[422] 2020年幕開けに思い出すエルサレム

投稿者:

本日は、2020年1月11日土曜日だ。

新年最初のBlog記事です。

更新が滞るBlog。

え〜〜お正月からへばっております。

まあ、私は物心ついた頃から、元気溌剌な時期がなかった人間だ。

いつもどこでもずっとくたびれている人間だ。

身体が弱い母の母乳が出なかったので、新生児の頃から牛乳を飲まされて育ったので、私は骨太ではある。

が、「人間向きの栄養」は足りなかったようで、私はガキの頃からひ弱であった。

しかも、祖母は赤ちゃんが飲むので滅菌しなきゃと思って牛乳を沸騰させて冷まして私に飲ませた。

だから、牛乳の栄養素までぶっ飛んで、おかげで私はしばらくの間に全く成長しなかったそうだ。

ずっと小さいままだったそーだ。

変だなあ?と思った母や祖母が病院に行き、小児科医にひどく叱られたそうである。

栄養失調ですよ……って。

脳にも他の内臓にも栄養が行ってない哀れな赤ちゃんだった私。

だいたいが、うちの家系の女は、私を含めて脳足りんが多い。

そんなんでも、ちゃんと育つから大丈夫。

お正月から不景気にへばっているなんてのは通例だから、どうということはない。

常にくたびれていたって、生きていけるから大丈夫。

大晦日の夜に、つまらないつまらない紅白歌合戦をチラチラ眺めながら作ったおでんを食えれば大丈夫。

しかし、ほんとに波乱の幕開け2020年だ。

波乱すぎて、さらに疲れる。

いろいろ起き過ぎている。

大晦日にゴーンさんが国外に逃げようが、1月3日にイランの司令官さんが米軍(か、イスラエルか知らんけど)から攻撃されて殺害されようが、報復でイラクの米軍基地がミサイル攻撃されようが、イランがウクライナの航空機を間違えて(?)撃墜しようが、自衛隊が中東に派遣されようが、もう知らんがな。

まあ、2020年は、軍事衝突が何回もあって、その都度なんやかやと停戦談議もあって、グジャグジャあって、2021年に第三次世界大戦でしょうか。

グダラグダラと10年間ぐらい続くかもね。

難儀だわ……海外旅行に行けなくなるよ。

アメリカ内部での、民主党系グローバリスト軍産複合体CIAとアメリカ・ファースト(国内問題解決優先主義)のNSCとの対立において前者が勝てば、そうなる。

イランの背後にいる北朝鮮の背後には誰がいるんでしょ。

新約聖書の「ヨハネ黙示録」によると、ハルマゲドンが起きないと救世主の再臨はなく千年王国の平和もない。

で、イスラエル人の中には、じゃあ千年王国の平和を実現させるために、救世主のお出ましを早めるためにハルマゲドンを起こしましょう〜〜って思っている人々もいるらしい。

人工ハルマゲドン。

トランプさんの長女のご主人さんで、親が寄付したんでハーバード大学に入学した人なんか、そーいうこと本気で信じているのではないか。

そーいう顔してない?

エルサレムの嘆きの壁の上にユダヤ教の大神殿を建てましょう〜〜って思ってる人々もいるらしい。

いやいや、そこにはすでに黄金のドームのイスラム教の神殿があるんで。

あの黄金のドームをぶっ壊さないと、嘆きの壁の上にユダヤ教の大神殿は立ちません。

ハルマゲドンだかマルハゲ丼だか知らないが、ゴリゴリ一神教の人々の頭はおかしい。

いまどき、キリスト教(ユダヤ教)とイスラム教の大戦争をやらかす気なのか。

みなさん、エルサレムには行くべきよ。

ほんと、世界の見え方が違ってくるから。

2017年の夏にヨルダン・イスラエルに旅行に行ったけれども、私はイスラエルのことはこのBlogにも書かなかった。

ショックが大きかったから。

エルサレムを見たショックは大きかった。

エルサレムは古代と現代が同時にある。

ほんとだって。同じ空間に古代と現代が在る。

嘆きの壁で祈る前に、手を洗う場所がある。これ日本の神社と似てる。

嘆きの壁は男女別。

その壁の前にブツブツと祈りの言葉を捧げる多くの人々の数。

延々と祈っています。長々と祈っています。ずっと祈っています。

簡単なテーブルも椅子もあるので、座り込んだら1時間ぐらい軽く祈っている。

トイレもありますよ。

なにしろ、あれだけ延々と祈っていれば、途中にトイレも行くわさ。

トイレは綺麗ですよん。

でもって、最後は自分の願いを書いた紙を、壁の石の隙間にねじ込む。

嘆きの壁の石の隙間や穴には、このような紙片が入れられている。

もう、これ以上は入らんわ〜〜と思うほどに、ここかしこに、ねじ込まれている。

私も手帳のページを破って、「人類平和」と書いて、紙を小さく折り畳んで石の隙間にねじ込んできた。

嘆きの壁に巡回に来る神様は、漢字は読めるかな?

夜になっても祈る人々の姿は絶えない。

何を私は言いたいのか?

