#588 7/16/2022 現実から遊離せず現実に支配されず淡々と生きることができれば達人

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本日は2022年7月16日土曜日です。

もうううううう〜〜最近は、ほんとに世の中にいろいろなことが起き過ぎて、くたびれるよ。

その上、この高温多湿に気圧の低さ。

不快ですが、硫黄島での日本軍の将兵の方々のご苦労を思うと、エアコンかけた部屋にいる私が何を呆けたこと言っているんだ……と反省します。

ちょっと現実逃避しましょ〜〜かということで、またもNetflix配信の韓国ドラマの『ペーパーハウス・コリア 統一通貨を奪え』ってのを視聴しました。

これは、オリジナルがスペイン。スペインのも最初の3回ぐらい視聴した。

あらすじ紹介しようにも、まだドラマ終わってないので、ストーリーがどう展開し完結するか、わからないです。

しかし、展開は面白いです。

韓国版の設定は、南北統一して、統一通貨を作る造幣局が作られます。かつての国境のところに。

「教授」というあだ名の男性(実際に国際経済学か何かの教授だった)が、ひとりひとりリクルートして、8人集めて結成。8人中2人は北朝鮮出身。言葉でわかるらしい。互いの本名も経歴も知らないグループ。

女性2人に男性6人に教授の計9人がすることは、造幣局から統一通貨3兆ウオンを強奪すること。教授は外部で指示を出し、現場での実働部隊は8人。

3兆ウオンって、日本円で行くと5000億円みたいなものかな?

それって、持ち運びするのもすさまじく難儀な紙幣量。

この3兆円で何をしたいか、今のところわかりません。

山分けなんてシンプルなことではなく、教授には思惑があるらしい。社会正義の遂行が目的らしい。

だって、造幣局職員や造幣局見学の高校生たちなどの人質に害が及ばないように教授は何度も注意してるから。世論を味方につけることに留意しているから。

そーいうことよりも、私がすっごく気になったのは、40人ぐらいの人質と強盗8人は、どうやって何日間も造幣局に立て篭っていられるのか?ってこと。

食事は、造幣局内にカフェテリアがあって、そこの職員が作るだろうから、それはいいとします。

食材は、警察に要求すれば持ってくるしさ。

でも、ドラマの中で、下着の着替えを要求するシーンはなかった。

トイレットペーパーの補充を要求するシーンもなかった。

造幣局って、シャワーついてるの? シャワーの場面なし。

造幣局って、ランドリーついてるの?洗濯できるの?洗濯シーンなし。

ドラマの中では、シャワーの順番や時間配分や、洗濯の順番なんて決めてなかった。

歯ブラシや歯磨きチューブぐらいはバッグに入れていても、シャンプーや化粧品一式を入れてる人なんていないでしょう。

職場のロッカーにも入れてないでしょう。

なのに、女性の登場人物みなフルメイク。

変でしょう!?

男性はシェイバーとか髭剃り用クリームをバッグに常備ってありえないでしょう。トランスジェンダーの女装さん以外は。

それとも、この造幣局にはコンビニがあり、日用品は入手できるの?

ならば、コンビニのシーンを入れておいて。

ならば、私も安心してドラマ視聴できるから。

でさあ、こういうドラマでありがちな人質と強盗のひとりが恋に落ちて性交する場面があるんですよ。

その2人は、事に至る前にシャワー浴びてない。

ついでに、女性は同じパンティずっと履きっぱなしだ。

痒くなりませんか?

白いパンティがチラ見えするたびに、私はヒヤヒヤとした。

まあ、ドラマですから、ファンタジーですから、ツッコミ所が満載なのは当然なのでしょう。

でも、私は、作戦を立てるなら、現実的に考えてくれないと困ると思うんよ。

「教授」は、ちゃんと人質と強盗仲間が籠城できるだけの物質的条件まで考えていたなら、その一端もドラマで見せて。

映画の『オデッセイ』がすごかったのは、遠い火星にひとり残される羽目になった宇宙飛行士が、生き延びるべく、宇宙船やロケットの設備を工夫するところ。

水を確保し、畑を作り、畑の肥料は仲間の残した真空パック入りの大便という、その現実的な展開。

まあ、この映画、よくできていましたが、ワクワクハラハラではなく、独りぼっちになっても黙々と火星で生き続ける努力をしているところを映しているだけなんで、エンタメとして面白いわけではない。派手なアクションもありません。

