やはり食うことを選ぶ

本日は、2017年7月5日水曜日である。

無職のプー太郎ならぬプー子暮らしも約100日である。

時間があるので、いろいろ読み漁っていると、世の中にはどちらが正しいかわからない問題が山積である。

地震大国の日本に原子力発電所なんて狂気の沙汰である!どんなに防御策をこうじても駄目だ!脱原発だ!

という意見がある。

一方、原発を稼働しなくなってから日本のエネルギーの安全保障は脅かされている。エネルギー輸入で国家財政は圧迫を受けている。再生可能エネルギーは開発中でコストが高く実用化への道は遠いから、原発稼働させるべきだ!原発という科学技術をもっと発展させることも重要だ!

という意見もある。

こういう意見もある。

日本の国債発行高=日本政府の借金(日本国民の借金じゃない!)は、ついに日本のGDPの2倍である!これ以上借金はできない!IMFから管理されるぞ〜〜緊縮財政だ〜〜プライマリーバランスだ〜〜増税だ〜〜増税だ〜〜!!

一方、こういう意見もある。

家計や企業経営と国家財政は違う!日本の国債は円建てで、購入しているのは日本人がほとんどだから、問題ない。なんとなれば、政府は円を発行できる。国債の償還ができないなんてことは起きない。緊縮財政とかいって、国しかできないインフラ整備補強や教育福祉への予算を削り、国家経済を萎縮させたら、デフレーションが長引き、国民生活は困窮する!!

少子高齢化問題の対策にも意見は別れる。

移民を受け容れるしかない!

いや、それは安全保障上問題だ!労働力不足は人工知能で補えるように産業構造を変えるべきだ !

もうねえ……

どちらが正しいかわからないよ……

で、このような対立する見解の中に、「人間は不食をめざすべきか、食うのを楽しむべきか」という問題がある。

「人間は食わなくても生きていける……食わないと死ぬというのは、思い込みである……」

こういう見解を私が知ったのは、2005年くらいだった。

その後、私は、不食とか少食に関する本を随分と読んだ。

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少食が健康にいいし、脳にもいいし、若返りにもいい……

1日1食でいい。3食は過食で万病の元……

断食すると、ほとんどの病気は治る……

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ほんとうに現在の世界中で、食べずに生きることを実践している人々が増えている……

人間は食べ物を摂取しなくても、空気や太陽光などから生きるためのエネルギーを得ることができる……

光合成人間か……

もちろん、こういう「不食、少食のすすめ」に真っ向から反対する意見もある。

代表は、かの有名なる「高須クリニック」院長の高須克弥氏だ。

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私が「人間は食わんでもいいし、食うのは旧人類で新人類は食わんでもよくなる」説を知って、はや12年が経過した。

で、12年後の私の結論は何か?

やはり、食わんといかんでしょ、人間は。

そーいう結論に達した私なりの理由は、以下のとおりだ。

(1) 少食や断食を提唱していた代表的医師であった甲田光雄氏が、予想外に早くお亡くなりになった。その理由は医業というハードワークのせいだったかもしれないけれど、ひょっとしたら、栄養失調だったのかも……

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(2) 不食や少食や断食を提唱している人々が、私から見ると、あんまり幸せそうに見えない。1日1食だと若く見えるというが、60代は60代だよ。美魔女も美魔男もいないよ。年相応だよ。

(3) 食わんでも人間が生きていけるとするのならば、なんで「歯」があるんだ? 物質としての人類には咀嚼のための歯がある。ということは食うことは、物質的存在としての人類の運命である。

(4) よしんば、大食が健康にも脳にも悪いとしても、食べ物を美味しく食べることは、快楽である。快楽あってこその人間の生ではないか。禁欲なんか、しょうもない。

(5) 食材を美味しくするという料理技術は人類の宝だ。主要な文化でもある。私は、料理の上手い人を尊敬する。

こういう結論に至ったのは、無職になって、ゆっくり料理する時間ができたからだろうなあ。

賃金労働していた時は、忙しくてくたびれて料理できず、テキトーに済ませていた。

「どうせ食べない方が健康にも脳にもいいんだから、食べなくていいんだ」と。

が、そんないい加減な日々が3日も続くと、猛烈に心に飢えが生じた。

真夜中に起き上がり、発作的にお米を洗って、ご飯を炊いて全部をおにぎりにして、大食いした。

仕事を済ませると、タクシー呼んで、お気に入りのイタリアンレストランに行って、大食いした。

ロールケーキ1本を買ってきて、丸々食ったりした。

ポテトチップス3袋を一気食いした。

通販でカステラ注文して、届いたら1本を丸々食べた。

ざまみろ。

デブるはずだぜ。

でも、後悔はない。

確かに、食べていない方がデスクワークは捗る。集中できる。

でも、必ず反動があった。

だって、論文を書いてるときの甘いものは最高なのよねん……

今は、毎朝、「夕ご飯どうしようかなあ〜〜」と、冷蔵庫を開けて考える。

これとあれ作ろう。これが賞味期限近いから、これを使おうとか、考える。

冷凍してある食材の自然解凍を朝から始める。

この食材で簡単に美味しく作れるものはどんなのがあるかなあ?と、iPadで検索する。

凝ったものじゃなくても、きちんと作って美味しく食べれば満足する。

イライラしたりしない。

やっぱり、「食べる」ことって大事だなあ……と、あらためて思う。

食べることにこだわるのが、旧人類でもいいよ。

今更、新人類にならんでもいいよ。

「シン・ゴジラ」みたいに空気を吸い込むだけで、酸素や窒素を身体維持に必要な栄養素に還元できる身体にならんでいいよ。

ゴジラは歯並びが強烈に悪くてさ、噛み合わせが悪いから、咀嚼できないから、食うことを諦めて、光合成生物に進化したんだろう。

私は、歯があるんで、食います!!

大食いで短命でもいいよ。

ここまで生きてこれたのだから、上等だ。

ということで、最近に読んで面白かった料理本を最後に紹介する。

かの海老蔵さんのお母さんの堀越希実子氏の『成田屋の食卓』だ。

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成田屋さんは、團十郎さんはすでに亡くなったし、後継の長男さん海老蔵さんのお嫁さんが亡くなっちゃったし、この長男さんは、またいろいろ問題起こしそうだし、お孫さんは幼いし。

私と同世代の、この堀越希実子さんは隠居などしていられません。

私は、特に成田屋さんのファンではないですが、同世代のよしみで、この堀越希実子さんを応援させていただきます!

今日の夕食のメニューのひとつは、「成田屋のポテトサラダ」にする。

自分の人生を愛する人間こそ偉大だ!!ニーチェこそ生の哲学!!

本日は2017年6月21日水曜日だ。

なんか台風みたいな日である。

無職のプー太郎ならぬプー子になって嬉しいことのひとつは、大雨だろうが強風だろうが雪だろうが、賃金と引き換えの義務として行かなければならない場所はない!ということだ。

あ、今日は台風みたいね〜〜って言っていればいいんだから。

ところで、今日は昨日の三重大学工学部大学院渡邊明先生ご担当「生産管理論特論1」第11回講義の聴講前に三重県津市のJR駅構内のドトールコーヒー内で読み始め、帰りの近鉄特急の中で読みふけり、帰宅後の就寝前に読了した本について書く。

副島隆彦氏の『ニーチェに学ぶ「奴隷をやめて反逆せよ」まず知識・思想から』(成甲書房2017)である。

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「ニーチェなんかあ〜〜私の人生に関係ない〜〜」

と思う方へ。

いや、他の哲学はどーでもいいからさあ、ニーチェだけは読むといいよ。

なんでかっというと、ニーチェは生きる力になるから。

哲学本だから、じっくり読まないとあかん……と思う必要ない。

哲学だろうが歴史だろうが政治だろうが、テキトーに斜め読みでいい。

わけわからんところ飛ばし読みでいい。

読み方なんて自由だ。

授業であてられるとか、セミナーで発表しなきゃいけないってわけじゃない。

自分の心にビンビン響いてくれば、脳にも響く。

そうすれば生き方が変わる。

そういう言葉に会えればいいんだから。

世の中のインテリさんや知識人さんが、何をほざこうが、関係ない。

読書は自分のためにある。

自分の快楽のためにある。

自分の心と脳が拡がるためにある。

だから、テキトーに読めばいい。

寝っ転がって読めばいい。

私は、いつも寝っ転がって読んでる。

でもって、ニーチェはテキトーに読み散らかすのに非常に適している。

ニーチェは、最初は大学の先生だったけれども、10年ぐらいしか勤めることができなくて、論文ではない文章の塊を、心と脳から言葉が迸るままに大量に書いた人だ。

ほんとに大量に書き散らした。

起承転結だの、序論だの本論だの結論だの注だの参考文献リストだのという論文の形態にこだわらなかった。

そーいう大学産業というか、論文生産管理方式のような小賢しさと硬直性は蹴飛ばした人だ。

だから、私たちもニーチェを自由に読めばいい。

そうすれば、びっくりするから。

こんなふうに考えていいんだ!

私は、今までなにやってんだろう!?

私の脳は縛られていたんだ!

と、驚くから。

で、生きる意欲、闘争心がわいてくるから。

私は、哲学書はニーチェしか読まない。

他のものは読まんでいいと思ってる。

私は、他人に見せびらかすために読むことはない。

「こんなのまで読んでる私ってすごいでしょ〜〜」という虚栄心で読まない。

自分が面白いと感じれば読み続ける。

自分が生きることの糧にならんね〜〜と思うと、古書店にすぐ売却する。

なんかの権威ある賞を取ったから読むわけではない。

「受賞」したような本なら、とりあえずパスだ。

洗脳を一層に強固にするような類のものだから、既成知識産業の維持に貢献するような類のものだからこそ、その本は受賞できたのだからね。

小説なんて、だいたいそうだね。

真にラディカルなものは受賞なんかしない。

ニーチェに深く影響されたアイン・ランドの小説も、無冠だった。

すっごくラディカルで、正直で、真摯で、残酷で、辛辣で、生命力むきだし。

だからこそ生きる力になる。

他の文学作品みたいに決断せずに行動せずにグダグダ綺麗事言ってる臆病さ小心さ狡猾さが、アイン・ランドの小説には微塵もない。

まあ、だからこそ、日本みたいな精神風土では、アイン・ランドは受容され難い。

今は、そんなことはどーでもいいんよ。今は、ニーチェの話だ。

副島氏のニーチェ本は、ニーチェを読んだことがない人が、まずニーチェ探検前のリサーチで読むのにも適している。

同時に、ニーチェが好きで読んできた人にも適している。

ニーチェの人生の軌跡が、ニーチェに寄り添う守護霊のごとく、丁寧に記述されている。

生身のニーチェという人の思考の苦闘が、リアルに感じられる。

とことん思考すること、とことん思考したことを表現することに人生を費やしたニーチェという人の凄さが心に迫る。

凄い集中力だ。

時空を超えた友であり先輩であり師なのだよ、ニーチェは!

こういう人がこの地球で生きていたんだ、私は独りではない!

と、あらためて思える。

ニーチェという人は、いったい何を書いたのかって?

