本日は2021年10月1日金曜日です。
昨晩は、睡眠導入剤飲んでも眠れず。
しかたないので起き出して、猫組長さんの「世界のブラックマネー」に関する本を読み始める。
この著者は有名な方らしいですが、私は全く知りませんでした。
遅れています。
真夜中にハッピーターンを食いながら読書。天国。
しかし、確実にデブるね。

読み始めて、ちょっと私はこの方面についてゆけないなあと思い、同じ著者の本で入門編みたいなのはないかと調べる。
そしたら雑誌のSPAに、2015年から2018年くらいまで連載されていたものを全部集めたものがあった。イラストは西原理恵子さん。
ならば、私でも理解できるんじゃないかと思い、そのKindle本を読み始めた。

それが、めちゃくちゃに面白い。
あんまり面白い本って、早く読めない。
なにしろ、私が知らないことばかりだったので。
「経済ヤクザ」って、どういう人たちか、やっとわかったわあ。
著者は、実際に山口組系の暴力団の組長だった人です。
小指一本ないです。
ヤクザさんによっては、手の全部の指が4本しかない人もいるそうです。
親指と人差し指は残すそうです。
失態の責任を取るために小指を詰めるのが始まったのは、日本では鎌倉時代初期だそうです。
由緒正しい習慣ですね。
だけど、著者の方は、世界を股にかけて動き、タックスヘイブンや資金洗浄や、コネからコネを渡り歩いてアフガニスタンまで行って原油を安く買い付けて、高く売って稼いだりと、すごい。
国際指名手配も受けたことあり。
その場合は、パスポートに100ドル札挟んで、イミグレを通過できるそうです。
ほんまかいな。
私が税関なら、最低500ドルは挟んで欲しいな。
六本木のクラブのお姉さんと仲良くなって、彼女がpillow talkピロウトーク(昔の日本語で寝物語って言います)で企業経営者から聞いた話を横流ししてもらって、株で稼いだり。
インサイダー情報がないと、株で大儲けって難しいでしょ、ほんとは。
中国やインドの臓器販売の現場を見たり、東南アジアの人身売買の現場を見たり。
やっぱ、最終戦争は「中国」と「インド」でやってもらおう。
中国人に勝てるのは、人権なんて知りませんがなのインド人しかないぞ。
著者の体験談ばかりですからねえ〜〜面白いです。
暴力団が国内じゃ稼げないので、海外と関わって稼ごうにも、著者は国際指名手配されていて、自分のロンドンやアメリカや日本国内の口座が凍結されていた。
でも、海外の取引先に送金しないといけない。
で、友人の会社の口座がある「愛知県の第二地方銀行」から海外に現金で3億円(たった3億円だそーです)送金しようと思った。
で、そこの地銀の支店に3億円キャッシュで持っていったら、その支店全体がフリーズしちゃった。
支店長と行員さんたちが集まって、どうするべと話し合いを始めた。
支店長さんは本店に電話するし、行員はSWIFTのことも知らないし。
「SWIFT(Society for Worldwide Interbank Financial Telecommunication SC)は、銀行間の国際金融取引に係る事務処理の機械化、合理化および自動処理化を推進するため、参加銀行間の国際金融取引に関するメッセージをコンピュータと通信回線を利用して伝送するネットワークシステムのこと」
「日本語ではスイフトまたは国際銀行間通信協会などと呼ばれる。国際銀行間の送金や決済に利用される安全なネットワーク等を提供する非営利法人で、本部はベルギーにある。1万を超える世界中の金融機関が、SWIFTの標準化された通信フォーマットを利用して日々大量の決済業務等を行っている」
とかなんとか検索すると出てくる。
こんなの、ハッカーがいれば、いくらでも誤魔化せる気もするけどさ……
SWIFTって、まだやってんの?
ともかく、世界を股にかける経済ヤクザだからさ、その金融知識には、そのへんの金融マンや銀行員では太刀打ちできない。
なんやかやで、そこの支店から海外の取引先の口座に送金するのに4時間もかかった。
4時間……
インターネットバンキングなら1分もかからないよね。
この『ネコノミクス宣言』は、世界のブラックマネーのことや、アメリカもアラブも中国もインドもマフィアと同じってことや、世界の経済活動の表層の皮膚に隠された内臓というかハラワタに関する基礎知識を仕入れるのに便利です。
ということで、これ読んでいて朝になり、やっと眠くなり、起きたら午前11時。
本日は夫が在宅勤務日だったので、いただきものの餃子をランチとして焼いてくれました。
キャベツと肉と生姜入りニンニクなしのサッパリと美味しい餃子です。
ありがとうございます〜〜♬♬

