クレヨンしんちゃんに教えられる

本日は2017年8月28日月曜日である。

今は香港のローカルタイムで午後9時半だ。

午前1時発イスラエルのテレアビブ空港までの便に乗るまで暇だ。

本を読む気もしないので、Blogを書く。

香港国際空港って広いね。

脚の不具合さえなければ隅々まで歩いて見物するのに。

中部セントレア空港も香港国際空港も、空港に人はいっぱい。

支那人って元気いいな。

よく食ってるわ〜〜〜

傍若無人だわ〜〜〜

中華人民共和国という国家が分裂しても、支那人は永遠に元気だわ〜〜〜

それはさておき、今日は、「クレヨンしんちゃん」のアニメ映画版って、すごいねということを書く。

TV放送版は見たことないので判断がつかない。

私の年齢で「クレヨンしんちゃん」観てるはずはないんでさ。

観てたら、頭おかしいよ。

でも、たまたまどーいう理由でだか忘れてしまったけれども、「クレヨンしんちゃん」の映画版ををamazonビデオで視聴して感心した。

最初に見たのは1999年の作品で、懐かしの「丹波哲郎」が出ていた。

びっくりした!!

64歳の人間の鑑賞に耐えるんだもの!!

それから、何本か1990年代のものから最近のものまで視聴してみた。

良くできてる!!

面白い!!

子ども向きとは思えないほどに、凝ってる!!

もう、「春日部防衛隊ファイヤー!!」と64歳で連呼する日々。

もう、野原しんのすけ一家は、気分的には私の親戚だ。

しんちゃんは立派だ!

友だちを大事にし、家族を大事にして、自分自身も好き勝手に生きてる!!

人生の達人だ!!

特に特に感心したのが、2016年発表の「クレヨンしんちゃん 爆睡! ユメミワールド大突撃」だ。

しんちゃんが住む街の住民たちが同じ悪夢を観るようになってしまった。

変な大きな魚が夢の中に出現して飲み込まれそうになるという怖い夢だ。

どのトイレのドアを開けても、トイレが汚くて用を足せないという夢の方が怖いと思うけどねえ。

ネタバレを書いてしまうけれども、要するに、幼い娘が毎晩の悪夢で眠れないので、父親の科学者が、住民の楽しい夢のエネルギーを吸って、そのエネルギーを娘に与えて娘を守っている。

住民の楽しい幸福な夢のエネルギーを吸い込んでしまうので、住民には悪夢しか残らない。

住民から夢のエネルギーを吸い尽くすと、その父と娘は引っ越して、別の街の住民たちの夢のエネルギーを奪う。

そうやって父娘はさすらっている、という設定だ。

それに気がついたクレヨンしんちゃんたち「春日部防衛隊」の幼稚園児たちは、楽しい幸福な夢を奪還するべく戦うという物語だ。

他人の夢のエネルギーに寄生しなくてはならない父娘を救うべく奮戦するのは、「春日部防衛隊」だけではない。

しんちゃんの両親も、子どもの心に帰り夢見るエネルギーを増大させて頑張るのだ。

しんちゃんの妹の赤ちゃんの「ひまわり」ちゃんも、飼い犬(ペットじゃないよ、あくまでも飼い犬)のシロも頑張る。

いやあ〜〜〜感動。

簡単に言えば、この「クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミワールド 大突撃」は、 夢見る心に関する寓話だ。

「夢見る心を忘れると、人生は殺伐とした暗い虚しいものになりますよ、夢見るのなんて無料 なんだから、いい夢を見なさいよ、いいヴィジョンを持ちなさいよ」と教えてくれる寓話だ。

いやあ、64歳ともなると、夢なんかないじゃないの。

幻想なんか壊れて久しいし。

胸が踊るなんてことはないんよ。

なんもトキメカないんよ。

食えば太るし、眠ってもすぐに目が醒めるし、何を着ても似合わんし、何を読んでも、「これは真実ではなく、多くの解釈のひとつでしかない……」とか疑うし。

空港に来ても、飛行機に乗っても、異国の空港を行き来する各国の人々を眺めても、だから何?だ。

何をわざわざ、私はイスラエルに行くんだ?