それは、副島隆彦氏のニーチェ本を読んでくだされば、よく、わかる。

が、藤森流に極めて大雑把に、ニーチェの書いたことの要点を藤森語でまとめると、こうなる。

(1) あのね、世の中つーのは、強い奴や生きる意欲の激しい奴が、自分の欲望を実現するべく奮闘努力することに、他の人間が引きずられていくの。それが人間の歴史なの。理不尽だの残酷だのギャアギャア騒いでもしかたないの。

(2) 無茶苦茶に強い自分勝手で才能がある人間がガンガン生きることで、人間の歴史は進歩してきたの。凡人が50億人いたって、数人の天才がいなければ人類社会は進歩しないの。

(3) 人間存在というのはね、そういうもんなの。どうしようもなく獰猛なもんなの。どうしようもなく格差があるの。民主的じゃないの。そーいう無茶苦茶なもんなの。だから、しょうもないこと気にしないで、自分が生きたいようにガンガンと生きていいの。欲しければ奪えばいいの。トンマに奪われる方が悪いの。美味いもん食って好きな奴とだけつきあって楽しめばいいの。

(4) ただし、あんたの充実は、それは闘争の末に獲得するもんであるよ。誰も提供してくれないよ。基本的人権として認められているものではないし、保障もされとらんよ。あんたが自分の手で掴み取るもんなの。

(5) こういう闘争に負けた奴とか、こういう闘争に参入する気力のない奴が、貧しいものや弱いものこそ、この世の真理がよく理解できて学べるなんて御託を考えついたんね。負け惜しみなの。もっともっと本気で闘えばいいのに、闘わずして屁理屈で勝とうとするんだね、こいつら。口ばかり達者のいい子ぶりっこ。「前川ぶりっこ」?

(6) 弱いもの、闘えないものこそ道徳的に正しいのであり善であり、闘争を勝ち抜いて人生を謳歌する者は道徳的に間違っているし悪であるという、わけのわからん発想=奴隷道徳をはびこらせたのは、ヨーロッパではキリスト教。社会主義や共産主義や民主主義は、キリスト教の派生物。奴隷道徳の派生物。ただし、イエス・キリストは、そんなこと言ってないよ。あくまでも教会ね〜〜

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(6) 闘わないものや闘えないものの生存と福祉を保障するような社会こそが、道徳的に進化した社会であるという考え方は、社会の活力を潰すし、人間存在の活力を潰すし、人間を堕落させ脆弱に軟弱に卑怯にするの。偽善がはびこり真実が抑圧されるの。

(7) 社会に自分の生存や福祉を保障されることを望むのは、家畜。人畜。畜群。ペット以下。人間は、家畜に甘んじることができないだけのエネルギーを自分の中に持っている。ディオニュソスのようなハチャメチャな活力を。

(8) 奴隷やってんじゃねーよ。自分の中の何者も抑えつけることができないエネルギーを認めよ。よく眠り、よく休息し、よく食べ、よく愛し、洗脳など蹴飛ばして、自分の人生を思いっきり肯定し愛せ。

(9) 他人と比べてどうのとか、規範と比べてどうのとか、自分ではない他人が定めた基準で自分を裁いて萎縮していてもしかたない。自分の運命を愛せ!

(10) どれだけ人類や自分が馬鹿と愚劣を繰り返しても、永遠に繰り返しても、生きることそのものを肯定し、現実を受容し、愛そう。奴隷道徳の綺麗事で現実から逃げるのではなく、自分が生きる現実そのものを受け容れ、そこで生きる自分の苦闘を愛し祝福しよう。そこにこそ、人間の尊厳がある。

副島隆彦氏は、こう書いておられるよ。

第6章263ページにこう書いておられるよ。

「 生の肯定は、人間の厳しい「決意」によるものである。世の中が自分を悪しざまに扱ったからといって、自分の人生を罵り自傷するのは、間違っている。それは不自由で卑しい、奴隷の人間の徴である。自由で埃り高く、勇敢な人間は、たとえ、愛も信頼もなくしたときでさえ自分の人生を愛し、信じる。したがって、ペシミズムとニヒリズムを克服することは、思想の課題ではなく、ひとりひとりの人間の問題である。ニーチェはひとりひとりの人間の価値を、その人がもつ道徳心の高さから測定(評価)することをしなかった。そうでなくて、その人が自分の人生にもつ「アモール・ファーティ(運命愛)」の能力で評価した。「こんなに苦しくても、それでもなお、自分は今のこの人生を生きる!」と言い切ることができる者、自分の人生を前に踏み進むことができる者のみが、永劫回帰 にも耐えることができる」

この文章だけでも、副島隆彦氏の『ニーチェに学ぶ「奴隷をやめて反逆せよ」まず知識・思想から」(成甲書房2017)は、読むべき価値ある一冊であるよ。

楽なはずないでしょーー

この世界は闘争なんだから。

馬鹿や気の弱いのは捨て置かれるんだから。

ほんとうは、そうなんだから。

残酷で獰猛で無茶苦茶なの。

奴隷でいたくないなら闘うのみ。

楽に優しくしてもらいたいなら、奴隷でいろ。クリスチャンでいろ。

もっと、酷い目にあうぞ。

魂まで奪われるぞ。

副島隆彦氏がご著書の中でも大推薦しておられる適菜収(てきな・おさむ: 1975-)氏のニーチェ本は私は全部読んでいるが、こちらから読んでもいいと思います!

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私は、2015年にニーチェがアイン・ランドに及ぼした影響について論文を書いた。

http://harp.lib.hiroshima-u.ac.jp/fcu/file/12061/20160201140924/toshi08_07fujimori.pdf

お気が向いたら、ついでに、こちらも読んでみてください。

 服もバッグもレンタルでいい!

本日は、2017年6月16日金曜日である。

昨日、美容院で白髪のマニキュア(染めるのとは違うらしい、よくわからん)をしていただきながら、Kindleで読み終わった本の内容に大いに感心した。

その本は、杉原淳一氏と染原睦美氏の『誰がアパレルを殺したか?』(日経BP社、2017)である。

面白い〜〜

勉強になった〜〜

ついつい興奮して美容師さんと「アパレル産業の現在」について声高に話し合ってしまった。

うるさい客だな、私って。

うわあ〜〜〜世の中って、こういうように動いているのねん。

私が、ジタバタと労働して、ウカウカと64歳になっている間に、世の中こうなってたのね。

知らなかった!知らなかった!

アパレルというか既製服産業が不況なんだって?

店舗の閉鎖やブランドの撤退が相次いでいるのだって?

若い人が洋服を買わなくなったんだって?

百貨店といいますか、デパートメントストアでも、婦人服って売れなくなったんだって?

その理由はいろいろある。

理由については、この本を読んでちょーらい。

まさに、日本の戦後史だ。面白いです!!

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私自身は、趣味のひとつが、通販のカタログ熟読と、アパレル通販サイトのインターネットサーフィンだ。

洋服もバッグも靴も大好きだ。

私にとっては、眺めていると楽しい綺麗な景色みたいなもんだ。

zozotownで、若い子の流行を見るのは好きだ。

カッコいいなあ〜〜〜素敵だなあ〜〜と思いつつ、セールしてたら買う。

エルメスやグッチやルイ・ヴィトンの公式サイトもチェックする。

Buymaもチェックする。

Buymaつーのは、海外に住んでる人が現地で仕入れたブランド品を売るサイトだ。もしくは、バイヤーが現地で関税なしで買ってきたものを、日本に運んで売るとか、そういうサイト。

日本では売っていないものが買えたりする。

日本のグッチのお店で定価25万円のバッグだと、ちょっとだけ安かったりする。

そんなサイトなど眺めていても、私が買うわけではない。

まったくもって時間の無駄である。

でも、こーいうヴァーチャル・ウィンドウショッピングって、面白いのよん。

なんもやる気がないときは、黙々と延々とiPadを弄りつつ、やっぱ、エルメスのシルクのスカーフやショールの柄は素敵ですなあ〜〜芸術品だなあ〜〜〜と感心している。

エルメスに憧れて、若い頃は数枚ほどシルクのスカーフを買ったけれども、似合わなかった。

今は、風呂敷がわりに使ってる。

古くなった神札とか、まとめて神社に処分してもらいに持って行くときは、エルメスのシルクのスカーフで包んで行く。

旅行に行くときは、靴下も下着もエルメスのシルクのスカーフで包んでスーツケースに押し込む。

ざまみろ、エルメスめ。おフランスめ。

私は、名古屋は大須とか、難波のアーケード街のお店で3000円から5000円ぐらいで買ったショールの方が似合うんよ。

だけど、そーいうことは、どうでもいいんよ。

私が『誰がアパレルを殺すのか』を読んで、なぜ感心したのか?

それは、まさに、今の日本のアパレル業界が、1970年代までの「少品種大量生産時代」を経過し、20世紀末の「多品種少量生産時代」を過ぎ、今や「変種変量生産時代」になっていると知ったからだ!

あ、この「少品種大量生産」とか「多品種少量生産」とか「変種変量生産」つーのは、渡邊明先生の三重大学工学部大学院科目「生産管理論特論」を聴講させていただいてから知った用語である。

1970年代までは高度成長期で、みんなどんどんオシャレになって衣服にお金をかけた。

だけど、あの頃は私は大学生時代で困ったよ。

天地真理さんが、すごい人気の時代で、どこのお店も「真理ちゃんルック」しか売ってなかった。

天地真理さんって、知っていますか? ほんとに可愛かったです。

しかし、ヒラヒラの白雪姫みたいなワンピースを私が着れるか!!  まいったよ、もう。

多様性なし。まさに少品種大量生産であった。

1980年代のバブルあたりから、デザイナーズブランドというものの全盛期になった。

Issey MiyakeとかKenzoとかヨウジ・ヤマモトとか。

アメリカのBrooks BrothersとかRalph Laurenなんて私も好きだった。

消費者の趣味が多様化して、お店も多様化して、みんなが同じもの着てるような大流行は消えた。

ロリータ・ファッションでさえ、ゴスロリだの何だのと細分化された。

多品種少量生産の時代だ。

で、今。

なんと、Nutteというネットサーヴィスができてる!!

ヌッテ。 縫って。

https://nutte.jp/

これは、「私は、こーいうお洋服が欲しいんですが、売ってません〜〜作ってください〜〜縫ってええ〜〜」と登録すると、「作りますよ〜〜縫いますよ〜〜」と縫製職人さんが連絡してきて、いろいろ条件を決めて取引成立というウエッブサイトなのだ。

ウエッブサイトが、顧客と縫製職人さんの出会いのプラットフォームになっている。

びっくりだ。

これこそ、変種変量生産だ。

https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=1304246526338334&id=704510842978575

あと、ミナ・ペルホネンってブランドも、変種変量生産かな。

http://www.mina-perhonen.jp/

ここは、セールやらない。去年のものも、一昨年のものも定価で売る。

デパートにも買取でないと提供しない。

デパートは、仕入れるだけ仕入れて、売れ残ったものは返品してきた。これは、売る努力とか商品を選ぶ努力しなくてもいいのだから、デパートにとっては都合がいいシステムだ。

そういうのは駄目だ!とミナ・ペルホネンの社長さんは考えている。

このブランドの商品は素敵だ。だから安くはない。ワンピースで6万円から10万円くらいか。

丁寧な造りである。品もいい。上層中産階級のインテリ中高年女性に根強い人気がある。

顧客を選ぶブランドである。

ミナ・ペルホネンの商品はリサイクル・ショップでも、とても人気がある。

知る人ぞ知る日本の有名ブランドだ。

これって、やっぱり変種変量生産と言えるのではないかなあ。

あ、私は買ったことないです。

素敵だけれども、デザインが女性的なんで私の趣味ではない。

ヨーガンレイルってブランドも、このミナ・ペルホネン路線だな。

http://www.jurgenlehl.jp/

ところで、『誰がアパレルを殺すのか』を読んで、もっとびっくりしたことがある。

うわあ〜〜

元々は、アメリカのサーヴィスの真似らしいけれども、今の若い人って、洋服なんか買わずにレンタルするんだってね!

