#550 11/28/2021 未来予測本は、何よりもまずはアルヴィン・トフラー本を読めばいい!

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本日は2021年11月28日日曜日です。

すみません。4日間も更新をサボりました。忙しかったんですー

ところで、私は、本Blogで、3回に渡って岡田斗司夫氏の『評価経済社会』に内容紹介をしました。

その後に、岡田氏が言及していたアルヴィン・トフラー(Alvin Toffler: 1928-2016)の『第三の波』The Third Wave読んでみました。これは原書は1980年に出て、翻訳は82年に出た。監訳者は、徳岡孝夫氏です。読みやすく明晰な翻訳文です。これは、ひとりで訳するのは大変。

これ文庫本で、字が小さい。老人にはきつかったわん。

この本を読むと、40年前のアメリカの状況が、今の日本に再現されてると、わかる。銃と麻薬以外は。

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どういうわけか、同時期に別の訳者で、出ている『第三の波』もある。こちらの訳文の方が読みやすい。

どちらも絶版なのが残念です。名著なのに。

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私は、一応、1977年から2001年まで、英米文学研究者のつもりだったんで、そういう方面の本しか読んでなかった。

ほんとに時間を無駄にしたわ……もともとが文学的資質なんかないくせに。

他の資質もないけどね。

アルヴィン・トフラーの本は、題名だけ知っていて、読んでなかった。

アイン・ランドの小説に2001年1月に出会って以来、英米文学は放り出して、私の読書範囲はグーンと広がった。

だけど、大学に勤務している限りは、研究者の顔をしなくてはならず、学会に所属して論文を書いたり、学会で発表しなきゃいけないので、そのための読書が多かった。

担当科目のための読書もあった。前にも本Blogで書いたように、私の担当科目はコロコロ変わることが多かったので、そのたびに勉強しなければならなかった。

そいでもって、私は本を読むのが遅い。学習障害ですかねえ。

というわけで、結局は、2017年に退職するまで、私は本当には、自由気ままな読書を楽しむことはできなかったような気がする。

で、ようやく2021年に岡田斗司夫氏の著作にたどり着いた。

で、岡田斗司夫氏の著作が言及していたトフラーさんの本を読んだ。

トフラーさんは、1970年代から日本でも知られていた。

確か、父親の書棚に1971年に日本で出版された『未来の衝撃』があった記憶がある。Future Shockという原題がカッコ良かった。トフラーさんの日本デヴュー本。

1970年代あたりから、日本は、プチ社会学系の翻訳本をいっぱい出版するようになっていた。出版界が元気いっぱいで、一億総中流時代で、みんな本を買っていた。買う余裕があった。

この表紙、カッコいいでしょう!

当時の私は大学1年生。自宅にあったけれども、この本を読んだのかどうか覚えていない。

この表紙は覚えているから、ちょっとは読んだのかもしれない。でも、大学1年の頃の私の日本語理解力は非常に低かったので、読んでも理解できなかったので、忘れてしまったのかもしれない。

この本も含めて父親の蔵書は、両親の死後に実家を処分した時に全て破棄した。あ、小室直樹さんの本は残したかもしれない。

ああああ〜〜すでに1970年代にトフラーさんにせっかく出会っていたのにね〜〜豚に真珠だったね、私では。

で、あれから50年経過で68歳となり、日本語読解力がついてきて、やっと私はトフラーさんの本が理解できるようになったのだ。

で、「日本人の未来予測本って、大なり小なり、だいたいはトフラー本の書き直しかあ……」と、わかったわけだ。

男前ですなあ!

ま……科学技術の面はさておき、社会科学や思想や宗教や歴史に文学などの人文学は、日本は遅れてる。

仕方ないよね。

「日本人は科学技術に強いけど、社会科学や人文学は遅れてる」っていうことは、すでに1930年代には、アメリカ人インテリにばれていた。

ヘンリー・ルイス・メンケン(Henry Louis “H. L.” Mencken/1880-1956)が、1933年にThe Baltimore Sunという新聞のコラムに、そう書いてた。

どう書いてたか?

