本日は2019年3月14日木曜日だ。
例のアメリカの名門大学裏口入学スキャンダルの報道は盛んだ。
起訴されたセレブのうちで、日本人にも馴染みのあるのは、かの有名な長寿ホームドラマの『フルハウス』Full Houseのお父さんの弟の奥さんを演じた女優さんのLori Anne Loughlin(1968-) さん。
『フルハウス』は、80年代から90年代にかけて制作放映されていた。
日本でもNHKで放映されてた。懐かしいですね〜〜
現代アメリカでは、どのように子どもが育つのか、私にとってはアメリカ研究の素材って感じのドラマだった。
こんな感じで育つから、アメリカ人の若者は、甘ったれた偽善的脳足りんリベラルになるんだなっていう感想はさておき、このドラマは英語の聴き取り練習にもいい。
字幕を使わずに英語音声だけにしてね。
普通の中産階級の英語で、下品な言い回しとか俗語がないので教材にいい。
サンフランシスコの一軒家に、奥さんをガンで亡くした男性と、男性の娘3人と、男性の弟夫婦と、その夫婦の息子2人と、男性の友人と娘の友だちと、あとよくわからん若者の計11人大家族で住むという話。
だったかなあ。若者は住んでなかったかも。忘れた。
この、ロリ・アン・ローリンさんという女優には、これまた美人の娘さんが2人いる。
そのうちのひとりが、名門の南カリフォルニア大学の学生で、SNSで大人気であり、自分のブランドまで立ち上げている。
美人ですね〜〜
いかにも、アメリカの一般ピーポーが好きになりそうな軽薄な感じの美女ですね〜〜
しかし、彼女は裏口入学らしいということで、メディアが騒いでる。
ファンたちは、美人で才能もあって勉強もできるんだ〜〜すごい!
と憧れていたけれど裏口入学ということで、幻滅してるらしい。
しかし、だ。
The New York Timesには、こんな記事も出てた。
https://www.nytimes.com/2019/03/13/opinion/college-admission-scandal-celebrities.html
どーいう記事かといえば、そもそもが、アメリカの大学における公平な競争なんてないでしょーという記事です。
うん、そーよ。
裏口入学とまでは行かなくても、名門大学への願書に出すエッセイとかは、金出してのプロに添削してもらう。
自分で書いて出すんじゃない。
実績のある家庭教師への謝礼は高い。
表口入学だって、金はかかるんよ。
親に資力と情報力がなければ、こーいうサービスを受けることができない。
荒っぽく言えば、今のアメリカに公平な大学入試なんてない。
人種民族別の特別枠もある。アフリカ系は合格しやすいとかね。
このBlogでも言及したように、親がすっごく大学に寄付すれば、その親の子どもは、その大学に入学できる。
日本だって、似たようなもんでしょ。
人生の25歳までくらいは、親の持っている情報力と資力で決まるんだしさ。
どこの塾にいい教師がいるとか、どこの家庭教師ならばいい指導ができるとか。
親が文部科学省の官僚ならば、東京医科大学に入学できる。
大学に入れば、レポート&卒論代筆サービスがあるので、レポートも卒論も自力で書かなくていい。
レポートなら50万円。卒論なら300万円くらい。
大学院の修士論文の代筆サービスもあるんじゃないか。
博士論文の代筆まではどうかと思うが、中国ではあるらしい。
留学したいなら、留学用エッセイ添削サービスもある。
つまり、金さえあれば、学位は買えるのよん。
中卒や高卒や専門学校卒の企業の社長さんも、学歴ロンダリングで、どこかの大学の大学院指導の教授と仲良くなれば、修士号取れるよ。
安倍首相の奥さんもそうでしょ。
ほんとは、学歴ってその程度のものなのだ。
富裕層の学歴、富裕層の子どもの学歴、セレブの子どもの学歴、みなフェイク。
金で買えない学位はない。
これを常識としよう。
出身大学や学位で、学力や知力は判断できない。
学力知力を判断する側にも学力も知力もない。
これを常識としよう。
企業も、もう学歴を見ないで採用すればいいのにね。
人間を見るなんて、すごく難しいことなので、出身大学で選別するしかない。
それはわかる。簡単だし。
取引先関係のコネとか、利権でつるんでいる国会議員のコネとかで採用する。
それもわかる。断るに断れないしね。
でも、そーいう安易なことしてちゃ、人材なんて見つからないって。
だから大企業がダメになる。
まずは、履歴書を見ずに、筆記試験成績と面接で仮雇用して、就労試験期間2年ののちに本採用するかどうか決めるとかさあ。
そんな根気も粘りもないか、今の日本人に。
まあ、そんなグジャグジャの中から台頭してくる人間が人材か?
とも思えないけど。
ここ20年くらいのメディアに写真で出てくる大企業トップの顔が貧相で品格がない。
え?これが天下の○○の社長の顔?