たとえば、airClosetってサーヴィスだと、1ヶ月9800円(税抜き)で登録すれば、毎月、希望すれば何回でも、スタイリストがコーディネートした3着一式が届けられるんだってね!

シャツにスカートにベストとかのセットが。

1年で12万円なら、安い。ほんとに買ったら、年間12万円なんか、すぐぶっ飛ぶ。

https://www.air-closet.com/

スタイリストが選ぶから、失敗ない。センスはいい。

自分で選べないかわりに、自分では選びそうもないけれど、意外と似合うものに出会える。

忙しくて買い物してる時間がないし、物を増やしたくない女性にはピッタシだ!

ただし、サイズ展開は、「フリーサイズ」とはいえ、デブは利用できないと思う。

せいぜいが、13号サイズの女性までだ。

17号の私では利用できません。

届いたコーディネート3着が気に入ったら買取もできる。

下の動画が、airClosetのコンセプト・ムービーです。

こーいうーアパレルのレンタルサーヴィスで、他にはMechakariというのもある。

メチャカリ。

https://mechakari.com/

このサーヴィスはすごい。月額5800円で借り放題。メチャメチャ借りることができる。

それも新品が届く。

3着までは手元に置いておける。60日利用したら借りた人のものになる。

えええ?

その新品は、60日以内に返却されたら、Mechakari社さんによって、さっさとZozousedに売られる。

Zozousedというのは、Zozotownの古着部門だ。私も随分と、断捨離で利用させてもらった。

すごいーー

それで利益が出るのか?

よっぽど原価が安いんだな……

下の動画は、Mechakariのアプリ紹介動画だ。

それにしても、こんなサーヴィスが私の若い頃にあったら、絶対にガンガン利用したのに!!

で、私は、『誰がアパレルを殺すのか』では言及されていないレンタル・サーヴィスもあるんじゃないかと思って、検索してみた。

あった、あった。

ブランドのバッグを月額6800円の利用料で何度も借りることができるサーヴィスで、Laxusだ。

ラクサスね。

http://laxus.co/lpx_002?utm_expid=95260879-11.w41Bl4OVQxSbXpPhSCHJ0g.2&utm_referrer=http%3A%2F%2Fshopping-tribe.com%2Fmatome%2F15482%2F

ただし、新品ではない。

2017年春夏販売のルイ・ヴィトンのバッグの未使用品を……というわけにはいかない。

リサイクルのブランドバッグのレンタル・サーヴィスである。

気に入ればずっと借りていられる。月額6800円で。最初の1ヶ月は無料だ。

これは便利だ!!

「一生もの」だからと言って、すごく高価なブランドのバッグを購入してもさあ……

「一生もの」なんてない。

絶対に飽きる。

ならば、高価なブランドのバッグはレンタルで、というのは合理的だ。

レンタルしたいバッグがあったら、私も借りるかも。


一応、男性用のレンタルサーヴィスもある。

ネクタイとかレンタルできるらしい。

https://www.freshneck.jp/

いやあ〜〜驚いた。

変種変量生産もだけど、お金をあまりかけずにオシャレしたい人々のためのサーヴィスが出てきたのだ!!

素晴らしい !

しかし、洋服というのは、原価のわりに高い。

セールで半額以下にしても利益あるんだから。

という、アパレル業界のメチャメチャな原価率に対する消費者の不満に答えるべく、アメリカのEverlaneって会社は、価格構成を明示して商品を売っているそーだ。

原価はこうで、人件費はこうで、物流はこうで、利益はこうでと数字を明らかにしているそーだ。

しかし、私が、Everlaneのオンラインショップをチェックした範囲では、価格をそのように表示していない。

ただ、安い!

シルクのドレス(ワンピースのこと)で、125ドルだ。原価率が高いことは確かである。良心的である。

https://www.everlane.com/

ここの商品の一部は、日本のAmazonでも売ってる。

日本からでも注文できるが、商品自体に特徴はなさそう。

ということで、瀕死のアパレル業界が、いろいろな活路を開拓している事例がいっぱいに書かれた『誰がアパレルを殺すのか』を読んで、私は感動した。

人間の知恵に限界はない!!

ビジネスチャンスはある!!

なんで、私には、その知恵がわいてこないんかしらん。

みなが時間持ちにならないと民主主義は無理

本日は、2017年5月19日金曜日である。

無職のプー太郎ならぬプー子になって、変わったことはいろいろある。

そのひとつが、Amazonプライム会員特典で無料でパソコンやiPadやスマホで視聴できる映画やテレビ番組を見て時間をつぶすことが皆無になったこと。

映画とかテレビの連続ドラマなんて、しょせん虚構なんだから、見ても見なくても大差ない。

どうでもいいといえばどうでもいい。

感動するといっても、現実逃避には変わりない。

まれに100年に1度くらい、『シン・ゴジラ』みたいな傑作が生まれる。

その場合は100年に1度見ればいいのだ。

なのに、私は勤務時代に、帰宅して夕食をすませると、ソファに寝っ転がって、amazonビデオを視聴していた。

1日に2本ぐらいは映画のビデオを見ていた。

時間の浪費は、実にはなはだしかった。

賃金労働で好きでもないことを生活のためにやっていると、くたびれる。

帰宅すれば、もうひたすら休息したい。ダラダラしたい。

きちんとした本を読む気力も体力もない。

漫画でさえ読めない。

ボ〜〜と動画を眺めて眠るしかない。

大学の教員の仕事なんて、平均的に見れば、どうということのない労働量である。

のかもしれないが、疲れることは疲れた。

私みたいな凡人以下は、そーだったんよ。

ところが、今は賃金労働しないので、疲れないので、いくらでも本が読める。

貧乏になったけれども、「時間持ち」になったので、落ち着いて読書できる。

今まで、薄らボンヤリとしか知らなかったことを、きちんと知ることができるのは、非常に嬉しい。

生きている気がしていい。

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64歳にもなるのに、なんという無知なのか……

死ぬまでに、この無知無知した状態を少しでもマシにしなくちゃと闘志がわいてくる。

また、今は勤務時代のように、疲れ切って食事を作るのが面倒になり、外食するということがない。

きちんと料理ができる。

食材はすべて無駄なく使い切ることができる。

とはいえ、頑張るとストレスになるし、過食は万病の元なんで、夕食も2品しか作らない。

それでいいのだ!!


きちんとした食事を1日1食でも摂っていれば、機嫌よくしていられる。

いい加減に食事してると、4日も過ぎると精神的飢餓状態になってくる。

で、外食してしまう。

しかし、自分で丁寧に作ったものの方が、そりゃ満足できるんよ。

自分の好みで味付けしてるんだからさ。


私は、無職のプー太郎ならぬプー子になってから、非常に幸せである。

カネがなければ節約して暮らせばいい。

でも、時間がなくて、脳に栄養を送れないと馬鹿になる。

労働によって得るものはたくさんある。

しかし、時間がないと、もっともっと大きな視点から、自分の属する社会や世界の仕組みを知るための情報収集ができない。

情報収集そのものが仕事みたいな研究者でさえ、勤務していれば雑務がいっぱいだ。

その雑務は年々歳々増えていくばかりで、論文など年に1本書くのが精一杯という状態になる。

私なんて無能だから著書の一冊も出せなかった。

自分が書いてきた論文を集めて本にして出すなんてvanity pressは興味ないし。

自分以外は誰も読まない本は出版せんでいいよ。

献本されても困るわ。

なんか、1990年代から、特に21世紀になったあたりから、いろいろ余裕のない世の中になってきたよなあ……

なんでかなあ……

アメリカ も日本も、勤労者の実質賃金は上がっていない。

なんで賃金が上がらなくなったか?

もとはといえば、日本の宗主国のアメリカの企業が株主資本主義化して、経営者と株主が分離し、利益は株主の配当に回され、従業員の賃金や福利厚生向上には回らなくなったからだ。

上場されている株式会社は株価が高ければ良い会社ということになるので、会社の立て直しは、まずリストラで、1番コストのかかる人件費を圧縮することから始まる。

リストラして、正規雇用を減らして非正規雇用を増やす。

それから、優良部門や資産を売却し、その金で自社株を書い、自社株の株価を吊り上げる。

それが会社再建ということになる。

それを躊躇いなくできるのが、有能な経営者、辣腕CEOということになる。

こういうことをした会社再建者は、巨額の役員報酬を得た後は、サッサと「再建された会社」を売却する。その売却益からも報酬を得る。

企業そのものは、役員報酬を税金控除できるんで、巨額の役員報酬を払っても損はない。

犠牲になるのは、従業員の退職金に年金である。

従業員保護の法律は、とっくの昔に財界が国会議員を使って無効にしてる。

抜け穴いっぱいにしてる。

抜け穴を探す弁護士も、企業はいっぱい雇用できる。

企業の得た利潤は、法人税を払うのは嫌なので、タックスヘイブンの隠れ口座に隠匿される。

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FATCA(Foreign Account Tax Compliance Act) が2013年に施行されて以来、スイスの銀行は隠れ口座を公開するようになった。

けれども、まあ、北朝鮮やISがタックスヘイブンになっているとすれば、IRS ( Internal Revenue Service, アメリカ合衆国内国歳入庁つまり国税庁ね)だって、CIAだって手が出ない。

カネの隠し場所は、あるんよ……

このように、本来は課税されるべきカネが徴収されないので、足らない税金の補填は庶民への重税で補う。

富裕層が合法的脱税すると、貧乏な庶民の税金が多くなる。

給与が上がっても、税金で取られる。

富裕層は一層に富み、貧乏な庶民は一層に貧乏になる。

企業は、企業を動かす超富裕層は、国会議員に献金すれば、自分たちに都合のいい法律を制定させることができる。

国会議員は、議席を失ったあとは、企業や超富裕層の作った財団のロビイストなる。

年収1億円以上はもらえるからね、企業や財団と仲良くしておきたい。

上院議員たって、年収日本円で2000万円くらいだからね、ロビイストの方がずっといい!!

今や、アメリカの国会議員ひとりに33人(13人という説もある)のロビイストがくっついて、運動してる。スポンサーは、ほとんど企業だ。

そりゃ労働組合やNPOのロビイストもいるけれども、報酬額が違うね。

ロビイストも人間だから報酬で動くよ。

5000万円なら動かなくても、5億円なら動くぞ。

怠けもんの私も動くよ。

ということで、気の長い開発研究(R&D)やらんでも、儲かるシステム作りをするんで、アメリカの企業からイノヴェイションが生まれない。創意工夫なんかしない。

イノヴェイション?

