元自衛隊幹部の方が語る北朝鮮問題

本日は2017年9月20日水曜日である。

昨日の19日火曜日は大阪は梅田の阪急グランドビルの19階にある「関西文化サロン」に行った。

この「関西文化サロン」というのは、東京は銀座にある交詢社(福澤諭吉が設立した倶楽部)の関西版ということで、長く関西の、特に大阪の文化人や企業経営者の会員制の社交の場として知られてきた。

施設としては、会議室やラウンジやレストランがある。

きちんとしたコース料理をいただくこともできるし、ラウンジで、アラカルトで料理や飲み物を注文できる。会員ならキープしていたボトルのお酒を楽しみつつ歓談できる。

しかし、会員の高齢化などで、残念ながら2017年9月いっぱいでサロンは閉鎖される。

会員への入会費返還もすでに終了しているそーだ。

私の前の前の勤務先の桃山学院大学は、かつてはこのサロンの法人会員で、研修教授会など、このサロンで開催されたそーだ。

といっても、私が桃山学院大学に赴任した1996年には、すでに法人会員ではなかった。教授の何人かが会員であっただけだ。

個人入会費何十万円(交詢社は入会費50万円だそーだが、それより安いそーだ)で、年会費10万円(これは交詢社も同じ)くらいだからな、育ちのいい坊ちゃんが大学教授になった時代は過ぎて、奨学金で勉強して、自前では文献は購入せず、科研費でしか買わないという類のサラリーマン・プロレタリアート教員が多くなってくると、なかなかね……

ということであるが、幸いにも、桃山学院大学の研究プロジェクトのひとつ「21世紀の安全保障を考える」プロジェクトのメンバーが会員ということで、私も数回ほど、この「関西文化サロン」に行ったことがある。

会員制ってのは、いいよね。

不特定多数が出入りするところは、非常識な変な人間が混じるから、不快なことも起きるからね。

名古屋には、こういう会員制クラブのまともなんがあるのかなあ。

厚化粧のお姉さんたちが品のないオッサンの相手するクラブしかないかもね〜〜

「関西文化サロン」は、銀座の交詢社ほどには、ドレスコードもうるさくない。男性はネクタイとジャケット着用という決まりはない。

で、昨日は午後5時から、「21世紀の安全保障を考える」の研究会のプチ講演会が、「関西文化サロン」で開催された。

講師は、元空将の尾上定正(おうえ・さだまさ:1958-)氏である。

空将は、英語で言えば、Generalだからね〜〜将軍だからね〜〜

わざわざ千葉からレクチャーに来てくださった。ありがとうございます。

尾上氏は、「21世紀の安全保障を考える」プロジェクトの代表である桃山学院大学法学部教授の松村昌廣氏とは、ハーバード大学大学院留学当時から旧知の仲である。

その貴重なご縁で、「21世紀の安全保障を考える」プロジェクトは、自衛隊視察、基地や駐屯地訪問については、随分と尾上氏にお世話になってきた。

尾上氏のおかげで、このプロジェクトといいますか小さな研究会は、航空幕僚監部や入間基地に那覇基地、三沢基地、青森県内分屯地、小松基地、石垣島分屯地などを見学させていただいてきた。

この世の中は、「誰を知っているか」ということが大事なんですよね〜〜〜

おかげで、今年8月には私も滋賀県の今津駐屯地の戦車部隊を見学させていただいたのであった!

本物の戦車に乗せていただくことができたのであった!

尾上氏は防衛大学校卒で組織管理運営を専攻なさった。

卒業後に入隊した航空自衛隊では航空機整備の工学系仕事を担当なさった。

exchange officer system(将校交換制度)で、アメリカはイリノイの空軍基地で、米兵に航空機整備について英語で教えていらした。。

さらに、尾上氏は、「航空自衛隊で最初にハーバード大学ケネディ・スクール留学生に選ばれて」修士号を取得なさった方でもある。

すごいね。第1号だ。

ワシントン DCにあるNational War Collegeでも修士号を取得なさっておられる。

これだけの優秀な方なので、航空自衛隊千歳基地司令、航空自衛隊幹部学校長、統合幕僚監部広報官、統合幕僚監部防衛計画長、航空自衛隊北部航空方面隊司令、航空自衛隊補給本部長を歴任なさった。

2017年8月に退官なさり、今は千歳市文化大使をお勤めである。

数ヶ月後は某企業の顧問に就任なさる予定である(と書いていいんかな)。

自衛隊幹部の退職後の再就職先は、防衛産業顧問、保険会社顧問、企業の危機管理部門顧問が多いそうである。

なるほど。

尾上氏は、本来なら私などお目にかかって直接にお話できる機会など持てるはずのない、絵に描いたような自衛隊エリートである。

自衛隊でも、まだまだ少数の国際派である。

松村昌廣氏によると、「尾上氏は自衛隊の幹部のタイプとしては例外的である。あの方を自衛隊幹部の平均と思ってはいけない。防衛省も自衛隊幹部も官僚だから、閉鎖的な視野の狭いタイプが少なくないのが残念である」そーだ。

やっぱり……

で、昨日は、この尾上氏が「トランプ政権の対北朝鮮政策」についてレクチャーしてくださった。

立場上公開できないこともあるが、公開できる範囲でということで、お話していただけた。

尾上氏のレクチャーは4部構成だった。

(1)北朝鮮の核ミサイルの評価

(2) 北朝鮮の核・ミサイル開発と各国の思惑

(3)アメリカの選択肢と評価

(4) 日本のするべき事

ここでは、上記の(2)から(4)についてのレクチャー内容の要点のみを、フジモリ式にまとめて、ポイントフォームで紹介する。

(以下、尾上氏のレクチャー要点紹介始め)

(1) 北朝鮮の金正恩の目的は「現在の体制維持をアメリカに保障させること」であるが、核兵器を廃棄する気は全くない。そんなことしたら、アメリカに殺される。イラクのフセインのごとく、リビアのカダフィのごとく。

(2) 北朝鮮の核弾頭搭載ICBM(大陸間弾道ミサイル)は、宇宙から大気圏に再突入技術未完成ではあるが、来年中には完成予定であり、この保有宣言がなされると、アメリカとしては「外交交渉の機会の窓」が閉ざされる。

(3)国際社会は、随分と北朝鮮に譲歩してきたが、それはことごとく裏目に出てきた。

(4)北朝鮮はNPT(Treaty on the Non-Proliferation of Nuclear Weapons 核不拡散条約)を遵守せずに、核兵器開発を極秘に開始。1994年にはIAEA(国際原子力機関)から脱退宣言をして使用済み核燃料からのプルトニウム抽出強行。

(5)1995年には、アメリは、KEDO(Korean Peninsula Energy Developmemt Organization 朝鮮半島エネルギー開発機構)を設立して、日本と韓国の無償費用負担で、核拡散の恐れの低い軽水炉2機と完成までの重油燃料を提供することによって、北朝鮮が保有する黒鉛減速型炉と核兵器開発計画を放棄させようとした。

(6)六者(6カ国)協議が中国を議長国にして、北朝鮮とアメリカと日本と韓国とロシアで、2003年8月に始まった。北朝鮮のすべての核兵器と既存の核計画の放棄、米朝日朝の関係正常化、北朝鮮に対する経済エネルギー支援、北東アジアの平和と安定を目標とした。

(7) しかし2003年1月に北朝鮮はNPT脱退宣言。2006年10月に北朝鮮は地下核実験強行。

(8)それ以降、現状維持が各国の一致した国益だった。

ロシアは緩衝地帯が必要。

中国は北朝鮮を刺激せずに配下に置きたい。北朝鮮には地政学的価値がある。北朝鮮崩壊の時は難民がなだれ込んでくるので難儀だし、北京も北朝鮮のミサイルの射程内であるのだから。

韓国は、文大統領は北朝鮮との対話路線。ほんとは南北統一したいが問題山積。

日本は核武装なしで北朝鮮に対処できないので手も足も出ない。

アメリカは極東にややこしい事態を抱えていられない。

(9)しかし、アメリカのこれまでの戦略的忍耐Strategic Patience政策は完全に失敗してきた。金正恩の驚異的な核実験・弾道ミサイル開発により、アメリカ本土への核脅威が現実化した。

(10)日本とかみたいな同盟国へならいざしらず、アメリカは、グアム、サイパン、ハワイを含むアメリカ本土への核の脅威は許容できない。

(11)このまま北朝鮮の核保有を容認すると、イランも核開発を主張するだろうし、ブラジルも主張し、じゃあ、うちも……と、どんどん核を持ちたがる国が増えて、核ドミノが起きる。アメリカが北朝鮮の核保有を認めて同盟国の日本を危機に晒して平気ならば、日本も考えざるをえなくて、日米同盟の危機となる。

(12) 「北朝鮮の核兵器使用による軍事行動を阻止する」ことと「北朝鮮の核開発、弾道ミサイル開発を放棄させる」ことと、「北朝鮮の金正恩政権を倒し民主的体制へ変換させる」ことと「朝鮮半島の完全な非核化を達成する」ことが、国際社会の共通の目的に見えて、各国の思惑がそれぞれにあり、対北朝鮮政策への足並みは揃わない。

(13)とりあえず、アメリカの選択肢は今のところ3つである。現状維持か暫定合意か軍事行動か。

(14)現状維持の場合、石油の全面禁輸等の措置がなければ北朝鮮の核ミサイルは早晩に完成する。よって、トランプ大統領は、これは採用しない。

(15)暫定合意は、北朝鮮のさらなる核実験・ミサイル発射の凍結と引き換えに、米韓軍事演習縮小し、金正恩体制の承認を受諾し、軍事行動を回避すること。佐藤優氏の見立てはそうである。

ただし、凍結の保証や確認は困難である。秘密裏に技術向上を図る可能性は大きい。

特にパキスタンやイランと協力するだろう。

そうなると、イスラエルは黙っていない。イランはイスラエルを地上から消滅させると宣言したのだから。この暫定合意はイスラエルが難色を示す。

(16)軍事行動をアメリカが採るのは、中国の介入を回避する取引が成立すればできる。そのためのトランプ大統領の11月訪中(ついでに訪日)であろう。10月に中国で共産党大会が終わるまでは、中国は決定できないから、11月。

(17)中国の「許可」が出れば、アメリカは奇襲的に核施設やミサイル保管庫への精密先制攻撃をする可能性が高い(ピンポイントでタングステンの100メートル棒を宇宙から発射して地下まで貫通させて基地と保管庫壊滅の「神の杖作戦」?)。

(18)この場合、第一撃の目標破壊見積もりが重要となる。

(19)北朝鮮の反撃を局限するために、北朝鮮のソウルを射程に置く火砲等を制圧する必要もある。

(20) 斬首作戦の可能性も残っているが、正恩だけでなく側近も処分しないといけない。

(日本の小説でも、自衛隊の特殊部隊が、日本初の女性首相の密命を受けて北朝鮮に潜入して、北朝鮮の非核化を遂げようと奮戦するのがあるね)

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(21) 日本は、日本として、日本の安全保障上アメリカに要求したいことをアメリカに要求すべきである。米中だけ、米と北朝鮮だけ、日本の頭越しの交渉で決められることに抵抗すること。西太平洋は中国に任すというような取引が米中間になされたら、日本は中国の属国になるだけである。主体的に日本の国益に立脚して、アメリカに要求すべきである。

(22) 日本政府は国民に事情を説明すべきである。そうすることによって、日本国内の調整を図る。法制化すべき点は法制化する。手続き上必要な手続きは早急にする。法の枠組みがないと、各省庁は動けない。自衛隊も動けない。

(23) 日本政府は、北朝鮮からのミサイル攻撃の危機を冷静に国民に伝え、ミサイルごとの対処法を国民ひとりひとりに周知させる。

(24)北朝鮮からミサイルで攻撃されてもミサイル防衛システムMDで対処すればいいという意見があるが、飛んでくるミサイルを撃ち落とせる確率は、ぶっちゃけ2割以下である。無理。

(25) 防衛費予算は5兆円にも満たない。お金も人材も武器も足りない。国内の防衛産業はすべて民間企業であり、予算縮小のために、民間企業の防衛産業部門も縮小しつつある。しかし、国産兵器のメインテナンスは民間企業の防衛産業部門が担ってきたのであるから、民間企業の防衛産業部門技術者に予備役自衛官の資格を出して、人材確保しないと、国産武器の維持管理もできなくなる。

(26)医療費を含めた社会福祉予算は35兆円であることに比較すると、安全保障の国防予算が5兆円にも満たないことは異常である。

(27) 政権要人に軍事状況のブリーフィングが始まったのは、日本版NSC(National Security Council)ができた2013年からであり、それまではいっさいなかった。まあ、日本政府は「日米合同委員会」の司令通りに動いていればよかったし。