そりゃ、すごいことなんよ。

日本の無職のババアが香港国際空港でiPad使ってBlog記事を書いてるなんてさ。

この1文でサラッと書いていることを可能にするには、どんだけのインフラが整備されていることか。

どんだけの多くの人々の長年の努力の蓄積があったことか。

すごいことだよね。

平凡な64歳の日本人の女が、香港の空港の椅子に座って、フリーWiFiを使って、iPadにダウンロードしたBlogアプリに入力して、アップしようとしているなんて。

なに、これ!?!?

江戸時代の人間なら想像もつかないようなBrave the New Worldだぞ!!

今や世界は、すでに第三次世界大戦が始まっているとか、9月にアメリカが北朝鮮を攻撃する(副島隆彦氏の来年の4月だろう説もある)とか、欧州は荒廃しつつあるとか、いろいろ各地で不穏なのに、この空港では、そんなこと知らんわとばかりに、人々は移動している。

東へ西へ。

このことだけでも、すごい奇跡だ。

その奇跡の真ん中に私はいる。

なのに、いまひとつ感動していない私。

現実的に生きなきゃと思うあまりに、長年の間に夢見る心を忘れた私。

未来を思うエネルギーをなくしている私。

未来に参加しようと思うエネルギーをなくしている私。

5年後、10年後の自分自身を考えるエネルギーをなくしている私。

あのねえ、ババアにだって未来はあるのだよ。

死ぬまで、良き未来を夢見て生きることが生きる糧になるのだよ。

過去なんて思い返しても退屈なんだよ。

起きてしまったことは退屈だよ。

やっぱ、何が起きるかわからないから面白いのだから。

そして、何が起きるかわからないような未来を迎え撃つエネルギーこそ、ヴィジョンを持っているからこそ生まれる。

こういう人生を生きるんだ! というヴィジョンを持っているからこそ、闘える。

そーいう大事なことを、「クレヨンしんちゃん」に教えられた私。

今何時だ?

搭乗時間まで、あと1時間半か。

どんなに馬鹿馬鹿しくても、アホでも、夢見る心を忘れると、人間は萎縮を始める。

細胞がひからび始める。

搭乗時間まで、妄想にふけろう。むふふ。

以下に、特に私が感心した「クレヨンしんちゃん」映画版を紹介しておきます。ご覧になっていない方々は、騙されたと思って、ご覧ください。

もう、この「戦国大合戦」なんて泣いちゃった。

「クレヨンしんちゃん」制作陣のみなさま、ありがとうございます!!

永遠の幼稚園児、男の中の男の「しんちゃん」アニメを、これからも作り続けて楽しませ教えてください!!

舌はがし (4) 舌は容易に上がらない

本日は2017年8月27日日曜日だ。

Facebookの職業欄に「ブロガー」と書いてるくせに、16日以来更新しなかった。

でもって、明日からヨルダンとイスラエルに行ってくる。帰国は9月3日日曜日。

だから、また更新できないでありましょう……

ホテルのWiFi事情がわからないしなあ。

4月に上海行ったときも、「あ! 戦争が始まるかも!今のうちに行っておこう!」と焦って行った。

今回も、ヨルダンとイスラエルが仲が悪くなったとか聞いて、「あかん!見るだけ見に行こう、中東を!」と焦りを感じたので、行くことにした。

明日をも知れぬ命ゆえ。

なんで、ヨルダンとイスラエルか?

イスラエルは前から行きたかった。

この地上から消滅する可能性の大きい国家のひとつだから、消える前に見ておきたい。

イスラエルの方々、そのときは日本にいらしてください。

敵ばっかりの中東なんかにいることない!

荒廃するばかりの欧州なんかにいることない!

ユダヤ人と日本人が合体したら無敵だ!

日本防衛隊ファイヤー!!!

ヨルダンは、映画「インディ・ジョーンズ」でロケに使われていた。

それだけの理由で見たいだけです。

ともかく私は、「中東」って何も知らないので、自分の目で見たいだけだ。

中東といっても、イランもトルコもシリアもイラクもレバノンも怖いよ。

エジプトも怖いなあ。テロにあいそう。

アラブ首長国連合なんて石油と金満家向けドバイしかない(と思う)。

サウジアラビアは観光客入国禁止だし。

なら、ヨルダンとイスラエルしかないよ。

この体調と脚の不具合で、行けるのか?

