本日は2019年10月17日木曜日である。
明日は、私の左目の白内障手術だ。
右目の白内障手術は2007年にした。
これで、とうとう私の両眼に人工レンズが入る。
両眼だけサイボーグになる。
本日は、左目の水晶体に「長年、ありがとうございました。お疲れ様でした」と感謝と別れを告げる。
去年の10月14日の夫の緊急入院以来、大腸ガン手術や抗がん剤治療や腎臓ガン手術などの一連のガン騒動も、ひとまずではあるが収束した。
ガンの再発転移が、来年になるか数年先になるかはわからないけれども、その時期が来たら、また淡々と粛々と対処するだけだ。
しかし、台風19号の被害は大きかった!!
ショックだ。
こんなに広範囲に被害が及ぶとは。
夫の実家がある長野県須坂市も千曲川が氾濫し、堤防が決壊した。
須坂の下水センターも浸水したので機能できず、浸水はしなかった他の須坂市地域にも被害は及んでいる。
幸いにも夫の実家は無事だったが、被害を受けた親類もいる。
夫の実家の一族のお墓が全部あるお寺は、千曲川の決壊した堤防のひとつである穂保という地区の近くにある。
夫の実家の一族が代々お世話になってきたお寺の建物はほんの少し高台に位置するので、床下浸水ですんだ。
しかし、墓地は一時期はしっかり冠水したそうだ。あああああ〜〜
今回の台風19号は、日本人にあらためて「治水政策」の重要性を知らしめた。
①河川には堤防ばかりでなく、堤防が決壊したら水が流れ込む場所である「遊水池」や「貯水池」をあらかじめ設けておくこと。そこに人間は住んではいけない。
② 上流に水を貯めておくために建設されたダムは、台風による大雨が予想できる場合は、水位を低くしておく。台風到来の数日前には、水を放流しておき、台風到来で雨水が殺到してもダムで貯めておけるようにして、下流での氾濫を未然に防ぐ。
なるほど、なるほど!
たとえば、渡良瀬川には、氾濫に備えて、周辺に貯水池とか、遊水池が設けられている。
そこには建物を建ててはいけない。人間は住んではいけない。
https://news.yahoo.co.jp/byline/akiyamaayano/20191015-00146887/
今回の台風19号についても、このシステムが効果を発揮した。
しかし、このシステムが用意されずに機能できなかった地区もある。
洪水の被害にあった場所というのは、もともとが遊水池であった場所が宅地造成されて住宅地として売り出された地区が多い。
なんで、そういうところに宅地造成を許可したんですかね、国土交通省。
また、もともとが川だったところを埋め立てた地区も浸水しやすい。
自然は、もともとの地形を覚えていて、河川から溢れた水は、かつて川があったところに流れ込む。
https://ameblo.jp/don1110/entry-12535836229.html
多摩川決壊で川崎市の武蔵小杉(シン・ゴジラが通過したですね)で冠水した駅前近辺は、多摩川支流の川を埋め立てた地域だった。
自然は記憶しているのだ!
江戸期に埋め立てられた土地は、みな潜在的冠水地域よ。洪水覚悟で住んでね。
よく老人のいる家は改築しても、トイレの場所を移動してはいけないというではないですか。
老人が認知症になった場合に、以前にトイレがあった場所で用を足してしまうから。
それと似た話だな。
似てない?
老人の脳という自然はちゃんと機能してるのよ。うん。
ついでに、今回の広域に渡る河川の氾濫については、ダムで水量調節をしていなかったという説もある。
事実ならば、油断としか言いようがない。
油断していなかった世代が退職して、油断濃厚100%の世代が働きざかりだからなあ。
これから、こういうこともっと増えるよね。
https://ameblo.jp/don1110/entry-12536062833.html
ともかく、今回の台風19号は、いろいろ教訓になったですね。
治水って大事ですね。
東京の治水政策は機能したが、長野や北関東や東北の治水政策は機能しなかったということは、地方には治水対策をするための金が投下されてなかったってことだよね。
地方の事情は地方が知っている。
当事者だから。
しかし、治水政策のような公共事業の予算を決めるのは、財務省だ。
財務省は、現場についてよく知る地方の意見は聞かない。
政治家やゼネコンたち利権屋たちの調整をして、予算を出すプロジェクトと額を決める。
キャッシュバックが政治家に行きますね〜〜
それが正しいと言い募りメディアで拡散する学者やマスコミ人にも、ちょっとキャッシュバックが行きますね〜〜
日本の公共事業の予算は少なくないのに、その予算が有効に使われていないのは、地方の実情がほんとうに考慮されているわけではないから。
だから、必要もない公共事業が地方でなされ、利益を受けるのはゼネコンとゼネコンからキャッシュバックしてもらう国会議員とその一党だけ。
ということで、もう、いい加減に、中央集権制をやめないといけない。
中央官庁や政治家の利権のために地方があるわけじゃない。
今回の台風19号みたいに、東京だけ救われてもしかたない。
そりゃ、東京が冠水したら首都機能どころか日本国が機能しなくなる。首都防衛は第一だ。
だけど、首都だけで日本ができているわけじゃない。
東京コケたら日本もコケるなんて国造りを、していちゃいけない。
ということで、今日オススメする本は、これです!
中央集権制の47都道府県制やめよう〜〜と提唱する本です。
え?また?
