本日は、2025年7月12日土曜日です。
今週はけっこう忙しかった。
6月末が締め切りだったんだから、早く書いて送らないとあかんやろと思い、『情況』夏号の連載の第2回の原稿を7月7日の月曜日の夜に担当編集者さんに送りました。
規定は5000語なのに、どう縮めても6500語くらいになってしまって、ダメ元でそのまんま送ったら、すんなり通ってしまいました。すみません。
さて、次には、7月9日に桃山学院大学での「総合人間学A」という違う講師が2回ずつ担当するクラスのzoom講義用のパワーポイント資料のプリントアウトしようと思ったら、なにゆえかプリンターが変。
ついでにパソコンまで変になった。

実は、随分使ってきたから、パソコンもプリンターも買い換えようかということで、7月16日に新しいパソコンとプリンターが届くことになってる。
たまたま。
大事な原稿を送ったあとに、パソコンもプリンターもうんともすんとも言わなくなったということは、ひょっとしたら、パソコンもプリンターも自分たちの運命を知ってしまったのかな?
だから、こういう事態になったのかな?
翌日の7月8日火曜日は病院。
昨晩のパソコンとプリンターの心中のために、睡眠不足マックスのまま、朝から病院に行って、採血と診断。
主治医さんに爪を見せつけたり、腕の湿疹を見せつけたりして、軽い抗がん剤でもいかに負担が多かったか、おかげで、6月初めの手術以降いかに体調が悪かったか、頭がぼんやりして無為に過ごす日々がいかに多かったか、大袈裟に私は訴えた。
爪なんか白くなっちゃって、表面がボロボロになったんよ。
こんなん初めて。原因は老化じゃないでしょ、これは。

主治医さんいわく、「藤森さんの場合は、抗がん剤使うと、もとの肝硬変が悪化するようですから、当分は様子見つつ、検査だけしましょう。実際に、個人差が大きくて、正直いえば、僕にもどうなっていくかは、なんとも言えません。元気だったのが急に悪くなるケースもありますし、かと思えば10年ぐらい平気だったり」。
私は「最後は栄養点滴なんか受けずに、水と少量の食べ物ですごしていれば、だんだん枯れちゃって、痛まずに苦しまずに浮腫まずに死ねますよねえ?」と訊ねる。
主治医さんは「まだそういう段階の話をするのは気が早いんです。ともかく、好きにしてください。好きなことするのが一番です」
私は「好きにしています。退屈が一番嫌いなので、好きなことしかしていません」
主治医さんは「それが一番です。次の外来はいつにしますか」
私は「9月はいかがですかー」
ということで、9月半ばまで病院に行かずにすむことになった。
万歳。
でも、9月まで日本は大丈夫かしらん。
7月14日も危ない説あるぞ。
モンゴルから無事にお帰りください、天皇皇后ご夫妻。
病院から帰宅してから、くたびれて眠って眠って、起きたら午後10時半。
翌日の7月9日水曜日は朝9時20分からzoom講義。
パソコンやっぱり動かない。iPadでzoom講義するしかなかった。
午前10時50分zoom講義無事終了。何とかなったな。
くたびれた、くたびれた。
暑いから、「コメダ珈琲店かき氷」食べるべ〜〜と出かけた。
暑かったら、アイスノンをタオルで巻いて枕にして昼寝が一番安上がりなのにさ。
今年の夏初めてのかき氷。
これでもミニサイズ。ミニなんよおおおお!
抹茶のかき氷の上にソフトクリームとあんこのトッピング。900円ぐらいだったかな。ミニサイズでトッピングなしなら670円。
トッピングできるものに練乳もあるよ。
暑かったのが、涼しくなった。

翌日の7月10日木曜日はくたびれて寝てた。
老人は疲れやすいのよん。ついでに私は病人よん。
次の7月11日金曜日は、母の命日が近いのでお墓参り。
亡くなったのは1998年だったから、あれから27年かあ。

墓石を洗い、新しいタオル何枚かで拭き拭き。
ついでに、我が家の生前墓も掃除。
墓地のある公園近くのオムライス専門店でランチ。
最近はSサイズしか食べることができません。SSサイズでもいいんだけどな。
それから、区役所まで行き期日前投票。
備え付きの鉛筆は使わず、持参のボールペンで大きく記入。
どうだ、これで書き変えなんかできないぞ!
不正投票などできないぞ!
まあ、そんなことはないと思いつつも、念のために。
それから、またコメダ珈琲店に行って、コーヒーとかき氷。ミニサイズ。
それから、食材と母へのお供え買い出し。
づがれだ。
酷暑の夏は、生きてるだけでくたびれる。
ところでですねえ、いやあ、最近はエンタメ小説のヒロインも、ネトフリ映画のヒロインも変わってきましたねえ!
なんか、英国の推理小説大賞みたいなもんであるダガー賞の翻訳部門受賞とかで、王谷晶氏の『ババヤガの夜』を読んでみたら、無茶苦茶に面白かった。2回読んだ。
ついでに英訳版も読み始めた。