そんなん、極東のクソ真面目な国民のいる国のいい技術を持っている会社を買収しちゃえばいいんだ。

日本政府は緊縮財政とかで、国の宝みたいな技術を持っている会社が倒産しかけてるのに助けもせずに、外資に食い散らかされるままに放置してる。

東芝の半導体技術を外国に売っていいんか……

外資が日本の企業の株を買っていいことにしちゃったもんだから、日本の企業も続々とアメリカ企業化して、リストラと株価吊り上げしかできなくなった。

ということで、日本の勤労者の賃金は上がりません。

これじゃ、子どもの教育費も出ない。大学の授業料は、今や国公立でも535800円だ。1971年は12000円だったのに。

数年後には93万円にするらしい。私立大学は、とっくの昔に年間授業料は100万円超えている。

子どもが2人いたら、これでは、奥さんがパート勤務しても苦しい。

上京させて下宿させるなんて無理。

地元の大学に行ってちょーらい。

ということで、福山市立大学は、都会の名門私立大学に合格したけれども、経済的事情でここに来ましたと言う学生さんが少なくなかった。

なんやかんやで税収は少ない。

今まで好きにさせといた大学への補助金も削りたい。

補助金出すなら、それなりのことやっていて、文部科学省に素直な大学には出す。

補助金を餌に、グジャグジャとしょうもない指令ばかりを大学に出すようになった文科省。

天下りを受け入れた大学には手厚くするよん。

ということで、それに適応できない日本の多くの大学の予算は小さくなった。

で、お定まりで、企業の真似して人件費削減。

いまや大学の教員も終身雇用ではなく、任期制が増えた。

財界に左右される政府は、すぐに使える人材養成を大学に要求する。学問なんかせんでいい。教養なんて無用。もっと職業訓練校になれ。

あのさあ、もうすぐに人工知能が、職業訓練校で得るスキルを担う時代が来るんだよ。

どうせいと言うの?

そんなこんなやってるもんだから、雇用は増えず、賃金上がらず、国民は疲弊して、購買力がない。消費なんかできるか。

アベノミクスで貨幣の流通量が増えたって、銀行から借りません。

需要力がないので、供給過剰のデフレーション止まりません!

景気なんか良くなりません!

経済成長できません!

経済成長できないメカニズムとその結果の今現在について、勤務時代は考えることなどできなかった。

ただただAmazonビデオで時間を潰してた。

皮肉なもんだ。

若くて体力気力充実してるときは、生活費獲得労働に追われ、きちんと考えることも、調べることも、周りを観察することも、粘りが必要な類の読書もできない。

ストレス解消のための、どうでもいいような余暇活動に時間を費やし、買い物だの恋愛だのギャンブルだの飲食だのに依存耽溺する。

そうして、貴重な人生の時が過ぎて行く。

民主主義の実現は、まずは労働時間の短縮と生活費の保証かなあ。

古代ギリシャの都市国家の民主主義の担い手は、奴隷に労働を任せることのできる余暇時間を持つ自由民だった。

そろそろ、人工知能、ロボットという奴隷も用意されてきたし。

あとは生活費の保証かなあ。

ということで、やっと私は、ハイエクやロバート・ライシュの提唱したベイシック・インカム(badic income)について、ちょっと本気で調べてみようかなあ……という気になってきた。

でもなあ、これも「善意で敷き詰められた地獄への道」かもしれんし。

民主主義なんて永遠に未完のプロジェクトかもねえ……

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戦争政争革命動乱ってみんな八百長?

本日は、2017年5月14日日曜日である。

24日の講演会の準備もしていない。

Facebook友だちの方が、以下のようなポスターを作ってくださったのに。

この方は、最終講義の時のポスターも作成してくださった。

デザイン力あるなあ……

ありがとうございます〜〜

でも、すでにして逃げたくなってきた。

5月9日に聴講させていただいた三重大学工学部大学院開講科目渡邊明先生ご担当「生産管理論特論1」第5回ご講義の覚え書きも作成していない。

明後日は、第6回目のご講義だよ〜〜〜

先日に行ったトヨタ産業技術記念館のショップで購入した、この本も読んでいないよお〜〜〜

いろいろ他に読みたいものばっかりなんよね〜〜

この本、すっごく面白い。

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お薦めである!!

ところで、「誰が考えてもおかしなことが、なにゆえ実行されたのだろうか?」と思わせられるような事件が歴史上ある。

たとえば、昭和に入ってからの旧陸軍の中国侵略。

満州だけでいいのに。兵站も確保できないのに、何をわざわざ、南下したんじゃ。

陸軍の暴走を止めることができなかった?

いや、本気で止めようと思えばできたはずだ。

陸軍への予算を執行しなければいいんだからね。給与差し止め。

責任者全員処分処刑。

やろうと思えばできたはず。

たとえば、アメリカ政府に出すべき宣戦布告書を、真珠湾攻撃が終わってから出したワシントンD.C.日本大使館。

ちょうど週末で、大使館のタイピストが休暇中だった?

日本から送られた暗号の解読してから、タイピングに慣れていない外交官がタイプしたので、時間がかかってしまった?

馬鹿言ってちゃいけないって。

手書きでいいから、サッサと提出すればいいんだ。

誰かの送別会パーティやってたから、暗号が送られてきているのに気がつかなかった?

アホか。ハルノートも突きつけられていた非常時だったんだぞ。

たとえば、真珠湾攻撃の時に空母を撃沈させておかなかったのはなぜか?

たとえば、戦局が有利なうちに休戦なり交渉できたはずなのに、なぜしなかったのか?

たとえば、戦艦大和は、なぜ一度もフルに機能しないまま海に沈められるはめになったのか?

たとえば、敗戦確実で国民は塗炭の苦しみで限界なのに、いつまでたっても戦争を終わらせなかった日本政府。

まあ、無条件降伏なんか要求する連合軍が、あからさまに人種差別的で理不尽には違いなかった。

しかし、敗戦の事態を想定して戦争は始めるものだ。無条件降伏という最悪の事態まで予想し、その対処を考えておいて、戦争を始めるのが常識だ。

降伏したら、天皇が処刑されるかもしれなかったし、国体の存続が危ぶまれたから?

天皇が戦犯として処刑されても、退位させられても、遺伝子のスペアは用意されているのだから、国体を継続できる可能性はあった。

神武天皇以来の男系遺伝子の持ち主であれば天皇になれる。

秩父宮様は戦死なさっていたが、三笠宮様も高松宮様もご健在であった。

あの戦争は、奇妙なことが多過ぎる。

あの敗戦について、日本軍という組織の問題から分析した名著もある。

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学徒動員で徴兵され、フィリピンのレイテ戦を生き残った山本七平氏が書いた帝国陸軍を内部から見つめた名評論もある。

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まあ、それらを読むと、日本という国は、大きな戦略性もヴィジョンもなく、欧米の包囲網にあって、行き当たりばったりでなし崩し的に戦争に突入していったということになってる。

日本人は近代戦に向かない思考回路の人間が多いのだ、ということになってる。

日本軍の参謀本部は、失敗することが証明されてきた作戦パターンを性懲りもなく繰り返した、ということになっている。

まあ、それは自分が勤めて雇用されていた組織を思い出せば、納得できることである。

が、しかし、だ。

それにしても変だ。

国家間の戦争と、あってもなくても構わないような類の、失敗しようが成功しようが大差のない類の日本の大学の運営とは訳がちがう。

その国が生んだ最高のエリートたちと、その辺の大学の教員を同じに考えてはいけない。

となると……

どうも、太平洋戦争というのは、最初から、ほんとうには勝つ気がなく、ボコボコに負けるつもりで始めて、負けるべくして負けた戦争に思えてしかたない。

それくらいに奇妙だ。

意図的に思えるぐらいに愚劣だ。

だから、海軍の上層部がアメリカと通じていて、そいつらが日本を売ったのだという説も出てくる。

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しかし、何のためにエリート中のエリートである職業軍人のトップが売国したのか?

米内光政や山本五十六がアメリカに留学中にフリーメイソンになったから?

フリーメイソンリーなんて成功者の親睦団体じゃないか。

それに入会して、なんで売国なんだ。

米内光政が巨額の借金を抱えていたので、カネに目が眩んだから?

巨額の借金程度で国を売るのか。

同胞何百万人を殺してまで。

個人の借金なんて、巨額と言ってもたかが知れているのではないか?

不思議がいっぱい、日本の近代史。

たとえば、以下のような説明だと、説得力ありますかねえ?