無事に帰ってこれるのか?

旅行前のリサーチは全く足らない。

ヨルダンもイスラエルも、今の時期は日本以上に暑いというのに。

私が中東を好きになるなんて、500%ありえないのに。

それはさておいて、また「舌はがし」について書く。

先日8月19日土曜日に、福山の「歯科室むつてっせん」に行った。

定期的な歯のクリーニングとチェックのためだ。

それと、「舌はがし」施術を受けるために。

「舌はがし」運動は、知る人ぞ知るで、じわわわわ〜〜と広まりつつある。

「舌はがし」啓蒙運動のリーダーである福岡は「七星スパルタ鍼灸院」院長の平井幸祐氏は、あちこちから講演や施術会に招聘されて東奔西走しておられる。

東京より東や北には、まだ進出未遂のようであるが、西日本は制覇よ。

12月3日には沖縄で開催だそーだ。

「舌はがし」の重要性を知らないのは人生の損失よ。

おそらく最大の損失のひとつだと思う。

特に、赤ちゃん時代が大事よね。

若いお母さんたちは、機会を捕まえて是非とも平井氏のご講演(施術つき)に参加して、正しい授乳方法とか学ぶことが、お子さんの未来を拓くと思うよん。

でもって、みなさま、平井氏の「舌はがし」をほんとうに体験したいなら、簡単な手があります。

福山の「歯科室むつてっせん」の患者になればいいんよ。

福山の「歯科室むつてっせん」の松永心子院長(冒頭のイラストは、松永心子院長の似顔絵である)は、平井幸祐氏を非常勤職員として遇し、毎月1度、土曜日か日曜日に、平井氏を福岡からお呼びし、患者さんに「舌はがし」体験の機会を提供しておられる。

ネット検索して、いつどこで平井氏の講演会とか講習会があるか調べなくていいんです。

福山の「歯科室むつてっせん」ならば、確実に毎月1度は「舌はがし」体験ができる!

ただし、ここんところ、承知しておいてください。

数度くらい施術されたからって、舌は上がらないってことを。

あなた任せじゃダメなんです。

自分でも努力しないと。

かなりの努力を。

私も、19日に、歯のクリーニングの前に平井氏の「舌はがし」を受けたけれども、 「前よりは上がっているけれども、やはり上がっていないし、はがれていない」という状態だった。

いやあ〜〜〜今回は痛かった!!

すごかった。

「舌はがし」施術の前に、まず、平井氏は私に鍼を打ってくださった。

私の体調が悪いことをご存知だったので、ご厚意で打ってくださった。

それから、鍼を刺した状態で、口腔内をこれでもかこれでもかって感じに広げてくださった。

口腔内に両手を入れて、口の骨というか、顎の骨格そのものを広げる感じ?

それから奥舌の裏側を強く押して、下口蓋に癒着していた舌をはがしてくださった。

だからこういう状態になった。

この一見拷問にかけられているような苦痛に悶える私を撮影したのは、松永心子院長である。

・・・・・・・・・・・

この後は、平井氏は、これもご厚意で、歯科室の患者用の椅子に寝ている状態の私に整体をしてくださった。

器用な方である。

指を引っ張ったり、不具合のある右足を回したり、股関節周りの凝り固まった筋肉をほぐしたり、両腕を大きく回したり。

これも、すっごく痛かった!

