#597 9/25/2022 電子ブック『ビリ婆ル奮闘記 —プラチナエイジで慶應金時計』を、特に著者の卒業論文を推薦いたします!

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本日は、2022年9月25日日曜日です。

本日の記事のテーマは、オススメ本です。

著者は山田愛子さん。お父様が中国の方で、中国名は愛月さん。

この電子ブックは、1949年生まれの著者が還暦で入学した慶應大学通信制(卒業率5%以下)の文学部を最短に近い4年半で卒業した、その厳しい学生生活の記録です。

山田愛子さんは、通信制ばかりでなく全学部から選ばれた最優秀卒業生として、表彰され、金時計をいただくのです!

大学での勉学の成果である卒業論文も、この電子ブックには収録されています。これがすっごく面白いのです!

著者は、お若い頃はファッションモデルでした。銀座のNo.1ホステス(だから垢抜けた女優さんみたいな美人ですよ)であったこともあり、六本木のカラオケスナック経営者でもあったし、宅地建物取引士の資格も、鍼灸師の資格もお持ちの方です。アロマセラピストでもあります。

今は、夫君のクリニックを手伝っておられるのかな?夫君の医学学会出席で、いっしょにシアトルまでいらしてるから。

こういう女性って稀にいますよね。才色兼備でさ。凝り性で国家資格まで取るけど、それをビジネスにする気はなくて、ただ好奇心の塊で何でもモノにしてしまう人。

こういう方が、近所にあるという理由だけで慶應大学の通信制に入学しちゃうんだよね。

歩いて数分の近所にあるって…東京港区かい!三田かい!日比谷公園が近いんかい!セレブかい!

慶應大学の通信って、通信制がある大学の中でもトップで憧れ。私の知人の大学教員の女性も学部は慶應大学の通信でした。

私が短大教員だった頃の教え子さんで、通信で法政大学を出て、旧七帝大系国立大学の大学院に入学した女性もいます。

小学校教諭の課程のある大学の通信で単位を取り、小学校の先生になっている教え子さんもいます。

私もねえ、通信で法学部に入ろうと考えたこともあったけど、受かったとしても、私が卒業できるわけがない。

もおおおおおおおーー慶應大学通信制って授業料は安いけれど、指導は厳しいよ!えええええーー!と読むと驚く。

私では無理。絶対に卒業できない。

どんだけ厳しいか、この電子ブック読んでみて!!値段は27日までなら、特別価格99円!

Kindle unlimited会員ならば無料で読めます。

ちゃんといい大学卒業してる人でも、外国の大学を出てる人でも、慶應大学通信制に入学する人もいるらしい。男女ともに。

どんだけ勉強が好きよ。

https://amzn.to/3xQy0Wa

Amazonにレヴュー書きました。まだAmazonに反映されていませんが。このレヴューは、掲載拒否にならないと思うけどなあ。

みなさま!ご一読を!特に付録の卒業論文を!

(レヴュー転載)

本書は、 還暦に慶應大学通信制の文学部に入学した著者が体験した厳しい学生生活の記録と、その成果である卒業論文を収録したものである。

まず、慶應大学の通信制の指導の厳しさに驚いた。今の日本の大学の学部で、これほど真摯に教養課程から学問を学生に課すところがあるのか!

慶應大学の通信制を卒業するために学習会や研究会など情報交換も兼ねた学生たちの会の存在にも驚く。海外から通信教育を受けている人もいるし、すでに通信制を卒業しているのに、あらたに別の学部を通信で受ける人もいる。

もともとが能力があり、誇りも持つ人々が集まる慶應通信なので、実は学生間の競争意識も強いようだ。そのあたりの人間関係の葛藤の記録も面白かった。

しかし、なによりも私が読んで感銘を受けたのが、著者の卒業論文である。ドイツ文学の中でも、「夜と霧」で知られるフランクルや、他の日本では未知のホロコースト体験者たちの文学作品を分析した卒業論文である。これが読み応えあるのだ。

同じホロコーストのサバイバーでも、体験は、サバイバーの年齢、性別、社会階層によってさまざまである。特に女性のそれは、男性とは違う恥辱や苦しみがある。

ナチスの強制収容所で希望を見い出し、神を感じたフランクルの作品は、人間の悪の凄まじさや残酷さを直視せずに、そこそこ綺麗事ですませたので、あれほど評価され、世界中で読まれたのではないか?

