本日は2021年11月4日木曜日です。
『TVホスピタル』という東京圏と大阪圏の大病院に置かれるフリーマガジンに、10月に取材していただきました。
そのフリーマガジンが届きました。
入院患者さん向けのTVガイド誌です。
発行者は、「さいど舎」という会社です。出版業や、がん患者さんに情報を提供したり、がん治療の最前線にいる専門医の方々の情報を提供するサイトなども運営しておられます。
そこの社長さんがFacebook友だちのおひとりで、拙著を読んでくださり、取り上げてくださいました。
ありがとうございます!
むふふ。乃木坂46を卒業した西野七瀬さんと同じ扱いでっせ!


いろんな雑誌があるのですね。
無料で病院に置くというのは、広告収入で採算が取れるということかなあ。
「最小車いす」が価格78000円かあ。
1974年に初めてアメリカに行ったときに、驚いたことのひとつが、街を車椅子のひとが付き添い人もつけずに、ひとりで堂々とあちこちにでかけていることだった。
サンフランシスコだったかな。
ああいう風景に、アメリカの先進性と解放性を感じたですねえ。
今はどうなのかなあ。もう今のアメリカは行くのが怖いよ。
病院といえば、紀子様のお父様の川嶋辰彦氏がお亡くなりになりました。
やっぱ、小室さんって下げ○○のようです。「不幸を呼ぶ男」ですね。
それはさておき、去年の夏に『エイリアンインタヴュー』を読んでから、私は、ずっと人類史の捏造性というものに興味がある。
特に人類支配永久愚民化の方法としての歴史の虚構性に興味がある。
私たちが事実だと思ってきた人類史は、何者かによって事実と思わされてきたか、何者かによって操作されてきたものではないか?
今の社会のシステムの虚構性と、内実の大衆支配管理法のえげつなさよ。
ひょっとして、人類の上位に誰かいる?
いやいや、神様じゃなくてさあ。

で、その方向性から、ミナミAアシュタールさんの『新・日本列島から日本人が消える日』を、本Blogでも紹介した。


最近の私が漁るYouTube動画も、そのテーマ系だ。
たとえば次のようなものだ。
マッドフラッド説。これはシリーズですから長い。
歴史の本には書いてないけれども、泥の洪水でロシアが壊滅しかけたことがあったのではないか? 地球外生命体がその大洪水に関与していたが、人類がそれを忘れるように操作したのではないか?
特に、ロシアの歴史は不可思議な点が多いらしい。
次に地球平面説について。
この地球平面説の動画を私が熱心に視聴していると、夫が怒る。「いくら理科ができなかったとはいえ、できなさ過ぎる!」と。
この動画は13回シリーズなので全部を視聴するのは大変ですが。
実は、私は子どもの頃に、地球がそんなにすごい速度で自転してるのに、なんで地球の上で私が立っていられるんだ?と思った。
重力?
この重力つーのが、未だにわからんのよね、私。
やはり、私みたいな人間っているんですねえ……
NASAの地球写真とか、宇宙遊泳写真とか、みな捏造らしいじゃないですか…
そして、導かれるように出会った山下和美さん(1959-)の全11巻の漫画『ランド』。

この漫画は、これまたFacebook友だちのおひとりがレヴューを書いてらしたので、知った。
その面白いレヴューを読んでいて、ピン!と来た
これは、人類史の捏造性の寓話なんだろうって。
大衆支配管理法の寓話なんじゃないかって。
で、早速全11巻読了した。