痛かったのではあるが、私も整体を受けるのは初めてではないので、平井氏の整体師としての技量がかなりスペシャルなものであることは、察知できた。

なんというか……

非常な集中力というか、緊急自在というか、 無茶苦茶というか。

平井氏が「カリスマ整体師」でもあることに、大いに納得できた。

うーん、整体をしていただこうと思っても、名古屋から福岡は遠いなあ。

でも、記念に1度くらい1時間ほど、していただくのもいいのではないか。

壱岐、対馬に行きたいしなあ。朝鮮半島情勢がほんとうに緊迫する前に。

と思うほどに、整体していただいた後は、スッキリと幸福感があった。

ああ、あのまんま、あそこで寝っ転がって眠りたかった。

平井先生、ありがとうございました〜〜

これだけのカリスマ整体師であるのに、平井氏は「すっごく優れた技術を持っている施術者がいる」と知ると、迷わずにその方のところに出かけて勉強なさるのである。

先日も宝塚市の宝塚医療大学まで勉強しに行ってらしたそーである。

「整復の魔術師」と呼ばれる齋藤彰裕氏のところに。

勝手にこのように私のBlogで、おふたりの御近影を晒していいものであろうか……

まあ、いいであろう。

いいのか…… 

すみません、平井先生。むかついたら、また次回10月の「舌はがし」会のときに、私の舌をとことんはがし私に悲鳴をあげさせてください。許可しますです。

今回も、有意義な「歯科室むつてっせん」体験でありました。

松永先生、小井川歯科衛生士さん、ありがとうございました!!

今後ともよろしくお願いいたします!!

今回も、「歯科室むつてっせん」で、デンタルケア製品をいっぱい仕入れてきた私。

このPOICホームナンタラという除菌液がいいのよん。

口腔洗浄液よん。

このOraloop 4 +という歯磨き剤もいいのよん。

唾液と同じ成分ですから、歯に悪いものは何も入ってない!!

同じ成分で、化粧水もある。

唾液成分のローション……

唾液は無敵。

歯ブラシは、無駄に力の入らない「テキアツ君」です。

http://amzn.to/2vsbdhg

ふつうの歯ブラシだと、力いれて動かして歯茎を傷つける。

これ、いいです!

口腔洗浄液もOraloopも、心ある歯科医院でしか売ってない。

市販してない。

ともかく収穫いっぱいの福山再訪であった。

しかし!

「歯科室むつてっせん」の松永心子院長と小井川歯科衛生士さんは、平井氏の「舌はがし」と整体の痛みに、ほんとにヒーヒー悲鳴をあげている私を、しげしげと観察しておられた。

まったく同情していない感じで。

あれは、いったいどーいうことですかね?

思ったですね、私は。

医療関係者って、多少はサディストだって。

サディストでないと、務まらない職業なんよ、きっと。

「痛い!痛い!」と患者に騒がれて引き下がっているわけにはいかないのだからさ。

うーむ……あれだけ痛いということは、それだけ私の身体がポンコツであるってことであり、歪みだらけってことなんだなあ。

「股関節の運動しないと、ほんとに歩けなくなりますよ」と平井氏には、叱られましたです。

それは困る。

On your feet, Soldier!

と言われて立ち上がれないのは絶対に困る。

舌はがしを励行して、随時舌が上がっているようになれば、脚の不具合も改善されるそうだから、粘ってやろう〜〜

ただし、「舌はがし」の進度や効果は、個人差がある。

年齢差もある。やはり若いほど、効果は大きく目に見える。

劇的に変化する人もいる。

一回の「舌はがし」で、体重が2キロ落ちた人もいる。

痔が引っ込んだという人もいる。

前にこのBlogでも書いたように、1週間に1度しかなかった便通が1日に3回になったなんて人もいる。

長年のイビキが治ったという人もいる。

人によっては、子宮が上がったとか、胃下垂だった胃が上がったとか言うそうである。

私の場合は、口腔内が広がったので、笑いやすくなったとか、口元がへの字ではなくなり、かすかに口角が上がるようになったり、耳をすませると前より色々な音が聞こえるようになったり、前より格段に自分の身体に意識的になったことが目立った変化である。

あいにくと劇的変化の類は経験していない。

「2階級特進」してみたいけれども……

まあ、何事も鈍いし、年齢的なことあるので、「舌はがし」は3年かけるつもりで、根気よくやっていくしかないのだ。

特攻隊精神で、自分で激痛に耐えつつ「舌はがし」をしたろうか!