(28)そのようなブリーフィングがなくても、かつては戦争経験のある政治家が多くて、皮膚感覚で国防のことを考えることができた。

(29)今の50代や60代の政治家には、ほとんど軍事問題を考える経験も素養もセンスもなく、また国防問題では票にならないので、政治家の仕事は選挙で勝つことしかないというのが実態であり、安全保障問題は関心を持たれてこなかった。だから、尾上氏が呼ばれてレクチャーする場が設定されることも多くはなかった。

(30) というわけで、ここまで北朝鮮問題は切迫しているのに、日本は政府も国民もリアリティを感じていない。自衛隊の訓練にしても、匍匐前進していると、太平洋戦争での実戦体験者に言わせると、「これだとみんな死にます」類のものである。しかし、上の判断、政治的判断が的確であれば、自衛隊は変わることができるし、有事に十分に対処できる。問題は上である。政治である。

(以上、尾上氏のレクチャー要点終わり)

うーん、内も外も大変な日本です。

日本国内の理解が、国会議員やメディアを始めとして、こうもうすらボンヤリと他人事ならば、いっそ一度くらいテポドンでもノドンでも、日本国内に飛んで来て墜ちて、被害が出た方がいいのかしらね。

パニックになるだろうけれど、「あああああーーー現実だ!!」と、いくら鈍い日本人でも目が覚めるかもね。

松村昌廣氏は、最近、The Japan Timesに寄稿し、「アメリカは日本とnuclear sharingすべきではないか?」と問題提起なさった。

https://www.japantimes.co.jp/opinion/2017/09/17/commentary/japan-commentary/time-nuclear-sharing-japan-drawing-near/#.WcJEltFcWf3

みなさま、もう終わったんです。

ボンヤリと平和ボケしていられる時代は。

どうしましょうか。

こんなこと書くと、ぶっ飛ばされるでしょうが、私は、いつ死んでも不思議ではない還暦を過ぎた状態で今の危機の時代を過ごせる幸運に感謝します。

これ、若くてさ、やりたいこといっぱいでさ、守るべき幼い子どもを抱えていてさ、そーいう状態で、今の危機の時代に生きているのは、とんでもないことだ。

無知蒙昧だからこそ、平気でいられるような状況だ。

以下の基本的なことについて、私自身は答えられるか?

憲法改正する?

私は改正すべきだと思う。

9条の2項を削除するべきだと思う。

2項は、戦力の保持を認めていない。いっさいの交戦権を認めていない。

はああ?

交戦権を認めていない憲法?

自衛隊を正規軍と位置づけてない憲法?

無茶苦茶だ。

もちろん、有事の際の指揮系統と対処について、きちんとマニュアル化する!

核武装について、するにしてもしないにしても、アメリカにnuclear sharing を求めるにせよ、しないにせよ、核武装の可能性について冷静に考える!

で、決断する。

Mutual Assured Destruction 相互確証破壊

まさにMADで狂っているけれど、核攻撃したら自国も破壊されることは確実なんで核は持っていても使えないということが、冷戦時からの「平和」の基盤だった。

第二次世界大戦末期の日米みたいに、この「相互確証破壊」が成立しない場合は、核攻撃される。

で、今の日本の問題のひとつは、米と北朝鮮間に「相互確証破壊」が成立したら、何が起きてもアメリカは北朝鮮を攻撃しないから、そうなると日本はアメリカの核の傘には入れなくなるので、日本は自前の核武装をしないといけなくなりますね、ってことだ。

どうしますか?

昨晩は、午後9時で私は、尾上氏に御礼を申し上げて、プロジェクトのメンバーに「バイバイ、またね」と挨拶して、梅田からタクシーで新大阪まで行き、新幹線で名古屋に帰ってきた。

平和な平和な梅田の賑わいと、新大阪駅の賑わいだった。

来年の初秋には、この北朝鮮問題はどのようになっているだろうか?

日本はどうなっているだろうか?

副島隆彦氏は、2018年4月にアメリカは北朝鮮の核施設を攻撃するであろうと予言しておられる。

第二次朝鮮戦争は、もっと早くに始まるであろうという意見もある。

国連でトランプさんは、アメリカは北朝鮮をtotally destroyする可能性ありと明言した。

その前に、アメリカが未曾有の大自然災害が襲い、そんなことやってられなくなるという予言もある。

うーん、これ、クレヨンしんちゃんに言わせると、「お股がスッ〜〜とする」状況だぞ。

(備考)

http://tanakanews.com/170920korea.htm

世界情勢解説配信サービスの田中 宇(さかい)さんによると、プーチンが北朝鮮を通過し韓国や日本に天然ガスを送るパイプを敷設することで、北朝鮮が外貨を稼げるようにして、今の問題を解決することを提案しているそーだ。

事実だといいなあ!上手くいくといいなあ!

ほんものの戦車に乗った

本日は2017年8月16日水曜日である。

お盆も終わった。

今日は、先週の8月11日木曜日に訪問見学させていただいた「自衛隊今津駐屯地」について書く。

今津駐屯地は、滋賀県高島市にある。

中部方面隊を構成する36駐屯地のひとつである。1952年にできた。

今津駐屯地は、戦車部隊である。第3師団と第10師団の戦車大隊が駐屯している。

平成20年2008年から、情報監視隊も駐屯している。

所属隊員は550名。営内居住者は180名。

隊舎からは琵琶湖が見渡せる。

近くに広大な「あえば演習場」がある。

ここでは、米軍と共同演習もする。

いやあ……貴重な体験でした。

私は、自衛隊の基地も駐屯地も見学させていただいたのは初めてだった。

本物の自衛隊員の方とお会いするのも初めてだった。

映画『シン・ゴジラ』で何回もお会いしてるような気になっているだけで、リアルJGSDF(Japan Ground Self-Defense Force)の隊員の方を目にするのは初めてであった。

感想。

うっとり……であった。

惚れ惚れ……であった。

64歳でも、胸がときめいたのであった……

女は、幾つになっても、カッコいい男性の前では無口になる。

ただただ、見つめていたくなる。

なんて、カッコいい方々であろうか……

こんな男性の方々が、今の日本にもおられるのか……

まっことに、男らしくて繊細ではないか……

日本の男は異常に口ばかり達者で、言い訳と保身だけ巧みで、どうでもいいことばかりペラペラ喋りやがって、「天下りし損なって新宿の出会い系パブで女性の貧困調査をしていた元キャリア文部官僚の前川ナンタラ」みたいなもんだ……

と思っていた私であった。

すみません。

大学教員なんかやってたもんだからさ、どうしても、男性観が歪むんだよね。

みなさま、カッコいい男性たちを拝みたければ、自衛隊へどうぞ。

あ、自衛隊の見学なんて、気楽にさせてもらえませんけど。

年に数回あるような地域の方々に開かれたお祭り日や見学日以外は。

当然だ。

では、なぜ私は「今津駐屯地」を訪問して、カッコいい男性たちを見学させていただけたのか?

私の前の前の勤務先の桃山学院大学には、「21世紀の安全保障を考える」という研究プロジェクトがある。

桃山学院大学勤務時代から、私は、このプロジェクトの(名ばかりの)研究員だ。

そのプロジェクトの代表者の国際安全保障学研究者の法学部教授の松村昌廣氏は、当然に防衛省とか、海外の友好国の安全保障研究所とのパイプをお持ちである。

で、「21世紀の安全保障を考える」プロジェクトの一環として、松村氏は自衛隊基地見学とか、海外の安全保障研究所表敬訪問とかの企画を立て、幹事までしてくださる。

それで、今回の「今津駐屯地」表敬訪問見学に私も参加させていただいた。

お誘いくださいました松村昌廣教授にお礼を申し上げます。

ありがとうございます〜〜

松村教授のご尽力により、2012年には、台湾の安全保障研究所や国立大学の安全保障センターを訪問することができたし、将軍の方のお話も聴かせていただくことできた。

あの時も大いに勉強させていただいたが、今回も学ばせていただきます〜〜

ということで、脚の不具合も無視して、私はノルディックウォーキングのポールを支えに、名古屋から京都まで新幹線で行き、そこからJR湖西線に乗って、近江今津駅まで行った。

琵琶湖沿岸の風景が涼しげであった。

駅には、「今津駐屯地」の広報担当の隊員の方がマイクロバスで、我々一行を待っていてくださった。

制服がグリーンの迷彩服である。

まさしく、映画『シン・ゴジラ』のあの制服である。

まずは、今津駐屯地の1番偉い方である「駐屯地司令」にご挨拶。

駐屯地司令は、第3戦車隊の大隊長を兼任することになっている。

防衛大学ご出身の44歳。お若いトップである。

映画『シン・ゴジラ』は、ご覧になっていないそうである。

若い若い10代くらいの隊員の方が、冷たいお茶をサーヴしてくださった。

ちょうど昼食時間ということで、隊員の方々と同じランチを食べさせていただく。

野菜サラダたっぷり。お茄子が入ったミートソースのパスタに、バターパン(これ名称なに?)に、フルーツいっぱい入ったヨーグルトである。

このランチ代は、プロジェクトの予算で出してもらったので、一食おいくらかわかりません。

今津駐屯地の幹部の隊員の方々との会食ですから、緊張した。

みなさん男性だから食べるの早い。

私が必死にサラダとパスタをいただいた時には、みなさんお食事を終えられていた。

サラダもパスタも美味しかった!

できれば、ヨーグルトだけでも、いただきたかった!!

食後の冷たいコーヒーを、またも若い10代くらいの隊員さんがサーヴしてくださった。

食後は、駐屯地内の売店を見学させていただいた。

売っている迷彩柄系シャツなどはMade in China….

いいのか……

私は、記念に迷彩柄バッグ購入。本体価格1080円。

その後は、本部ビルの屋上で駐屯地の地理関係を確認学習。

本部ビルは5階建てであるが、エレベーターが設置されていない!

自衛隊員の方々は軽々と階段を昇っておられたが、デブの私はヒーヒー言いながら屋上へ。

屋上からは、琵琶湖に伊吹山や近辺の島々が望める。

別方向からは、「あえば演習場」のある森が見える。

戦車50台ほどの整備工場も見える。

広い駐屯地だ。

若い10代くらいの隊員の方が、キビキビとレクチャーしてくださる。

姿勢がいい。

今時のアホ男子大学生の緩んだグニャグニャした身の動かし方を見慣れていた身としては、実に新鮮だった!

屋上視察のあとは、2階のセミナー室で、TOPの「駐屯地司令」の方による駐屯地の活動に関するブリーフィング。

カッコいいでしょーー!!

映画じゃないよ!! 本物だよ!!

今津駐屯地の沿革、諸活動が簡潔に無駄なく紹介された。

その後は質疑応答。

それから、いよいよ戦車見学。

広い駐屯地内はマイクロバスで移動させていただきました。

行く先々で、冷たいお茶をご用意していただいておりました。

なんという細やかな気配りとお心遣い。

非常に恐縮してしまいました。

記念写真も撮っていただきました。

嬉しそうに笑ってるオバハンの姿は場違いで、なんかみっともないけれども、私は非常に嬉しかったとです。

いやあ……本物の戦車(三菱重工制作)の異形の美しさよ。

ひとつひとつの戦車の説明も、若い若い10代くらいの隊員さんがしてくださった。

戦車以外にも、10人乗りの装甲車もある。

装甲車はエアコン装備だが、戦車内には冷房装置はない。

夏の戦車訓練は、さぞかし暑いことでしょうとお察しした。

だいたいが、戦車部隊は冷戦時の旧ソ連対象に北海道の原野で実戦の想定であったので、冷房については考えられていなかったようだ。

戦車に砲弾を運び装填する訓練に使用する模擬砲弾も見せていただく。

この砲弾を、戦車の4人のクルーが協力して戦車内に装備する作業は、「4秒」以内にできなければいけないそーだ。

うわあ。

この砲弾は銀色であるが、最初は砲弾らしく黒色の塗料が塗ってあったが、訓練用に使用されているうちに、塗料が剥げてしまったそーだ。

この訓練用砲弾を持たせていただいたが、重い!重い!

戦車に装甲車以外に、 無人偵察機も見せていただく。

「この無人偵察機の飛行可能時間はどれくらいですか?」と私は質問した。

「それはお答えできないのです」が、お答えであった。

レーダーが捉えたものを撮影する特別なカメラも見せていただいた。ソニー製。

「このカメラは、どれぐらい離れた距離でも撮影できますか?」と私は質問した。

「それはお答えできないのです」が、お答えであった。

どうも、私は質問してはいけないことばかり質問する傾向があるようだ。

さて、次は、いよいよ「戦車試乗」である!!

試乗といっても、戦車の中に入るのではない。

デブは戦車の中に入れないんじゃないかなあ。

戦車にくっつけたヤグラみたいな立ち台に乗るんである。

練習場を走行する戦車の後方に組んだ鉄製の立ち台の上に昇り、恐る恐る立つ私。

出発!!

