本日は2021年9月28日火曜日。
やたら眠い日だ。
朝に夫を送り出して、眠くて少し眠って、起きてちょっとデスクワークして。
夫から「体調悪そうだから、夕ご飯用になんか買って行こうか」と電話があった。
「不味いものは食べたくないし、外食するのは着替えるのが面倒くさいので、テキトーに作るから何も買ってこなくていいよ」と、答えた。

体調は悪いので、簡単な料理でもしたくない。
でも、外出するのに比べれば、料理する方が面倒くさくない。
というほど、私は極端な怠け者である。
特に人間関係について怠け者だ。
内向的、というのとも違う。人見知りでもない。
「人間関係を広げて世界中の人と友達になりたいな!」なんていう気持ちがサラサラないだけだ。
面倒くさいでしょ。
若い頃は、珍しくデートに誘われても、面倒くさいのでお断りした。
デートとやらをしても、面白いと感じることができなかったのだ。
話をしてても退屈を感じてしまうのだ。
相手に合わせて、聴き上手になることなんて簡単にできる。
他人は全て情報の塊だから、聴いていて無駄だってことは全くない。
だから、他人から見れば、わりと社交的に見えたかもしれないが、私自身は努力してそうしていた。
あんまり偏屈なのも、まずいよなと思って。
仕事ならできる。それは仕事であり、義務であり、報酬が出るから。
しかし、私的な個人的な人間関係において、なんで努力して我慢しなきゃならんのよ。
漫画でも読んでる方がラクでいいじゃないの。
しかし、今から思うと、この怠惰が身を守ったかもしれない。
振り返っても、私は人間関係で大きな失敗はなかった。
裏切られて落ち込んだということもない。
ああ、こいつは裏切るなと、最初から承知の上で関わっていたから。
ああ、こいつは卑しいなと、最初から承知の上で関わっていたから。
ああ、やっぱりまた当たっちゃったね、という感じだ。
はっきりと相手から迷惑をかけられたら、静かに断絶できるので、トラブルがあると、ありがたいくらいだ。
怠惰だから、喧嘩はしない。
会議で言うべきことは言ったけれども、喧嘩はしたことない。
面倒くさい。そこまで他人に興味がない。愛はあっても興味はない。
会議で言うべきことを言ったのは、そうしないと、しょうもないことを押しつけられるから。
相手がおとなしくて何も抵抗しないと見ると、なんでも言うし、なんでもする卑劣な人間は少なくない。
ほんとよん。
でも、彼らや彼女たちのことは、最初に会ったときから、アウトだと思っていて用心していたので、大きく傷つくことはなかった。
小さい嫌がらせは多かったけれど。
まあ、教師って職業人には気の小さい奴が多いからね。
それでも私は怠惰なので、だいたいのことはスルーした。
だから、そういうわけで、私は、自分から人を信じて裏切られたことはない。

ずっと長く淡くおつきあいがあるのは、根本的には、打算も策略もなんもない、良きにつけ悪しきにつけ、ありのままで生きている人たちだ。
いわゆる優秀な人もいれば、凡庸な人もいるけれども、共通点は自分ではないフリはしない人たちだ。
その意味で、非常にシンプルな人々だ。非常にストレートな人々だ。言うことにあまり嘘がない人々だ。
大学院に入って、学会なるものに入って、「なんちゃって大学の先生」になって、気がついたことは、世の中には、無駄にややこしい人が多いということだった。
呼吸するように嘘をつく。脅かされてもいないのに自分を守るだけのために嘘をつく。
裏表の激しさ。巧言令色少ないかな仁のサンプルばかり。
頭の使い方が歪んでいる。嫉妬深いのは、常に他人と自分を比較して優劣を確かめているからだ。
他人より長く学問してきたはずなのに、無茶苦茶に洗脳されていて、思考が硬直化している。
学問すればするほど、頭が悪くなるのかもしれない。
別の発想ができなくなるのかもしれない。
基本的に杓子定規で、貧乏くさい。
計算ばかりしてるのに、大きく騙されている。
他愛がないほど、接する人を、社会的地位や学歴や背景で序列化する。
「こいつら、ほんとに腐ってるなあ」と、いつも私はあきれていた。
ああいう人間集団の中に長くいたことで、私自身、その毒気にあてられ、疲れたことは多々あったけれども、非常に大きく傷ついたことがなかったのは、もともと人間関係を広げることに怠惰であったおかげだ。
単に生活費と住宅ローン返済のために働いているだけの場所で、他のことは知らんがな、である。
だから、職場は4回替えた。
なるたけシンプルにマイペースで賃金労働する場所を求めた。
ここにいると集団的邪気に感染するから、職場を変えようと思ったら、変えることができた。
ラッキーだった。
シンプルにマイペースに働きたかったが、最後の職場の選択ははっきり間違えた。田舎を甘く見ていた。不覚だった。
しかし、できれば50代で引きこもりたかったけれども、引きこもり高齢期ならば、年金受給額が少しでも多い方がいいということで、勤務歴(年金払込期間)を伸ばすために、勤務していた6年間だったので、いいのだ。その目的は果たすことができたから。
ということで、怠惰は身を守ることもある、というお話でした。
そうか、怠惰って、自分の中で優先順位をつけて、一番大事なことだけはするけれど、ほかのことは、もうどうでもいいわと決める覚悟に近いかな。
まあ、そんなご大層なことでもない。
やりたくないことは、なるたけしない。
ただ、それだけのことかな。
朝と今とで二回読ませて頂いておりますが納得です。
旦那さん優しい方ですね。
外出するくらいなら料理は面倒くさくない なるほど。
そういえば私の妻も
「作るのは面倒だけど外出するのも面倒だな~」
と言われる事があります。
藤森さんのテキト-に作った料理でこの料理なら私は大歓迎です。
料理に関しては怠惰ではないのでは・・・
人間関係・・・
最近、特に面倒になってきました。
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yuubishoutenさま
コメントありがとうございます。2度もお読みくださり、ありがとうございます。
はい、夫は私の人生の唯一の大当たりです。結婚した時は、あんまり期待してなかったんですが、想定外でした。
いやあ、怠惰ですよ、私は。料理は本日はさぼりましたよ。
人間関係は、無理なくご縁が続くのがいいですね。いつも会って努力して継続なんて、異業種勉強会じゃないんだから。
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