と思うこともある。

が、痛みにはからっきし弱い。激痛は無理。

指の力も弱い。根性なし。

何よりも特攻隊は反対。

そーいうー不合理は嫌い。

だから、ジワジワ粘ってやるしかない。

明日のヨルダン&イスラエル行きに備えて、身体を整えておこうと思い、先日の25日金曜日には、例の「甲州流武田家伝来整体術」で知られる大阪の「おかざき治療院」に行ってきた。

ほら、このBlogでも紹介させていただいたあの足で踏みつけるというユニークな整体術であるよ。

私の場合のように歩行困難ってのは、股関節の問題でもあるけれども、腰の筋肉が固まっちゃっているからでもある。

骨の痛みじゃなくて、腰の筋肉の凝りが痛むのだよね。

筋肉が凝りに凝って固まって、骨に癒着しているみたいに緩みがなく、遊びがなく、自由でないので、それで痛くなり、歩行困難になるんだよね。

だから、「おかざき治療院」院長の岡崎友彦氏に、腰の筋肉を足で刺激していただき、腰の筋肉を緩めていただいた。

ありがとうございます〜〜

これで何とかヨルダンやイスラエルでも歩けるんじゃないか。

下の写真は90分の丁寧な施術後にタブレットを使用しつつ説明してくださる岡崎氏である。

岡崎氏も、舌はがしをしておられるのであるが、6月にお会いしたときより、明らかに目がパッチリしておられた。

舌はがしは、確かに美人や男前を作るのである。

であるからして、御本人は、「僕はもっと爽やかな男前なのに……」と、この写真公開に抵抗なさるかもしれないけれども。

ともかく、舌が上がれば、腰の筋肉も伸びるそうである。

舌が上がるにつれて、腰の筋肉もあがり、伸びて、凝り固まる状態から脱することができるらしい。

長年の脚の不調の是正のためにも、「舌はがし」 により一層励もう。

飛行機の中でもやっていよう〜〜〜♬♬

ほんものの戦車に乗った

本日は2017年8月16日水曜日である。

お盆も終わった。

今日は、先週の8月11日木曜日に訪問見学させていただいた「自衛隊今津駐屯地」について書く。

今津駐屯地は、滋賀県高島市にある。

中部方面隊を構成する36駐屯地のひとつである。1952年にできた。

今津駐屯地は、戦車部隊である。第3師団と第10師団の戦車大隊が駐屯している。

平成20年2008年から、情報監視隊も駐屯している。

所属隊員は550名。営内居住者は180名。

隊舎からは琵琶湖が見渡せる。

近くに広大な「あえば演習場」がある。

ここでは、米軍と共同演習もする。

いやあ……貴重な体験でした。

私は、自衛隊の基地も駐屯地も見学させていただいたのは初めてだった。

本物の自衛隊員の方とお会いするのも初めてだった。

映画『シン・ゴジラ』で何回もお会いしてるような気になっているだけで、リアルJGSDF(Japan Ground Self-Defense Force)の隊員の方を目にするのは初めてであった。

感想。

うっとり……であった。

惚れ惚れ……であった。

64歳でも、胸がときめいたのであった……

女は、幾つになっても、カッコいい男性の前では無口になる。

ただただ、見つめていたくなる。

なんて、カッコいい方々であろうか……

こんな男性の方々が、今の日本にもおられるのか……

まっことに、男らしくて繊細ではないか……

日本の男は異常に口ばかり達者で、言い訳と保身だけ巧みで、どうでもいいことばかりペラペラ喋りやがって、「天下りし損なって新宿の出会い系パブで女性の貧困調査をしていた元キャリア文部官僚の前川ナンタラ」みたいなもんだ……

と思っていた私であった。

すみません。

大学教員なんかやってたもんだからさ、どうしても、男性観が歪むんだよね。

みなさま、カッコいい男性たちを拝みたければ、自衛隊へどうぞ。

あ、自衛隊の見学なんて、気楽にさせてもらえませんけど。

年に数回あるような地域の方々に開かれたお祭り日や見学日以外は。

当然だ。

では、なぜ私は「今津駐屯地」を訪問して、カッコいい男性たちを見学させていただけたのか?

