本日は2021年12月1日水曜日です。
ああああああ〜〜もう12月だ。今年最後の月だ。
すべきことせずに過ぎる時間よ。
最近は、やたら眠い。
夕食後はくたびれて、お風呂にも入らずに朝まで寝てしまう。不潔。
だから、本日は夕食の下準備だけして入浴を先に済ませた。
それから市販のレトルトの辛味鍋のスープを使用して、お鍋。
お鍋はいいよ。作るの楽ちん。
残ったスープで雑炊もできるし、うどんもできる。



だけど、ショックなのは、11月28日に歌舞伎役者の中村吉右衛門さんがお亡くなりになっていたこと。
あああああああ……
あああああああ……

私はファザコンなのか、男らしい気骨のある父性を感じさせる男優さんが好きなんよ。
重厚な風格のある男優さんが好きなんよ。
立派なオヤジってタイプが好きなんよ。
かつては、そういう男優さんが、いました。
『七人の侍』の志村喬さん。

『椿三十郎』や『用心棒』の三船敏郎さん。
日本映画史最高の美男子ですな。

『華麗なる一族』(昔の映画の方)の佐分利信(さぶりしん)さん。


『無法松の一生』の板東妻三郎さん。あの私の嫌いな田村正和さんのお父さんとは思えないほどの、いい感じ!

ううううう……思い出すだけで、嬉しくなる。
丹波哲郎さんも大好き。
でも、ほら、ちょっと、あの方は胡散臭いからさあ。どこまで本気で、どこまで冗談かわからん。そこがおもろいのですが。

三國連太郎さんも好き。
でも、ほら、あの方は意味不明の怪優だからさあ。わけわからんので、パス。

私は自分がシンプルで根っこが原始人なんで、ややこしい人はあかんのよ。
シンプルに男らしいのがいいの。
むふふふ。
残念ながら、昭和生まれの男優さんには、私が憧れてやまない、あの男らしい魅力は希薄だ。
昭和生まれから、なんかチャラチャラしてる。
チャラチャラにも、それなりの気楽な魅力はある。
でも、映画で見たいのは、やっぱり大きな男らしさ。
昭和生まれなら、市川雷蔵さんかな。次点は小林旭さんかな。中村敦夫さんが次点の次点だな。
戦後生まれは問題外よ。
男らしさなんて幻想?
別にいいじゃないの〜〜幻想でも。
幻想は無料だ。
私は現実の男性には、そんなこと期待してないんだからさあ!
「男らしくないでしょ!」と言って誰も責めたことないよ。
まあ、家父長制は形骸化して、単に男がチンケなわがまま言うだけのシステムになった。
男らしさは美徳ではなくなったようで、差別的だと言われるし。
だから、男らしい気骨と大きな父性を感じさせ、重厚で風格のある男優さんも消えた。
軽薄なのばかりになった。
ましてや、お子さまランチのジャニーズ系なんか。
きっもち悪いわ。あんなん男じゃないわ。
女装でもしてろ。
あ、これも差別的って言われるな。
でも、中村吉右衛門さんには、珍しく、そういう男らしい気骨や重厚さ、風格の香りがした。
昭和19年1944年生まれか。やっぱ戦後生まれじゃないんね。
あの方は、広島県福山市のリーデンローズ(という市営のホールがある)で興行するときも、東京は歌舞伎座で演じるときも、同じだった。
地方だからって、吉右衛門さんは手を抜いていなかった。
当たり前?
いや、違うんですよ。
同じ役者で同じ演目でも、歌舞伎座で演じる時と、名古屋の御園座で演じる時とでは、違う役者は結構います。
それはしかたないかもしれない。
やはり、名古屋の観客の文化水準は低いから、演じていても張り合いがないのはわかる。
でもさ、坂田藤十郎(先代の鴈治郎)さんの「封印切り」は、愛知県扶桑町でも、歌舞伎座でも、南座でも、同水準の集中力と熱気だった。
でもまあ、藤十郎さんは世話物が多くて、もともとは女形の人なんで。立ち役ではないので。
「立ち役」で輝く歌舞伎役者は少ないのだよ。どんどん少なくなってる。
ほんとに一流の舞台役者さんは、どこで演じることになっても手を抜かないですね。
中村吉右衛門さんは、そういう歌舞伎役者さんだった。
ほんとは、研究者の方が向いてらした気もするけれど。
寂しいなあ。
寂しいよ。
「歌舞伎」と古い日本映画の中でしか、私が憧れる重厚な男らしさには出会えない。
吉右衛門さんが亡くなれば、もう、今の歌舞伎界からは、重厚な男らしさを演じて、それを舞台いっぱいに発散できる役者は消えたことになるんじゃないの。
私の中の「歌舞伎」は終わったな。
吉右衛門さん、ありがとうございました。
合掌。
ところで、今年の新語流行語大賞は、「リアル二刀流ショータイム」だって?
「ロイヤル生活保護」じゃないんだ?
「ロイヤルバカップル」でもない?
こんばんは。
しばらく仕事が立て込んでいて、かよこ先生のブログに辿り着けませんでした。
とりあえず最新のものから拝読しました。後で遡ります!
(『死後の世界を探求する』も隙間を見ながら見始めました。Vol.3まで見終わったところです。)
吉右衛門さんて、お若いころから弟さんなのにお兄様の松本白鸚さんより年上に見えて、弟さんだと知って驚いた記憶があります。それも私が十代のころなので、もうかなり前ですが。
残念ですよね。
確かに先生のおっしゃるように、昭和の俳優さんの方が男優さんも女優さんも銀幕のスターという言葉がぴったりで、そこら辺にいる綺麗いな顔の人ではない稀有な魅力がありました。
ジャニーズはきもい。私もそう思います。
が、ジャニーズ事務所はすでに退所されている本木雅弘さんも駄目でしょうか?
私はジャニ系には少女のころからまったく興味がありませんが、本木さんはいい俳優さんになったなと思っています。
それにしても、昭和は遠くなりにけり、を実感する近年です。
そして今年の新語大賞、「ロイヤル生活保護」に一票投じます!
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コトリさま
コメントありがとうございます。お仕事お忙しい事でしょう。もう30代から50代まるまる、ほんとに忙しいですからね。
ところで、モッくんはデヴュー当時から、ジャニーズ離れしてました。まったく雰囲気が違っていました。「しこふんじゃった」で、立派に俳優でした。彼はジャニーズ系とは言えないです。
まあ、大正生まれや戦前生まれの俳優さんと、今の俳優さんを比較してもしかたないのですけどね。でもまあ、今の俳優さんなら、昔の名優をCG で復活させればいいんじゃないのと思ってしまいます。
きっと、そうなると思います。舞台俳優以外は無用となるでしょう。
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