[544] 11/16/2021 死者は静かで温かい

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本日は2021年11月16日火曜日です。

今日は、Netflixドキュメンタリー『死後の世界を探究する』を視聴して思ったことを書きます。

2021年1月公開。原作あり。英語の原題は、Surviving Deathです。アメリカ制作。

「死を生き残る」とは、面白くてセンスのいいタイトルですね。

私は、Netflixのドキュメンタリー・フィルムも好きだ。

最後の「転生」の回は終わりまで視聴していない。転生なんて、まっぴらだ。

この番組全6回も面白い。

臨死体験者の証言。彼女は、死と生の境界で息子が19歳になる前に死ぬと何者かに教えられるが、実際にそうなってしまった……

臨死体験を研究する科学者たち。超常現象を研究する機関は、イギリスにもアメリカにもある。

霊媒師たちの活動について。オランダの霊媒体験所(?)が紹介されてる。参加者は、愛する人を失くし、死後の世界で愛する人がどうなっているか知りたいし、自分へ伝えたいことはないか、霊媒師を通して知りたい。

しかし、そこは現代人だから、霊媒師が「最近、あなたは伯母さんを亡くしましたね?4月くらいに」と事実を言い当てられても、霊媒師が本物とは信じない。どうせFacebookとか検索すれば、わかることだなと見当つけたりする。

霊媒師ではなく、自分で何かを感じ、死者が自分とともに生きていることを実感したい人々もいる。

ホスピス勤務の訪問医療をする医師は、患者の死期が近くなると、亡くなった家族が病室に来たとか言い出すことを数多く経験している。

幽霊が出ると言われる屋敷に、現代の電子機器をいっぱい持ち込んで霊の声やメッセージを採集する人々の試み。ポラロイドカメラに撮影された死者からのメッセージ。

幼い子どもたちが、急に自分の前世を語り始める奇異。

オランダって、近代合理主義のメッカみたいな国だよね。安楽死も売春も合法化されている。

なのに、そんなオランダに知る人ぞ知る霊媒師活動本社みたいな建物あり。面白い。

日本人は、愛する家族が亡くなり、深く悲しみ傷ついても、霊媒師のところに行く人は少ない。

恐山のイタコのところに行くまでのことをする人は少ない。

探究心が足りない?

それとも、死後の世界なんてあたりまえに存在しているに決まっていると日本人は無意識に前提している?

だから、いちいち研究もしないし探究もしない?

日本においては、きちんと公的に認められた「不思議研究所」ってあるの?

そういう研究に寄付する富裕層っているの?

みなさんは、いかがですか?

死後の世界ってあると思いますか?

私自身は、父や母の死後に、ああ、人間は死んでも生きているのだなあと思う体験をした。その体験をここでは書きません。

今年の2021年は、私がお世話になった方々のうちおふたりが亡くなったけれども、私の頭にパッとその方々の顔が浮かんだ頃に、その方々は亡くなったようだった。

2001年の夏にアイン・ランドのお墓参りにニューヨーク近郊の広大な大霊園に行ったときは、どこにお墓があるかわからなくて、もう帰るしかないかと諦めて去りかけたときに、ふと引っ張られるような気がして振り向いた。

そしたら、その方向にアイン・ランド夫妻の墓があった!

2019年お正月過ぎに温泉に行った時に夜、ベッドの上で寝転がってる私の背中をはっきりとトンと指で突かれた。振り向いても誰もいなかった。

1978年だったか、酷い気管支炎で咳に苦しみながら朦朧として寝床にいた時に、誰かが耳元で「こんばんはー」と言った。男性の声だった。それだけ。

2014年か15年に、京都で足首を何者かに何度も触られた。

1992年の2月に癌の末期の父は、真夜中にガバッと身を起こし、病室の一角を見つめ指差しながら、「連れて行ってもらいたい、連れて行ってもらいたい」とブツブツ言っていた。