落合莞爾史観的には、以下のようになるんだよね。

日本を国際社会に参入させるべく、日本の鎖国体制を破るため、まずペリー提督が江戸湾に行って開国させた。

その前から、かつて半島から長州に渡り、住み着いた人々を祖先とする「長州卒族」を何とかする必要があった。

なんとなれば、大陸や半島の動乱から逃げて日本の長州に亡命政権を打ち立てたい勢力と、彼ら「長州卒族」が合体して、日本の国体を脅かす危険があったから。

ほんとに、リアルに、その危険はあった。

その危険をはらむ「長州卒族」を、相応の職位で日本中にばらけさせ骨抜きにするために、大掛かりな政体改変が必要であった。

明治維新は、皇室も徳川幕府も薩長も互いに納得した上での大芝居の八百長であった。

簡単に政体を変えることはできないし、大政奉還に至るまでには、いろいろ仕掛けを必要とした。

官軍による無意味な虐殺でしかなかった会津戦争や奥州征伐は、八百長維新にリアリティを与えるための打ち上げ花火だった。

そのかわりに、明治になってから、西南の役だの萩の乱だのの薩長側の下級武士の反乱が仕組まれ、官軍に殺された旧幕臣と同じ数くらいの薩長側の不満分子が処分された。

これでバランスをとったわけ。

ところが、世界の大勢と足並み揃えて行くはずだった日本において、山縣有朋以来、次第に軍部の力が増してきた。

それで、軍部を、特に陸軍を消滅させる必要が生じた。

まともな政治的努力で軍を消滅させることなどできない。

それで、日本政府を動かす奥の国体勢力は、陸軍が暴走するように故意に仕向けた。

手に負えるはずのない戦争を始めさせた。

その戦争を無意味に残虐に長引かせた。

沖縄の人口が3分の1に減るまで。原子爆弾が日本に2度も炸裂するに至るまで。

それで、やっと降伏できた。

猛威を極めた日本軍は消えた。満州を諦めた。国民の軍への思い入れも消えた。

日本を、戦争なんか、もう2度とできない国にしておいたほうが日本の将来のためになる。

欧米は植民地を諦めた。人種差別を表向きはできなくなった。

このことについては、欧米や日本やアジアの真の指導者たちは知っていた。

第二次世界大戦も太平洋戦争も八百長であった。

帝国主義を終わらせるために。

覇権国家による支配ではなく、白人支配ではない、協調しあう共存する多極的な世界を構築するために。

さて、1945年から72年が経過した。

第二次世界大戦という巨大なる八百長戦争までして、できた現代は、またも危機にさらされている。

一神教イエズス会共産主義勢力の手先の軍産複合体と、異質の共存をめざす勢力との本格的闘いは、これから。

習近平さんは、中国を平和な大国にするために、共産党と人民解放軍を無力化しなければならない。

その時に、日本の陸軍潰しの事例が参考になるかもね……

故意に暴走させておいて、別の国に叩きのめさせ消滅させるとか……

トランプさんとプーチンさんは、ロシアの天然ガスを開発して、中東に依存しないですむエネルギー政策を進めたい。

トランプさんの敵は国内の軍産金融メディア官界学界複合体だ。

なんとか軍縮はしないといけない。中東なんかにカネ使ってられるか、アメリカ人の若者たちが外地で殺されるのは、もうかなわない。

そうはさせじとイスラエル。

トランプさんの娘婿クシュナーさんを操って、アメリカを中東に関与させようとする。

トランプさんにしてみれば、イスラエルの手先の娘婿のクシュナーさんは側近として手元に置いておいたほうがいい。

監視できるし、敵方の動きも予測できる。

一見仲睦まじく見えるからといって、仲がいいとは限らんよ。

一見仲が悪そうに見えるからといって、仲が悪いとは限らんよ。

プーチンさんとスティーヴン・バノンさんは、疎遠になっていると見せて、ほんとは信頼しあっているかもしれない。

ほんとうに怖い敵とは仲良くするでしょ。

互いに実力を知っている強者同士は、ぶつからない。

金持ち喧嘩せず。

喧嘩というのは、どうでもいい相手としかできんよ。

イスラエルの敵はイラン。

イランに武器や核情報を提供しているのは北朝鮮。

北朝鮮の背後にいるのは旧ソ連の技術者たちで、その背後にいるのはプーチンさん。

北朝鮮は、隠れたるタックスヘイブンなんで、欧米は簡単に手を出せない。

欧米の政府を動かす超富裕層や無国籍企業の資産は、北朝鮮にプールされているんだから。

イスラエルも手が出ない北朝鮮。

大韓民国の南朝鮮は、実質的には外資に支配された財閥が支配する経済特区。租界。政体はかろうじてあるけれども、国体がない。

北朝鮮は、しっかり国体が保持されている。

いずれ統一されて、「高麗民主連邦」になったら、北朝鮮がメインの国体に、南朝鮮という外資が跋扈する経済特区がくっついているという国家になる。

北朝鮮を、そのように巧妙に動かしているのは、あの三代目だろうか。金一族だろうか。

いやいや、ベテランの頭脳明晰な奴が隠れているに違いない。

北朝鮮という国家は、大きくみれば何のためにあるのか?

あの小国で世界を相手に大芝居ができるリソースは何か?

そもそも、北朝鮮は日本陸軍中野学校出身の畑中理(はたなか・おさむ)によって建国されたという説もある。

金正日は、実は金日成の息子ではなく、畑中理の息子という説もある。

http://ameblo.jp/kyasutaka1/entry-11469717712.html

実は、北朝鮮は、将来の大東亜共栄圏形成のために畑中によって作られ、日本がソ連や中国や韓国に直接対しないように、日本にとっての緩衝地帯になっているという説がある。

もしくは、北朝鮮の地には、ものすごい天然資源が開発されずにあるという説もある。

特に、羅津(らじん)あたりね……

プーチンさんと習近平さんとトランプさんは、北朝鮮の秘密を知っている。

金正恩さんも、あんなヘアスタイルしているけれど、冷静で頭脳明晰。

みんな大人でお芝居してる。

などなど、落合莞爾史観は面白いです。

想像力が猛烈に豊かだ。

ところで、プーチンさんの敵はNATOというより、やっぱりドイツ第四帝国ですかね。

プーチンさんと習近平さんとトランプさんの3人は、「新ヤルタ会談」みたいなことするつもりらしいよ。

副島隆彦氏の近著にそう書いてあった。

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このご著書は、ほんと面白いですよ。

洞察がすごい……

どういう頭をしているのか……

あらためて副島氏の天才に驚く。

前の「ヤルタ会談」の敵は、ドイツとイタリアと日本の枢軸国だった。

今度の敵は、何だろうかと副島氏は答えを保留しておられる。

今度の敵は、軍産金融官界学界メディア複合体かな。

人類を超特権層と奴隷に分断して、永遠にタックスヘイブンに資産を積み上げたい人々と、その走狗かな。

世界を一元化したい一神教イエズス会共産主義勢力かな。

それとも、トランプさんが、軍産金融官界学界メディア複合体に取り込まれてしまうかな。

かわりにペンス副大統領が実質的に仕切るのかな。

まあ、ともかく、これからの世界が進むために、北朝鮮は大きな役割を果たすのだろう。

一見、世界の孤児に見えて、実はメイン・プレイヤー。

かつての日本がそうであったように。

同時代のことは同時代人には見えない。

庶民の私には、グレート・ゲーム、大きく仕組まれる八百長試合の内実は見えない。

ただ、できることは、何が起きても冷静に眺めていることだな。

八百長 なんかに本気にカッカとならないことだな。

なんて、こーいうことは講演会では話しません。

かなあ……

日本列島まるごと米軍基地で、かつ国連軍基地!

先日の10月15日に聴きに行った「日本臨床政治学会」のシンポジウムで私が確認できたことは、大雑把に言えば、こうだった。

「一般的日本人には見えないようにされているけれども、日本列島は米軍のアジア戦略と中東戦略の大きな軍事拠点であり最前線である」ということだった。

つまり、日本列島はまるごと米軍基地なんよ。

「植民地」って感じでもない。

でもって、安全保障条約が破棄されても、米軍は帰らなくてもいいんだよ。

法的に日本に留まることができるらしいよ……

だって、米軍は国連軍でもあるから……

どーいうことか?

本日は、シンポジウムの講師のおひとりの清水隆雄氏の「日本の米軍基地の実態」というお話について紹介する。

清水隆雄氏は、国立国会図書館専門調査員だった方である。

国立国会図書館の専門調査員というのは、それぞれ調査研究テーマが決まっている。

清水氏のテーマは 、アメリカの軍事史である。在日米軍やアメリカの軍事研究を任されていらした。

国会議員から問い合わせがあると、即座に資料を揃えて提出するのが専門調査員の仕事である。

国会議員が自分で調べるわけではない。

みな国立国会図書館専門調査員が調べる。

そのための資料集めについては、専門調査員の自由裁量。

国会図書館職員であるのだが、専門調査員のしていることは研究者と同じだ。

国のお金でガンガン勉強できる。資料を買い集めることができる。

だから、途中で大学教員に転身する国立国会図書館専門調査員も少なくない。

スカウトされるわけだ。

清水氏のご著書には、『アメリカン・ソルジャー—米国社会と兵役制度史』(志學社、2012)がある。

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これは私も読ませていただいた。非常に面白かった!

特に「民兵」に関する記述は、私も講義で随分と活用させていただいた。

だから、研究はしたいが、学生を教えたり、大学内雑務が嫌いな人は、国立国会図書館専門調査員になればいいね。

ただし、最終的には国会議員(与党ね)のコネとかないと、そういうポストには就けない。

と、元国会図書館専門調査員で、今は某有名私立大学名誉教授である方にうかがったことがある。

まあ、そういうもんだよね……

(以下、清水隆雄氏のお話内容の「覚え書き」始め)

(1)米軍の基地使用についての法的根拠は、日米安全保障条約や日米地位協定。

(2)その運用については、日本側からは、外務大臣と防衛大臣が出て、アメリカ側からは国務長官と国防長官が出て、2人と2人で決定することになっている。

(3)「日米合同委員会」つーのもある。これに出るのは米軍人にとっては出世コースだってさ。

日本側から出席するのは、外務省北米局長、法務省大臣官房長、農林水産省経営局長、防衛省地方協力局長、外務省北米局参事官、財務省大臣官房審議官。

なんで農林水産省が?国土交通省じゃないんだ?

アメリカ側から出席するのは、在日米軍司令部副司令官、在日アメリカ大使館公使、在日米軍司令部第五部長、在日米陸軍司令部参謀長、在日米空軍司令部副司令官、在日米海軍司令部参謀長、在日米海兵隊基地司令部参謀長。

この「日米合同委員会」つーのには35の分科会がある。この委員会は、毎月2回協議してる。会合場所は、ニュー山王米軍センター(広尾のニューサンノー・ホテル)か外務省の指定場所だって。

料亭ではないよね……なんとかシャブシャブでもないよね……

実質的運用は、すべてこの「日米合同委員会」で決める。

毎月2回!!けっこうな頻度だ。新聞に載っていないけれども、大事な会議は開かれているのだ・・・

(4)在日米軍基地の数は、アメリカ国防総省のホームページ2016年10月15日閲覧によると、116基地

陸軍が15。空軍が37。海兵隊48。海軍16。

(5)在日米軍の兵員数はわからない。日本の出入国管理外だから。

兵士ばかりでなく、軍属も家族も旅券やVISAを免除されてる。CIAの諜報関係者も旅券、VISAなしで日本入国可能。

(6)日本側にデータはないけど、アメリカのBase Structure Report(2015) によると、在日米軍の内訳は以下のとおり。

陸軍2,208人。海軍18,344人。空軍11,950人。海兵隊15,935人。合計48,437人。米軍が雇用してる軍属11,548人。ここには日本人従業員は含まれていない。

ここに兵員の家族を含めると、約100,000人の米軍関係者が日本にいると思われる。

(7)米軍の日本国内での移動は、車両については原則自由。「軍務」証明があれば、有料道路の通行料は日本負担。自動車税は免除されてる。この軍務証明は私用にもガンガン乱用されているらしい。

(8)横田基地空域は、関東西部から中部地方東部にかけて、太平洋から日本海まで米軍の排他的管理下にある。日本の民間機は、この空域を回避して飛行する。

日本の空は日本のものじゃない……

(9)日米地位協定の航空特例法により、米軍機は自衛隊機と異なり、航空法の規制は受けない。最低高度規制 も、制限速度も、飛行禁止区域もなし。

あらああ……

(10)極東における国際平和と安全の維持に貢献するという名目があれば、移動は自由。国外も国内でも軍事行動は自由。

あらああ……

(11)米軍は課税されない。米軍兵士が基地外で買物しても消費税は払わなくていいんだよね。

(12)米軍に対する民事の請求権は、米軍によって被害を受けたのが自衛隊やそれ以外の日本の国有財産なら、基本的には日本に請求権はない。

????

(13)民間から米軍に対する請求は法的に馴染まない。日本国政府に請求する。

????

(14)米軍無線局には日本の電波法は適用されない。

ふーん。盗聴も傍受もいいわけだ。

(15)米軍基地内の日本人労働者の時間外労働は、日本の労働基準法関連規定が適用されない。

ふーん。労災の適用外なんかな? 年金は?健康保険は?

(16)交通事故の補償で日本側に過失がなくても、日本政府は賠償金の25%を支払う。

はああ?