戦車のエンジン音は大きい。大きいというか相当にうるさい。

走行すると、結構ガタガタ揺れる。道が平坦でないと、すっごく揺れるだろう。

若い女の子なら、「きゃあーーこわあああいいいーー」と叫んでも可愛い。

ババアが怖がっても、どうでもいいだけなので、私は怖さに無言で耐えた。

ガタガタ揺れる戦車につけられた鉄製の立ち台は、もっと揺れる。

5分ぐらい乗せていただいたであろうか。

暑い午後であったが、戦車の上に立って感じる風は心地よかった。

うわお〜〜乗ってるぞ〜〜〜〜♬♬

戦車に乗ってるぞ〜〜〜〜♬♬

生まれて初めて戦車に乗ったぞ〜〜〜〜♬♬

一周して戻り、立ち台から降りる。

その後は戦車のデモンストレーションを見学させていただく。

戦車のキャタピラというのは、前方に傾いたり、後方に傾いたり、右側に傾いたり、左側に傾いたりできる。

高さを低くしたり、高めたりもできる。

地形に応じて戦車は操作できるのだ。

操作して見せてくださったのも、若い若い隊員さんである。

なんと凛々しい……

なんと清々しい……

こんなカッコいい男性たちを毎日眺めていられるのならば、女性も自衛隊に入るのがいいんじゃないか。

私が、今、高校生ならば防衛大学をめざすぞ。

私が、今、高校生ならば農学部に行こうか思っていたけれども、防衛大学の方がいいな。

つまらん文系学部でどうでもいいことを学んでもしかたない。

自衛隊で通信や危険物取扱や銃火器の操作を学ぶ方がいい。

もう言葉言葉言葉だけの空虚な仕事ではなく、実質的な意義のある仕事をしたい。

長い教員生活を終え、しょうもないことしかやってこなかった自分を振り返っている無職の私から見たら、今津駐屯地の隊員の方々は、非常に眩しかった。

だいたい誰を見ても会っても、眩しいなんて感じない私であるのだが。

戦車試乗を終え、戦車デモンストレーションを見学し、戦車整備工場も見学させていただいて、最後に、また本部ビルに戻り休憩&お茶。

またも若い隊員さんが冷たいコーラをサーヴしてくださった。

ほんと『シン・ゴジラ』みたいでしょ!

ここで、また質疑応答。

「プロジェクト」のメンバーである桃山学院大学の教授たちは、冷戦後に収縮させられている戦車部隊の未来についてなどを質問していた。

前にも書いたように、自衛隊の戦車部隊は、もともとが北海道で旧ソ連の侵略を迎え撃つために設置された。

1991年にソ連が崩壊して以後、日本の安全保障問題の重点は、北ではなく、南西になってきた。

要するに、中国である。

中国の侵略を迎え撃つために「九州の原野」で戦車が動くという展開は、考えられない。

九州に原野あるのか?

ということで、戦車は一時期より格段に減らされている。

だいたい戦車ってさあ、敵前上陸するときに海辺まで運ばれて砂浜を駆け上ってくるというイメージでしょ。

ということは専守防衛の自衛隊には戦車は無用でしょ、という意見もある。

敵前上陸しないもの。

専守防衛だから。

「専守防衛」って何だ?

攻撃されてからなら、反撃していいということだ。

ということは、攻撃されることが明々白々でも先制攻撃してはいけないということである。

こんな無茶苦茶で理不尽なことはない。

「専守防衛」なんて、現実的には絵空事の妄想だ。

やっぱ戦車部隊も必要です!!

状況は刻々と変わるのだ。

それでも、じょじょに戦車部隊はリストラが進んでいて、戦車部隊のメンバーのうち、語学やITに強い隊員は情報監視隊の方に移動しているそーだ。

また、戦車を縦横無尽に動かして実戦訓練できる場所が日本には少ないので、アメリカの西海岸シアトルが州都のワシントン州にあるヤキマにフェリーで戦車ごと運んで、演習させてもらっているそーだ。

もちろんカネ払って。

シンガポール軍もアメリカで演習させてもらっているそーだ。

私は、ひとつだけ質問させていただいた。

「今、こちらの隊員の方々が共通して想定して覚悟し準備なさっている、起きる可能性の非常に高い有事は何ですか?」

みなさん黙ってしまった。

お答えをいただけなかった。

私は、やはり質問してはいけないことを質問するKYなのでありました。

ということで、「今津駐屯地表敬訪問見学」の日程がすべて終了しました。

ご挨拶しお礼を申し上げて帰るとき、本部ビルの玄関前で、駐屯地司令の方を始めとした幹部隊員の方々は整列して、陸軍式敬礼(海軍式敬礼のはずはないな)で、私たちを見送ってくださいました。

最後まで、気持ちの良いお心遣いと、爽やかな姿勢だった。

今時さあ、爽やかな人々って、どこで見ることができるんだ?

ありがとうございました!!

マイクロバスで近江今津駅に向かう私は思った。

軍備は必要だ。

独立国家に軍隊は必要だ。

軍人も必要だ。

でも、優れた軍備も軍隊も軍人も持ちつつ、政治力で、それらを使用しないこと。

あの隊員の方々が、実戦を体験せずに定年を迎えてくださること。

それが1番いい。

そうでなきゃいけない。

反トランプ・ミュージカル『ハミルトン』を勝手に弁護する

本日は2017年8月3日木曜日だ。

私は、今、マスゴミの報道は、偏向はあたりまえだから、やはり自分の目で見ることが大事だと、あらためて思っている。

そういえば、去年のトランプさんとヒラリーさんの公開討論会を中継で視聴して、「頭おかしいのは…ヒラリーさんとメディアだ……」と思ったことを思い出す。

それまでは、どちらともピンとこなかったのだが。

今日の記事は長いですが、読んでやってください。

最近、あるお若い方から、以下のミュージカルについて教えていただいた。

https://youtu.be/b5VqyCQV1Tg

以下は、このミュージカルの全曲の歌詞つきサウンドトラック。

https://m.youtube.com/watch?v=9CDZBGoiCrI

2015年にオフ・ブロードウエイで上演され、すぐにブロードウエイに移り、それ以後ミュージカルで大大ヒットして、2016年のトニー賞を受賞したミュージカル「ハミルトン」(Hamilton)についてだ。

ハミルトンというのは、アメリカ合衆国建国の父の一人で、初代財務長官までしたアレグザンダー・ハミルトン(Alexander Hamilton: 1755-1804)のことだ。

10ドル札に肖像画が印刷されているから、ほんとに建国の父のひとりだ。

ところが、どういうわけか、このハミルトンは、建国の父といっても、フランスで女装して諜報活動してた、科学者でもあったベンジャミン・フランクリン(Benjamin Franklin:1705-1790)ほど、アメリカでも日本でも知られていない。

フランクリンは100ドル札です〜〜

初代大統領になった桜の木がどうたらのジョージ・ワシントン(George Wahington: 1732-1799)は、そりゃ超有名だけど。1ドル札になってます。

第3代大統領になったトマス・ジェファソン(Thomas Jefferson: 1743-1826)にも、知名度では足元に及ばない。

だけれども、アレグザンダー・ハミルトンは、ほんとのところは、上記の3人が束になってもかなわなかった天才だった。

ほんとに、すごい天才は偉人伝で書かれて小学生に読まれるなんて、凡庸な人生は送らない。

日本の幕末明治だって、坂本龍馬とか勝海舟とか西郷隆盛とかよりも、ほんとうにすごかったのは、徳川幕府の最高のテクノクラート小栗忠順(おぐり・ただまさ:1827-1868)だ(と思う)。

ほんとうの天才の業績を表に出して知られると都合の悪い人々に、歴史から抹殺される人々というのは存在するのだよ。

ほんとだよん。

もしくは、これは落合莞爾(おちあい・かんじ:1941-)氏に言わせれば、より大きな仕事をするための「偽装死」なんですかねえ……

それはともかく、アレグザンダー・ハミルトンは、アメリカの建国の父の中でも異色中の異色だ。

他の建国の父と呼ばれる人々のほとんどは、17世紀あたりから英国からアメリカ大陸に植民して、黒人奴隷こき使って大農園を所有するようになった大農場主の子孫だ。その地域では名士となった人々の子孫だ。

ところが、ハミルトンはカリブ海の西インド諸島のある島で生まれた。

18世紀は、すでに英国では ブルジョワジーの農場の囲い込み運動で農地を失い、都市に流入した無職の人間が、職を求めて世界中に移民していった。

ハミルトンは、それらのカリブの島で労働者として働いていたスコットランド系移民と現地のフランス系移民の末裔の女性との間に生まれた。

英語で言うbastard私生児だった。

両親は正式な結婚ではなく、父親はどこかに行ってしまって、母子の生活など面倒をみることもなかった。

兄がいたが、兄と父親が同じかどうかはわかっていない。

欧米文化圏での「私生児」という言葉の意味は大きい。

欧州の貴族の家系で、私生児が後継者になることは絶対にない。

アジアとは違う。アジアでは父親が高貴な人間であれば、その子どもは、母親の出自がどうであれ、貴族の後継者になれる。

私は、ロンドンで、現地の男女の口論を目撃したことがある。女性が男性に向かって、ほんとうにBastard!!と怒鳴っていた。

最高最悪の罵り言葉らしい、英語圏では。

幼いハミルトンは母親を病気で失くした。

兄は、津波にあって死んだ。

そのときの体験談をハミルトンは書いて、新聞が取り上げて、注目された。

どこで読み書きを独学したのかわからないが、幼い頃からハミルトンは何でも片端から読んだ。

数理にも強く、14歳で雇用主の貿易商の仕事を任されて、会計もきちんと運営した。

天涯孤独な私生児の孤児だが、その才能を惜しみ、周りの大人たちがカネを出して勉強してきなさいと、大学に入りなさいと、ニューヨークまで送り出してくれた。

そのとき、18歳だった。

その立場から、アメリカ独立戦争時には、ワシントンの副官となり、軍事の才能を示したのだから、いかほどに有能であり魅力があったことか。

弁護士としても活躍し、アメリカ憲法の草稿執筆に参加した。

アメリカの初代財務長官(Secretary of Treasury)に就任し、破綻しかかっていた合衆国の財政を立て直した。連邦銀行を創設し、米国債を発行し財政難を乗り切った。

アメリカの郵便制度を作ったのもハミルトンだ。

民兵(市民兵)頼りだったアメリカが正規の常備軍を充実させるように働きかけた。

沿岸警備隊も創設した。ウオール街を拠点にアメリカの金融制度も整えた。

フランス革命が起きた時にアメリカは援軍を要請されたが、リアリズムの観点から、援軍を送らないことをワシントンに進言した。

正しい!

ジェファソンは、フランスはアメリカとイギリスの独立戦争のときに援軍を寄越してくれたのにと言い張ったが、それとこれとは違うし、財政的にそんな余裕はないと、冷徹にハミルトンはジェファソンの意見をはねつけた。

正しい!

実は、アメリカ合衆国の首都がニューヨークではなく、今のワシントンDCになったのも、ニューヨーク拠点のハミルトンと、南部ジェファソン一派との「手打ち」らしい。

ちょっとでも南部に近いところに首都を置きたがったから、ジェファソンやマディソンは。

まあ、ハミルトンも、大きなことのための妥協もしなきゃいけなかったろう。

多忙な政務の日々の中でも、ハミルトンはひたすら書き続け、残した論文の数はすごい。

夢など見ずに、綺麗事言わずに、アメリカ合衆国という国家の整備に勤しんだ。

そこんところが、また煙たがられた。

文武両道で、冷静な経済金融のセンスに秀で、文筆に優れていた。

ハミルトンが、こんな大天才であることは、歴史や経済政治の知識がある人以外には知られていなかった。

アメリカ人でも知らない人が多かった。

アレグザンダー・ハミルトンの偉大さが知られるようになったのは、伝記作家のロン・チャーナウ(Ron Chernow: 1949-)が、ハミルトンの伝記を2004年に出版してからだ。

チャーナウさんは、イエール大学の英文科(つまり、アメリカの国文科)出身で、ユダヤ系アメリカ人。

ロックフェラー家とかモルガン家とかウオーバーグ家とか、超有名金融資本家、財閥の伝記作家で知られてきた。ちょっと、この人も胡散臭いけど……

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チャーナウさんのAlexander Hamiltonは、私も前に買ったが、読むはずないよ。

むちゃくちゃ分厚い。

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翻訳だと3巻本だ。あ、今はすでに絶版です。翻訳ですら私は読んでない。

アメリカ研究者なのに、ダメな奴。

この本を読んだ、プエルトリコ系のリン・エマニュエル・ミランダ(Lyn-Emanuel Miranda: 1980-)という才能ある舞台人で音楽家が、ハミルトンの生涯をミュージカルにしようと思った。

6年間かけて、作詞作曲全曲書き上げ、主役のハミルトンを演じたのが、ミュージカル「ハミルトン」だ。

で、移民からアメリカ合衆国の礎を築いたハミルトンにちなんで、キャストを、主流白人系ではなく、みな移民系にした。

(英国系アメリカ人でも移民だけどね、最初はさあ。欧州から一旗揚げに来たか、逃げて来た人々だけどね)

だから、ワシントンを演じたのも黒人。

ジェファソンを演じたのも黒人。

アーロン・バー(Aaron Burr: 1756-1836)役の人も黒人。

アーロン・バーつーのは、政治家で、大統領選にも出馬して、ジェファソン大統領の副大統領まで勤めた人物だけれども、ハミルトンと決闘して、ハミルトンが亡くなったので、失脚してしまった人物。

今では、ハミルトンを殺した人物としてしか歴史に残ってない。かわいそー

ハミルトンの妻を演じた人はヒスパニック系女優さん。メキシコ系だと思うよ。

純粋白人系キャストは、英国のジョージ3世を演じた人だけだ。

このことが、2016年の大統領選挙戦のときに、「利用」されちゃった。

反トランプ政治運動のミュージカルとして注目を浴びてしまった。

不法移民流入を止めようとするトランプ派に抵抗して、「アメリカは移民でできた国じゃないか!!アメリカの建国の歴史を忘れるな!!」というキャンペーンの中心となってしまったのだ、ミュージカル「ハミルトン」は。

なんか、問題がゴッチャになってるよね……

で、数日前に私は、このミュージカルの上演を全部2時間45分こっそり撮影した動画がYouTubeにあげられていたものを視聴する機会を、こっそりと、いただいた。

YouTubeにアップされていた「ハミルトン」全編は、もちろん当局からすぐに削除されてしまった。

しかし、削除される前に、その動画をダウンロードしていた方がいた!

