[371] 悲観は疲れるが役に立つ

投稿者:

本日は2019年4月20日金曜日である。

昨晩は午後10時前には寝落ちして、起床は午前3時だった。

もっと眠りたいなあ。

夕食作り出す午後5時半くらいから、眠くなるよ。

眠いなああ〜〜と思いつつ食事の用意して、眠いなああ〜〜と思いつつ食事して、食後はお茶飲む前に、サッサカ食器を洗う。

食事の片付けをすます前に眠ってしまうほど眠い。

お風呂もサッサカ準備して入らないと、浴槽で眠って溺れるぞ。

ところで、ここずっと私は森博嗣氏の著作三昧であります。

今のところはエッセイが主です。

小説は、The Sky Crawlers 『スカイ・クロラ』のアニメ版をamazon video400円で視聴した。

すっごく良かった!

ググググッと胸に迫り2回見たぞ。大空の広漠とした悲哀よ。

押井守(おしい・まもる)作品ね。2008年のアニメね。

ヒロインが「草薙水素」(くさなぎ・すいと)って名前で、もろGhost in the Shell『攻殻機動隊』の草薙素子へのオマージュね。

でも、この話は別の時に書きます。

なにしろ、原作の森博嗣氏の小説を読んでないから。

一般的に小説はかったるいので、読むのはついつい後回しになる。

森博嗣氏のエッセイを読み始めると、次から次に読みたくなるので危ない。

ほんとに、今までなんで知らなかったのだろう、この方のこと。

1996年から作家活動を始めたそうだ。

その頃は、私は名古屋の金城学院大学の短大部から大阪の桃山学院大学に移って非常に忙しい頃だった。

43歳にして生まれて初めての1人暮らしを始め、大阪と名古屋の二重生活開始でドタバタしていた。

学会発表や論文書きで忙しかった。

今となっては、無意味無駄なことをやっていたものだと思う。

でも、私の人生の道程には必要な事だったのでありましょう。

ともかく忙しくて一般書を読んでる時間がなかったのだろう。

だから、この方のことを知らないままに来てしまったのだろう。

森博嗣氏の著作は非常に面白いけれども、森博嗣氏の思考は緻密だ。

比較すると凡百の著述家の文章など、スカスカで読めない。

森博嗣氏の文章は読みやすいが、内容は読みやすいものではない。

斜め読みできるものでもない。

文章の読みやすさに騙されて気楽に読んでると、大いに読み落とす。

しかし、読めば、無意識のうちに自分が陥っていた思考の硬直性に気づかされる。

人間を人間としてあらしめるのに最も大事なのは、思考力だし、思想だということも、あらためて、森博嗣氏の著作から教えていただいた。

今日は、森博嗣氏のエッセイの中でも、『悲観する力』を紹介する。

https://amzn.to/2V8p38K

要するに、「楽観して思考停止するより、悲観は行動力と思考力が必要で人間を鍛えるんであって、今の日本人は楽観的になって頭が悪くなっているんで、危ない。悲観こそ知性だ。勇気を持ってあらゆる困難を想定し準備するべきだ」と読者に伝える本です。

我が意を得たり!

と、私は非常に共感した。

私も、ここまで何とか生きてこれたのは、私の悲観的人生観のおかげだと思っているもんね。

かといって、今、油断したら、どうしようもない老後だと用心してるぞ。

Positive thinking とか「引き寄せの法則」とか、こんなの本気で信じたらアホだ。

要するに、これらのアメリカ発の思想は、「悪いこと考えると悪いことが引き寄せられるから、悪いこと考えちゃダメ」ってものだ。

アメリカの庶民層の自己欺瞞思想だわさ。

日本の言霊思想みたいなもんだ。

マイナスのことを口に出すと、縁起が悪いっていう発想だ。

結婚式に「切れる」とか「別れる」という言葉を絶対に発しちゃいけないとかさあ。

受験生に「落ちる」とか言っちゃいけなくて、受験生が財布落としてるのを目撃しても「落ちましたよ〜〜」って言っちゃいけないとかさあ。

でも、悪いことは起きる時には起きる。

故障も起きる。問題は起きる。不注意も起きる。必ずミスはある。失敗はある。

戦争に負ける可能性も考えて負け方プランを立てておく。

負けると考えるから負けるんだ!!みたいなアホ系体育会はダメ。

前に勤務していた大学で、その大学の卒業生で体育の教授が学長に選ばれて、「気合いです!」と言っていたけれど、気合いで大学運営はできない。

スポーツの試合でさえ、気合いだけでは勝てない。

困難や問題を想定して、それらが起きないように準備し、起きたらどう対処するかプランを立てておくしかない。

きちんと生きようと思えば悲観的にならざるをえない。

「大丈夫だってえええ〜〜そんなこと起きないってえええ〜〜〜信じることよ!」

と本気で思ってるのはアホ。

結婚式の時には花嫁は離婚を想定して、披露宴の食事もしっかり食べておく。

どんどんステーキをナイフで「切って」、咀嚼に有効なように小さく「切り分ける」。

身体が資本なんだから。

とはいえ、この言霊思想ってのは私にも根強くある。

「令和」なんて、やだな〜〜と思うのは、「冷倭」みたいだからだ。

日本が冷え込む感じの語感だからだ。

でもまあ、時間は過ぎて行く。令和の次の時代は必ず来る。

冷え込む時代はあっていい。人間が鍛えられるから。

何しろ、最近の日本人は思考停止で楽観的か、いたずらに未来を悲観するわりには、個人的に対策を立てるわけでもない。

ネットニュースで次のデータが話題になっていた。

どこの国が1番賢いか?っていうデータだ。

ノーベル賞授賞者の数と、国民のIQと、小学生のテストで見ると、日本が1番だそーだ。今のところ。

だからなんだ? So What?