ほんとうに何の救済もない状況を描いたものでは、読者は受容できない。いまだに、世界はホロコーストを直視できていない。神など、この世界にいないのだという認識を耐えることができない。それを直視できなかったがゆえに、逃げ遅れてナチスに処分されたユダヤ人も多かったのだ。

ことは、ナチスの時代のユダヤ人の受難の問題ではすまない。私たちも、ホロコーストを救済なく体験し殺処分にされる可能性はある。そして、その事実は、その事実を受け容れることができない人々によって故意に忘却されていくだろう。歴史は、その忘却された人々の声にならない声に絶対に耳をすませないだろう。怖いから。不快だから。人類の闇の部分を知りたくないから。それは自分の闇でもあるから。

この卒論だけでも、ホロコースト文学の紹介を膨らまして、書籍にして出版していただきたい。

(転載おわり)

しかしさ………

人間って厄介よね。

頭のいい人ばかりが集まる慶應大学通信制の学生さんたちの間の嫉妬半目。

著者も随分と嫌がらせを受けたようです。

ホロコーストをしてしまう人類の限りなく悪を実践してしまう闇も怖いけれど、学友にあれだけの意地悪ができる人々も怖いわねえ……

お勉強できる人には嫉妬深い人が多いってことは、私自身が、そういう類の人々の集積所である大学教員世界にいたから、わかる。

というか、嫉妬半目は人間の性(さが)かしらんね。

ホロコーストのほんとうの理由はまだまだ謎ですが、その理由のひとつはユダヤ人の優秀さに対する嫉妬反目であったことは確かでしょうから。

私は、小心で人間関係の葛藤から逃げ、孤独症で勝手にはぐれて生きてきたから、また無能で人様に嫉妬されたこともないので、まだまだ、人間ってものが、よくわかっていないのかもね。

人間って怖いよ。

6件のコメント

    1. きよぱん様

      コメントありがとうございます。

      今の大学生は不合格にすると、すっごくうるさい。どう見ても不合格でもゴチャゴチャ言ってくる。慶應通信みたいな教育ができるのは、学生がガキではなくて大人だからだと思う。

      フランクルの「夜と霧」には、私も騙されたー現実のホロコーストに救済なんてなかった。

      いいね

      1. BBCだかのホロコースト特集で美少女だったので高官専用慰安婦組にいれられたお婆さんのインタビューが壮絶でした。戦後はアウシュヴィッツで産んだ美少年の息子はナチスエリート教育で戦後はヤクザになり、彼女はどこにいっても売女扱いで属するところがないと。人生全部辛かった、今も辛いが死ねないと言ってたのが印象に残っています。夜と霧、なんか説教臭いんじゃないかとまだ読んでないです。あらすじだけ知っています。

        いいね: 1人

      2. きよぱん様

        コメントありがとうございます。

        ホロコーストって不思議でさあ。いくらナチスが変でも、ユダヤ人や障害者や同性愛者や共産党員を根絶やしにしようなんて思う?

        この優生学的発想、弱者や社会的に問題な民族を殲滅して理想の社会を作ろうなんて発想って、現実的に無理なのに。

        ヒトラーがイギリスのスパイだったことは事実なんよ。つまり、DSって、この時代からいて、いよいよあらたにグレート・リセットで人類の97%は殺処分しようとしてるんじゃないの。

        ホロコーストでさえ無理だったのに、今度もできるとは思えないけど、ほんとに、それが可能だって思ってる連中がいるんだよね。

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  1. おおはようございます。高官が美少女ユダヤ人に産ませた綺麗な子供は親から引き離してエリート教育したらしいですがそんなの変な人になるだけだとわかりそうなもんだし、昔のドイツはアジアより考え方も進んでただろうになんでこんなことになったんだろう、ヒットラーとその子分だけじゃ無理ですよね。

    いいね: 1人

    1. きよぱん様

      そーなんよ。変な話よ。ナチスの狂気なんて言って、わかったつもりになっちゃだめなんよ。

      結局、ヒトラーのために、ドイツの貴族の男性7000人が死んでる。正々堂々の一騎討ちの決闘が伝統だったドイツの貴族が。ドイツの精神的屋台骨が。

      それで得したのはイギリス。ドイツ弱体化できました。

      いいね

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