だけど、ついつい、自分ならどうするかって考えさせる映画だった。

私は、現実的な生活能力が低い。そのへんの家事能力のない想像力のない甘やかされて育った類の男性並みに生活能力が低い。それを、努力して矯正してきた。

ついでに、文学部に行ったぐらいだから、そもそもが非現実的なファンタジー脳なので、常に意識して地に足をつけるように注意してきた。

Stay saneよ。

だから、ドラマや映画も、日常生活レベルまできちんと考えられているかがどうしても気になる。

その観点から見ると、『ペーパーハウス・コリア 統一通貨を奪え』は、ちょっと、あかん。

脚本を書いている人は男性だと思う。女性なら若くて親と同居で、母親に世話になっている人だ。

何もしないでも下着の着替えが用意されているのが、あたりまえの日常しか知らない人たちだ。

私たちを支えているのは、水道、水洗トイレ、電気、ガス、WiFiに、各種電化製品ですからねえ!

それらを利用した家事作業ですからねえ!

幽霊とか核の炸裂とかより、普通の日常を支えているものが消える方が、私は怖いよ。

さて、安倍晋三元首相が狙撃され亡くなってから1週間が過ぎた。

この暗殺事件の背景については、すでに大量の記事や動画が生産されていますので、ここではもう書かないです。

この記事の最後に、副島隆彦氏と田中宇氏のご意見を転載しました。長いですが、是非とも、お読みくださいね!

私自身は、真実は、このおふたりのご意見の交差するところにあると思う。

『週刊文春』によって、犯人の山上徹也という人物の悲惨な生い立ちも明らかになりました。

ほんとに気の毒な人生です。

90年代初頭に京大出身のお父さん自殺。

大阪市立大出身のお母さん、そのショックで統一教会に入会。

そもそも、その前にお母さんの弟さんとお母さんが亡くなるという不幸があった。

そこに夫の自殺。これは、絶対に何かの呪いだと思ったのでしょうね。

あのカルトは、まず預金額を訊いてくるんだってね。気持ち悪い!