私の前の前の勤務先の桃山学院大学には、「21世紀の安全保障を考える」という研究プロジェクトがある。

桃山学院大学勤務時代から、私は、このプロジェクトの(名ばかりの)研究員だ。

そのプロジェクトの代表者の国際安全保障学研究者の法学部教授の松村昌廣氏は、当然に防衛省とか、海外の友好国の安全保障研究所とのパイプをお持ちである。

で、「21世紀の安全保障を考える」プロジェクトの一環として、松村氏は自衛隊基地見学とか、海外の安全保障研究所表敬訪問とかの企画を立て、幹事までしてくださる。

それで、今回の「今津駐屯地」表敬訪問見学に私も参加させていただいた。

お誘いくださいました松村昌廣教授にお礼を申し上げます。

ありがとうございます〜〜

松村教授のご尽力により、2012年には、台湾の安全保障研究所や国立大学の安全保障センターを訪問することができたし、将軍の方のお話も聴かせていただくことできた。

あの時も大いに勉強させていただいたが、今回も学ばせていただきます〜〜

ということで、脚の不具合も無視して、私はノルディックウォーキングのポールを支えに、名古屋から京都まで新幹線で行き、そこからJR湖西線に乗って、近江今津駅まで行った。

琵琶湖沿岸の風景が涼しげであった。

駅には、「今津駐屯地」の広報担当の隊員の方がマイクロバスで、我々一行を待っていてくださった。

制服がグリーンの迷彩服である。

まさしく、映画『シン・ゴジラ』のあの制服である。

まずは、今津駐屯地の1番偉い方である「駐屯地司令」にご挨拶。

駐屯地司令は、第3戦車隊の大隊長を兼任することになっている。

防衛大学ご出身の44歳。お若いトップである。

映画『シン・ゴジラ』は、ご覧になっていないそうである。

若い若い10代くらいの隊員の方が、冷たいお茶をサーヴしてくださった。

ちょうど昼食時間ということで、隊員の方々と同じランチを食べさせていただく。

野菜サラダたっぷり。お茄子が入ったミートソースのパスタに、バターパン(これ名称なに?)に、フルーツいっぱい入ったヨーグルトである。

このランチ代は、プロジェクトの予算で出してもらったので、一食おいくらかわかりません。

今津駐屯地の幹部の隊員の方々との会食ですから、緊張した。

みなさん男性だから食べるの早い。

私が必死にサラダとパスタをいただいた時には、みなさんお食事を終えられていた。

サラダもパスタも美味しかった!

できれば、ヨーグルトだけでも、いただきたかった!!

食後の冷たいコーヒーを、またも若い10代くらいの隊員さんがサーヴしてくださった。

食後は、駐屯地内の売店を見学させていただいた。

売っている迷彩柄系シャツなどはMade in China….

いいのか……

私は、記念に迷彩柄バッグ購入。本体価格1080円。

その後は、本部ビルの屋上で駐屯地の地理関係を確認学習。

本部ビルは5階建てであるが、エレベーターが設置されていない!

自衛隊員の方々は軽々と階段を昇っておられたが、デブの私はヒーヒー言いながら屋上へ。

屋上からは、琵琶湖に伊吹山や近辺の島々が望める。

別方向からは、「あえば演習場」のある森が見える。

戦車50台ほどの整備工場も見える。

広い駐屯地だ。

若い10代くらいの隊員の方が、キビキビとレクチャーしてくださる。

姿勢がいい。

今時のアホ男子大学生の緩んだグニャグニャした身の動かし方を見慣れていた身としては、実に新鮮だった!

屋上視察のあとは、2階のセミナー室で、TOPの「駐屯地司令」の方による駐屯地の活動に関するブリーフィング。

カッコいいでしょーー!!

映画じゃないよ!! 本物だよ!!

