本日は2019年12月30日月曜日だ。
2019年も今日を入れて2日。
やっと昨日で、神社お礼参りに、食材買い出しに、年賀状の宛名書きだけすませた。
年賀状をやめる人が増えているので、年々歳々私が出す年賀状も減っている。
それでも、年賀状だけで繋がっている方々も多いので、新年元旦には絶対に届かない年賀状を書く。
ところで、拙著66歳の処女単著出版『馬鹿ブス貧乏で生きるしかないあなたに愛をこめて書いたので読んでください。』の重版が決まりました!
KKベストセラーズの編集局長の鈴木康成氏より、奇しくも拙著の発売一ヶ月後の12月27日に連絡をいただいた。
初版5000部で、重版増刷2000部です。
少ない?
無名の著者の書いたものですよ!
初版5000部なんて、すごいわ!
とんでもない数だ!
出版社も増刷しても売れずに在庫が増えたり返品が増えるのはかなわんのであります。
だから増刷2000部って、すごい数だよ!
アイン・ランドの小説の翻訳『水源』の初版3000部は、重版がかかるまで数年かかった。
5500円の本だもんね〜〜
それから、800部とか、500部とか、300部とか、1000部とか、少量増刷された。
そして2020年1月の5年ぶりの増刷は1000部だそうである。
これ、かなり挑戦的増刷数だ。
ビジネス社さん大英断です!
ともかく、いまどき、1万部売れるのさえ珍しいんだぞ。
みんな本を買わなくなった。
たとえば、正規雇用でも手取り15万円くらいなら、新刊書を買っている余裕はないよ。
若い人だと、大学の学資ローン(奨学金って言うのは日本の詐欺語)の返済もある。
最後の勤務先で、「高いから」という理由で、教科書すら買わない学生がいたのには驚いた。
大学生が本を買わないのが2010年代には当たり前になった。
私は、自分の講義は自分が作成したハンドアウトを使用して、市販の教科書は使わなかった。学生が教科書さえ買わないのは、よく知っていたから。
講義でいつも使わない教科書を購入させると学生が怒るようになったのは、21世紀に入ってからだ。
「参考図書として、これは買っといて」は、もう通用しない。
大学生が本を買わないならば、いったい誰が買うのか。
もともとが日本は、学校を卒業したら、いっさい勉強しない人間の多い反知性主義国だ。
そこに長い長い不況だ。
副島隆彦氏によると、今の日本で読書を習慣にしている人間の数は、人口の2割もいないそうである。
下は、副島氏が撮影した中国は深圳市の書店の一風景だ。
新刊『全体主義の中国がアメリカを打ち倒す』の1ページにある風景だ。
これ、ショック。
子どもたちの姿勢が悪い?
問題はそこじゃない!
日本の書店で、絵本や漫画でなく、活字を読みふけっている子どもたちを見かけるか?
漫画でさえ読めない子どもも多いそうだ。
アホみたいにゲームしているガキは、あちこちで見るけれど。
もちろん優秀な子どもたちはいるんだろう。天才はいるんだろう。
だけどさ、この世界は真ん中あたりの程度の人間の水準で決まるんだからさ。
真ん中あたりの人々の数が多いんだからさ。
真ん中あたりの人間が勉強しない国の未来は暗そう。
やっぱり、とりあえずは日本は負けるなあ……
その後の展開はいざ知らず。
今の日本の子どもたちは、すでに中国の子どもたちに負けているのだ。
日本の大人が悪いんだよな……
話を戻す。
いまどきの出版界はほんとうに苦しいそうです。
編集者が精魂込めて作った本も、重版がかかるのは、5冊か6冊に1冊だそうです
重版がかからない本ばかりを作ってしまった編集者は、営業に移動させられる。
本を編集することと、本を売る営業活動は全く違う。
向き不向きがある。
それに適応できないと退職せざるをえなくなる。
そのかわりに、自分の手がけた本が売れれば実績になり、会社内で発言権も増す。
ともかく出版社は経営だから、売れる本を作らねばいけない。
売れる商品を開発しなければならない。
何を読者が求めているかキャッチしなければならない。
売れるテーマを見つけなければならない。
売れるテーマで書ける人を見つけなければならない。
それでも、なかなか売れない。
出版社からすれば2万部くらい売れないと利益にならない。
拙著も重版はかかったけれども、せっかく拙著を出版してくださった出版社に利益が出せるほどではなくフェイドアウトしたら、申し訳ない。
まあ、そうなると、売れるだけの内容がないような本を書いちゃった私が悪いのだけれども。
Amazonには、12月30日現在で、ありがたいことにレヴューが44集まっている。
みなさま!
拙著をお買い上げになり、読了なさったみなさま、是非ともレヴューをよろしくお願いいたします。
みなさまのご支援のおかげで、年内中に重版出来(じゅうはんしゅったい)が決まりました!
ありがとうございます!
ところで、下の写真は、大阪府は堺市の泉ヶ丘の駅前ビルの中の紀伊国屋書店の風景です。
泉北高速線という路線沿いにあるビルで高島屋と隣接している。
桃山学院大学勤務時代は、週末になると、よくこの書店に通ったものだった。
Facebook友だちの女性が撮影して送ってくださった。
ありがとうございます。
あの紀伊国屋に平積みされているんだなあ……私の書いたものが。
不思議な気分でありますよ……
年内での重版!!
兎にも角にもおめでとうございます。
良かった〜〜
これからもロングで売れ続けていくでしょう!!
私達の世代の頃は街の書店では必ず多くの立ち読みしていて、当たり前の日常的風景でした。
いや〜ショックです。…
日本の行く末を案じてやみませんね。
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創る塾さま
コメントありがとうございます。名古屋でも比較的大きな書店にいましても、若い人よりは中高年の方々が多いですねえ。
まあ、若い人はネットで電子ブックかな?とか思ったりしますが、どうなんでしょうね。
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藤森様
若い世代が、せめて電子ブックを読んでいてくれているのであれば良いですね〜〜
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若い塾さま
本読まなくても、時間がいくらでも潰せますからねえ、スマホがあれば。動画見ていればいいし。
副島隆彦氏は、いずれは本を読むという習慣は消えていくであろうとお弟子さんにおっしゃったそうですよ。
それは人類家畜化の完成なのか、読まずに脳にインプットされる装置でも開発されるのか……
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藤森様
人類家畜化計画の中には、脳に A I回路を埋め込む計画もあるそうです。
下級国民には一旦アホにすれば埋め込む必要はなくなり、上級国民には従順チップを埋め込み、支配層だけが一番上等なものが使われるのでしょうね〜〜
悪魔の所業そのものです!!
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また打ち間違いしてる。😱
申し訳ありません。m(__)m
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