本日は2022年元旦の土曜日です。
明けましておめでとうございます!
本年のみなさまのご多幸とご健康をお祈りいたします。
本Blogに、今年もお立ち寄りくださいまし!
昨日の大晦日の夕暮れは、地元の氏神さまの川原神社にお礼参り。
別に何もお願いしません。ただただ無事で良かったああと感謝するのみ、です。

毎年大晦日とお正月には、入り口に集まる屋台が、2020年の大晦日から消えました。
たこ焼きやホットドッグや綿菓子やミニカステラを売る屋台が全部消えました。
昨日の大晦日にも一店も店開きしていなかった。

川原神社の顔見知りの巫女さんに2020年にお渡しした「馬鹿ブス貧乏」本の2冊は、巫女さんたちの間で回し読みがされているそうです。
嬉しいですね〜〜
大晦日の夕食は、サルバトーレ・クオモの冷凍ピザにチーズ加えて焼いて、簡単に済ませました。

恒例「紅白歌合戦」は途中でTV切って、視聴せず。
「紅白歌合戦」は、アメリカにいても、借りた部屋のTVのJapan ChannelやホテルのTVの衛星放送で視聴していたものですが。
なんも面白くなかった。
なぜ面白くないのか自分の感じを分析するのも面倒くさい。
おせち料理がわりのおでんを大量に作りつつ、年越し蕎麦を食し、大晦日の夜は更けました。

除夜の鐘を聴きつつ、読んでた新書はこれでした。

著者は、拙著でも言及しましたが、自らAV女優として働いて、その知見をもとに東京大学で修士論文『「AV女優」の社会学 なぜ彼女たちは饒舌に自らを語るのか』を書いた鈴木涼美(1983-)さんです。
新しいフェミニストとして多彩で活発な文筆活動を展開しておられます。
この『JJ とその時代』(光文社、2021)には、1970年代から現在にいたる女性ファッション雑誌の盛衰が、時代の変化の分析とともにコンパクトにまとめられています。
もともとが研究者ですから、資料の裏付けがしっかりしています。
1970年代から現在に至るまでの、女性ファッション雑誌を消費した日本の女性たちの欲望と夢を分析していて、面白いです。
『JJ』という雑誌は1975年に創刊されたらしい。で、去年に廃刊になったんだって。
『JJ』が廃刊になったということは、この雑誌の発行部数(最盛期は80万部!)を支えていた日本の若い女性の欲望と夢がぶっ壊れたということです。
でしょ?
ぶっちゃけて言えば、あの雑誌の消費者は、他人のカネ(親や夫や男)でハイブランドのファッションを身につける素敵なお嬢さんやヤングマダムでいたかったということであるのだよね。
そんな女性は、日本人の若い女性の中で10万人もいないんじゃないの。
だけど、80万部売れてたんだよね。
うーん……そうだったのか。
私が、あの雑誌を初めてめくったのは、1980年くらい。
見てびっくり。
それまで若い女性のファッション雑誌って、an an とかnon nonとか。表記正しいかな?それだって、私は読んだことは滅多になかった。
私は小学生の頃から、読む雑誌は『文藝春秋』に『中央公論』に『週刊朝日』に『朝日ジャーナル』に『少年マガジン』だったんよ。ガキでカネないんで、家に転がってる雑誌を読むしかなかったんだよ。
ただし、読んだだけ。内容はなんもわかっていませんでした。
今でもわかっていないと思う。
『女学生の友』も読んでたけど、あれは早々と廃刊になったな。田舎の女の子にとっては、『女学生の友』でさえ、十分に憧れの遠い世界だった。
しかし、『JJ』は、あの雑誌はインパクトが凄かったですよ。
「誰が買うんじゃ、こんな高いもの」と思うようなハイブランドを着たモデルさんや、読者モデルさんがいっぱい出てくる分厚い雑誌。
私はファッション雑誌については、美容院でしか手に取ることなかったから、なんも知りません。
手に取るといっても、ザザザザザとページをめくって、一冊眺め終われば、別の雑誌をザザザザザとめくり、それが終わると別の雑誌を……
しかし、『JJ』には仰天しました。1980年頃に美容院で見たときは、舐めるようにページを熟読した。
なんなんだ、この非現実的な雑誌は!?
こういうのって、1960年代末からのフェミニズムの台頭で、蹴飛ばされた世界観じゃなかったの?
何かが、それまでとは違う何かが、女性ファッション雑誌に起きていると思った。
あの雑誌って、編集長は男性だったんだってね。
いかにも、あれは男目線の雑誌だったわ。
この本、読み終わったらまた報告します。
大晦日から新年に入り2時間過ぎた頃に寝床に入って、YouTubeで次の2本の動画を見て、寝落ち。
戦争中でも敗戦直後でも、生活は続く。人生は続く。人間はタフだ。
現実は小説よりも奇なりアホなり面白いなり。
2ちゃんねるのスレッドの傑作を集めて動画にしたものって面白いね。
こういうの視聴すると、Deep Stateやカバールが何を企んでも、そうそう人類は好きにはされないんじゃないかと希望が持てますね。
さて、元旦の朝は、目覚めたら午前10時。寝過ぎ。
少しデスクワーク。
元旦のブランチは、大晦日の夜に作ったおでん。
高級な蒲鉾と、おでんの練り物は、年上の友人からのいただきものです。

で、それからデスクワーク数時間ほど。
そしたらお尻が破けてた。履いていたボトムが破けたのではないのです。
お尻本体が破けたのです。
チェアに痕跡が生々しく。
なんだよ、元旦から、もう……
やっぱ鬱血するんよね。
デブがデスクワークすると、体重がお尻にかかり過ぎて、その圧迫でお尻が破けるんかしらん。
お尻が破けた後始末をして、軽く昼下がりの仮眠。
目覚めたら、いただいた年賀状で、どういうわけか出し損ねていた方々への年賀状を書き、郵便局に投函にし行く。
元旦の夕暮れ近くは街も静か。営業してる飲食店もありました。
元旦の夕食は夫制作のトロロご飯。長芋と青首大根は、夫の実家の信州から送ってもらったもの。

夕食後、このBlog記事を書き始めました。
どこで聞いたのかな、正月3日間の過ごし方で、その年が決まるって。
お正月3日間に勉強すれば、その年は勉強を大いにする年になる?
お正月3日間を空虚に過ごせば、その年は空虚になる?
というわけで、お正月は真面目に過ごすことにします。
実は、お尻が破けるどころか、お尻に火がついているんですよ……