で、その方のご厚意で、私は、大問題作と言われる、反トランプ政権・ミュージカルと言われる「ハミルトン」を視聴することができた!!

ありがとうございます!!

これ、ここだけの話ですからね。

秘密にしておいてくださいね。

うわあーブロードウェイに行かずに視聴させてもらった!!

下の動画は、ミュージカルの一部です。これは合法ビデオです。

https://m.youtube.com/watch?feature=youtu.be&v=SWZy3zRbBHI

すでに、今年の12月半ばまでチケット売り切れの作品でっせ。

一時期は、プレミアがついて、チケットに1万ドルの価格がついたミュージカルでっせ。

落ち着いてからも800ドルでチケットが取引されているミュージカルでっせ。

作者のミランダ氏は、10ドルの料金で、ニューヨークの公立高校の生徒たちに、「ハミルトン」を観せているが、同時に、今でも、最前列の席は10ドルで提供している。

クジで選ばれた観客は、10ドルで、このミュージカルを観ることができる!!

で……その海賊版「ハミルトン」を視聴させていただいた感想は……

素晴らしい!!

素晴らしいミュージカルだ!!

よく、あんな歴史劇、政治劇を、ラップのミュージカルにできたものだ!!

全く軽薄じゃないよ。

徒手空拳の孤児の私生児がアメリカの政界の階段を昇って行く姿や、政界の陰謀や、経済を含む国政のリアルな運営と、政治的スローガンとの齟齬など、よく描かれている。

ぶっちゃけて言えば、ハミルトンは冷徹に国政を考えることができる頭脳の持ち主であり、度胸もあり実行力もあった。

だから、綺麗事の理想ばっかり吹聴しているジェファソンたちに嫉妬され、スキャンダルで陥れられた。

「移民の私生児が!」と影で言われつつ。

たかが不倫ごときの問題で。

ジェファソンこそ、黒人の奴隷女性を内縁の妻にして何人も子ども作ってたくせに。

英国王のジョージ3世が劇中で歌ってたぞ。

「おまえら、民を支配するってのは大変なことなんだぞ。孤独な仕事なんだぞ。為政者の厳しさをわかってないだろう、アホ!」ってさあ。

民主主義の実現の困難さについても意識しているミュージカルなんだ、このHamiltonは。

ともかく、Hamiltonというミュージカルは音楽も演技もダンスも素晴らしい!!

ブロードウェイ・ミュージカルは2001年のThe Producersで終わった……と、私は勝手に思っていた。

でも、さすがアメリカは人材の宝庫!!

Hamiltonのようなミュージカルを作る底力があった!!

で、私は思った。

かわいそうに、このミュージカルは、「反トランプ劇」というレッテルを貼られて、長い目で見ると、損をするぞ、と。

このミュージカルの作者もキャストも「移民の国アメリカを祝福するんだ!トランプだめだ!」のつもりでいるけれども、それ以上の価値があるのに、この作品には。

自分たちが作ったものを、自分たちで矮小にしている。

人種差別とか移民の問題じゃないのに……

私も、NHKの報道や、雑誌「ニューズウイーク」の記事だけ読んでいたとしたら、このHamiltonというミュージカルを見る機会があっても、見なかったろう。

「不法移民の取り締まりとアメリカ建国の理想をゴッチャに考える馬鹿リベラルの作ったラップがうるさいだけのミュージカル」と思い込んでしまうところだった。

せっかくの、ヒップホップの政治劇なのに!!歴史劇なのに!!

いやあ、メディアが賞賛するにせよ、批判するにせよ、メディアの評はあてにならない。

自分の目で見ないといけない!と、あらためて私は思った。

まあ、このミュージカルに関連して、書きたいことはいっぱいあるが、本日はこれぐらいにしておきます。

2017年8月現在のHamiltonも人気は衰えていないが、すでに主役はミランダさんではない。

オリジナル・キャストでやってない。

シカゴや全米ツアーやロンドンでも上演してるけど、オリジナル・キャストじゃない。

日本に来ることはないと思う。劇団四季がリメイクすることもない。

無理。

原作ミュージカルの冒涜になる。

でも、Hamiltonは映画化されるに決まっているので、映画化されたら見に行こう〜〜〜

その前に、ちゃんとロン・チャーナウの伝記を読んでおこう〜〜

今のアメリカに繋がるアメリカ合衆国の建国の秘密を妄想しよう〜〜

アメリカ合衆国の建国の理念つーのもね、とっても胡散臭いのね……

だって、移民で私生児で孤児の天才のアレグザンダー・ハミルトンを受け容れることができなかったんだからさ…

https://m.youtube.com/watch?v=rPNiULL9ol8&feature=youtu.be

徹底した経済人

本日は、2017年5月22日月曜日である。

水曜日の午後7時からの尾道市立図書館での講演で話すことは決まっている。

でも、パワーポイント資料を、まだ作ってないんだよね。

無職になって時間ができても、やるべきことをしない私。

ところで、前にこのBlogで書いたように、私が有料会員になっている「ニュース解説動画配信サービス」の中には、「新経世済民新聞」の三橋貴明さんの経済ニュース解説も入っている。

三橋さんは、古典的自由主義経済にしろ、新自由主義経済にしろ、「経済人」を前提にしているから、あかんとおっしゃる。

そういう経済学に依拠した政策を採用して、デフレーションから抜け出せない安倍政権を批判しておられる。

経済学は思考のモデルを提供しているだけで現実に機械的に応用できるものではないと百も承知していて、自分のビジネス拡大のために、ダメ経済学を言い募って政権を動かす、竹中平蔵のような人物もいると、批判しておられる。

経済学という学問そのものの前提は、貨幣観とか、他の点からしても、いろいろおかしいそーだ。

でも、今日は「経済人」についてのみ書く。

経済人。

「経済人」というのは、経済的合理主義だけで生きる人間のことだ。

経済的に得か損だけで動く人間のことだ。

ピーター・ドラッカー( Peter Drucker: 1909-2005)の名著のひとつに、『「経済人」の終わり』というのがある。

29歳の時に発表したものだ。

すごいなあ。

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この本は、ファシズムの台頭に警鐘を鳴らした本だ。

ドラッカーは、次のようなことを言った。

合理的にものを考えて行動する「経済人」ならば、ヒトラーみたいな全体主義は生まれんでしょう?人間というのは、わけのわからんことをする生き物なんだよ、と警告した。

経済学からのみ考えていると道を誤るよ、と警告した。

似たようなことは、アメリカの神学者のラインホルト・ニーバー(Reinhold Niebuhr: 1892-1972)も言った。

「 彼ら実業人は権力関係の複雑怪奇さを知らず、政治の世界においては、危険なまで非合理な野心が力をふるい、殊に政治的宗教の時代にあっては、悪魔的な政治運動をもたらすことわきまえないのである」( Christian Realism and Political Problems, 1953)

つまり、経済人は単純じゃ、政治というものは非常に理不尽に不合理に動くものだということをわかってないと言っている。

この「実業人」 というのは、経済人と同じだと考えていい。

一般的には、いいイメージではないかもしれない。

金で動く人間である経済人のイメージは悪い。

でもさあ。

金で動く人間ならば、安心できる。

金で動く人間は、実利を取るんだから、実を取るんだから、交渉できる。

私は、切実に、トランプさんには徹底的にビジネスマンでいて欲しい。

いや、トランプさんばかりではないな。

国家の舵取りをする立場の人々には、徹底したビジネスマンでいて欲しい。

ビジネスマンなら、損なことはしないはずだ。

理念や思想やスローガンや意地やプライドや夢やメンツでは、動かない。

それで動いて得するならば、そーいう幻想を利用する時もあるかなあ、という程度のものだ。

「悠久の日本は〜〜」とか、「ジハードだ〜〜自爆して天国に行くんだ〜〜」とか、「中国は世界の中心だ〜〜」とか、「アメリカニズムを世界に広げるのが神の意志だ〜〜」とか、「ユダヤ人をみなが殺しに来る〜〜」とか、そーいう幻想は持たない。

国にとって得か損か、徹底的に考えて得な方を選ぶ。

国民が食ってゆけるのか、徹底的に考えて得な方を選ぶ。

国って、自分を含む国民の生活の総体なんだからさあ。

それも長期的視野で損得を考える。

不合理なことはしない。

無理は通らないので、損するから。

となると、大きな戦争はしないよな。

総力戦なんかせんわ。

消耗するだけだもん。

勝っても負けても、損だ。

軍事衝突は別だ。

外科手術的攻撃surgical attackはする。

患部(核施設とか、ミサイル保管地下基地とか)だけ攻撃するってやつね。

これは一種のご挨拶というか、一種の外交だから。

中古の武器をバンバン売って、その地域を不安定化させたり、古いミサイルをガンガン見当はずれの方向にぶっ飛ばしたりはするよ。

ボケッとした属国からカネをむしり取ることはするよ。

でも、肉を切らせて骨を断つみたいな、自分にも大損害のあるような大戦争はアホらしいから、しない。

ともかく妥協できるところは妥協して実を取る。

そこなんだよね、トランプさんが信用できるのは。

あの方は、ビジネスマンなんだから。

アホな革命家じゃない。

権力志向じゃない。

そんな貧乏人じゃない。

経済人ならば、大損の破局は招かない。

だけれども、経済人であるはずなのに、自分が損するみたいなことやってる人々もいるよね。

たとえば、人材派遣業の経営者である経済人がいるとする。

たとえば、国の経済政策を動かして、非正規雇用を増やすような法律を施行させる。

そうすれば、自分が経営する人材派遣業にとって非常に都合がいい。

それで非正規雇用の勤労者が増える。

そうなると、一般の勤労者の購買力が落ちて、物が売れない。

低賃金の非正規雇用者が増えれば、税収も落ちる。

自分の会社の収入はタックスヘイブンに隠して法人税を逃れる。

ついでに、自分の資産も国外逃亡させる。

気持ちはわかる。

税金は悪でありますよ、ほんと。

日本の税制はおかしいよ、ほんと。

でもさあ、そうすると、税金で徴収されるはずであった金が消えるわけで、その分は勤労者に課税される。

貧乏人に課税しても、取れない。

で、税収は落ちる。

税収が落ちれば、公共サーヴィスの質が落ちる。

治安も悪くなる。

富裕層への憎しみも国民の間に蓄積醸成されていく。

国民の資産流出を止めようと国税庁もうるさくなる。

タックスヘイブンも、いつ顧客名簿を公開するかわからない。

じゃあ、とりあえず、治安のいい国に移住する?

税金亡命する?

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シンガポールで永住権を取る?

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絶対のセキュリティを誇るGated Cityに住む?

根無し草の「永遠の旅行者」になる?

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気の休まらないことですな……

何のために金を集めたのか?