今津駐屯地の沿革、諸活動が簡潔に無駄なく紹介された。

その後は質疑応答。

それから、いよいよ戦車見学。

広い駐屯地内はマイクロバスで移動させていただきました。

行く先々で、冷たいお茶をご用意していただいておりました。

なんという細やかな気配りとお心遣い。

非常に恐縮してしまいました。

記念写真も撮っていただきました。

嬉しそうに笑ってるオバハンの姿は場違いで、なんかみっともないけれども、私は非常に嬉しかったとです。

いやあ……本物の戦車(三菱重工制作)の異形の美しさよ。

ひとつひとつの戦車の説明も、若い若い10代くらいの隊員さんがしてくださった。

戦車以外にも、10人乗りの装甲車もある。

装甲車はエアコン装備だが、戦車内には冷房装置はない。

夏の戦車訓練は、さぞかし暑いことでしょうとお察しした。

だいたいが、戦車部隊は冷戦時の旧ソ連対象に北海道の原野で実戦の想定であったので、冷房については考えられていなかったようだ。

戦車に砲弾を運び装填する訓練に使用する模擬砲弾も見せていただく。

この砲弾を、戦車の4人のクルーが協力して戦車内に装備する作業は、「4秒」以内にできなければいけないそーだ。

うわあ。

この砲弾は銀色であるが、最初は砲弾らしく黒色の塗料が塗ってあったが、訓練用に使用されているうちに、塗料が剥げてしまったそーだ。

この訓練用砲弾を持たせていただいたが、重い!重い!

戦車に装甲車以外に、 無人偵察機も見せていただく。

「この無人偵察機の飛行可能時間はどれくらいですか?」と私は質問した。

「それはお答えできないのです」が、お答えであった。

レーダーが捉えたものを撮影する特別なカメラも見せていただいた。ソニー製。

「このカメラは、どれぐらい離れた距離でも撮影できますか?」と私は質問した。

「それはお答えできないのです」が、お答えであった。

どうも、私は質問してはいけないことばかり質問する傾向があるようだ。

さて、次は、いよいよ「戦車試乗」である!!

試乗といっても、戦車の中に入るのではない。

デブは戦車の中に入れないんじゃないかなあ。

戦車にくっつけたヤグラみたいな立ち台に乗るんである。

練習場を走行する戦車の後方に組んだ鉄製の立ち台の上に昇り、恐る恐る立つ私。

出発!!

戦車のエンジン音は大きい。大きいというか相当にうるさい。

走行すると、結構ガタガタ揺れる。道が平坦でないと、すっごく揺れるだろう。

若い女の子なら、「きゃあーーこわあああいいいーー」と叫んでも可愛い。

ババアが怖がっても、どうでもいいだけなので、私は怖さに無言で耐えた。

ガタガタ揺れる戦車につけられた鉄製の立ち台は、もっと揺れる。

5分ぐらい乗せていただいたであろうか。

暑い午後であったが、戦車の上に立って感じる風は心地よかった。

うわお〜〜乗ってるぞ〜〜〜〜♬♬

戦車に乗ってるぞ〜〜〜〜♬♬

生まれて初めて戦車に乗ったぞ〜〜〜〜♬♬

一周して戻り、立ち台から降りる。

その後は戦車のデモンストレーションを見学させていただく。

戦車のキャタピラというのは、前方に傾いたり、後方に傾いたり、右側に傾いたり、左側に傾いたりできる。

高さを低くしたり、高めたりもできる。

地形に応じて戦車は操作できるのだ。

操作して見せてくださったのも、若い若い隊員さんである。

なんと凛々しい……

なんと清々しい……

こんなカッコいい男性たちを毎日眺めていられるのならば、女性も自衛隊に入るのがいいんじゃないか。

私が、今、高校生ならば防衛大学をめざすぞ。

私が、今、高校生ならば農学部に行こうか思っていたけれども、防衛大学の方がいいな。

つまらん文系学部でどうでもいいことを学んでもしかたない。

自衛隊で通信や危険物取扱や銃火器の操作を学ぶ方がいい。

もう言葉言葉言葉だけの空虚な仕事ではなく、実質的な意義のある仕事をしたい。

長い教員生活を終え、しょうもないことしかやってこなかった自分を振り返っている無職の私から見たら、今津駐屯地の隊員の方々は、非常に眩しかった。

だいたい誰を見ても会っても、眩しいなんて感じない私であるのだが。

戦車試乗を終え、戦車デモンストレーションを見学し、戦車整備工場も見学させていただいて、最後に、また本部ビルに戻り休憩&お茶。

またも若い隊員さんが冷たいコーラをサーヴしてくださった。

ほんと『シン・ゴジラ』みたいでしょ!