(17)米軍基地返還時の原状回復義務はなし。ぶっ壊したまんま帰国してよし。

はああ……

(18)日本は、アメリカの財産の捜索、差し押さえ、検証を行う権利はない。

………

(19)基地内の犯罪は米軍に刑事裁判権あり。基地外の犯罪は、公務であれば米軍に刑事裁判権あり。非公務ならば日本に刑事裁判権があるけれども、基地内に被疑者がもどれば、拘禁権は米軍にあり。

(20)2005年から2013年までの米軍兵士の性犯罪者で、犯罪の詳細が判明した者は244人で、その3分の2は不名誉除隊や罰金の人事処分であった。刑事裁判にかけられなかった。

(21)2016年度に日本が負担する米軍関係経費は以下のとおり。

①在日米軍駐留関係経費  ②防衛省予算(周辺対策、施設借り料、リロケーション、漁業補償) ③防衛省以外(提供普通財産借り上げ)  ④他省庁分(基地交付金) ⑤SACO沖縄基地整備関係経費 ⑥米軍再編関係経費 ⑦特別協定による負担 など、もろもろで9000億円近く。

つまり1兆円か……

「思いやり予算」6500億円どころじゃないね。

日本政府は、2017年度の国防予算を5兆1000億円と計上している。

これは今までで最高額。

在日米軍経費を入れれば、ほんとは、国防費は6兆1000億円なんだな……

(22)実は、驚くべきことだが、安全保障条約が廃止されても、米軍は日本に駐留できる!!

1954年に「国連軍地位協定」が日本政府と国連軍司令部との間にとりきめられた。

これは、朝鮮戦争終了まで戦争への協力を日本がするという協定。

でも、1950年に開始された朝鮮戦争は休戦中であり、法的には終了していない。

国連軍司令部の統一指揮権は米軍の司令官が持っている。ということは、在日米軍は国連軍でもある。

1957年に国連軍司令部は韓国に移動した。

国連軍後方司令部は日本に設置された。

横田、座間、横須賀、佐世保、嘉手納、普天間、ホワイトビーチは、国連軍基地として法的に位置づけられている。

よって、安全保障条約が破棄されても、米軍は国連軍として日本に留まる権利がある。

(以上、清水隆雄氏のお話の「覚え書き」終わり)

みなさま、ここまでくれば、「日本は米軍に好きにされているというより、日本列島そのものが米軍基地なんだ……」という私の苦い感慨をご理解いただけると思います。

こういう事実を知ると、「日本独立!」なんて空想妄想絵空事に思わされる。

こういう状態は、外国人から見れば丸見え。

でも、一般日本人には見えないマトリックス。

あなたも、私も、米軍基地に住んでいるのだよ……

うーん……長い夢から醒めたような気分だ……

で、悪夢のような現実の中に生きている自分に気がつく……

青森を隠すために沖縄は報道される?

10月15日の午後、東京は専修大学の神田キャンパスで「日本臨床政治学会」のシンポジウムというのが開催された。

題目は、「青森県の軍事基地の現状と課題」だった。

複数の発表者の話も、コメンテイターの方々の話も非常に面白かった。

新幹線で3時間40分もかけて福山から東京まで行った甲斐があった。

昔、日本英文学会とかアメリカ文学会の学会に行くと、非常に寂しい空虚な思いで帰宅したものだった。私にとっては、あまりに無意味な発表ばかりでさ。なんで、もっと早く撤退しなかったんだろう・・・

で、本日は、シンポジウム講師のおひとりの青森県の県民新聞と呼ばれる『東奥日報』の編集委員&論説委員の斉藤光政氏から聞いたお話を、ここに書いておく。

斉藤光政氏は、アメリカでは「東アジア随一の軍事基地の専門家ジャーナリスト」として、2011年には国務省に招聘され、アメリカの軍事基地の見学を許可された方である。

「アメリカに洗脳はされませんでした」と、おっしゃっていた。

斉藤氏は、ご著書も多いので、ご興味のある方々はググってください。「早稲田ジャーナリスト大賞」を受賞した『在日米軍最前線』(新人物文庫、2010)もありまする。これは、読むべし!ですよん。

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シンポジウムで聴いた斉藤氏のお話を、以下にポイントフォームで列挙しておく。

私にとっては、知らないことばかりだったので仰天した。

(以下、斉藤光政氏のお話の「覚え書き」始め)

(1) 日本国内の米軍基地(116基地あるらしい)の70%は沖縄。青森は7%のみ。

(2)それでも青森は、米軍基地の規模において日本において沖縄に次いで第2位。陸・海・空の3自衛隊と米軍の4軍(陸軍、海軍、空軍、海兵隊)の基地が集結しているのは、沖縄と青森のみ。

(3)だけど、沖縄基地ほどには、青森の基地についてはメディアは報道しない。

(4)実は、青森の米軍基地こそが、冷戦時は対ソ封じ込め戦略の基点だった。当時の三沢米軍基地の空軍パイロットは、ひたすら核爆弾投下の演習をしていた。投下地点は、ウラジオストックとハバロフスクと中国のどっか。

出撃時には、米軍パイロットは「青酸カリ」を携帯することになっていた。なぜならば、核攻撃をアメリカがソ連にするときは、ソ連からも核攻撃がアメリカ本土やアメリカの同盟国(日本とか)に対してなされるので、帰る基地が消滅するから、青酸カリで自殺することになってた。

核弾頭は米軍施政下の沖縄の嘉手納基地から搬入していた。核爆弾の本体(component)と核弾頭(core)は別だったので、別なら正式のフルな核兵器ではないので、非核3原則に抵触しないというのが、アメリカの解釈というかトリックだった。

(5)2003年のイラク戦争の時は、青森は三沢基地からF16戦闘機がバグダッドに発った。

(6)2007年のアフガン戦争では、秘密爆撃をしたのは、三沢基地発の爆撃機。この年には、三沢基地に統合戦術ステーション(JTAGS:弾道ミサイル情報処理システム)が配備された。

(7)2014年のシリア内戦では、三沢基地発の爆撃機がISIS(イスラム国)を空爆した。

(8) 2001年9.11から、米軍は再編成された。世界のどこでも48時間以内に空爆し、72時間以内に侵攻できるように軍を再編成した。

(9)沖縄は海兵隊出撃基地に特化し、青森三沢基地は対地攻撃に特化。今や、青森県の三沢基地は、世界有数の攻撃基地。

(10)航空自衛隊三沢基地のF2戦闘機は2017年からF35ステルス戦闘機にグレードアップするが、米軍も同じ。自衛隊と米軍は、戦闘機の整備拠点を共有化する。

(11)三沢基地の無人偵察機グローバル・ホークは北朝鮮から東シナ海まで監視。

(12)実は青森は軍事基地の密集地区。北朝鮮のミサイルは、三沢基地をターゲットにしていた。

(13)2016年の8月3日に北朝鮮が発したミサイルのノドンは、秋田沖に着弾したが、ほんとうの目標は、2006年に配備された米陸軍車力通信所Xバンドレーダー(目標を点ではなく形で把握できるレーダーで、弾道ミサイル防衛システムの目標捕捉、弾頭とオトリの区別、追尾、迎撃ミサイルの誘導に利用される)だったかも?

(14)北朝鮮の国家保衛部脱北将校は、「津軽半島のXバンドレーダーは優先攻撃目標だ」とインタビューで語った。

(15)Xバンドレーダーは、THAAD(終末高高度防衛ミサイルTerminal High Attitude Area Defense Missileで、弾道弾迎撃ミサイルシステム)の一部。韓国が2016年7月に導入決定。日本も続く。つまり、韓国と日本は、北朝鮮からのミサイル防衛情報共有。実質的集団的自衛権の先取り。

(16)2006年に津軽半島に配備された米陸軍車力通信所のXバンドレーダーと、2007年に設置された米軍三沢基地のJTAGS統合戦術ステーションと、2010年に設置されたむつ市の航空自衛隊のFPS5ガメラレーダー(日本の防衛省開発の防空用固定式警戒管制レーダー)も、集団的自衛権の先取り。日米一体化の対空防衛システム。

(17)海上自衛隊八戸基地のP3C哨戒機が東シナ海警備を担っている。海上自衛隊大湊基地の護衛艦も派遣されている。青森の米軍基地と自衛隊基地は連携して対中防衛を強化しつつある。

(18)つまり、遠い中東も、北朝鮮と中国、密かにロシアも意識して、青森の米軍基地と自衛隊は連携協力を強化しつつある。米軍が自衛隊基地内に拡散しつつある。

(19)最近は、青森にイギリス軍が派遣され米軍と共同演習をしている。いずれは、ここにオーストラリア軍が加わり、日米英豪軍事同盟が結ばれるのではないか。

(20)三沢基地のある三沢市の人口は4万人。米軍人口は米軍の家族も入れれば1万人。5人に1人はアメリカ人。三沢市内の飲食店においてアメリカ人の客がいるのは普通の風景。街の商店街もアメリカ式。アメリカ人客の出入りをチェックしていれば、米軍の作戦がわかるのではないかと言われるほど。

(21)三沢市の予算の30%は基地関連による収入。基地の従業員1,000人は地元の三沢市民であるが、準公務員扱い。基地交付金もあり、財政的に豊かなので、三沢市の出生率は高い。青森県第1位。2位は、六ケ所村。使用済み核燃料廃棄所の六ケ所。六ケ所村も財政は豊か。当然。

(22)住民の基地反対運動はあまりない。共産党が仕切っている反対運動はあるが、ほとんどの住民は動かず。

(23)沖縄におけるような兵隊の犯罪はない。なぜならば、海兵隊員中心の沖縄と違って、青森の米軍基地はハイテックな防衛システムの空軍中心で、兵士はインテリが多いから。給料も高い。だから犯罪のような割の悪いことはしない。

(24)アメリカの軍人 にとって、三沢基地に配属されることは出世コース。それだけ、青森は沖縄以上に重要な基地。アジア防衛の真の拠点は青森。

(25)ということで、青森の米軍基地(と自衛隊の連携)は、かくも米軍にとって軍事戦略上の要であるので、日本のメディアは報道しない。

(26)おかげで、ますます、青森の軍事関連施設の機密保持はしやすいし、最新兵器を配備しても注目は浴びない。

(27)沖縄の基地問題はいつもいつも日本のメディアが報道する。これは、青森で進行している米軍と自衛隊の一体化を隠蔽するものである。

(以上、斉藤光政氏の「覚え書き」終わり)

みなさま、ここだけは覚えておいてください。

中東に炸裂する米軍機の爆弾は、かつてはイスラム国、今はシリアに落ちる爆弾は、青森の三沢基地発の爆撃機が落としたもの。

途中で給油はどこでするんかな。

インドの米軍基地あたりかな。

だからさあ、イスラム国のテロが日本に起きても理不尽ではないの。

日本は中東の戦乱に無関係ではないの。

対中国、対北朝鮮の防衛の要は、青森の米軍と自衛隊の基地にある超高性能レーダー。

自衛隊と米軍の集団的自衛権の先取り的一体化は、どんどん進行強化中。

自衛隊の中に米軍が入り込み、米軍の足跡が消えてる。

青森こそ、日本の軍事の真の拠点。

いや、世界の軍事の拠点かもしれない。

ところで、冷戦時、アメリカは、対ソ連戦略として、最前線といいますか、「防衛の最北拠点」は青森県を想定していたそーだ。

北海道は最初から防衛範囲外。見捨てるつもりでいたそーだ。

……

いやあ・・・庶民にとっては、メディアで報道されていないと、存在しないのと同じ。

私の中の日本が、別の貌を見せることになったシンポジウムでありました・・・

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新刊『明治を創った幕府の天才たち—蕃書調所の研究』讃

amazon.co.jpにレヴュー書いたけど、ここにも書いておく。

水増しして書いておく。

この本はすごい。ただの幕末明治真実暴露本じゃない。

「幕末明治真実暴露本」というのは、近年は珍しくなくなった。

たとえば、会津藩がスケープゴートにされたことは、今やかなりの人々が知っている。

会津戦争は不必要な虐殺だった。

会津は、官軍という薩長の寄せ集めの下級武士たちの八つ当たりと怨恨の標的にされてしまった。

たとえば、いまどき坂本龍馬を英雄として崇拝しているのは、歴史的無知。

ジャーディン・マセソンというイギリスの商社から極東の離れ小島に派遣されたトマス・グラバー(フリーメイソンです)のパシリやっていた龍馬の実相は、すでに知られつつある。

たとえば、映画化もされた「長州ファイヴ」の若者たちに関する神話について。

後の伊藤博文を含む5人の若者たちが借金して渡航費を工面し、鎖国下の日本から密航し、当時の世界帝国イギリスに渡り、そこで学んだことにより、日本の近代化に貢献したという話。

そんなことできるはずない。

彼らの渡航費用を彼ら自身で用意できるはずない。みな貧乏な下級武士の子弟だもの。

イギリスで彼らを世話してくれた誰かがいなければ、ロンドンの大学で学べるはずない。

密航して日本に来たジンバブエの若者たちが東京に居を構えて、東大で聴講できるか?

