を読めば、大きな大きな世界の歴史の中の日本の立場を把握することができます。
凡百の幕末明治暴露ものなんか読まんでいいです。
(転載おわり)