自分がほんとうに安全に安心して得して生きるためだったはず。

自己防衛のためであったはず。

なのに、気の休まらない老後を異国で過ごすのか。

強盗殺人や詐欺に気をつけながら。

彼の国の政変や法律の変化に気をつけながら。

自分がほんとうに安全に安心して生きたいのならば、自分の属する社会が安全で安心なものであることが必要十分条件だけれども。

まあ、見果てぬ夢かもしれないけれど。

でも、ひとりで生きてるわけじゃないからさ。

儲けることができるのも、社会があってこそ。

社会的インフラを使わせてもらえるからこそ。

人間は社会的生き物だからさ。

他人の影響から逃れられる人間はいない。

他人の働きに依拠して、私たちは生きている。

だからさあ、みんながそこそこ楽しく生きて食べていけるようにしておく方が、自分の身のためだって!

社会的コストだからさあ、税金は。

欲が深いのはいい。

強欲も結構。

金稼ぐのは素晴らしい。

ちょっと搾取もいいよ。

ちょっと脱税もいいよ。

でも、限度があるだろう。

限度を見極めるということは、損得を見極めることと同じだ。

経済人でいるのならば、徹底した経済人になるべきだよね。

徹底した経済人は、自分にとって得なことは何かを徹底的に考え抜く。

そうすると、自分だけ逃げ切るのは無理と、わかる。

自分と自分のカネだけが、自分を守ってくれるわけじゃない。

たとえばさ、道徳はなんで守る方がいいのか?

神様が見てるから?

いや、その方が得だから。

大きく見たら、道徳はお値打ちです。

お得です。

自分の不道徳な行為の波及効果はある。

自分の不道徳は自分に返ってくる。

自分にとって損なことはしない徹底した経済人になりたいよ、私も。

私が幸せでいるために、 みなさん、幸せでいてください。

みなが時間持ちにならないと民主主義は無理

本日は、2017年5月19日金曜日である。

無職のプー太郎ならぬプー子になって、変わったことはいろいろある。

そのひとつが、Amazonプライム会員特典で無料でパソコンやiPadやスマホで視聴できる映画やテレビ番組を見て時間をつぶすことが皆無になったこと。

映画とかテレビの連続ドラマなんて、しょせん虚構なんだから、見ても見なくても大差ない。

どうでもいいといえばどうでもいい。

感動するといっても、現実逃避には変わりない。

まれに100年に1度くらい、『シン・ゴジラ』みたいな傑作が生まれる。

その場合は100年に1度見ればいいのだ。

なのに、私は勤務時代に、帰宅して夕食をすませると、ソファに寝っ転がって、amazonビデオを視聴していた。

1日に2本ぐらいは映画のビデオを見ていた。

時間の浪費は、実にはなはだしかった。

賃金労働で好きでもないことを生活のためにやっていると、くたびれる。

帰宅すれば、もうひたすら休息したい。ダラダラしたい。

きちんとした本を読む気力も体力もない。

漫画でさえ読めない。

ボ〜〜と動画を眺めて眠るしかない。

大学の教員の仕事なんて、平均的に見れば、どうということのない労働量である。

のかもしれないが、疲れることは疲れた。

私みたいな凡人以下は、そーだったんよ。

ところが、今は賃金労働しないので、疲れないので、いくらでも本が読める。

貧乏になったけれども、「時間持ち」になったので、落ち着いて読書できる。

今まで、薄らボンヤリとしか知らなかったことを、きちんと知ることができるのは、非常に嬉しい。

生きている気がしていい。

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64歳にもなるのに、なんという無知なのか……

死ぬまでに、この無知無知した状態を少しでもマシにしなくちゃと闘志がわいてくる。

また、今は勤務時代のように、疲れ切って食事を作るのが面倒になり、外食するということがない。

きちんと料理ができる。

食材はすべて無駄なく使い切ることができる。

とはいえ、頑張るとストレスになるし、過食は万病の元なんで、夕食も2品しか作らない。

それでいいのだ!!


きちんとした食事を1日1食でも摂っていれば、機嫌よくしていられる。

いい加減に食事してると、4日も過ぎると精神的飢餓状態になってくる。

で、外食してしまう。

しかし、自分で丁寧に作ったものの方が、そりゃ満足できるんよ。

自分の好みで味付けしてるんだからさ。


私は、無職のプー太郎ならぬプー子になってから、非常に幸せである。

カネがなければ節約して暮らせばいい。

でも、時間がなくて、脳に栄養を送れないと馬鹿になる。

労働によって得るものはたくさんある。

しかし、時間がないと、もっともっと大きな視点から、自分の属する社会や世界の仕組みを知るための情報収集ができない。

情報収集そのものが仕事みたいな研究者でさえ、勤務していれば雑務がいっぱいだ。

その雑務は年々歳々増えていくばかりで、論文など年に1本書くのが精一杯という状態になる。

私なんて無能だから著書の一冊も出せなかった。

自分が書いてきた論文を集めて本にして出すなんてvanity pressは興味ないし。

自分以外は誰も読まない本は出版せんでいいよ。

献本されても困るわ。

なんか、1990年代から、特に21世紀になったあたりから、いろいろ余裕のない世の中になってきたよなあ……

なんでかなあ……

アメリカ も日本も、勤労者の実質賃金は上がっていない。

なんで賃金が上がらなくなったか?

もとはといえば、日本の宗主国のアメリカの企業が株主資本主義化して、経営者と株主が分離し、利益は株主の配当に回され、従業員の賃金や福利厚生向上には回らなくなったからだ。

上場されている株式会社は株価が高ければ良い会社ということになるので、会社の立て直しは、まずリストラで、1番コストのかかる人件費を圧縮することから始まる。

リストラして、正規雇用を減らして非正規雇用を増やす。

それから、優良部門や資産を売却し、その金で自社株を書い、自社株の株価を吊り上げる。

それが会社再建ということになる。

それを躊躇いなくできるのが、有能な経営者、辣腕CEOということになる。

こういうことをした会社再建者は、巨額の役員報酬を得た後は、サッサと「再建された会社」を売却する。その売却益からも報酬を得る。

企業そのものは、役員報酬を税金控除できるんで、巨額の役員報酬を払っても損はない。

犠牲になるのは、従業員の退職金に年金である。

従業員保護の法律は、とっくの昔に財界が国会議員を使って無効にしてる。

抜け穴いっぱいにしてる。

抜け穴を探す弁護士も、企業はいっぱい雇用できる。

企業の得た利潤は、法人税を払うのは嫌なので、タックスヘイブンの隠れ口座に隠匿される。

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FATCA(Foreign Account Tax Compliance Act) が2013年に施行されて以来、スイスの銀行は隠れ口座を公開するようになった。

けれども、まあ、北朝鮮やISがタックスヘイブンになっているとすれば、IRS ( Internal Revenue Service, アメリカ合衆国内国歳入庁つまり国税庁ね)だって、CIAだって手が出ない。

カネの隠し場所は、あるんよ……

このように、本来は課税されるべきカネが徴収されないので、足らない税金の補填は庶民への重税で補う。

富裕層が合法的脱税すると、貧乏な庶民の税金が多くなる。

給与が上がっても、税金で取られる。

富裕層は一層に富み、貧乏な庶民は一層に貧乏になる。

企業は、企業を動かす超富裕層は、国会議員に献金すれば、自分たちに都合のいい法律を制定させることができる。

国会議員は、議席を失ったあとは、企業や超富裕層の作った財団のロビイストなる。

年収1億円以上はもらえるからね、企業や財団と仲良くしておきたい。

上院議員たって、年収日本円で2000万円くらいだからね、ロビイストの方がずっといい!!

今や、アメリカの国会議員ひとりに33人(13人という説もある)のロビイストがくっついて、運動してる。スポンサーは、ほとんど企業だ。

そりゃ労働組合やNPOのロビイストもいるけれども、報酬額が違うね。

ロビイストも人間だから報酬で動くよ。

5000万円なら動かなくても、5億円なら動くぞ。

怠けもんの私も動くよ。

ということで、気の長い開発研究(R&D)やらんでも、儲かるシステム作りをするんで、アメリカの企業からイノヴェイションが生まれない。創意工夫なんかしない。

イノヴェイション?

そんなん、極東のクソ真面目な国民のいる国のいい技術を持っている会社を買収しちゃえばいいんだ。

日本政府は緊縮財政とかで、国の宝みたいな技術を持っている会社が倒産しかけてるのに助けもせずに、外資に食い散らかされるままに放置してる。

東芝の半導体技術を外国に売っていいんか……

外資が日本の企業の株を買っていいことにしちゃったもんだから、日本の企業も続々とアメリカ企業化して、リストラと株価吊り上げしかできなくなった。

ということで、日本の勤労者の賃金は上がりません。

これじゃ、子どもの教育費も出ない。大学の授業料は、今や国公立でも535800円だ。1971年は12000円だったのに。

数年後には93万円にするらしい。私立大学は、とっくの昔に年間授業料は100万円超えている。

子どもが2人いたら、これでは、奥さんがパート勤務しても苦しい。

上京させて下宿させるなんて無理。

地元の大学に行ってちょーらい。

ということで、福山市立大学は、都会の名門私立大学に合格したけれども、経済的事情でここに来ましたと言う学生さんが少なくなかった。

なんやかんやで税収は少ない。

今まで好きにさせといた大学への補助金も削りたい。

補助金出すなら、それなりのことやっていて、文部科学省に素直な大学には出す。

補助金を餌に、グジャグジャとしょうもない指令ばかりを大学に出すようになった文科省。

天下りを受け入れた大学には手厚くするよん。

ということで、それに適応できない日本の多くの大学の予算は小さくなった。

で、お定まりで、企業の真似して人件費削減。

いまや大学の教員も終身雇用ではなく、任期制が増えた。

財界に左右される政府は、すぐに使える人材養成を大学に要求する。学問なんかせんでいい。教養なんて無用。もっと職業訓練校になれ。

あのさあ、もうすぐに人工知能が、職業訓練校で得るスキルを担う時代が来るんだよ。

どうせいと言うの?

そんなこんなやってるもんだから、雇用は増えず、賃金上がらず、国民は疲弊して、購買力がない。消費なんかできるか。

アベノミクスで貨幣の流通量が増えたって、銀行から借りません。

需要力がないので、供給過剰のデフレーション止まりません!

景気なんか良くなりません!

経済成長できません!

経済成長できないメカニズムとその結果の今現在について、勤務時代は考えることなどできなかった。

ただただAmazonビデオで時間を潰してた。

皮肉なもんだ。

若くて体力気力充実してるときは、生活費獲得労働に追われ、きちんと考えることも、調べることも、周りを観察することも、粘りが必要な類の読書もできない。

ストレス解消のための、どうでもいいような余暇活動に時間を費やし、買い物だの恋愛だのギャンブルだの飲食だのに依存耽溺する。

そうして、貴重な人生の時が過ぎて行く。

民主主義の実現は、まずは労働時間の短縮と生活費の保証かなあ。

古代ギリシャの都市国家の民主主義の担い手は、奴隷に労働を任せることのできる余暇時間を持つ自由民だった。

そろそろ、人工知能、ロボットという奴隷も用意されてきたし。

あとは生活費の保証かなあ。

ということで、やっと私は、ハイエクやロバート・ライシュの提唱したベイシック・インカム(badic income)について、ちょっと本気で調べてみようかなあ……という気になってきた。

でもなあ、これも「善意で敷き詰められた地獄への道」かもしれんし。

民主主義なんて永遠に未完のプロジェクトかもねえ……

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戦争政争革命動乱ってみんな八百長?

本日は、2017年5月14日日曜日である。

24日の講演会の準備もしていない。

Facebook友だちの方が、以下のようなポスターを作ってくださったのに。

この方は、最終講義の時のポスターも作成してくださった。

デザイン力あるなあ……

ありがとうございます〜〜

でも、すでにして逃げたくなってきた。

5月9日に聴講させていただいた三重大学工学部大学院開講科目渡邊明先生ご担当「生産管理論特論1」第5回ご講義の覚え書きも作成していない。

明後日は、第6回目のご講義だよ〜〜〜

先日に行ったトヨタ産業技術記念館のショップで購入した、この本も読んでいないよお〜〜〜

いろいろ他に読みたいものばっかりなんよね〜〜

この本、すっごく面白い。

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お薦めである!!

ところで、「誰が考えてもおかしなことが、なにゆえ実行されたのだろうか?」と思わせられるような事件が歴史上ある。

たとえば、昭和に入ってからの旧陸軍の中国侵略。

満州だけでいいのに。兵站も確保できないのに、何をわざわざ、南下したんじゃ。

陸軍の暴走を止めることができなかった?

いや、本気で止めようと思えばできたはずだ。

陸軍への予算を執行しなければいいんだからね。給与差し止め。

責任者全員処分処刑。

やろうと思えばできたはず。

たとえば、アメリカ政府に出すべき宣戦布告書を、真珠湾攻撃が終わってから出したワシントンD.C.日本大使館。

ちょうど週末で、大使館のタイピストが休暇中だった?

日本から送られた暗号の解読してから、タイピングに慣れていない外交官がタイプしたので、時間がかかってしまった?