で、ランチ後は、またいぎたなく眠り、午後4時半にシャワー。
本日は、1ヶ月に1度の「おしゃれして外食しようday 」でして、鶴舞公園近くの知る人ぞ知る創作イタリア料理店でディナーの日なのでありました。
このお店はすっごく美味しいです。私が知る限り、創作イタリアンとしては名古屋で最高です。
ディナーは最高6人しか予約受け付けません。
私は、そのお店に行くと、次の予約を済ませて会計します。
急に思い立っても無理です。
かといって高級というわけではなく、気楽なイタリアンですが、一品一品が非常に創意工夫されているのです。
お店の名前は言いません。これ以上予約しがたくなると、辛いもんね。
お店探すの難しいです。隠れ家みたいですから。
ほほほほ。
が!スマホの充電を忘れていたので、お料理写真が撮れず。残念。
夫は、いまだにガラケイです。ガラパゴス携帯電話使用で、しかもほんとに電話しか使わない。使えない。
写真撮影できない。電話番号にメイルが来ても返信できない。
返信が必要だと、私のところに持ってくる。
我が家では、インターネットもiPadも私が先に始めて、夫がムカッときて私の真似をして使用開始してきたのだけれども、なにゆえかiPhoneには抵抗する。
あんなの操作はiPadと同じなのに。
ということで、今晩も寝落ちするまで、猫組長のダークマネー本を読みます。
あ、8月に行ったときのお気に入りイタリアンのお店のお料理写真を載せておきます。
最高です!









夫は言います。
「僕も来年は定年だから、こういう贅沢はできないからさ、毎月、ここに来たかったら、あなたが稼ぐしかないよ」と。
無理だって……印税は本代で消えるんだよ……あとは住民税と国民健康保険という医療税で消えるよ……
来年からの我が家の緊縮財政の問題はさておき、経済ヤクザさんから経済を学ぶのもいいんじゃないかな。
私は、引きこもりのデブの出不精ですが、この世に生きている間に、この世のことはできるだけ知っておきたいという欲だけはあります。
良いことも悪いことも。善も悪も。
ただし、安全地帯から。
それが読書。


ところでさあ、なによ、複雑性PTSDって。
大人なら誰でもトラウマを持っていて、そのトラウマは複雑で、そのトラウマに苦しむんですけどね。
それ、成人の普通の当たり前の生存様式ですけどね。
ノータリン精神科医なんか、引っ込んでろ。
さすが藤森先生。あの報道のあとで急にお姫様を心配するかのようなコメントがSNSでも増えて、正気かと思いましたが。最後のコメントにはすごく同感です。私は先生のちょうど20歳年下ですが、先生の切れ味抜群で小気味良い、パワフルで元気の出る文章が大好きです。(しかも美人だし)毎日のブログ更新ありがとうございます。新刊も楽しみにしています。
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桜子さま
コメントありがとう。Blogを読んでくださり、ありがとうございます。ちゃんと毎日更新してます〜
20歳お若いというと48歳。これからですね〜私はアイン・ランドを知って47歳か48歳あたりから、人生が変わりました。
これからもよろしくお願いいたします。新作、いつ出ますかねえ……
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返信ありがとうございます。
憧れの先生からご返信いただき、めちゃ感激しています…。
私は更年期に入ったところですが、先生の本がすごく心の支えになっています。
馬鹿ブス貧乏シリーズも、自業自得本も、私のために書いてくださったんじゃなあかというほど刺さって刺さって。もっと早くに出会いたかったです。
私にとっては先生がアイン・ランドのような存在です。
わざわざご返信いただき、ありがとうございました。季節の変り目ですので、ご自愛ください。
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桜子さま
ご返信ありがとうございます。そう言っていただけると、励みになります。嬉しいです。
人間に生まれちゃったので、人間として女性として、目一杯生きたいものです。今後とも、よろしくお願いいたします。
更年期は、ほんと個人差が大きくて、私なんか閉経自体は53歳くらいでしたけど、本格的更年期は58歳ぐらいからだったような実感があります。まあ、産婦人科でエストロゲン治療すればいいのでしょうが、私はもう自然に任せて苦しめばいいんだ、永遠に続くことではないと思っていました。おからだ大切に!
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