お父さんの保険金5000万円を統一教会に献金。

いっぱい献金すれば救済されるとか運が良くなるとか言われたんですね、きっと。

犯人の山上のお兄さんは小児癌になり、手術のせいで、片方の目が失明。

お母さんのお父さん(犯人のお祖父さん)は建築会社経営者で、お母さんの妹さんは医師。優秀な人が多い家系です。

お母さんはIQが高いけど、カルトに騙された。カネを要求する宗教組織なんて、邪教に決まっているのに。

現実から遊離して、幽体離脱しちゃってますね、このお母さん。

お母さんは勝手にお父さんの土地も売却して、そのカネもカルトに献金。

それほどに辛い現実だったのです。若くして夫が自殺なんて。息子が小児癌で失明なんて。

いくら献金しても幸せになれない。総額1億円以上を献金。

お母さんは親戚から金を借りて、またカルトに献金。自己破産。

それでも、お母さん懲りない。韓国にたびたび行ったりで、ずっとずっと脳がおかしい。それだけお母さんの魂は邪教に喰われちゃってる。

信者は患者。

こんな上の空で生きてる母親を持った犯人と、目の不自由な長男さんと犯人の2つ年下の妹は、どうやって生きてこれたんだろう。

この長男さんも、のちに自殺。

母親の呪縛を切ることもできなかった。毒親を捨てるにもエネルギーが必要だからなあ。愛されなかった子どもほど親離れできません。特に放置された男の子は母離れできない。

山上犯人も、いろいろあり自殺未遂。職場でも人間関係がうまくできない。

彼が自殺未遂したとき、お母さんは韓国の統一教会の施設に滞在していた。次男の自殺未遂を聞かされても、お母さんは日本に帰ってこなかった。

もう、子どもへの情よりも、統一教会。

信じるものは破産して、家族も捨てる。

気がつけば犯人は40歳を過ぎてしまった。

犯人は、殺害するなら、自分の母親とカルト統一教会の教祖にするべきだったのに、安倍さんが統一教会の広告塔やってたので、安倍さんを襲撃。

ちゃんと助けて援助してくれる伯父さん(お父さんのお兄さんで弁護士)もいたのにね。

犯人の境遇は、ほんとに気の毒だ。

しかし、犯人も犯人の家族もIQは高いが、現実に対処できるタイプではないんだよね。

こういう人っているよね。高学歴で頭もいいけど、普通に世渡りできない人。普通の常識や良識がないというより、余分なこと考える頭。目の前のことに対処できない。

どうしても現実を受け容れることができなくて、変なことする。

起きてしまったことには対処して生きて行くしかないのに。

淡々と粛々と、すべきことをして生きていくしかないのに。

不幸も不運も気にしないで生きて行くしかないのに。

日常を生きて行くしかないのに。

一瞬一瞬を味わって集中して生きて行くしかないのに。

映画のシーンを眺めるように世界を眺めながら。

もう、必ず「結果」は出るから。

長い目で見れば、この世は勧善懲悪だから。

ただし、その長い目って、数百年単位で考えることなんですが。

そう信じることができるかどうか、なんだよね。

現実から遊離せずに、しかし現実に影響されずに、現実から支配されずに、現実に淡々と対処するしかないんですよね。

そのためには日常のいろいろな作業に心を込めることですね。

信仰よりも、ちゃんと水回りを清潔にする。

信仰よりも、ちゃんとゴミを出す。

ほんとうは、まともな信仰者なら日常を大事にして感謝できるはずなんですが。

ところで、いやあ、一時期は統一教会に関する報道もあったけど、最近はあまり見ないので、あの集金カルトも下火かなと思っていたら、実は自民党にも維新の会にも統一教会はズブズブに入り込んでいたとは、知らなかった!

私も無知だなあ!

こんな外国産の下品な集金カルトに日本が喰われていたなんて!

それも、敗戦直後あたりから!

やはり、21世紀はバレる時代。

事実を覆い隠している皮がめくれる時代。

この皮がめくれて出てくる事実のおぞましいこと。これが現実の世界なんだなあ。

もっともっと、めくれろ。

もっともっと、バレろ。

目を逸らさずに眺め、しかし、そのことによって心の奥まで侵食されずに、生きていくしかない。

ところで、手製の銃なんかで首に命中させるなんて無理だから、山上犯人はダミーで、倒れた安倍さんの首に消音銃で銃弾を発射した人間が別にいて、それはCIAだというのが、副島隆彦氏の説。

以下は副島隆彦氏の説です。

http://www.snsi.jp/bbs/page/1/

(転載はじめ)

安倍の頸部(けいぶ。くび)から2発が左胸(すなわち心臓のある場所)を縦に貫通している、と、担当した医師が記者会見で話している。「撃たれた瞬間の動画」には、山上の発砲からは、その感じが全く無い。ただの手製の爆裂弾で、発煙筒だ。弾丸などというものではない。何度でも見て下さい。

 撃たれた瞬間の動画
https://twitter.com/spd6JqgruGQ2qeg/status/1545406301924392960?cxt=HHwWgIDUvf-1sfIqAAAA

この動画を、私は、何回も見直したが、安倍晋三の背後に走り寄って、山上が、3メートルぐいらから、1発目が、頸に、2発目が、左胸(心臓) に当たった、ということになっている。が、どう見てみ、どちらも当たっていない。 爆発音と煙が上がった(これを1発目とするようだ)瞬間、安倍は、他の人たちと同様に、何事か、と後ろを振り返っている。
2発目での、安倍の現場でのしゃがみ込みも、不自然だ。黒いスーツの上からの、銃創(じゅうそう)と出血など見えない。

安倍は、自分の体を守ろうとして、丸くなってゆっくりと地面にかがみ込んでいる。普通の銃撃を受けたなら、体が崩れて、ばったり倒れるはずだ。だから、殺されたのは、別の銃による、この直後である。

それでも、安倍は死んでいる。路上に倒れた写真からは、胸の辺りのホワイトシャツに、に少し出血が見える。


私の考えでは、真実の銃弾は、このあと撃ち込まれている。特殊な小型の消音銃で、2発だ。安倍が自分の身を守ろうと、かがみこんだ、その瞬間に「総理、大丈夫ですか」と、覆いかぶさった人物が、小さな特殊な銃で、安倍の体を抑えながら、頸部から撃った。東京から来たSPが、頸から心臓方向に2発、撃ち込んだのだ。ここには、恐ろしい政治謀略がある。このSPは、アメリカのCIAの意思で動いている。