馬鹿言ってちゃいけないって。

手書きでいいから、サッサと提出すればいいんだ。

誰かの送別会パーティやってたから、暗号が送られてきているのに気がつかなかった?

アホか。ハルノートも突きつけられていた非常時だったんだぞ。

たとえば、真珠湾攻撃の時に空母を撃沈させておかなかったのはなぜか?

たとえば、戦局が有利なうちに休戦なり交渉できたはずなのに、なぜしなかったのか?

たとえば、戦艦大和は、なぜ一度もフルに機能しないまま海に沈められるはめになったのか?

たとえば、敗戦確実で国民は塗炭の苦しみで限界なのに、いつまでたっても戦争を終わらせなかった日本政府。

まあ、無条件降伏なんか要求する連合軍が、あからさまに人種差別的で理不尽には違いなかった。

しかし、敗戦の事態を想定して戦争は始めるものだ。無条件降伏という最悪の事態まで予想し、その対処を考えておいて、戦争を始めるのが常識だ。

降伏したら、天皇が処刑されるかもしれなかったし、国体の存続が危ぶまれたから?

天皇が戦犯として処刑されても、退位させられても、遺伝子のスペアは用意されているのだから、国体を継続できる可能性はあった。

神武天皇以来の男系遺伝子の持ち主であれば天皇になれる。

秩父宮様は戦死なさっていたが、三笠宮様も高松宮様もご健在であった。

あの戦争は、奇妙なことが多過ぎる。

あの敗戦について、日本軍という組織の問題から分析した名著もある。

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学徒動員で徴兵され、フィリピンのレイテ戦を生き残った山本七平氏が書いた帝国陸軍を内部から見つめた名評論もある。

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まあ、それらを読むと、日本という国は、大きな戦略性もヴィジョンもなく、欧米の包囲網にあって、行き当たりばったりでなし崩し的に戦争に突入していったということになってる。

日本人は近代戦に向かない思考回路の人間が多いのだ、ということになってる。

日本軍の参謀本部は、失敗することが証明されてきた作戦パターンを性懲りもなく繰り返した、ということになっている。

まあ、それは自分が勤めて雇用されていた組織を思い出せば、納得できることである。

が、しかし、だ。

それにしても変だ。

国家間の戦争と、あってもなくても構わないような類の、失敗しようが成功しようが大差のない類の日本の大学の運営とは訳がちがう。

その国が生んだ最高のエリートたちと、その辺の大学の教員を同じに考えてはいけない。

となると……

どうも、太平洋戦争というのは、最初から、ほんとうには勝つ気がなく、ボコボコに負けるつもりで始めて、負けるべくして負けた戦争に思えてしかたない。

それくらいに奇妙だ。

意図的に思えるぐらいに愚劣だ。

だから、海軍の上層部がアメリカと通じていて、そいつらが日本を売ったのだという説も出てくる。

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しかし、何のためにエリート中のエリートである職業軍人のトップが売国したのか?

米内光政や山本五十六がアメリカに留学中にフリーメイソンになったから?

フリーメイソンリーなんて成功者の親睦団体じゃないか。

それに入会して、なんで売国なんだ。

米内光政が巨額の借金を抱えていたので、カネに目が眩んだから?

巨額の借金程度で国を売るのか。

同胞何百万人を殺してまで。

個人の借金なんて、巨額と言ってもたかが知れているのではないか?

不思議がいっぱい、日本の近代史。

たとえば、以下のような説明だと、説得力ありますかねえ?

落合莞爾史観的には、以下のようになるんだよね。

日本を国際社会に参入させるべく、日本の鎖国体制を破るため、まずペリー提督が江戸湾に行って開国させた。

その前から、かつて半島から長州に渡り、住み着いた人々を祖先とする「長州卒族」を何とかする必要があった。

なんとなれば、大陸や半島の動乱から逃げて日本の長州に亡命政権を打ち立てたい勢力と、彼ら「長州卒族」が合体して、日本の国体を脅かす危険があったから。

ほんとに、リアルに、その危険はあった。

その危険をはらむ「長州卒族」を、相応の職位で日本中にばらけさせ骨抜きにするために、大掛かりな政体改変が必要であった。

明治維新は、皇室も徳川幕府も薩長も互いに納得した上での大芝居の八百長であった。

簡単に政体を変えることはできないし、大政奉還に至るまでには、いろいろ仕掛けを必要とした。

官軍による無意味な虐殺でしかなかった会津戦争や奥州征伐は、八百長維新にリアリティを与えるための打ち上げ花火だった。

そのかわりに、明治になってから、西南の役だの萩の乱だのの薩長側の下級武士の反乱が仕組まれ、官軍に殺された旧幕臣と同じ数くらいの薩長側の不満分子が処分された。

これでバランスをとったわけ。

ところが、世界の大勢と足並み揃えて行くはずだった日本において、山縣有朋以来、次第に軍部の力が増してきた。

それで、軍部を、特に陸軍を消滅させる必要が生じた。

まともな政治的努力で軍を消滅させることなどできない。

それで、日本政府を動かす奥の国体勢力は、陸軍が暴走するように故意に仕向けた。

手に負えるはずのない戦争を始めさせた。

その戦争を無意味に残虐に長引かせた。

沖縄の人口が3分の1に減るまで。原子爆弾が日本に2度も炸裂するに至るまで。

それで、やっと降伏できた。

猛威を極めた日本軍は消えた。満州を諦めた。国民の軍への思い入れも消えた。

日本を、戦争なんか、もう2度とできない国にしておいたほうが日本の将来のためになる。

欧米は植民地を諦めた。人種差別を表向きはできなくなった。

このことについては、欧米や日本やアジアの真の指導者たちは知っていた。

第二次世界大戦も太平洋戦争も八百長であった。

帝国主義を終わらせるために。

覇権国家による支配ではなく、白人支配ではない、協調しあう共存する多極的な世界を構築するために。

さて、1945年から72年が経過した。

第二次世界大戦という巨大なる八百長戦争までして、できた現代は、またも危機にさらされている。

一神教イエズス会共産主義勢力の手先の軍産複合体と、異質の共存をめざす勢力との本格的闘いは、これから。

習近平さんは、中国を平和な大国にするために、共産党と人民解放軍を無力化しなければならない。

その時に、日本の陸軍潰しの事例が参考になるかもね……

故意に暴走させておいて、別の国に叩きのめさせ消滅させるとか……

トランプさんとプーチンさんは、ロシアの天然ガスを開発して、中東に依存しないですむエネルギー政策を進めたい。

トランプさんの敵は国内の軍産金融メディア官界学界複合体だ。

なんとか軍縮はしないといけない。中東なんかにカネ使ってられるか、アメリカ人の若者たちが外地で殺されるのは、もうかなわない。

そうはさせじとイスラエル。

トランプさんの娘婿クシュナーさんを操って、アメリカを中東に関与させようとする。

トランプさんにしてみれば、イスラエルの手先の娘婿のクシュナーさんは側近として手元に置いておいたほうがいい。

監視できるし、敵方の動きも予測できる。

一見仲睦まじく見えるからといって、仲がいいとは限らんよ。

一見仲が悪そうに見えるからといって、仲が悪いとは限らんよ。

プーチンさんとスティーヴン・バノンさんは、疎遠になっていると見せて、ほんとは信頼しあっているかもしれない。

ほんとうに怖い敵とは仲良くするでしょ。

互いに実力を知っている強者同士は、ぶつからない。

金持ち喧嘩せず。

喧嘩というのは、どうでもいい相手としかできんよ。

イスラエルの敵はイラン。

イランに武器や核情報を提供しているのは北朝鮮。

北朝鮮の背後にいるのは旧ソ連の技術者たちで、その背後にいるのはプーチンさん。

北朝鮮は、隠れたるタックスヘイブンなんで、欧米は簡単に手を出せない。

欧米の政府を動かす超富裕層や無国籍企業の資産は、北朝鮮にプールされているんだから。

イスラエルも手が出ない北朝鮮。

大韓民国の南朝鮮は、実質的には外資に支配された財閥が支配する経済特区。租界。政体はかろうじてあるけれども、国体がない。

北朝鮮は、しっかり国体が保持されている。

いずれ統一されて、「高麗民主連邦」になったら、北朝鮮がメインの国体に、南朝鮮という外資が跋扈する経済特区がくっついているという国家になる。

北朝鮮を、そのように巧妙に動かしているのは、あの三代目だろうか。金一族だろうか。

いやいや、ベテランの頭脳明晰な奴が隠れているに違いない。

北朝鮮という国家は、大きくみれば何のためにあるのか?

あの小国で世界を相手に大芝居ができるリソースは何か?

そもそも、北朝鮮は日本陸軍中野学校出身の畑中理(はたなか・おさむ)によって建国されたという説もある。

金正日は、実は金日成の息子ではなく、畑中理の息子という説もある。

http://ameblo.jp/kyasutaka1/entry-11469717712.html

実は、北朝鮮は、将来の大東亜共栄圏形成のために畑中によって作られ、日本がソ連や中国や韓国に直接対しないように、日本にとっての緩衝地帯になっているという説がある。

もしくは、北朝鮮の地には、ものすごい天然資源が開発されずにあるという説もある。

特に、羅津(らじん)あたりね……

プーチンさんと習近平さんとトランプさんは、北朝鮮の秘密を知っている。

金正恩さんも、あんなヘアスタイルしているけれど、冷静で頭脳明晰。

みんな大人でお芝居してる。

などなど、落合莞爾史観は面白いです。

想像力が猛烈に豊かだ。

ところで、プーチンさんの敵はNATOというより、やっぱりドイツ第四帝国ですかね。

プーチンさんと習近平さんとトランプさんの3人は、「新ヤルタ会談」みたいなことするつもりらしいよ。

副島隆彦氏の近著にそう書いてあった。

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このご著書は、ほんと面白いですよ。

洞察がすごい……

どういう頭をしているのか……

あらためて副島氏の天才に驚く。

前の「ヤルタ会談」の敵は、ドイツとイタリアと日本の枢軸国だった。

今度の敵は、何だろうかと副島氏は答えを保留しておられる。

今度の敵は、軍産金融官界学界メディア複合体かな。

人類を超特権層と奴隷に分断して、永遠にタックスヘイブンに資産を積み上げたい人々と、その走狗かな。

世界を一元化したい一神教イエズス会共産主義勢力かな。

それとも、トランプさんが、軍産金融官界学界メディア複合体に取り込まれてしまうかな。

かわりにペンス副大統領が実質的に仕切るのかな。

まあ、ともかく、これからの世界が進むために、北朝鮮は大きな役割を果たすのだろう。

一見、世界の孤児に見えて、実はメイン・プレイヤー。

かつての日本がそうであったように。

同時代のことは同時代人には見えない。

庶民の私には、グレート・ゲーム、大きく仕組まれる八百長試合の内実は見えない。

ただ、できることは、何が起きても冷静に眺めていることだな。

八百長 なんかに本気にカッカとならないことだな。

なんて、こーいうことは講演会では話しません。

かなあ……

情報配信サーヴィス貧乏(3) 落合莞爾史観

本日は2017年4月17日月曜日である。

福山から撤退した3月13日から1ヶ月以上が経過した。

なのに、まだくたびれている。

疲労感取れず。

慢性疲労症候群かしらん。

うつ病かしらん。

更年期障害って言うほど若くない。

まあ、ここ6年間ぐらいは、ずっといつもいつも疲れていたのだから、こんなもんかしらね。

退職し自宅にいるから暇かと思っていたのだけれども、意外や暇じゃない。

生活するって、いろいろなことをしなければいけない。

まともに家事やってると本なんぞ読めない。

やはり、どこまで行っても人間は時間とのレースなのねん。

本日は、私が有料会員となっている「ザ・リアルインサイト」の分家(?)というか支店である「インペリアル・アイズ」(Imperial Eyes) が配信していることについて書く。

知ったことをダダ漏れさせたい欲望に素直な私。

年会費は49,000円だ。

最近になって入会した。

またもや「情報配信サーヴィス」貧乏である。

Imperial Eyesが配信しているのは、落合莞爾(おちあい・かんじ:1941-)という歴史研究家のインタヴューや講演動画だ。

GoogleやYouTubeで検索すれば、いくらでも出てくる。

著書も多い。

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みなさんの中にもご存知の方は多いでしょう。

なんか、「100万円を100億円にした人」だそーだ。

投資で成功したそーだ。

すごい〜〜〜〜!