推理小説ですから、ネタバレしたくないので、詳しいことは書きません。
血の香りいっぱいのバイオレンス満載です。
ヒロインは、喧嘩上等の、腹筋割れ割れの筋骨隆々とした22歳女子です。
不動明王みたいな女子です。
彼女の趣味は暴力です。
正式な格闘技はあえてしなかった。格闘技にはルールがあるから。
でも、ほんとうの喧嘩にはルールなんてない。勝つか負けるかしかない。
そこんところがヒロインは好き。
物語は、東京は世田谷の暴力団の親分の屋敷に彼女が連行されてくるところから始まります。
喧嘩乱闘シーンの表現が素晴らしいです。
アクションの動きがよく想像できる文章です。
卑怯な手を使って彼女を集団強姦しようとしたクズの男どもの最後がスッキリします。
ここまで書けるのは、やはり女性作家だ。
ほほほほ。
男性作家では書けないかもね。
ババヤガとは、スラブ民話に登場する魔女のことだって。
日本では、鬼婆や山姥に例えられることがあるって。
鶏の足の上に建つ家や、子供を食べるなどの特徴があるって。
バーバーヤーガと発音する場合もあるらしい。
ふーん。
なんで、私の愛するアクション映画のJohn Wick シリーズのキアヌが演じる主人公は、男性なのに、「ババヤガ」と呼ばれていたのかな?
日本語のババアと同じ発音って、どーいうこと?
ババアは世界共通語なんかしらん?
それとも、老いた魔女ババアは、日本語が発祥なんかしらん?
実は、ヒロインはもうひとりいます。
これ以上は、ほんとうに書きません!
ともかく、滅法面白いバイオレンス小説であり、ミステリーでした。
私は、ミステリーは読んでいても、途中で、あーこれはこうなってるな、犯人はこの人かな、と見当がつくことが多いのですが、今回は騙された!
途中で、あれ?と思ったこともあったのですが。
うーん、騙された!
作家の王谷晶さんの作品をひととおり読もうと思って今集めておりまする。
これ、映画化かドラマ化されるかなあ。
でも、ヒロインを演じることができる女優さんが、日本にいますかねえ?
顔を血だらけにして、暴力を発揮できる悦びにアドレナリン大放出の大胆不敵なヒロインを演じることができる女優さんが、日本にいますかねえ?
アメリカ映画ならいるけどさ。
体重75キロ、身長も175センチはある女性ですよ?
若い頃の志穂美悦子さんですかねえ?
それとさあ、昨日寝る前に、最近はつまらんNetflixで、『オールドガード2』を視聴したんです。
うーん、やっぱり本格的にヒロイン像が変わってきたなあと思った。
5年前に発表された『オールドガード』は、まだ、まあこんなもんかなという感じだった。
Old Guardってのは、身体能力が尋常じゃなく優れていて、怪我してもすぐに回復してしまうような不死の人々が、古代から人類を危機から救う守護者グループとなっているという話。

そういう人々が超能力集団を結成し、人類を守るという話が『オールドガード』だった。
X Menシリーズみたいなもんかな。
その超能力集団のリーダーに扮するのが、シャリーズ・セロン。
まあ、アメリカの映画だから、LGBTに配慮してるし、人種構成にも配慮して、ローマ帝国時代から恋人同士のイタリア人男性カップルとか登場します。
リーダーより不死の能力に恵まれているのがアフリカ系の女性兵士だったり、彼女たちや彼らを見つけ出して情報を提供することで、世界を守ろうとする普通の人間のCIAがアフリカ系だったり。
で、その方針がより徹底されて、続編の『オールドガード2』だと、東アジア系も加わった。中国系とか韓国系とかさ。
日本人キャラは出ない。アクション映画風味が足りないんかしらん。

で、彼女たちや彼らは、人類史に初めて生まれた不死の能力を持つ女性(ユマ・サーマン演じます)から抹殺されそうになる。
同じ仲間のはずなのに。
その最初の不死者The Oldest Immortalは、何世紀にも渡り富を築いて、いまやインドネシアに原子力発電所まで持ってる。
彼女は人類など滅びればいいと思っている。
人類の長い歴史を彼女は生きてきたので、人類がどーしようもないと知っているから。
滅びるべきなのだ、こんな愚劣な生き物は。
しかし、人類が滅びる機会は何度もあったのに、何度も何度も、自分と同じ不死者たちが人類を危機から救ってきた。Old Guardsとして。
ペストの中世にも、クリミア戦争にも、南北戦争にも、第一次世界大戦にも、第二次世界大戦にも、彼女や彼らたちはいた。
老いず若いままに、野戦看護婦として、衛生兵として、兵士として。
(原爆が広島と長崎に炸裂したときは、アウシュビッツの強制収容所では、いなかったのねん)
まったく余計なことして……と、The Oldest Immortalにはそれが許せない。
ということで、Old Guards たちは、The Oldest Immortalと彼女が率いる組織と戦うはめになる。
このThe Oldest Immortalは、原子力発電所を爆発させて、少なくとも地球の東半球の人類を被曝させたい。
今の時代の映画は、一騎打ちで戦うのはヒーローではなく、ヒロインたち。
ヒロインたちは、なにやらレズビアン的な愛憎を滲ませて戦う。
男前の男たちは、あくまでも戦うヒロインたちの飾りもの。
いやあ、こういうヒロインじゃないと、フィクションも面白くなくなっちゃったんですね〜
DV亭主やアホ低能義家族に悩まされて離婚もできないとかいう女性なんて、いつの時代の女だってことになるのよね〜
息子がニートで悩んでる母親なんて、いまや5ちゃんねるでも同情されない。
うーん、時代は急速に流れている。
それが落ち着くのは2040年くらいかな?
2030年までは混乱混沌の時代。
ところで、日本のロリータ趣味の小児性愛者の男性のみなさま!
女児の写真を見てるだけではなく、それ以上のことをやらかしたい方々は、アメリカはフロリダ州に、是非とも行ってください。
フロリダ州の法律が数年前に改正されまして、12歳以下の子どもを強姦すると、死刑判決を受けます。
日本の法律が性犯罪に甘いのは、どうしてかなあ?
性犯罪者なんか、どんな労働でもやります、人権ないです、という触れ込みで、世界中に輸出すればいいじゃないの。
駄目?