ビンゴ!やっぱり!!
驚いた。構成がよくできてる。
発想が斬新。2021年度の手塚治虫マンガ大賞の受賞作だけのことはある。
この漫画について教えてくださったSaitoさん、ありがとうございます。
情報は他から。宝は他から。
『ランド』という物語は、いつの時代なのか、石器時代のような室町時代のような、山に囲まれた日本の小さな村から始まる。
村を囲む山々の四方には、それぞれに巨大な神が立っている。
四つの神々の目と罰を意識して村人は生きてる。
日照りになると、神に幼児を生贄として捧げなければならない。特に双子が生まれると、片方は神への生贄となる。
50歳になると村人は必ず死ぬ。
この村では、親の仕事を子どもが受け継ぎ、社会階層は固定化されている。
文字がないので情報の伝播はない。もちろん学校はない。昨日と同じことを繰り返して人々は生きていく。
実は、ぶっちゃけて言うと、この村の世界は、捏造された「この世」だ。
「あの世」は、50歳になった村人が行く場所だけれども、ほんとうは重労働をする場所であり、老人となり働けなくなった人間は処分される。
だけど、さすがに「あの世」なので、トイレは水洗で、肛門洗浄装置がついている。
はああ?
この漫画のタイトルのランドLandとは、国のことではなく、巨大な株式会社である。
日本国は昔に地震と大津波で消えた。政府も消えた。
日本列島のうち津波で水没しなかった海抜の高い地域を、ランド社が支配している。
ランド社の元は科学研究所だった。
この株式会社は、いろいろな部門から構成されているが、そのエネルギー部門は、どんな底辺労働にも文句を言わないし疑問を抱かない労働者の労働を管理する。
つまり、ランド社のエネルギーのかなりは、奴隷労働者たちなのだ
その奴隷労働者のメンタリティを作るのが「この世」だ。
自分が生きる社会の慣習や思想に何の疑問も持たない人々を養成するのが「この世」だ。
で、そこで50歳になった人間は、死ぬのではなく「あの世」という重労働現場に行く。
「あの世は天国」と疑わない人々は、「あの世」の労働にも疑問を抱かない。働き続けて死んで行く。
「この世」と「あの世」をコントロールするランド社は、沈没を免れた日本列島にランド社がコントロールするある種のユートピア社会を構築する。
その社会をユートピアにしておくために必要な構造が「この世」と「あの世」なのだ。
このシステムを作ったのは誰か?
どういう意図で、作ったのか?
ここから先は、あまりのネタバレなので書きません。
今日は、ここまでにします。
この漫画は、単なる並行世界ものじゃない。
優れて政治的寓話なんです。
続きは明日か明後日に。
こんばんは。
山下和美さんといえば、週刊マーガレットでデビューなさった頃は、おしゃれな女の子が主人公の洒落たラブストーリーが多かったように思います。
その後は『天才柳沢教授の生活』『不思議な少年』等、少女マンガから離れて独自の世界を築いているように思います。
こちらの『ランド』も面白そうですね。マンガは自由度が高いので、発想力と画力があれば、どんな世界も構築できます。
私はリチャード3世が両性具有の設定の『薔薇王の葬列』に少し前にハマり、メルカリで全巻譲っていただきました。かよこ先生のお好みではなさそうですが、こうしたとんでもな設定ができるのも、またマンガの自由度かと思います。
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コトリさま
コメントありがとうございます。私は、山下和美さんという漫画家について、ほとんど知りませんでした。
で、今回びっくり。あらためて柳沢教授や不思議な少年をKindleで買い込みました。
「不思議な少年」は、Mark Twain のThe Mysterious Strangerから着想を得てるらしいですが、私の卒論や修論はTwainだったのです!もちろん、この作品は大学時代の愛読書でした。
漫画家になりたくて、なれなかった私ですが、4コマ漫画描いてみたい気もします。
両性具有のリチャード3世ですかあ!うーん。
日本の漫画はほんとすごい!
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返信ありがとうございます。
恐らく山下さんは、デビュー当時から今の作風のようなものが描きたかったのではないかと思います。
日本が好きと言う外国の方が日本に興味を持ったきっかけは、大概マンガ、アニメ、ゲームです。日本のマンガはストーリーも絵柄もクォリティが高い作品が多いので、本当に凄いです。
『薔薇王の葬列』は、私もちょっと眉唾、と思って読み始めたのですが、なかなかのダークファンタジーです。アニメ化もされたようです。
くだらないんですが『能面女子の花子さん』もおすすめです。笑えます。
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コトリさま
コメントありがとうございます。
「能面女子の花子さん」ですかあ!タイトルがいいですね。「薔薇王の葬列」も読みたいなあ。
読みたいものばかりですよ。1日24時間では足りません。貴重な情報をありがとうございます。
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