東京大学法学部出身。国際的ビジネスマンとして活躍し、官公庁にも入り込み戦後初の経済白書作成に関与し、野村證券に中途採用されて投資ビジネスや日本初のM&Aを成功させ、1978年から独立してコンサルティング会社を立ち上げた。

今は和歌山のお屋敷で、豊かな資産を利用しての活動と、歴史研究家として講演活動と著述活動に従事しているピカピカの70代。

私は、数年前にこの人物の著作を1冊読み始めて、手に負えなくて、すぐにBook Offに売った。

難解なわけではなかった。

ただ、訳がわからなかっただけだ。

陰謀論や歴史の秘話とか裏歴史とかの言説には慣れている私からしても、尋常でなく荒唐無稽に思えたからだ。

しかし、落合氏のキャリアを見ても、そんな荒唐無稽の妄想を言い立てる人物ではなさそーだ。

落ちこぼれの歴史オタクでは断じてない。

でも、実に無茶苦茶に荒唐無稽である。

あまりに荒唐無稽なので、ひょっとしたら真実かもしれないと思うぐらいだ。

実は、「落合莞爾史観」は、知る人ぞ知る凄い人気がある。

シリーズものの講演会など参加費は35万円くらいするが、参加者は多いらしい。

以下は、私が学んだ(?)範囲での「落合莞爾史観」である。

詳しくは書かない。

だいたいのところしか書かない。書けない。

例によってポイントフォームで記述する。

(1) 寒冷期にだいたいの旧人類は死滅したけれど、日本列島の太平洋岸に住んでいた縄文人と、スコットランドとかアイルランドのケルト民族の一部が生き残った。

(2)メソポタミアのウバイドの丘あたりが世界最古の文明の発祥地。紀元前1400年くらい。

(3) これらウバイド人はゴールド金を採掘するのに長けていた。

(4)それまでの居住区の環境の悪化のために、ゴールドを保持してウバイド人は世界に散らばって行った。

(5)一部のウバイド人は日本列島に渡り、日本列島の縄文人と混血した。どちらも遺伝子的に多くが共通していて、幾何学的才能に満ちたシャーマンたちであった。

(6)そこから日本の皇室の祖先が生まれた。これが「東のウバイド皇統」。日本の天皇家であるウバイドの東皇統は男系の後継者を保持するために、いくつかの家を秘密裏に守ってきた。

(7)ヨーロッパに流れたウバイド人たちはケルト族と合流して、そこに「西のウバイド皇統」ができた。ベルギーやオランダやルクセンブルクなどの北欧の王室は、彼らの子孫。彼らは自分たちと日本の天皇系が親類であることを知っている。

(8) 「西のウバイド皇統」に後継者ができず危機に瀕した時に、南北朝の後醍醐天皇の息子の大塔宮護良親王か、彼と遺伝子的に縁のある人間がヨーロッパに渡り、「西の皇統」を継いだ。

(9)実は、世界は、「東の皇統」と「西の皇統」の話し合いで展開してきたワンワールド。

(10)歴史を変える時には、「東の皇統」が管理保管する巨額のゴールドが役立てられてきた。

(11)ヨーロッパ中世から抜け出して英国に産業革命が生まれたが、それを支援したのが「東の皇統」の持つゴールド。巨額のカネが必要な時は、東の皇統がゴールドを供出して、世界史を動かしてきた。

(12) 19世紀前半でのウイーン会議で、鎖国の日本を開国させ、日本を国際世界に入会させる必要性が決定された。東の皇統を保持するために日本は国体と政体を分けてきたが、歴史的に暫定的に、国体と政体を一致させることが必要になり、その準備がなされた。

(13) そのために孝明天皇は急死したことにして、孝明天皇は「裏天皇」となる。皇太子の睦仁親王も「裏天皇系」に入り歴史の表舞台から消える。

(14)長州には、長く南朝の血筋の人々が隠れ住んでいた。なぜならば、大陸・半島から長州に忍び込み、日本の国体や政体を脅かす人々が長年居住していたので、彼ら反日勢力を見張るために、南朝の人々は長州に潜んできた。

(15)南北朝の動乱は、実は東の皇統たる天皇家を守るために、敢えて天皇家が分裂したのである。この真実は、皇室でも限られた人々しか知らない。もちろん、代々の天皇は承知しておられた。

(16) 明治天皇は、長州に潜み反日勢力を見張っていた南朝の末裔である大室寅之助である。彼でなければ、日本を国際社会にデヴューさせる力業はできなかった。西の皇統も、そこに協力した。

(17)よく巷に広がってきた陰謀論によると、薩長勢力が英国のロスチャイルドにそそのかされて、尊皇攘夷の孝明天皇を暗殺し、睦仁親王も殺して、自分たちの傀儡たる人間を天皇にして明治維新を遂行したということになっている。真実は、孝明天皇も睦仁親王も京都で生き延び、子孫は、「京都皇統」として現代に至るまで「東京皇統」を見守り支えてきている。

(18)東の皇統と西の皇統の、巨額のゴールドを原資にした歴史を動かすワンワールド運動に敵対する勢力が、一神教イエズス会共産主義勢力である。

(19)ユダヤ人とかフリーメイソンとかの言説こそ陰謀である。一神教イエズス会共産主義勢力の世界支配と、東の皇統の持つゴールドを奪い取りたい陰謀を隠すための陰謀である。

(20) 世界は、地域の歴史と文化を大事にする東の皇統と西の皇統の協力によってゴールドを節目節目に利用しつつ世界平和を維持したいワンワールド勢力と、世界を一元化し支配したい一神教イエズス会共産主義勢力の闘争である。いよいよ、その闘争の実相が多くの人々に認識される覚醒の時代が来たのである。

(21)日本人は極東の離れ小島の土人ではない。日本こそは、人類で最古のウバイド皇統の東の皇統を保持してきた国家である。日本人は、遺伝子的にも非常に特殊である。日本人には、世界において使命がある。ワンワールドを作り守る使命が。日本人よ、覚醒せよ。

以上が、非常に大雑把な「落合莞爾史観」のアウトラインである。

ほんとは、もっと細部を説明しないと、わけがわからん。

いや、細部を説明しても、わけがわからんだろう。

細部を言えば、一層に訳がわからんよ。

たとえば、マッカーサーはケルト人(西の皇統系)だったから、昭和天皇を尊敬したそうだよ。

まあ、確かにマッカーサーという名前はスコットランド系でケルト系だけど。

英国ではケルト系のスコットランド女王メアリー・スチュアート(イングランドへの反乱の罪でエリザベス1世から処刑された)の息子が エリザベス1世亡き後の英国を引き継いだから、今の英国王室も、一応は「西の皇統」の血筋。

まあ、なんでもいいよ。

私としては、こーいう言説をカネ出して知りたがる自分の性向を嘆くだけである。

ひょっとして……真実ならば……

おもしろいではありませぬか……

情報配信サーヴィス貧乏(2) テキスト系

本日は2007年4月9日日曜日である。

桜が満開の日曜日である。

歌舞伎の大道具の桜の木そっくりの桜の木である。

変な木であり、変な花だ、桜って。

今までの4月は、新年度開始時期で毎年忙しかった。

だから、桜など、ゆっくり眺めている気分にはなれなかった。

今年は、あらためて、桜が気になる。

へんてこりんだなあ、桜って……と感心している。

無職になると、無職になった寄る辺なさみたいな不安もあるにはあるが、今まで目に見えていたのに、注意して見ていなかったものが、生き生きと新鮮に目に入るようになる。

まるで目覚めたかのごとく。

暗闇の中から明るい場所に出たごとく。

そこんとこが、非常におもろい。

こういう日々を迎えることができるのならば、歳をとることは悪くない。

こういう日々を迎えることができるのならば、しんどい思いをして働き続けたのも悪くない。

ところで、今日は、また「情報配信サーヴィス」について書く。

前に、私が有料会員になっている「国際情勢情報配信サーヴィス」とか「経済解説配信サーヴィス」について書いた。

主としてダイレクト出版さんが提供している講演セミナー動画配信サーヴィスについて書いた。

これらはこれらで非常に面白い。

TVや映画が退屈な私にとっては、エンターテインメントとしても楽しめる。

しかし、実は、情報源として私が1番頼りにしているのは、前に紹介したものではない。

私が1番信頼している「情報配信サーヴィス」は、1998年から始まった「副島隆彦の学問道場」と、1996年から始まった「田中 宇の国際ニュース解説」だ。

田中 宇(1961-)氏のお名前の宇は、「さかい」と読む。

この2つは、動画配信ではない。

テキストで、つまり解説分析を文章で配信する。

無料で読めるものが多いが、もちろん有料会員になる方が、つっこんだ情報が読める。

「副島隆彦の学問道場」http://www.snsi.jp/の会員費は、前にも書いたように年間1万円(以上)だ。

ただし、このサイトは、「学問道場」であるので、国際情勢解説分析だけを載せていない。

もっと幅広く、歴史、哲学から映画分析まで提供してくれる。

このサイトは、私の人生を劇的に変えてくれた!

一方、「田中 宇の国際ニュース解説」http://tanakanews.com/index.htmlの有料サイト購読料は、年間で6,000円だ。半年で3,000円だ。

ただし、年間会員になると20日間のオマケがつく。

つまり、「385日」会員となれる。

この2つの「国際情勢解説サーヴィス」のいいところは、解説文のニュースソースが明らかにされていることだ。

分析の基となっている資料が明示されている。

どの新聞の記事か、どの文献の記事か、明記されている。

根拠が示されている。

テキトーな感想や放言ではない。

CIAだかNSCだか知らないが、インテリジェンスといいますか諜報というのは、スパイ活動ばかりではない。陰謀工作だけではない。

普通の誰でも入手できる新聞や雑誌や官公庁のサイトの記事を集めて丹念に読み分析することが、インテリジェンスの肝だ。

誰でも手に入る情報から、事件や現象の背後にある因果関係を見抜き、事件や現象の持つ意味を把握し、近未来予測をする。これが、インテリジェンスだ。

日本人による「国際情勢解説」という作業は、具体的には海外のメディアの記事を集めて読み込んで、整理して、何がほんとうは起きているのか推測することである。

ほんとはさ、私だって、少しは英語が読めるんだし、The New York Timesだって、The Wall Street Journalだって、Newsweekの日本語版だって、読めるんだからさ、国際情勢わかってもいいんだけどさ。

あいにくと、わからない。

海外のメディアの記事を読んでも、個別の記事を読んで、ああそうですか、とわかった気になるだけだ。

でも、ほんとうは何もわからない。

何が起きているのか大きくは把握できない。

小さくも把握できない。

ましてや、国内問題優先で「世界の警察官」なんかしてる余裕ないと公言していたトランプ大統領が、シリアでアサド政権がサリンみたいな生物化学兵器使ったからという理由で、シリアを空爆した理由なんかわかるわけない。

生物化学兵器をシリアのアサド政権が使ったのかどうかもわからないのに、やけに迅速にシリアを空爆した理由なんかわからない。

それも習近平さんと初めて会談する日に。

トランプ大統領が、側近のナショナリストのスティーヴン・バノンさんをNSCから外したってのも、どういう事情かわからない。

グローバリズム反対じゃなかったの、トランプさん。

グローバリズムを推進する「軍産マスコミ学界複合体」からアメリカの政治を奪還するんじゃなかったの、トランプさん。

???!??

疑問がいっぱい。

というわけで、私の目に入ってきた個別のもろもろのニュースを、意味あるように連結させて、絵解きしてくれるのが、「副島隆彦の学問道場」であり、「田中 宇の国際ニュース解説」だ。