要するに、この世界には、本気で本気で本気で本気に「神が世界を動かしている」と信じている人々がいるってことよ。

でもって、聖書にせよ、タルムードにせよ、コーランにせよ、そこに記されている言葉は、ほんとうにほんとうに「神の言葉」だと信じている人々がいるってことよ。

2020年幕開けのアメリカとイランの対立は、一見したところ、アメリカのシェールガスを売るためにホルムズ海峡が封鎖する事態になった方がアメリカにとっては都合がいいね〜〜の経済問題に見える。

が、もっとその奥には、宗教の問題がある。

これ、大方の日本人にはわからない。

というか、私にはわからない。

私なんか、この嘆きの壁の前で延々と祈っている女性たちを見ると、そんな暇があったら、パート労働でもした方がいいんじゃないかと思ってしまう。

労働は、必ず誰かの役に立っているし、人間は労働の中から切実に学ぶことができると思っているから。

聖典なんて、結局は人間が書いたに決まってるんだから、予言だろうが黙示録だろうが、人間の脳の産物だから、そんなもん本気にする方が頭がおかしいと思ってしまう。

が……エルサレムに行くと、私のような骨の髄まで世俗化された(=人間中心的な)人間が呆然とするような、わけのわからない人々の群れを見ることができる。

エルサレムには静かだが不穏な空気が充満している。

平和だけれども緊張感が横溢している。

空気の密度が濃い。

道端に座り込んで、「スマホ」で聖書の一節を読み耽っている若者たち。

イエス・キリストが十字架を背負って歩いた古代の石畳の道を黙々とたどる若者たち。

ジイサンやバアサンじゃないんよ。

大学生くらいの子たちなの。

2000年以上も昔の救世主の受難を生き生きと臨場感を持って想像し、頭をうなだれる人々の群れ。

聖墳墓教会(キリストが処刑されたゴルゴダの丘の上に建てられた教会)に集う人々。

聖墳墓教会の中の(キリストが3日間眠り復活したとされる)石墓のそばで、詣でる順番を忍耐強く待つ人々。

延々と待つ人々。

ディズニーランドのアトラクションを待つ人々の行列よりも長い列。

私からすれば、エルサレムは「一神教テーマパーク」だった。

ユダヤ教とキリスト教とイスラム教のメッカ。

ユダヤ教会とキリスト教会とイスラム教のモスクが、狭い区域にギッシリと建っている奇妙な古都。

人間の脳の妄想が作り上げた神の歴史という物語。

その物語を唯一無二の真実と信じて疑わない人々。

その物語に即して人間が作り上げてきた建造物と街。

それを「神の業(わざ)」とリアルに感じて、教会内で涙ぐむ人々。

「ええええええええええええ〜〜いまどき、このような人々がいるんだ!!!」

私は驚愕して、ただただ見つめるだけ。

エルサレムはすごい。

パリもローマも見なくてよろしい。

行くべきはエルサレム。

でも、もう行くには遅すぎるかもしれない。

いや、新生エルサレムには行けるな。

この世界には、2020年の地球上には、私を含む大方の日本人のように「繁栄して経世済民でみんなが食って平和に暮らせればいいんじゃないの?」と思っている人々もいれば、「救世主の再臨後に訪れる千年王国の平和と繁栄のために大戦争と大崩壊が起きなくてはならない」と思っている人々もいる。

2020年の幕開けから入り込んできた中東での軍事衝突のニュースは、あの2017年のエルサレムで目撃した数々の「理解できないこと」を私に思い出させた。

4件のコメント

  1. こんにちは、藤森様。
    あけましておめでとうございます。
    初めてのコメント失礼いたします。
    私など一庶民が藤森様にコメントなど畏れ多くためらっておりましたが、あまりに美味しそうなおでんに誘われて、かしこみコメント申し上げさせていただきました。

    人を幸せに導くはずの宗教が、戦争の原因になっているのには、愚かしいことですね。

    ところで、先日謎の知人様より、「馬鹿ブス貧乏で…」のご著書をいただきました。
    とても読みやすく深い内容に、暇を惜しんで拝読させていただいております。
    女性だけでなく男性も含めた現代人必読の書であると思います。
    頂き物だけでは申し訳ないので、2冊新規に購入させていただきました。
    私は愛読書は最低3回は読みますので、手軽に持ち歩けるよう、iPad用にデジタル化させていただきます。
    1冊は友人への布教用、線引きもして持ち歩き過ぎた一冊は程よく侘びて神々しくなって参りましたので、神棚に飾らせていただきます。

    現代社会サバイバルを生き抜く金言の数々、ありがとうございます。
    幸多き一年でありますよう、こころよりお祈り申し上げます。

    いいね: 1人

    1. CHIRICOさま

      コメントありがとうございます。一庶民が……って、みな庶民ですけど。

      拙著をお買い求めくださりお読みくださり(じゃないですね、謎の知人様が……)、御礼を申し上げます。ありがとうございます。

      よろしかったら、お友だちお知り合いにご推薦くだされば、ありがたいです。

      私も神棚に拙著置いてます!書いていた時期の苦しさを思い出します。

      いいね: 1人

  2. 藤森様

    私も死ぬまでに一度はエルサレムに行かなければと思っております。
    … 本来ならもっと早く行っておくべき地でした。
    今更ながら後悔しきりです。

    いいね: 1人

    1. 創る塾さま

      コメントありがとうございます。エルサレム行けますよ。

      中東に大きな戦争が起きませんように。large warさえ起きなければ大丈夫ですよね。

      まあ、小さな紛争や軍事衝突は延々とあるのでしょうが。

      いいね: 1人

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google フォト

Google アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中