ビックリする。社員もテンション上がらんよなあ……これでは、と思ったりする。
まあ、人のことはいいか。
いつものごとく前置きが長いですが、今日は生前墓の石割り式のことを書く。
先日3月11日月曜に、私と夫は、注文した生前墓の要石の石割り式に行ってきた。
愛知県岡崎市の矢田石材店本社に。
午後3時半の「石割り式」まで、時間があったので、岡崎城にも行ってきた。
岡崎城で徳川家康は生まれたんですよん。
風は冷たいが早春の天気の良い昼下がりであった。
最近、また右脚の不調で、杖を使っている私。
ところで、このお城で生まれた家康さんと、江戸城を開いた家康は、別人であるという説もある。
確かに、いくらなんでも、織田信長の命令と言えども、家康が長男の信康に切腹させて、正室の瀬名姫築山御前を殺させるなんて、リアリティない。
長男よ? 正室は今川の血を引くお姫様よ?
そもそも、残虐な織田信長像って、これ豊臣秀吉以降に流布されたものだからね。
ほんとうの織田信長像って、よくわかっていない。
幕末明治には謎も闇も多いけれども、戦国時代にも謎も闇も多いんよ。
徳川家康は暗殺され、代わりに別の人物が……ということはありえる。
この岡崎城を初めて見て、私はあらためて思った。
徳川家康は途中ですり替えられたという副島隆彦氏の説は正しい!
「神君家康」の生誕した城にしては地味過ぎる。ほとんど大きな小屋。
もともと地味ではあったとしても、普通は、出世後にもっと威を張って建て直したはずだ。
自分の生誕地だぞ。
江戸城を開いた人物は、あの岡崎で生まれなかったから、岡崎に帰ることもなく、放置したのだろう。
江戸に行くことは、豊臣秀吉に命じられてシブシブ行ったのではなく、出自を隠すのに都合がいいと思って、結構喜んだのではないか。
徳川家康が豊臣家をああも執拗に断固として滅亡させたかったのは、本物の徳川家康を抹殺した経緯を、織田信長についていた秀吉たちが、当然知っていて、秀吉死後の豊臣家の人々も当然知っていたからではないか。
なんて、つれづれに思った岡崎城公園散策。
話は前後するが、岡崎城見学の前にランチを、テキトーに道路沿いのお店で食べた。
初めて入った「なか卯」でした。
京都のうどん屋さんから始まり、今や全国展開している人気のチェーン店だ。
入り口でタブレットで食券を買う形式のお店。
まあ、味は期待できないけど、食べることができればいいや……と思ったら!
これが美味しかった! 嬉しい想定外!
カツ丼590円。お味噌汁とサラダで180円。
カツ丼もお味噌汁もサラダも中身が充実してた!
これで770円とは!
スタッフの方々も教育が行き届いている。
うわあ〜〜〜いまどきの食堂チェーン店は侮れない!
これでは、個人経営のお店は太刀打ちできん!
やっぱり、頭から決めつけずに、なんでも試してみるべきですね!
(と思って、翌日に名古屋市内の「なか卯」も探索して、アサリうどん590円を食してきた。これも美味しかった!!親子丼や天丼も美味しいらしいぞ!牛丼もいいらしい!)
カツ丼をいただき、歴史ある岡崎城公園内の売店でおしるこをいただいて、いよいよ本番の石割り式のために矢田石材店へ向かうこと自動車で5分ほど。
代表ともども、感じのいい礼儀正しいスタッフの方々がお迎え下さいました。
代表の矢田敏起氏が陸上自衛隊ご出身なので、男性のスタッフの多くも陸上自衛隊ご出身が多く、みなさん男らしい感じである。
応接室の本棚に置かれた本は、小室直樹氏のものとか、いわゆる保守系である。
朝日新聞系や岩波系はないな。よし!
私の趣味と一致する!
いいじゃないの!!
石割り式の場所には紅白の垂れ幕の前に緋毛氈。
4隅に盛り塩。
夫と私の生前墓の要石となるものの元の石が置かれている。
鉄の楔が3本打たれている。
この3本の楔のてっぺんをトンカチでたたく。
何度もたたくと、この岡崎産の花崗岩にピッとヒビがはいって、石が割れる。そのはず。
石割り式の宣言のあと、おもむろに、夫と私は楔のてっぺんをトンカチでたたく。
順番に。
3回ほどブッたったいても割れない。
が!4回目に横にヒビが入りました!
割れました!
むはははは〜〜
ぎゃはははは〜〜
横にピシッとヒビが入りました!
この石が、夫と私の墓石の基礎となる。
石を割るのは、このように楔を打って、叩くという方法と、石の隙間に薬剤を注入して割る方法があるそうだ。
それにしても硬い石を割る方法を考えた人間は偉い!
石工(メイソン)は、偉い!
石がいくらあっても、割らないと運べないし、積めない。
鉄を発見した人も偉い!
石を切る方法を考案した人も偉い!