バイデンたちが、やらせたのだ。岸田首相 は、そのことを知っている。その代わり、3兆円分(300億ドル)、アメリカ製の兵器を買います、で、合意していたのだろう。

あんな、山上の手製の銃の弾は、安倍の心臓まで届かない。始めは、散弾銃(さんだんじゅう)だと、報道された。安倍の服の背中が破れていない。出血がものすごく少ない。周囲の誰も怪我をしていない。

それでも安倍は、確かに死んでいる。 ここには 謎が深い。安倍を庇ったSPが安倍を撃っている。犯人とされる山上徹也は、身代わりのお人形の、見せかけの犯人だ。

1963年11月22日の、アメリカのテキサス州ダラスでのJ・F・ケネディ大統領の暗殺のときの、撃たれ方とよく似ている。真実は、警護の警官隊のひとりによる至近距離からの銃撃か、あるいは、オープンカーの運転手が振り向きざまに下に構えた拳銃で、ケネディの額を撃ったのだ。安倍の場合も、すぐ近くにいた者による 瞬間殺害だ。

もっとはっきり書くと、米CIAが、やったのだ。アメリカ政府(トニーブリンケン国務長官。CIAのその上にいる。ブリンケンが、一番早く、安倍銃撃を知ったいう )としては、もう、安倍晋三は、用済みだ。

これ以上、安倍に勝手に騒がせるな、アメリカ政府としては、もう、迷惑だ、として、安倍を消したのだ。安倍の親分である、マイケル・グリーンは、5月に、オーストラリアの、シドニー大学の研究所長で、追い出されて、もう日本には帰ってこない。グリーンは、ワシントン政界から嫌われて失脚した。安倍は後ろ盾を失って滅んだのだ。

だから、真犯人はCIAだ。まさしく、CIA (とローマ・カトリック教会)が、統一教会を作って操(あや)って来た。これが現時点での、私、副島隆彦の推測だ。これから、どんどん、真実が明らかになってくる。これらの真実が明らかになることが、日本政治にとって、物凄く良いことだ。    副島隆彦記

(転載おわり)

以下は、田中宇氏のご意見です。

https://tanakanews.com/220710abe.htm

(転載はじめ)

左翼リベラルなどは安倍を敵視してきたが、安倍は今後の日本に必要な権力者だった。だがその安倍は今回、ロシアなどが日本への資源輸出を止める報復措置を強め始め、安倍の出番が近づいたまさにそのタイミングで殺されてしまった。これから日本が資源を絶たれて困窮しても、日本を苦境から救うことができたかもしれない安倍はもういない。

7月8日の安倍の殺害は、偶然のタイミングにしては絶妙すぎる。報じられているような、犯人の個人的な怨恨によるものとは考えにくい。今回のような大きく衝撃的な政治事件は、偶然の産物として起きるものではない。安倍の殺害は、日本がこれから困窮しても中露と関係を改善できず、中露敵視を続けざるを得ないようにするために挙行された可能性が高い。 (中立が許されなくなる世界)

安倍の死去により、日本の権力は岸田のところに転がり込んだ。これまで岸田は安倍の傀儡だったが、安倍が死んだので岸田は好きにやれるようになった。岸田が今後も安倍が作った米中両属の路線を継続する可能性はゼロでない。

しかし、安倍殺害犯を動かした背後の勢力は、岸田に勝手にやらせるために安倍を殺したわけでない。安倍を殺した勢力はおそらく、安倍を殺すと同時に岸田を傀儡化し、安倍が続けてきた米中両属の路線を潰し、傀儡化した岸田に中国やロシアに対する敵視を猛然とやらせるつもりだろう。 (日米欧の負けが込むロシア敵視)