できねーよ。

長州にせよ薩摩にせよ、徳川幕府打倒を心に秘めて、先進の思想や技術を学ばせるために若者たちをイギリスに送ったのだ。

情報独占と貿易は、一番カネになるしね。

長州や薩摩をテキトーに動かしていたのは、イギリス人。

日本国を背後から管理収奪することを目論む大英帝国の東アジア支配の一環として、イギリス人は極東の離れ小島からやってきた土人の若者たちの世話をしたのだ。

あと、孝明天皇暗殺とか、明治天皇すり替えとか、「幕末明治に関わる真実暴露言説」は、いろいろある。

しかし!

この『明治を創った幕府の天才たち—蕃書調所の研究』(成甲書房、2016)は、単なる「幕末明治真実暴露本」じゃない。

その水準を超えてる。

もっと普遍的な問題を示唆している。

極東の離れ小島に位置している日本という国が、世界において持たざるをえない運命について直視している。

つまり、地政学的に属国であらざるをえない国は、情報弱者でいることは亡国であるという事実について直視している。

日本がなんとか国体を保って21世紀まで生き残っているのは、優秀な類の日本人たちが、中国や西洋から学んできたからだ。

島国で引きこもってチイチイパッパやれるのは庶民だけだ。

あのね、この『明治を創った幕府の天才たち—蕃書調所の研究』はね、是非とも副島隆彦氏の「属国・日本論』と『日本の歴史を貫く柱』(『歴史を見通す眼』改題)とともに読むべきです。

簡単に大雑把に表面的に言えば、この本の趣旨は、以下のとおり。

1856年に徳川幕府によって正式の洋学研究所として設立された蕃書調所は12年間しか存続しなかったが、ここに各藩から集められた大秀才、天才たちこそが、明治政府の中間官僚として、国政を実際に動かした。幕末維新をめぐる薩長中心史観は歴史の真実を見ていない。明治政府の近代化は、徳川のテクノクラートたちによって遂行された。

では、その徳川のテクノクラートたちを輩出した徳川という時代のエリートたちの学習内容とはどういうものであったのか。

徳川時代は鎖国の時代だ。

だからといって、徳川のエリートたちは徳川幕藩体制を維持強化するための御用学問=儒学(朱子学)を学んでいただけではない。

長崎出島のオランダ人からもたらされる情報(蘭学)も、キリスト教に影響された陽明学も、連綿と徳川時代のエリートたちの心をつかんでいた。

幕府の学問機関の昌平黌で、エリートが読んでいたのは漢文に翻訳された西洋事情であった。

ほんとよ。

国学とかもあったけど、そんなもん極東の離れ小島の精神的田舎もんのナルシズムよ。

実のところ、徳川時代のエリート武士に要求されていたのは「数学」だった。

藩の運営=経営には数理に強い藩士がいないとダメだった。

だいたい、自分の藩の土地の広さだって、測量技術がなければ、把握できんでしょ。

大砲だって、砲の着地点を選ぶのに計算しないと、あかんでしょ。

数学は、いかに日本にもたらされたか?

実は、キリスト教宣教師たちから教えられたんよ!

各藩の選り抜きの秀才たちが学んでいたんよ!

キリスト教宣教師たちは、みな殺されたわけではなく、隔離されて、西洋事情や西洋の学問を教えさせられていた。

生きてる情報だもの。

殺すのもったいない。

日本人キリシタンなんか要らんけど。

ペリー黒船来航のはるか前から、徳川幕府のエリートたちは世界情勢についてある程度知っていた。

オランダ語ばかりでなく、英語やロシア語習得の必要性も知っていた。

同時代のヨーロッパでは、英国とロシアがグレート・ゲームを展開していたことも知っていた。

ペリーが2度目に開国を求めて来たときに、徳川幕府は、ペリーに、交渉をオランダ語ですることを要求した。

英語じゃなく。日本語でもなく。

互いにとっての外国語であるオランダ語で。

なるたけ、公平な交渉にするために。

徳川幕府は無能だったわけじゃない。

目一杯やってたんだ。

神国日本といくら自画自賛しても、日本は極東の島国だ。世界基準の思想が生まれる国じゃない。

あまりに辺境の田舎よ。

だからこそ、日本の世界における生き残りは、先進国の思想や技術を学ぶことに依存している。情報弱者であることは亡国への道だ。

徳川時代のエリートたちは、それがよくわかっていた。

幕末開国以前も以降も、なんとか日本がやってこれたのは、外国の先進思想や技術を鎖国下の体制の中でも学び続け、伝え続けてきた人々が幕府の中にいたからこそだ。

日本人は外国から学び続けるしかない。それが極東の島国の運命だ。

というわけで、収録されている論文は、すべて読みごたえのある力作である!! 

文章も読み易い。

マーカーで線を引きまくりだ。

もうBook Off に売れません。

巻頭論文の石井利明氏の「尊皇攘夷から開国和親へ–その歴史の秘密」は、尊皇攘夷って騒いで、天下の大老まで暗殺しておいて、急に開国和親へ動いたのはなぜかという、中学や高校の日本史の時間に誰もが抱いたに違いない疑問への解答を、日本における(キリスト教に影響を受けた)陽明学と蘭学の受容から考察する。

六城雅敦氏の「明治の国家運営を担った旧幕臣の数学者たち」は、数学(天文学)の日本への導入の経緯や、数理に強い武士でないと出世栄達できませんでしたという意外な事実を教えてくれる。

田中進二郎氏の「蕃書調所の前身・蕃書和解御用と初期蘭学者たち」は、鎖国キリシタン禁止令以後も脈々と日本の知的風土に浸透していった西洋なるものの受容の諸相を教えてくれる。

吉田祐二氏の「東京大学の原型「蕃書調所」をつくった勝海舟」は、論文としてもっとも構成ができている。まずはこの論文から読むと、この優れた論集のテーマが把握できる。

古村治彦氏の「大隈重信の旧幕府と新政府主流派にまたがる人脈」の「知られざる大隈像」に驚く。大隈重信って、こういう人物だったのか!

大隈重信は、英語とオランダ語ができたので、通訳の立場で外交の秘密に関与できた!うーん、やはり、語学は身を助ける。

津谷侑太氏の「幕末の科学研究所・蕃書調所で起きていた権力闘争」の福沢諭吉論は大胆で面白い。この想像力と推理力はすごい。鬼才というか、異才というか。

副島隆彦氏と剣術家の古本肇氏の対談の章もある。

これが無茶苦茶に面白い。

剣で戦うということのリアルが伝わる。

剣で戦うということの現実は、こういうものであったのだ!

剣はさ、長ければ勝てるんだって。

短い刀は長い刀に絶対に負ける。

なんで?

読んでみて。

みなさん、ここだけでも読まないと人生を踏み外しますよ。

ほんとうの剣の使い手は、チャンバラしません。

強い剣豪は、安易に軽薄にチャンバラしません。

この対談だけでも、読んでみて。立ち読みでもいいから!

3回読んでも飽きない。『シン・ゴジラ』並だ。

で、この本の教訓。

極東の離れ小島の人間は、外のことを勉強しないと生き残れない。

宝は他から。

それが、極東の離れ小島の人間のリアルな道。

地政学的にどうしても属国やるしかない辺境の島国の人間は、ナルシズムに閉じこもるわけにはいかないのよん。

それは、哀しみである。

しかし、強みでもあるのだ。

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ニート・ビギナー63歳の抱負

先日、中学時代からの友人に会ったら、「なんか顔がゆったりしてきたね」と言われた。

家族からは、「昔みたいな脳天気な顔に戻ってきた」と言われた。

白髪を染めてもらう(長いおつきあいの)美容師さんからも、似たようなことを言われた。

そりゃそうだろう。

今の私は、今まで生きてきたなかでも、もっともハッピーな日々を過ごしているのだから。

もう「やらなきゃいけないこと」はないもんね〜〜

私、ちゃんと学校も行って卒業したもんね〜〜

ちゃんと就職して働いてきたもんね〜〜

狭いマンションだけど買ってローンの返済も終えたもんね〜〜

税金も払ってきたもんね〜〜

まあ、子どもを産んで育てるということはしなかった。

すみません。

あちこちで試して作って産むという元気もなくて。

あんまり社交的じゃないものですから。

独りでも作れるものならばいいのにね、子どもも。

おそらく前世で散々に育児はやったろうということで、今世はお役目御免だったのだろう。

と、何でも自分に都合良く考える。

ともかく、世間一般が、「こうでなきゃいけません」と人間に最低限期待&強要する生き方は、ちゃんと素直にしてきたもんね〜〜

つまり、課題は済ませたわけよ。

ちゃんとやったもんね〜〜

この社会において人間が取得すべきだとされる類の単位は取ったよね〜〜

どうでもいいような単位ではあったけれどさあ〜〜

もう私は自由よね〜〜

あと半年ちょっとは勤務があり、それは極めてハードであろう。

でも、気分はすでに無職のニートだ。

好きに本を読んで、好きにインターネットやって、洗濯して掃除してメシだけ作ってればいいもんね。

去年の秋に2016年度で退職する!と決めた時に、私は気がついちゃったんだよね。

自分が「勤めるのが嫌いで、勤勉じゃなくて、競争や葛藤が嫌いで、面倒くさいことが大嫌いで、細かいこと言われると意味わかんなくなり、サッサと逃げたい人間」であることに。

いやあ、今までよく我慢してやってきましたわ……

今まで、ほんとに無理してきたんだ……

いやあ〜〜自分の正直な本音に気がついたのが62歳の秋でよかった。

22歳の秋に気がついても困ったよね〜

私が22歳の頃には、「ニート」も「引きこもり」という言葉もなかった。

だから、私が22歳の1975年当時で、無為にしていたら、家族や友人知人からは、「ただの甘ったれた怠け者の負け犬」と思われたろう。

何よりも、自分でもそう思って無駄に自分を責めたろう。

働くのが嫌いでもさ、高収入ならば、働きたくないという気持ちを押し殺して働くことにも意味も意義もあるけどさ。

カネは魅力だからね。

カネで手に入るものも魅力だからね。

まあ、何とか我慢してやってこれたのも、職種と職場に恵まれたからだな。

でも、低収入で勤勉にやれと言われても無理よね。

福山市立大学も高給だったら、私も65歳までキッチリと働いたろうけどもね。

カネで転ぶ私です。

カネがいっぱい出るなら、ちょっと我慢します。

でもまあ、今の勤務先では我慢することも意味がない。

まあ、ともかく、今の若い人がフラフラしていたい気持はわかるのよ!