楔や釘を考案した人も偉い!
トンカチを考案した人も偉い!
お墓に石を使うって考えついた人も偉い!
66歳にもなって、小学生みたいに感動した私。
矢田石材店のみなさま、お世話になりました。
「代表」にもお会いできて良かったなあ!
以下のご著書をお書きになった方ですね。
矢田石材店のみなさま、ありがとうございました。
9月のお墓完成お墓びらきまで、よろしくお願いいたします。
生前墓を作れるならば、生前戒名ってのも、つけてもらえないかなあ。
お寺に交渉しよ。
ところで、この矢田石材店は、現在流行中の「墓じまい」の仕事は引き受けない。
この点においても、矢田石材店と私の趣味は一致する。
今の世の流れに逆行するが、私は「墓じまい」はできる限りしないという生き方を採る。
面倒見る人がいないとか、お墓まいりに行けないとか、そういうのは、管理するサービスもある。
永代供養料を前もってお支払いして、時期が来たら合祀されてもいいので、できうる限りお墓は守って行きたい。
墓じまいなんて、霊的根っこを失うような気がして、私は嫌だ。
ご先祖様のお墓に年に最低1度くらい行くぐらい、どうってことないだろうと思う。
くだらないテーマパークに行ったり、俗化した観光地に行く金はあっても、お墓まいりに行く金はないって生き方はどうですかね。
海外に永住するつもりだから墓じまいの例もあるだろう。
でも、世の中は何が起きるかわからないぞ。
日本に先祖の墓があれば、日本に逃げてくるときに霊的根っこがある感じでいいじゃないの。
「日本以外全部沈没」ってこともあるかもしれない。
筒井康隆さんの短編小説みたいに。
この小説は、Kindle unlimitedで無料で読めるよ、今なら。
映画版もあったな。
観てないけど。
日本に世界中から地震難民が押し寄せるって話ね。
わからないよ〜〜そういうこともあるかもですよ〜〜♫♫♫
話を戻す。
だいたい親が子を殺すとか、子が親を殺すとか、孫が祖父母を殺すとか、そーいう家庭にはお墓まいりの習慣はないんじゃないか。
自分の命をここまで繋いで来てくれた人々への思いがない家族に愛はあるのか?
自分の命をここまで繋いで来てくれた人々への思いこそが、先祖供養の肝だ。
先祖供養の習慣のない家族に、非常にややこしい問題は起きる!
と、親類縁者を眺めていて、私は思う。
私は、結婚相手の藤森さんの先祖供養もするし、実家の先祖供養もするし、お墓まいりもするし、お寺へのご挨拶もするし、神棚へも毎日榊の水替えとお水の交換もする。
大東亜戦争でお亡くなりになった日本軍の将兵の方々の霊にも祈りを捧げる。
まあ、日本人なんて全部が親戚みたいなもんだから、戦死者の方々も私のご先祖よ。
が、同じ親から生まれ育っても、子どもの姿勢は違ってくる。
それが不思議よね。
妹は実家のお墓まいりもしないし、嫁ぎ先のお墓まいりもしない「エホバの証人」だ。
なんで異国のわけのわからん神様を拝めるのか、私にとっては妹の脳の中は宇宙のように計り知れない。
私は、先祖供養のついでに、妹の嫁ぎ先のお家の方々の霊にもお詫びを申し上げる。
すみません〜〜親の育て方が悪くて、ああなっちゃってえ〜〜
と、思ってたら、こーいう本も出ていた。
「墓じまい」反対派の僧侶の方がお書きになった本だ。
この方の師匠の尼さんに霊力があるそーである。
この師匠の尼さんは、ほんとにチベットで修行なさった。
すごい。
で、霊能力が開発されたそうである。
名古屋にこんなお寺があるとは知らなかった。
いつか探検に行くかもね。
藤森様
こんばんは!
“ 11 ” ですね。
それから、チープですが、影武者徳川家康も面白かったです。
なか卯は美味しいですが最近は減少気味ですね〜たまごプリンが旨いのに残念。
やはりメイスンは世界的にも凄いですよね。礎、日本では穴生石工での城が多いですよね。信長も秀吉も家康、清正も皆好んで穴生の石工集団を使っていますから今も何らかの組織として存在しているのでしょうか。
私も墓参りは欠かさず行きますが、こうした事は何故かかみさんの方が積極的なのです。私的には、その前に掃除しろ!って思っておりますが…笑
生前墓、良いですねー!
私は入る墓が決まっておりますので石割り出来なくて残念です。
今回も勉強させて頂きました。
いつもありがとうございますm(_ _)m
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生きる塾さま
コメントありがとうございます。石工とか、城郭建築とか、日本の土木工事って空海が最初らしいですが、興味は尽きないですね。いずれ、きちんと勉強したいです。はい。
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藤森様
空海のお話しは私も聞き及んでおります。
私も見識を深めたく思います。ありがとうございました。
m(_ _)m
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