1964年に米諜報界(軍産複合体)は、自分たちに楯突いてきたケネディ大統領を殺したが、諜報界はケネディを殺すと同時に、副大統領から昇格して次の大統領になったジョンソンを傀儡化し、冷戦の再燃やベトナム戦争の激化など、ケネディが阻止しようとしたことを思い切りやれるようにした。それがケネディ殺害の目的だった(その後ベトナム戦争は泥沼化し、米国の覇権を自滅させる隠れ多極主義の流れに入り込まれたが)。

今回の安倍殺害は、ケネディ殺害に似ている。安倍殺害犯を動かしていたのは米国の諜報界(軍産、ネオコン)である可能性が高い。彼らは、安倍が敷いた日本の米中両属路線を潰すために安倍を殺し、同時に岸田を傀儡化して、安倍の路線と正反対の露中敵視の強化路線を岸田に採らせていくのでないか。 (英ジョンソン首相辞任の意味)

安倍が殺される10日ほど前の6月末のG7サミットあたりから、岸田政権は米国(バイデン政権を牛耳るネオコン系の勢力)からの要請・加圧を受け、ロシアが輸出する石油の価格に上限を設定するG7の対露制裁案を積極的に推進するなど、米国側のロシア敵視の急先鋒を演じ出した。

日本などG7から石油の輸出価格を抑止されたら、ロシアは石油をG7諸国でなく中国やインドに売ればいいだけの話で、ロシアは全く困らない。自滅的に困窮するのは、ロシアから石油ガスを輸出してもらえなくなる日本などG7の方だ。 (Vladimir Putin: Anti-Russian Sanctions Have Backfired on Those Imposing Them)

岸田政権のロシア敵視強化は、ロシアからの報復を招き、日本国民の生活と岸田自身を困窮させる自滅策だ(その分、露中など非米側の優勢が増し世界が多極化する)。岸田は米ネオコン(隠れ多極派)の言いなりで日本を自滅に誘導する策をやり出している。

米ネオコン系はドイツにも露敵視を強要して自滅させているが、それと同じことを日本に対してやり出した。安倍は、日本側の自滅が顕在化するまで傍観し、自滅が顕在化したら岸田のために安倍がロシアと掛け合って日露を和解に持っていき、日本のエネルギー輸入を保全しようと考えていたのでないか。だがそれは安倍の殺害によって不可能になった。 (Germany’s developing economic crisis is a fascinating study in self harm)

安倍殺害は、2日後の7月10日の参院選挙で同情票を得る自民党を有利にした。岸田政権は参院選に勝利して権力を強化するが、その権力強化は安倍が敷いた米中両属・対露和解の路線を潰すために使われる。

安倍の死で、自民党は安倍の路線から離れる方向で優勢になる。安倍は自らの命を奪われれただけでなく、死によって自分の路線を破壊される。ひどい話だ。米諜報界は残酷に狡猾だ。

岸田は安倍路線を捨て、米国から誘導されるままに露中敵視を強めるが、それは日本が経済的に露中から報復されて窮乏することにしかつながらない。米諜報界とバイデン政権を牛耳るネオコン系は隠れ多極主義なので、露中を強化して多極化を進めるために、日独に自滅的な露中敵視をやらせて潰し、露中を優勢にしている。

安倍は日本を米中両属にして国力の温存を図ったが、今回ネオコン系に殺され、代わりに日本の権力を握らされた岸田は、ネオコンの傀儡になって日本を急速に自滅させていく。

安倍を殺した実行犯が逃げずに現場にとどまったことも、私怨による単独的な犯行でなく、後ろに巨大な勢力がいて犯人を動かしたことを思わせる。私怨による単独犯なら、犯行後に逃亡を試みるのが自然だ。犯人が逃げずに逮捕され、犯行の動機を警察に供述したことにより、安倍殺害は統一教会への怒りによって引き起こされたという頓珍漢な話が喧伝されることになった。

統一教会の話は、実行犯の気持ちとして本当なのかもしれないが、事件の全体像としての本質から逸脱している。背後にいる米諜報界は実行犯に対し、犯行後に現場に残って逮捕されるよう誘導したのだろう。

安倍は死んだ。岸田の露中敵視もいずれ破綻する。その後の日本は弱体化し、経済的に露中敵視を継続できなくなり、米国も金融破綻や国内混乱で弱体化するので、いずれ日本は再び米中両属への道を模索するようになる。それを自民党の誰が主導するのか、まだ見えない。岸田自身が露中敵視の強化が自滅策だと気づいて方向転換を図るかもしれない。