好きにやりたい気持は、わかるのよ!

ただし、その際には、親の家を出て自力でフラフラすべきである。

親の老後を脅かし、親の年金で食っていくという生き方は良くない。

成人した子どもの人生については、親にはもう責任はないから。

フラフラと好きに生きていきたいのならば、まずは家を出て、ニートという生き方を極めるべきだ。

カネなくても生きる方法を模索するべきだ。

とはいえ、親も「ニートしてていいよ〜好きに居ていいよ〜」と理解と諦念があるのならば、他人がとやかく言うことではないが。

そういう場合は、せめて家事はすべきである。特に料理はすべきである。

家事もしないで親の家に居候など生ゴミ以下である。

ということで、最近の私は、ニートでインターネットで食っているとか、在宅でネットで食ってるとか、そーいう人の本を熱心に読んでる。

若い人々の書いた本から勉強してる。

私は、「ニート」のビギナーだからね。

先輩から学ばねば。

おかげで、「アフィリエイト」とか「せどり」とか言う言葉も知ったよね。

Book Offで、小さい家電用品とか、キャラクターものの縫いぐるみとか、DVDとかゲームソフトとか、いろいろ買い込んでるオッサンを見ると、「ああ、せどりの仕入れやってるのかもなあ……」と、わかるようになった。

「せどり」というのは、私は知らなかったけれども、安く仕入れた古書とか中古品を、amazonとかヤオフクで高く売ることだってね。

それで思い出した。

前の勤務先の桃山学院大学の社会人聴講生に、50代後半で役所を退職したって方がいて、「安い古書を仕入れて、高く売ってるんですよ。月に最低10万円は稼げるんで、年金と合わせれば食ってゆけるんで役所勤めを辞めました〜〜」と言っておられたことを。

そうか、あの方は「せどり」のプロだったんだ。

10万円も!すごい。

私が知るようになったくらいだから、「アフィリエイト」も「せどり」も、すでにニートの稼ぎ方としては常識になり過ぎて、もはや稼げないものになっているらしい。

でも、ニート・ビギナーとして、ニートの稼ぎ方の諸々を、ちょっと齧ってみたい。

でもって、独立独歩のニートとしての、好きなことして稼いで生きる方法を私なりに極めたい。

私は、ちゃんと課題は済ませた!

「人並み」やった!

世間の土俵に上がってみた!

日本英文学会だって、日本アメリカ文学会だって、全国大会のシンポジウムの講師を依頼されるようになってから退会した。

「逃げた」のではなく、やるだけのことはやって、「やっぱりくだらねえ。つまんない。面白くない」とあらためてわかったから、土俵から降りた。

土俵から降りたら、舗装されていない原っぱがある。

これからこそが、私の人生だわん。
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女だからクリーンってことはないよね、ヒラリーさん!

まあ、どっちになっても、第3の人物がなっても、誰がアメリカの大統領になろうが、日本の立場がラクになることはない。

私の生活がラクになるわけでもない。

だけれども、やはり気になるアメリカ大統領選。

彼の国(大傑作日本映画『シン・ゴジラ』の総理や臨時首相代理の物言いを真似てみた)の選挙に関する情報から、私があらためて教えられたことは、次のこと。

「女だからといって、クリーンであるわけではない。女にはカネにせよ権力にせよ、それらに接近する方法がないから、女は男よりクリーン(に見える)」ということ。

単に女が男よりも、はるかに貧乏だから、クリーンでいるだけのこと。

今のネット界では、クリーンどころか、「ヒラリーさん極悪人説」が飛び交っている。逮捕されるかもしれないらしい。

ヒラリーさんが精神疾患であるとか、認知症とか、薬物中毒であるとか、すでに歩行困難になってるとか、演説中の咳の発作が止まらないとか、とうてい大統領が務まる状態ではないとか、ヒラリーさんはレズビアンであるとか・・・

レズビアンであるのは問題ないだろ。性的嗜好の問題であって、政治に関係ない。

ともかく、インターネットの世界では、さまざまな情報が飛び交っている。

また、ヒラリーさんが国務長官になってから、何をしてきたか、いかにアメリカ合衆国のみならず国際政治を混迷させてきたかについても、いろいろ言及されてきている。

この件について、まとめてキッチリ知りたい方は、「副島隆彦の学問道場」の「今日のぼやき」とか「重たい掲示板」をご覧ください。

しっかり読んでください。

こーいうことを、日本のマスコミは報道しないからさあ。

また、普通の庶民の日本人はワシントンD.C.のシンク・タンクに行って、そこの研究員たちと食事しながら「アメリカ政界ゴシップ」を英語で聞き込む機会も能力もないんだからさあ。

ヒラリーさんの様子がおかしいことは、数年前から、アメリカの政界ではよく知られてきたことだったらしいけれども。

これは、元同僚で畏友の安全保障学研究者の松村昌廣氏から聞いた。松村博士は、かなり前から、そんなことは常識で知っていたそうである。はい・・・

あ、そう・・・

ヒラリーさんが上院議員になる前や、国務長官になる前の「売国的犯罪」については、伊藤貫氏の『中国の「核」が世界を制す』(PHP、2007)が詳しい。

この非常に面白い凄い本は、なにゆえか、今は絶版だ。

古書で買おうと思っても5,000円以上する。

ただし、Kindleでは読めるから、ご心配なく。

この本は、皆さん読んでおいたほうがいいよ。

この本はタイトルで損をしているなあ。

『いかに中国がアメリカを騙してきたか』というタイトルにすべきだったと思う。

「アメリカ」じゃないなあ、「アメリカのリベラル」だな。

『アメリカのリベラルは中国に騙されてきた!』の方がいいかな。

1930年代のローズヴェルト政権時代から、アメリカのリベラルは中国に騙されてきたもんね。

蒋介石とか、蒋介石の凄まじい奥さんの宋美齢とかに。

あの宋美齢のことは、よく「才色兼備の・・・」って書かれる。

しかし、写真で見る限りは特に美人じゃない。

「美人ぶる」のが非常に巧みなだけの女性であろう。

ブスでも自分を絶世の美女と思い込む自己欺瞞力がすごい女は存在する。

これも才能である。

ああいう顔つきの女の押しの強さや、他人を道具として使う神経の太さは、すさまじい。

宋美齢は、アメリカ中を講演して、中国への支援を求め、同情による募金を集めまくり、その金で毛皮のコートを買った。

ローズヴェルトの長男から、「男の歓心を引くことばかりやってきた女性で気持ちが悪い」とか評された。

しかし、ヒラリーさんは、ああいう「宋美齢タイプ」の女性ではない。

もっと知的で爽やかで繊細なタイプだ。

名門大学の同性の後輩から尊敬され、憧れられるタイプだ。

同性から嫌われるような、男や上司に媚びる類の女性ではない。

本来は、「美智子さんを、育ちを悪くして勉強優等生にしたタイプ」だったはずだ。

ああいう女性が大学の先輩だったら、私も好きになったに違いない。

「アメリカで最初の女性の大統領にしたい!!」と思ったに違いない。

いや、「日本で最初の女性の首相」か。

そんなヒラリーさんだったけれども、政治の世界に入って、恣意的に好きにできる立場になったら、とんでもないdragon ladyになっちゃったんだねえ・・・

選挙に勝つためには、お金も必要だもんねえ〜〜

「クリントン財団」作っちゃったもんねえ~~

亭主や娘や娘婿の人生もかかっているもんねえ~~

今までのしがらみで、どんなに病気でも、逮捕されそうな状況でも、引くに引けないんだろうねえ~~

静かに引退して、若い人の支援に回りたくても回れない事情があるんだよね~~

知らんけど。

それはさておき、『中国の「核」が世界を制す』(PHP、2007)の話だ。

この本には、アメリカの民主党の政治家たちが、民主党政権の人々が、いかに中国から賄賂を受け取り、アメリカの軍事技術や国家機密を中国にダダ漏れさせてきたかが、書かれている。

今現在のアメリカは、急速な中国台頭に脅威を感じているが、そもそもが、中国に騙されて、いろいろ供与してきたのはアメリカなんだからさ。

前述の松村昌廣博士によると、中国に軍事技術を供与したのは、共和党のレーガン政権時代が始めだったそうだ。

必ずしも、民主党だけがやったことではないそうだ。

おなじことだ。

どっちみち、アメリカは中国に騙されたんだ。

自業自得だ。

中国人からすれば簡単に騙せたんだ、アメリカ人なんて。

良くぞやった、中国!!

偉い!!

いやいや、そういう問題ではないな・・・

そもそもが、アメリカの民主党の人々というのは、伝統的に「親中嫌日」だそーだ。

共和党系と言うか保守系の人々は、そもそも、あんまり外国に関心がない。

正直だから、「アメリカ第一」America Firstだ。

「国際主義」とか「アメリカ的価値観の伝播」なんか関心ない。

そんなお節介はする気がない。

人は人だ。自分は自分だ。

日本のことなんか知らん。

だけど、アメリカの民主党系リベラルは、中国は国際派で、日本は極東の土着の獰猛な土人だと思ってきたみたいだよね。

はっきり悪意があるわけよ、日本に対して。

キッシンジャーの日本に対する悪意は病的らしいよ。

で、「中国とアメリカの利害は一致している、日本の台頭は絶対に許さないよね~~」ということで、中国とは仲良しこよしの傾向が大きかった。

それを巧みに利用して、中国はアメリカを油断させ、スパイをガンガン送り込んできた。

クリントン政権時代は、特に中国から好きにされた時代だった。

その見返りとして大統領夫妻は巨額の金銭を受け取った。

それを捜査しようとしたFBIのスタッフは解雇されたり罷免されたり。

ヒラリーさんの周辺には、不審な死に方をした人々が50人ほどいるそうだ。

殺されはせずとも社会的に抹殺されたり失脚させられた人々の数はもっともっと多かったんじゃないか。1990年代から、ずっと。

まあ、ヒラリーさんの「病気のデパート」状態は、因果応報だろう。

副島隆彦氏は、「ヒラリーには、殺されたカダフィの霊がとり憑いている」と書いておられたが、まあ、とり憑いているのはカダフィさんだけじゃないだろ・・・

ということで、1990年代に若き大統領夫人として登場したヒラリーさんのプチ・ファンだった私は、今やガッカリ。

「何で、こんなやつと結婚したんかしらん・・・」と、亭主のほうは最初から大嫌いだったけれども、亭主が軽薄で、女房は聡明なんてことはないよな。

どっちも軽薄なんよ。

「女だからクリーンってことはない」

政治は、やっぱり極道の世界だよね。

女の極道もいるってことだよね。

ヒラリーさん、この際、もうとことん極道の道を邁進してください!!

いまさら、「清く正しく美しく」には戻れない。

女で極道になれるのは稀有なことだ。

すごいことだ!

歴史に残る極道女として生き抜いていただきたい!!

陰ながら応援しております、私。

ん?

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