松下幸之助氏が最初に提唱した「廃県置州」。
http://www.pref.kyoto.jp/chiho/doshusei/documents/shiryo1-1_3rd.pdf
その後、大前研一氏も提唱し、維新の党も提唱したけれども、ずっと放置されている政策。
しかし、いよいよ、このアイデアが再評価される時代になったのであります。
明治の廃藩置県だって、急に命令一下でできたわけじゃない。
300年近く続いてきた藩を統合整理するのは大変だった。
段階的に進んできた。
廃県置州、道州制日本も、段階的に進むのだ。
しばらく15年間ぐらいは混乱と苦難の日本国と日本人でしょう。
でも、未来のヴィジョンは、中央集権国家ではなく、10ほどの州としてまとまった地域がそれぞれに州の運営を責任持って担い、それぞれの繁栄を目指して独立独歩で競い合う日本ではないでしょうか。
連邦制国家日本。
たとえば北海道州はポーランドやアイルランドと人口は似ていても経済規模は大きいし、東北アジアやロシアやアラスカと結びつくことができる。
地方は地方交付金に頼っているから、自己決定権があるようでないから、いつまでたっても頭が悪いままで人材が育たない。
中央官庁の天下りに好きにされてしまう。
今回の台風19号によって断水した神奈川県のある地域が自衛隊に救助要請して、自衛隊が水を持って駆けつけたら、神奈川県の小役人が、「県で対処できるから、この水を持って帰って」と自衛隊に言ったとか。
https://www.asahi.com/articles/ASMBJ53XHMBJUTIL03L.html
神奈川県の対応が遅かったから、住民が自衛隊に救助要請したんだろーが!
地方公務員って、どうしても視野狭窄のヒラメになりやすいんよ。
それもこれも、中央集権制で地方で独立して決定実行できないからだ。責任主体になれないからだ。
もともと資質が良くたって、そんなシステムでは劣化するだけ。
若い子が地方から逃げるわけだ。
特に女性は逃げるぞ。
無能なジジイが威張ってるからね、地方は。
若い男は覇気がなく教養がない。
馬鹿でも生きていられるような独立独歩の気概も運営力自治能力もない土地では、生きてても死んでるのと同じだ。
若い女性にとっては希望がないよ、そんな地方は。
しかし、東京はといえば、いまだに続く人口集中に対応できるだけの行政サービスを住民に提供できなくなっている。
東京はすでに老いつつある。
災害や地震に備える意味でも、第2首都圏は構築しなくてはいけない。
この本『この国のたたみ方』には、地方と東京や大阪などの大都市が独立しつつ密接に連携しあえるアイデアがいっぱい提示されている。
① 新幹線代は今の半額か3割くらいにする。高速道路は無料にする。若い人の移動を自由で安価なものにする。大都市に居を構えずとも都市部で勤労できる交通体系を作る。
② 国立大学は、その県集合体=州の基幹大学(旧帝大だな)を州立大学とし、あとの国立大学を分校とする。州立カリフォルニア大学はバークレイ校にアーヴァイン校にロスアンジェルス校などがある。
③ 東京の有名私大の定員の少なくとも2割は地方の分校で引き受ける。早稲田大学新潟キャンパスとかさ。
④ 県で全部をフルセットで持たずとも、州にすれば病院、空港、学校、公共施設を有効に活用できる。
などなど。
非常に面白く有益な「未来の日本の姿」を提示してくれる本です!
20年後の日本は、この方向に進んでいないと。
その頃には、大天変地異時代の新しい居住方法として、世界初の「海上都市」を、日本が構築できるかもしれない。
でっかい航空母艦みたいなものだからさ、できるよね、今の技術でも。
公共事業で日本の土地全部を安全にできない。
お金はいくらあっても足りない。
選択と集中が必要。
川辺海辺埋立地に住まないですむように、人々は不沈空母みたいな海上都市に住む。
病院も福祉施設も学校もあるよ。
日本列島の周囲に10くらい浮かべればいいんじゃないの。
さて、以下は私の妄想。
妄想ですからね!
二階堂さんが、「台風19号の被害がこの程度で済んで良かった」みたいなこと言ったとかで、非難されている。
あれ本音だよ。
ほんとは、もっともっと大きく深刻な被害が出ると思ってた。東京のかなりが壊滅麻痺するだろうと思ってた。
二階堂さんクラスだと、気象兵器のことも人工地震のことも知っている。
アメリカによる人工台風で脅されて、日本(政府)がこれから何をしなくちゃいけないかも知ってる。
安倍さんが「個人的」にアメリカに脅されていることも知ってる。
安倍さんが、東京を救うことを条件に、アメリカの脅迫を受け入れた。
ホルムズ海峡に自衛隊派遣もしなくてはならない。
さらに、100兆円ほどアメリカに貢がねばならない。
もっと日本が貧乏になる。日本人の暮らしがきつくなる。
各地の台風被害の修復と防備のためにお金が必要と税金を集めて中抜きしてアメリカに渡す。
消費税分も渡す。
アメリカ発日本政府承諾ショック・ドクトリンですね。
すごい事件や災害にかこつけて、国民に負担をかける政策をとることを正当化するわけですね〜〜
また増税ですか。
緊縮財政ですか。
だけど、自分たちの利権を守ることには税金を使う。
自分たちの利権を守ることが国防だと思い込んでいる。
そう思い込んで自己欺瞞を続けるしかないよね〜〜あの人たちも。
https://ameblo.jp/dmwajt-02a3/entry-12536141243.html
ほんと、15年間ぐらいは、日本はもっともっと大変になる。
う〜〜憂鬱。
でも、いつだってこれが現実。
まあ、現実を突き放して眺めて、自分の心を守りましょう。
アメリカの気象兵器もまだまだ進路コントロールが十分にできないので、今回は首都の被害は大きくなかった。
次回はそうはいかないかもしれない。
だから、日本も自国を襲う人口台風の進路をちょっと変える「専守防衛気象兵器」を開発している。
日本は外国を気象兵器で壊滅させるようなことは考えていない。
でも、黙ってヤラレっぱなしでいるわけにはいかない。
同盟国とだって、宗主国とだって、水面下では戦っている。それが国際社会。