左翼リベラルなど野党やマスコミが事態の本質に気づく可能性はほぼゼロなので、そちらからの転換はない。マスコミ権威筋が頓珍漢なままなので、日本人のほとんども何も知らないまま事態が転換していく。

(転載おわり)

4件のコメント

  1. こんばんは。
    私もこの手の人質と籠城するドラマを見ると、かよこ先生と同じことを考えてしまいます。ちょっと違いますけど、ウォーキングデッドの登場人物も、あんな世界の割にみんな小綺麗です。
    ドラマですから、現実的に考えるものではないんですが。

    副島・田中両氏のご意見の転載ありがとうございます。
    安倍さんの暗殺犯とされている山上という人は、本当に気の毒で目も当てられません。多分彼の動機は証言通りなのでしょう。でも彼が狙撃したようには、確かに見えません。
    なんか変だよー、とはずーっと思っていますが、安倍さんが邪魔な人がいたんだろうな、世界のどこかに。という、モヤっとしたものが、少し晴れた気がします。
    日本、頑張れ、、、、、

    そして統一教会ですが、名前を変えたこと知りませんでした、この事件が起きるまで。前川喜平さんが事務次官時代に名称変更の申請があり、何も変わってないから変更不可にしたそうですが、下村さんが大臣の時、認可されたそうです。
    そもそもキリスト教に因果応報とか先祖の呪いとかの教えはないですし、壺も売りつけたりしないでしょうに。合同結婚式も日本人が払うお金は従軍慰安婦等の賠償金の意味もあるから莫大なんだとか。
    個人に賠償責任?しかも宗教団体に?意味がわからない、、、

    いいね: 1人

    1. コトリさま

      コメントありがとうございます。

      いやあ、私は統一教会がこんなにも日本を食い荒らしていたとは知らなかったです。ただの狂人たちが集まって、自分たちより気のいい馬鹿を騙してるだけだと思ってたら、こんなんとは。

      統一教会とCIAの関係とか、どのように日本の政治中枢に関与してきたのかとか、やっとわかるようになりました。安倍さん暗殺事件で、統一教会についてガンガン書かれるようになったので。

      フジTVだけ統一教会擁護しているらしいですけどね。

      メディアが統一教会について報道するようになったということは、CIA(DS)にとって、統一教会はお役御免になったのでしょう。

      でも、統一教会の分派のサンクチュアリ教会は、全米ライフル教会と結びついてアメリカも食い散らかそうとしてますけどね。

      日本でうまく成功したから、アメリカでもやれると思っているらしいです。

      安倍さんも、おじいちゃんからの負の遺産につきあうの大変だったでしょうけど、また政治献金とか必要で、韓国とのパイプも必要だったでしょうけど、功罪ともに大きいです。

      いいね

      1. ご返信ありがとうございます。

        安倍さんは、親の因果ではなく、祖父の因果が孫に報い、ですね。
        フジはあちらの力が強いそうで、一時期もだいぶ叩かれていました。変わっていないんですね。
        安倍さんが亡くなって、また統一教会問題がばんばん報じられるようになったのはいいことだと思います。
        アメリカ人はアホですが、日本のようにはいかないんじゃないんでしょうか。

        いいね: 1人

      2. コトリさま

        コメントありがとうございます。ドタバタしていて返信が遅れまして、失礼してしまいました。

        アメリカも統一教会に汚染されてるといっても、汚染の質が違いますね。日本人は献金でたかられるだけで、そのカネを使って統一教会は共和党に取り入っていたんですから、日本人は単なる集金マシーンの歯車です。

        騙される人が多いということは、それだけ素朴で純粋ってことですけど、自慢にならないなあ。

        アメリカには詐欺師を意味する言葉が多くて、confidence man はその代表例ですね。コンマンですね。他人の信頼にたかることであり、詐欺師自身が自分の嘘を信じ込むことが大事。特に宗教関係の詐欺が多かったらしいです。

        詐欺師が多くて、かつ詐欺師に騙される人間が多いアメリカと、ただただ騙される人が多い日本。

        やはり、綺麗事しか考えたくない脳と心の軟弱さのせいですかねえ。

        いいね

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