「アメリカ人よ、日本人を甘く見るな。日本人は未開の状態から、またたくまに科学技術の面で西洋と肩を並べた。アメリカ人は中国人を重視して日本人を軽視するが、その日本人は、あっというまに中国を制覇した。アメリカよ、今のうちに徹底的に日本を叩け。でないと後悔するぞ」って書いてた。

さすが、メンケンですね……

わかってるね……

この人、アイン・ランドのことも認めていたし。

その短いコラムは、以下の本に収録されていた。ご興味のある方はお読みになってください。このコラムの原文は、桃山学院大学の英語の授業で使ったことがある。

って、何の話だ。

あ、社会科学や人文学が遅れてるっていうのは、普通の国民レベルの話じゃないですよ。

ほんとのインテリの水準の話です。

どこの国でも、庶民は「ハンバーガー食ってコーラ飲んで野球観戦」で、ライトノベルみたいなもん読んで読書だと思っている水準だって。

次のような映画が作られるくらいだから、アメリカはアメリカで庶民の知的劣化に悩んでるらしい。

だから、人工知能AIで何とかしないといけない!って騒ぎ立てるのかなあ?

原題は、Idiocracy 。お馬鹿制。貴族制aristocracyか民主制democracyではなくお馬鹿制。

Amazon prime で300円。『26世紀青年」という題名に惹かれて見た。日本の『20世紀少年』を思い出させる題名。

主人公は平均的な知能指数100ちょっとの米軍人さん。軍の実験で人体を凍結される。1年後には目が覚めるはずが、500年後の未来のアメリカで覚醒。なんと、その未来のアメリカは馬鹿しかいなかった。

知能指数が高い人々はいろいろ考えるので子どもを作らず、知能指数が低い人は考えもせずに性交ばかりしまくって子どもを作り、子孫を増やしたので、ついには国民の知能指数が70くらいの国になってしまったという内容。

そのアメリカは、電解質入りの清涼飲料水(ポカリスエットで塩分強し?)を農作物に供給するというアホぶりで、作物が育たず食糧危機になっていた。医療も政治も全てが劣化していたアメリカ。

見てると、馬鹿ばっかり出てくるので、腹が立ってくる映画です。

まあ、特に見なくてもいい映画です。日本の『20世紀少年』とは、全く関係ない内容です。

ああ、でも、どちらも政治的寓話ではあるけれども。

話を戻します。

ともかく、私は、あらためて思い知った。

日本人の書いた未来予測本を読む時間あったら、1970年代からのアルヴィン・トフラー本を読んでおけばいいんだって……

やっぱ、ほんとのインテリの強度は、ユダヤ人やアメリカ人に負けるわ…

でも、岡田斗司夫氏は、知的後進国の日本人読者にわかりやすいように、トフラー本から膨らませて、ご自分なりの知見も含めて、日本人のための未来予測本『評価経済社会』を、今現在の文脈で書いてくださった。

それで、私は元ネタのトフラー本に再会することができた。

ありがとうございます〜〜♬

私は、トフラーの本で2006年に出た『富の未来』上下巻を買ったことを思い出した。買ったまま放置していたことを思い出した。

ただし、見つからなかった。断捨離の時にValue Booksへ売ってしまったらしい。Shit!

古書店に注文したから、来月くらいには届くだろ。2006年当時の出版物では、Kindle本もないもんね〜

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ともかく、20世紀終わりから今現在の2021年に至るまでに出版された商業出版系未来予測本って、だいたいが、トフラーさんの著作をベースにしている(と思う)。

日本のSociety 0.5とか、ムーンショット目標のネタである「ダボス会議」(世界経済フォーラム)の未来計画The Great Resetの元ネタの大きなひとつは、おそらくトフラーさん。

が、トフラーさんの方が、はるかに進化していると思う。特に政治制度の変革については。

「ダボス会議」は、トフラーさんの政治改革の提言のほんの一部しか見ていない。古い発想のままだ。時代遅れだ。第三の波の情報革命とそれによる個人の価値観の多様化に社会の多様化について、よくわかっていない。ロボットとか人工知能とか。そんなものは第三の波のほんの一部でしかない。

New World Order という人畜牧場形成なんてのは、実に古臭い。

あなたも、もし『第三の波』を読み、最終章の「21世紀の民主主義」を読めば、今の世界の超特権的支配層が、頭が良いように見えて、実は時代の変化がわかっていないということが、わかる。きっと。

トフラーさん、偉大だわああ。私の夢に出てこないかしらん。お話したいわん。私は英語の聴き取りが苦手だから、ゆっくり話していただこう。

って、私なんかが何を話すんだ。This is a pen?

アメリカ人の最近の未来予測本も、トフラー本を超えることは難しいようだ。面白いことは面白いけどさあ。

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で、みなさま。

未来予測本は、アルヴィン・トフラー本を読めばよろしい。

というのが、今日のBlogの趣旨でございます!

トフラー本は、徳岡孝夫氏や山岡洋一氏などの翻訳者の方々が優れていることもあり、読んでると、自分の知能指数がちょっと上がるような気になりますね。

うん、ほんと。

トフラーさん、再会できて良かった。

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