絵解きされたものを信じるか信じないかは情報消費者の自由だ。

ほんとは、この2つのみ購読していればいいんだけさ。

この2つだけならば、年間16,000円ですむのにさ。

「情報配信サーヴィス」貧乏にならないですむのにさ。

でもね〜〜〜じっくりと大量の文章を読むのも、しんどいときがあるんだよね。

そういうときは、動画配信系サーヴィスで遊ぶ。

まあ、動画配信系サーヴィスも来年くらいには飽きているだろうけれども。

しかし、「副島隆彦の学問道場」と「田中 宇の国際ニュース解説」は、ここ16年間ほど飽きないです。

「まだ引越しの疲れが取れなくて〜〜」と言い訳しつつ、最低限の家事をする以外は、読書と各種の情報配信サーヴィスを漁って遊んでいる春の日々。

なんちゅ〜〜至福。

この世界の片隅で、この世界の動きをwatchingしているような気分。

お母さんのお腹のポケットから世界を眺めているカンガルーの赤ちゃんのような気分。

でも、ほんとうは、私が生きている世界の状況は風雲急を告げている……

情報配信サーヴィス貧乏 (1) 動画系

本日は、2017年4月5日水曜日だ。

私の朝は、目が醒めると、まずはiPadを操作して、講演とかセミナーの動画を流して聴き始めることから始まる。

聴きながら、顔を洗い歯を磨き、お湯を沸かして、お白湯を飲む。

プータローならぬプー子の無職生活に入ると、朝の気忙しさがないのがいい。

実に爽やか。

私が毎日流して聴いている講演やセミナー動画というのは、有料のもろもろの国際情勢情報配信サーヴィスが提供するものだ。

20世紀末から21世紀に入ったあたりから、日本人の間でもMSM(main stream media)に対する不信がジワジワ広がってきた。

大手マスコミの新聞を読んでいても、TVを視聴していても、事実はわからないということが、わかってきた。

こういう認識が広まってきたのは、インターネットの発展のおかげだ。

大手マスコミではなく、草の根の情報発信活動は、アメリカでは1990年代後半から始まった。

日本においては、インターネットを利用しての国際情勢に関する見識分析近未来予測を提供する活動については、副島隆彦(1953-)氏が先駆者のひとりである。

「副島隆彦の学問道場」は、1998年に始められた。

このサイトは、年間講読料が1万円「以上」だから、余裕と支援しよーという気があれば、いくらでも支払えばいい。

余裕がないなら、ともかく1万円支払えばいい。

年間購読料1万円は、格安である。

学生とか無職で有料会員料を支払えない場合は、きちんと申告すれば無料になる。

私が、「副島隆彦の学問道場」の会員になったのは、2001年からだった。

「副島隆彦の学問道場」は無料で読めるコンテンツも多いので、会員にならずに読んでいる人々も多いらしい。

情報にはカネ出すべきだと思うけどねえ…

教えてもらっているのならば、きちんと代金を払うべきだと思うけどねえ……

2010年代に入ってから、この種の情報配信活動がハッキリと変化してきた。

あからさまビジネスになってきた。

インターネットを利用した「情報配信サーヴィス」となってきた。

映像で講演やセミナーを配信する形式になってきた。

今日は、私が年間会員となって会費を払って視聴している「情報配信サーヴィス」について書く。

もうひとつ、お金払って視聴することを考えている「情報配信サーヴィス」もある。

これも国際情勢情報配信サーヴィスである。

今は様子見。

おそらく、有料会員になるだろうなあ。

私が欲しいのは情報だけだから。

まあ、無職のプー子が情報を漁っても無意味なんだけどさ。

これは趣味というより、私の欲望だから。

今のところ、私が購買している「情報配信サーヴィス」は、以下のものだ。

(1)ダイレクト出版が提供する西 鋭夫(1941-)氏の「フーバーレポート」。年会費は税込み20,000円ちょっと。

西氏については、前にもこのBlogで書いた。スタンフォード大学のフーバー研究所にダイレクト出版の社長が寄付した講座の教授で、「日本近代史」を担当なさっている。

(2)同じくダイレクト出版が提供する藤井厳喜(1952-)氏の「ワールド・フォーキャスト」。年会費は税込み20,000円ちょっと。

この方は、ハーヴァード大学で博士号を取り、国際情報レポートを官公庁や企業に年間購読料20万円くらいで販売してこられた。その一部を「ワールド・フォーキャスト」で披露している。

(3)ダイレクト出版と協力することもあるが、別口の会社に「ザ・リアル・インサイト」という配信サーヴィスもある。

いろいろな講師や有識者の講演を毎月配信している。年会費は税込み49,000円くらい。

こちらのサーヴィスで紹介される講師たちは、ちょっと玉石混交気味だ。

テーマも国際情勢に限らずに、落合莞爾氏のような歴史家の講義も配信するが、根拠の薄い陰謀論系も混じっている感じだ。それはそれなりの面白さがある。

(4)ダイレクト出版系の三橋貴明氏(1969-)氏の「月刊三橋新経世済民新聞」は、年会費、これも2万円くらいかなあ。毎月、経済系のニュース解説を配信しておられる。

これだけならば、年間会員費は総計で12万円ぐらいですむ。

ところが、上記のそれぞれが、他の配信サーヴィス商品を別に販売している。

たとえば、三橋貴明氏のサイトでは、「日本一わかりやすい世界経済の読み方」講座を販売している。

内容はヨーロッパ編、アジア編、ロシア編、アメリカ編、日本編と別れているが、厳密に分類されているわけでもない。三橋氏の説明は非常にわかりやすい。

これは3万円くらいだったかなあ。

西氏のところでは、日本近代史のセミナーの動画を、10万円くらいで販売している。

これは、相当に面白い!

「日本近代史秘話」の趣で楽しい!

10万円より高価だったかもしれないなあ。

しかし、10万円以下ということはなかったと思う。

それから、国際ジャーナリストの丸谷元人(1974-)氏の危機管理とかインテリジェンス(情報収集分析の上での洞察力や判断力)に関する講座の動画も、これはいくらだったかなあ。

忘れた!忘れたのだから、すごく高いわけではなかったのだろう。

丸谷氏は、オーストラリアの大学を卒業なさり、今は海外に展開する日本企業の危機管理コンサルタントをなさっておられる。

現地駐在の社員たちが誘拐されたり、テロの被害にあったりは、これからもっと起こりうるからだ。

こーいう講演動画を視聴すれば、御本人を見たいと思う。

で、御本人の講演を毎月1回くらいの頻度で、半年間とか1年間ほど開く講座が企画される。

その受講料は、税込み20万円とか35万円だ。

講座が開催される場所は東京だから、私は通っていられない。

もちろん、こんなに高価な受講料は、私は払えない。

だから、こういう講座には行ったことはない。

まあ、遅くとも数年待っていれば、もっと安価で配信される(と思う)。

というわけで、こういう「情報配信サーヴィス」を視聴していると、真偽はともかく、面白い。

けれども、お金が出て行く。

今のところの私が購買しているこれらの配信サーヴィスの思想的背景は保守系だ。

日本自主独立を目指している。

ダイレクト出版の社長は、小川忠洋(1976-)氏である。

まだ1976年生まれのお若い方である。

まだ40代に入ったばかりで、あれだけインターネットで宣伝できる財力があるんだなあ〜

すごいなあ〜〜

何か背後勢力があるのかなあ…..

この情報配信サーヴィスの講師の方々は、やたら日本のことを「属国」と言う。

脱属国を唱える。

その「属国」コンセプトを広めた副島隆彦氏のことについては、全く言及しない。

これも不思議。

言っていることは、かなり副島隆彦氏の見解とかぶってますが…

????

疑問は尽きないが、しばらくは、私の「情報配信サーヴィス」貧乏は続きそうだ。

北欧高度福祉社会&人権大国の凋落?

本日は2017年2月22日水曜日だ。

名古屋の自宅の断捨離を済ませた。

追いつめられて、ガンガン処分した。

死ぬときは何も持っていけないもんね。

それでも、私は、かつて霊能者さんに「下手すると100歳まで生きますよ」と、呪いの言葉をかけられたので、そうは簡単に世捨て人になれない。

物欲いっぱい!執着いっぱい!

それでも、今の私がほんとうに必要としているものを絞り込めた!

福山に戻ったら潔くガンガンガンガン処分する覚悟ができた!

それはさておき、まっこと世は移り変わるなあ……と思うことしきりな昨今の世界情勢。

今はトランプ政権の「アメリカ合衆国主席戦略官」であり「上級顧問」のスティーヴン・バノン(Stephen Bannon:1953-)さんが、2007年に創設した保守系というか右翼系ニュースサイトの「ブライトバート」(Breitbart)の発信ニュースを読んでいたら、こんなニュースがあった。

http://www.breitbart.com/london/2017/02/21/ten-topics-swedens-multicultural-utopia-massively-failing/

このバノンさんは、超右翼で性差別主義者ということで、評判悪い。

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眼鏡かけてることも多いですね〜〜バノンさん。

このバノンさんがトランプ政権に入ったので、Breitbartを引き継いだ若き美男子のミロ・イアノポロス(Milo Yiannopolous: 1984-)さんが、つい最近になって、小児性愛を認めるような発言を責められて辞任しましたね〜〜

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「16歳の美少年にエロスを感じてもおかしくはない」みたいなこと言っちゃって。

別に発言は自由だろ〜〜感じ方は千差万別よ〜〜

と思うけど、ニュースメディアのCEOがこういうこと言っちゃいけないということで、リベラル勢力からバッシングされましたですね〜〜

いろいろトランプ政権は攻撃されておりますね〜〜

アメリカの主要メディアは圧倒的にリベラル系民主党系だからね。

どうしても、こうなる。

先日も、トランプ大統領が「スウェーデンで起きてるみたいなことがアメリカで起きちゃ困る!」みたいなこと発言して、スウェーデン政府から抗議された。

でも、移民の天国=人権大国のスウェーデンは、ほんとうは困ったことになっている。

以下は、ブライトバートが報じていた「多文化主義の天国だったスウェーデンが急速に凋落しつつある10の理由」だ。

順番は、報道記事に記されていたとおりではないですが。

1   移民に殺された女性のことをスウェーデンのメディアは報道しない。

2   スウェーデン政府は移民の犯罪をメディアに報道させない。

3   スウェーデン警察から離職者続出。大量に。移民警護がいや。国民を守りたいのに。

4  手榴弾が飛び交う移民無法地帯がスウェーデン国内にある。

5  スウェーデン国内に少なくとも55の移民無法地帯がある。

6  凶悪犯罪のほとんどが移民によるもの

7   移民のシェルターに移民が寄り付かない。強姦が多過ぎる。

8   スウェーデンの学校は移民対応のために教育の劣化が進行中

9  スウェーデンの失業者のほとんどが外国人。つまり移民。

10  移民はスウェーデン女性を強姦する。

あれあれ。

「右翼のメディア」だからデタラメとは言えないですよ。

「左翼のメディア」も、相当にデタラメですからねえ……

話半分にしても、スウェーデンきつそう。

日本みたいに綺麗事言ってるだけならいいけれども、綺麗事を本気にして実践するとまずいよ。

地獄への道は善意で敷き詰められているのだよ。

The road to Hell is paved with good intentions.

他山の石ですよ〜〜〜

かつて、冷戦終結後の日本の左翼さんたちの憧れは、北欧諸国にシフトしたよね、ソ連から。

高度福祉社会スウェーデン!! デンマーク!!

前の勤務先の男子学生なんて、「デンマーク人になりたい!」と言っていた。

「デンマーク人になると、すっごく楽なんです。どうやったらデンマーク人になれますかね?」

と、私はその学生に尋ねられた。

「1番手っ取り早いのは、デンマーク人の女性と結婚してヒモになるんだね。頑張ってね〜〜」

と、私は答えておいた。

学費、医療費が無料で、外国人にも福祉が手厚いデンマーク。

でも、その財源は税金でさ、勤勉なデンマーク人の収入から差っ引かれたオカネなのだよ。

デンマーク社会に貢献できるような技能も知識もない類の日本人が、「生きるのにラクだから」という理由でデンマークに行きたいと思うなんて。

こんな平和な日本においてでさえ、働くのが嫌だから、デンマーク人になりたいと思うとは……

どうして、そんな寄生虫根性になれるのかねえ……

と、私は呆れつつ、その学生の顔をマジマジと見たものだった。

日本人女性のヒモになるのさえ、どう考えても無理な類の容貌の持ち主であったが……

高度福祉国家というのは、まず成員数が限定されていないと成立しない。

我も我もと、その高度福祉国家に殺到したら、福祉の受益者ばかりが殺到したら、成立しない。

あたりまえだ。

高度福祉国家というのは、財源である税金を支払うことができる人間が成員の多くを占めていないと、維持できない。

あたりまえだ

だから、高度福祉国家は、前提として、閉ざされていなければならない。

成員の人権は尊重し保障するが、非成員のことまでは知らん。

これが、高度福祉国家のリアルだ。

なのに、なんで、スウェーデンにしろ、デンマークにしろ、移民の流入を認めちゃったのだろう。

もっともデンマークは移民政策を変えて、移民への福祉給付を半減したそうであるが。

当然だなあ。

しかし、スウェーデンは、そこまでやっていない。

スウェーデン社会に貢献できる類の人々を移民として受け入れるのはいいけどさ。

自国で食いつめた類の人間まで、なんで受け入れるんだ。

高度福祉国家と「移民の人権も守りますよー」の類の人権大国は、両立しない。

医療の無料化はいいけれども、医療従事者の賃金が低く抑えられているので、「こんなん、やっとれんわ」ということで、医師も看護師も海外に出稼ぎに行ってしまうのが、デンマークの現状だ。

ということで、冷戦終結後の日本の左翼さんは、憧れの半社会主義国家の北欧諸国が移民の流入により荒廃し疲弊していく現状をどう考えるのだろう。

次は、どこの国をお手本にしますか?

北朝鮮ですか?

それとも、人工知能にガンガン労働させて生産性を上げて、その収益でベイシック・インカムを実現させて、「人類牧畜化」を推進しますか?

だいたいが、自分の国の現状が酷いからと言う事で外国に逃げてくるような不甲斐ない人間なんかに、入ってこられても迷惑だろ。

移民というのは、移民が出る国というのは、その国の政治が失敗しているということだ。

その国の政治の失敗は、その国の人間が何とかしなければ何ともならないんだ。

と、生まれた国と自分自身を一体化して考える「遅れた意識の私」である。