[475] 坂口恭平『0円ハウス』(リトルモア,2004)で想像力を鍛える

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本日は2021年8月23日月曜日だ。

富士山の噴火があると予言されていた日だな。

いや、箱根山の噴火があるという予言もある。「箱根山」なんて、あるの?

トランプ元大統領が、なんか重大発表をする日だとネット界の一角で言われていた8月22日は過ぎた。

まあ、何でもいいよ。世界に何が起きようと、庶民は日常を重ねて生き抜くだけ。

私は、40歳くらいから64歳ぐらいまでは、スケールは小さいけど買い物依存症だった。自業自得とはいえ、毎月のクレジットカードの支払い額は、ストレスフルだった。

賃金労働のストレスを買い物依存症で乗り切っていた。

ひとつのストレスを癒すために、もうひとつのストレスを抱えるって、馬鹿だよね。でも、しかたなかった。

資本主義社会って、おもろいね。よくできてるシステムだ。

資本主義社会を生き抜くための賃金労働の疲れや不快さから逃げるために、買い物してさ、資本主義の大量消費システムに貢献する。

どちらにしても、資本主義の強化と維持に貢献するわけ。

かといって、全体主義の集団主義の社会主義や共産主義なんか、まっぴらごめんだ。自由じゃないのはいや。配給のために行列を作るなんて冗談じゃない。

プチ買い物依存症になって、何を買ったのかって?覚えていない。いろいろ。買ったもので残ってるものがあるのかな。だいたい、みんな捨てちゃったんじゃないかな。

買い物依存症が治り、買い物は食料と日用品と書籍だけになると、実に精神衛生にいい。

お金を使わないですむ生活って、精神衛生にほんといい。

だって、今の私たちが一番怖いのは、金がなくなることでしょう。

孤独も病気も老いも怖いけど、まあ金があれば何とかなる。

戦争や恐慌や食糧危機や天変地異も怖いけどさ、今ひとつ具体性に欠けるから、「まあ、そのときはそのときよね〜」と、薄らぼんやり思うだけ。

金がなくなることは、その点、非常に具体的に、その事態が想像できるから、やっぱり、今の私たちにとって一番怖いのは金がなくなることであり、使える金がないことであるのだよ。

だから、私は、自分がジワジワと少しずつ、お金を使わないことに慣れて行ってるのが嬉しい。解放感がある。

まだ、光熱費とか食費とか日用品とか書籍とか情報代には金がかかる。

光熱費はしかたない。食費や日用品や書籍代とかの情報代は、いずれ減る。

もっともっと老いれば、体力がなくなれば、食べる量も減るし。外食もしなくなる。読める書籍も減っていく。好奇心で書籍を買っては積み重ねておくこともなくなるだろう。

まあ、税金は、所得税に住民税に固定資産税に国民健康保険料(医療税)に介護保険料(長生きするな税)を含めて、容赦なく取られ続けるといっても、これも収入が少ない年金だけになれば、課税額は低くなる。

ということで、「自由って、金を使わずに、金に依存せずに生きることができる」ってことかなあと思ったりする。

こういうのも、ローン支払い済みの自宅があるんで、住居費がかからないからこそできることだ。

といっても、自宅は集合住宅だから、管理費とか修繕費用積立金とかは住んでる限りは、かかる。

いざとなれば、認知症のフリして、管理費や修繕積立金を出さないという手もあるなとか、不埒なことを考えたりする。

天変地異で、自宅が住めなくなっても生きてたらどうしよう。

私は、いろいろ想像するのが好きだ。無料だし、いろいろ発見があるよ。

まあ、自宅の入ってる集合住宅が崩壊したら、そのときは、近所の公園の隅っこで段ボールで囲って、マイハウスを作っちゃえばいいかと思ったりする。

電気はどうしよう。タブレットは使いたい。無理かな。ソーラーパネルで充電して、蓄電して、小型発電機があればいいんじゃない?数台は持ってる。

フリーWifiは使えるよね、きっと。

トイレは公衆トイレだと肛門洗浄装置がついてないなあ。なくても慣れるかなあ。トイレットペーパーはどうしよう。

シャワーはどこにある?

洗濯は公園や公衆トイレの水道を使わせてもらえばいいか。

ホームレスのシェルターは年末年始ぐらいしかオープンしないらしいけど、ほんとうか?

大雪の日や台風の日はかなわんなあ。マイナス30℃対応の寝袋はあるけれども、台風や洪水対応の寝袋は売ってないしなあ。

こんなことを思うのも、例の『お金の学校』の著者で、「いのっちの電話」で死にたい人の話し相手をしてる坂口恭平さんの『0円ハウス』(リトルモア、2004)に啓発されたから。

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私は、坂口恭平さんの著書ばかりでなく、坂口さんの先生である早稲田大学理工学部の建築学の名誉教授の石山修武(1944-)氏の著書まで集めて読み始めている。

順次、ここで紹介しますからね!

坂口恭平さんの著作を映画化したもののDVDも入手した。「舌はがし本」を書くのに忙しくて、視聴できていないのが残念だ。

この映画の監督は堤幸彦(1955-)氏だ。TVドラマの『Trick』とか『池袋ウエストゲートパーク』とか『SPEC』シリーズの監督さん。

三重県出身で、育ちは名古屋市千種区。だからか、この映画は名古屋が舞台。主役の「鈴木さん」という創意工夫の天才ホームレスを演じる人も名古屋の人だ。

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坂口恭平さんの『0円ハウス』ってのは、坂口さんの卒業論文が元になっている。坂口さんは、ホームレスの家に関する研究で卒論を書いた。

ホームレスという言い方は間違っている。人間は生きていれば、かならず住むところが必要になる。

ホームレスと言われる人々にもちゃんと住む家はある。それが廃品で作られた小屋であろうと。段ボールで囲われた空間でしかなくても。朝顔の柄で隠されたビニールシートでしかなくても。

雨露をしのいで、自分のプライバシーが確保できる場所なら、「マイハウス」だもんね。

こーいう写真集を見ておくことは、勉強になる。

いざとなれば、これを真似して、身体を横たえるスペースを確保すればいいと安心できる。

私は、気ままで怠惰で短気だからね。役所が提供してゴチャゴチャとルールがいっぱいの仮設住居なんて待っていられない。

50代の女性のホームレスの人も元気に暮らしていたらしいよ、2004年当時は。今も元気なら70代くらいかな。

何も悪いことしていないのに、ただ深夜のバス停の椅子に腰かけていただけなのに、近所に住んでいる引きこもりの狂人男に殴り殺されたホームレス女性の事件もあったから、場所は選ばないとね。

あいつ死刑になれ!

最近は、街を歩いたり、夫の車に乗せてもらって街角を通り過ぎるときに、そういう目線で、事物を見つめる。

どういう目線かって言うと、どんなところに0円ハウスを建てるかなあとか、この公園はどうかなあとか、この駐車場の隅っこは駄目かなあとか、教会の敷地だと追い出される確率は低いかなあとか、寺は駄目だなとか、霊園は怖いとか、材料はどこで調達するかなあとか。

寝袋はあるから、組み立て式のテントぐらい持っていた方がいいかもなあと思ったりする。1万円以下でもあるんだよね。

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