2位がスイスで、3位が中国。4位がアメリカで、5位がネーデルランド(オランダ)。

6位がロシアで、7位がベルギーで8位が英国、9位がカナダで、10位が大韓民国。

欧米では義務教育終えても自分の名前を書けない人もいるんで、やっぱライバルは中国だね!!頑張ろう!!

と、私は言いたいわけではない。

国民の平均IQは中国やシンガポールや韓国の方が上だけど、日本はノーベル賞授賞者が多いんだね。ということは非常に優秀な科学者が日本から生まれてきたということですね!

と、私は言いたいわけではない。

日本はすごいとか、日本人は賢いとか、ネットで氾濫する、そーいう類の言説なんか信じるのがアホだと言いたい。

TwitterやFacebookを眺めていても、日本人が賢いとは到底思えない。

欧米の下層民が字が書けないことなんかどうでもいいので、見るべきは欧米の真に知性ある人々の思考だ。

なんも自分自身は必死で勉強せずに、日本人優秀!と思っているその油断が怖い。

Facebookでもさあ、なにゆえか、ゴリゴリの国粋主義者から友だちリクエストが来る。

どーして?

私は普通の愛国者であって、ウルトラ・ナショナリストじゃない。

神社は好きだけど、「日本会議」なんてキモい。

世界の中の日本であって、日本だけで生きているわけじゃない。

日本人なんてのは、劣等感を抱えて必死で外から学ぶくらいで丁度いいのだ。

極東の離れ小島の田舎もんは、すぐに調子にのるからね。

欧米のほんとに頭のいい連中に、すぐに騙されるからね。

日本みたいな立場の国の国民が楽観的というのは、非常に不思議だ。

これからも続く災害や、中国の覇権に、北朝鮮の核に、韓国の反日に、アメリカからの搾取に、長い不況と、問題山積なのにボケっとしている。

老人がボケっとしているのは、「ここまで苦労してやってきたから、これからは楽させてもらっていい」という錯覚があるからだ。

老いたからこそ、意識的に努力しないと、馬鹿になり社会のお荷物だわ!ものの食い方も汚いぞ!

今まで大変だったから、これで大変さは終わりってことはない!

若い人がボケっとしているのは、「ゆとり教育」だかなんか知らないけれど、「あんたは無知で馬鹿」と事実を指摘されなかったからだ。

褒めて育てるなんて本気にした馬鹿親に甘やかされ、馬鹿親のクレイマーが怖いので教師に放置され、自分のことを王子様かお姫様だと思ってる。

もう〜〜〜この種の貧乏王子様を大学教員時代には随分と見た。

特に今どきの男の子って、なんでああも馬鹿なん?

社会に出れば何者でもなく、ただのnobodyでしかなく、ただ粘り強く学んで行くしかないとわかっていない。

中年がボケっとしているのは、ほんとはしたくもない賃金労働でくたびれ過ぎて、その疲労を癒すための消費活動に正気を失うからだ。

うん、気持ちはわかる。私もそうだったから。

この社会の搾取構造に気がついても、できることがあるようには思えないしね。

でも、そこはやっぱり自分を守らないと。

搾取されていると自覚できたら、テキトーにゲリラ的に手を抜かないと。

政治家を真似して、仕事してるフリして、シラっと嘘でも何でもつかないと。

世間並みにつきあっていると、心も脳も身体も腐るだけだ。

ということで、「ついつい私は悲観的に物事を考えちゃうわ……」と思う必要ありません。

そっちの方がマトモですから。

いろいろ想定して備えましょう。

何とかなるよと思いつつ、備えましょう。

それでも想定外のことは起きるもんなあ〜〜

いやあ、生きてるのはおもろいもんよ。

2 comments

  1. 藤森様
    睡眠不足… 眠いのに眠れないのは辛いですね。ご主人様のこともあります。御自愛下さい。
    森博嗣氏の著書は、かみさんが愛読しておりまして私も読んだ次第です。
    私的には、SF・ミステリーものよりもエッセイの方が良い感じだと思っております。
    今回もまた色々な意味で勉強させて頂きました。
    次回も楽しみにしております。
    ありがとうございます。

    いいね: 1人

    1. asesorlegal999さま:

      コメントありがとうございます。森博嗣さんのエッセイは鋭くていいですね〜〜多作な方なんで読破できるかなあ。奥様はセンスのいい方でらっしゃる!

      いいね: 1人

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google フォト

Google アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中