父は、あのとき何を見ていたのか。

映画の『シン・ゴジラ』を2016年に私は映画館で8回観たけれども、そのうち1回は隣の席に父がいると感じた。

目に見えなくても感じる。気配を感じる。

こんな程度のことは、多くの人が体験していると思う。

死後の世界とか存在するに決まってるじゃないの。

霊媒師に頼まなくてもいいよ。

死者たちの世界と私たちの生きている世界は同時並行で重なり合っていると私は勝手に思っている。

だから、父も母も、私といっしょに暮らしていると私は思っている。

死者はいいよ。お腹空いたから何か作ってと要求もしないし、使用しようと思ったら先にトイレに入ってることもないし、病気にもならないし、心配かけないし。

死者は静かで温かく完璧だ。

死ぬと知能指数が30ぐらいは上がるんじゃないかな。

まあ、旅先で背中を突かれたり足首を触られるのは良い気持ちはしないけれども、怖いと思うようなことではない。

生きてる人間の方が怖いわ。電車の中で刃物を振り回すんだからさ。駅の中で、闇雲に突っ込んでくるんだしさ。それも、明らかに自分より弱そうな相手にね。

生者は無駄口が多くて冷酷で愚劣だ。

死んだらどうなるのか、それは大きな楽しみ。未知への冒険。

楽しみは先に延ばしておく方が楽しい。

私としては、まだまだ、この世の今を生きるのに精一杯。

4件のコメント

  1. こんばんは。
    とても面白そうなドキュメンタリーですね!早速マイリストに入れます。
    西洋は昔から心霊の研究を大真面目にやっていますよね。実際に霊能者が犯罪捜査に協力しているケースもあるそうですし。(アメリカのには、実在のそうした霊能者をモデルにした『Medium』というドラマもあります。)
    死んだらどうなるのか、それは生きている間はわからないことです。分からないから、合理的に考えたくて大真面目に研究してしまうのでしょうか。そもそもキリスト教では死は終わりではありませんから、それもあるのかな。

    西洋の映画や小説の幽霊は、生者とほとんど変わらない、実体のある姿で登場するので、あまり怖くないんですよね。私は霊感は強くないですが、かよこ先生と似たような経験は、何度もしています。そのせいか、日本の心霊ものは怖くて観られません。でも西洋のものは何の問題もなく視聴可能。
    本質的には西のお化けも東のお化けも、同じもののはずなのに。

    いいね: 1人

    1. コトリさま

      コメントありがとうございます。この番組、真面目に制作されています。ちゃんと探究してます。

      日本もオーラの泉的なものでなく、NHKスペシャル的に制作するといいのになあ。

      幽霊のありようにも文化の差があるようです。ニューヨークの日系不動産会社の女性マネージャー(20年前の話ですが)が霊能者で、話しておられました。日本の幽霊は「構ってちゃん」が多いそうです。寂しがり屋が多いって。

      一方、ニューヨークの幽霊たちは、ただ橋の上で街を眺めているだけだったりで、生きてる人間に関心がないそうです。

      ホラー映画は死者に失礼な感じがします。アホらしいので見ません。

      いいね

      1. 返信ありがとうございます。

        構ってちゃんな幽霊、、、。幽霊にも国民性が出るんですね。それもそうですね。死んでも国籍も人種も変わりませんから。

        ホラーは私もあまり観ませんが、海外のゴシックホラーは雰囲気が好きで時々観ます。日本の幽霊映画は、死者を「人を怖がらせる道具」のように扱っていますから、確かに言われてみれば失礼ですね。

        日本は心霊=いろもののように思われてしまいがちなので、真面目に探究した番組が制作できないのかもしれませんね。NHKで企画を上げても却下されてしまったり。

        いいね: 1人

      2. コトリさま

        コメントありがとうございます。日本は、民放TVの質が低いというか、頭が硬いというか、愚民がすぐにクレームつけてくるというか、スタッフにきちんと準備して勉強させずに制作するというか……

        YouTubeの方が質が良かったりします。TVは終わりましたね。映画はかろうじてかなあ。

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