ここで、また質疑応答。

「プロジェクト」のメンバーである桃山学院大学の教授たちは、冷戦後に収縮させられている戦車部隊の未来についてなどを質問していた。

前にも書いたように、自衛隊の戦車部隊は、もともとが北海道で旧ソ連の侵略を迎え撃つために設置された。

1991年にソ連が崩壊して以後、日本の安全保障問題の重点は、北ではなく、南西になってきた。

要するに、中国である。

中国の侵略を迎え撃つために「九州の原野」で戦車が動くという展開は、考えられない。

九州に原野あるのか?

ということで、戦車は一時期より格段に減らされている。

だいたい戦車ってさあ、敵前上陸するときに海辺まで運ばれて砂浜を駆け上ってくるというイメージでしょ。

ということは専守防衛の自衛隊には戦車は無用でしょ、という意見もある。

敵前上陸しないもの。

専守防衛だから。

「専守防衛」って何だ?

攻撃されてからなら、反撃していいということだ。

ということは、攻撃されることが明々白々でも先制攻撃してはいけないということである。

こんな無茶苦茶で理不尽なことはない。

「専守防衛」なんて、現実的には絵空事の妄想だ。

やっぱ戦車部隊も必要です!!

状況は刻々と変わるのだ。

それでも、じょじょに戦車部隊はリストラが進んでいて、戦車部隊のメンバーのうち、語学やITに強い隊員は情報監視隊の方に移動しているそーだ。

また、戦車を縦横無尽に動かして実戦訓練できる場所が日本には少ないので、アメリカの西海岸シアトルが州都のワシントン州にあるヤキマにフェリーで戦車ごと運んで、演習させてもらっているそーだ。

もちろんカネ払って。

シンガポール軍もアメリカで演習させてもらっているそーだ。

私は、ひとつだけ質問させていただいた。

「今、こちらの隊員の方々が共通して想定して覚悟し準備なさっている、起きる可能性の非常に高い有事は何ですか?」

みなさん黙ってしまった。

お答えをいただけなかった。

私は、やはり質問してはいけないことを質問するKYなのでありました。

ということで、「今津駐屯地表敬訪問見学」の日程がすべて終了しました。

ご挨拶しお礼を申し上げて帰るとき、本部ビルの玄関前で、駐屯地司令の方を始めとした幹部隊員の方々は整列して、陸軍式敬礼(海軍式敬礼のはずはないな)で、私たちを見送ってくださいました。

最後まで、気持ちの良いお心遣いと、爽やかな姿勢だった。

今時さあ、爽やかな人々って、どこで見ることができるんだ?

ありがとうございました!!

マイクロバスで近江今津駅に向かう私は思った。

軍備は必要だ。

独立国家に軍隊は必要だ。

軍人も必要だ。

でも、優れた軍備も軍隊も軍人も持ちつつ、政治力で、それらを使用しないこと。

あの隊員の方々が、実戦を体験せずに定年を迎えてくださること。

それが1番いい。

そうでなきゃいけない。

私が買ってよかったもの(16) 舌はがし志向流スマートワンダーコア使用法

本日は、2017年8月13日日曜日である。

Blog更新をさぼっていたのは、暑さでへばっていたからである。

食料買い出しに出かけただけでも、プチ熱中症でへばる。

書きたいことはいっぱいあるのに、体力がついていかない。

情けない!!

それはさておき、本日は、「舌はがし」関連で、私が買ってよかったものを紹介する。

TVでも、やたら宣伝されている「スマートワンダーコア」だ!!

ただし、腹筋運動で使うんじゃない。「スマートワンダーコア」購入したときに付属でついてくるDVDは見んでもよろし。

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例の「舌はがし」啓蒙活動のリーダーであらせられる、福岡の「七星スパルタ鍼灸院」http://nanahoshi89.wixsite.com/nanahoshi-hp 院長の平井幸祐氏が、「スマートワンダーコアいいですよ!腰の筋肉のストレッチにいいですよ!」と、6月におっしゃった。

で、素直な私は、「ふーん……そうなのか」と思って購入した。

ただし、腹筋運動に使うのではないので、コマーシャルでやってるみたいに、このローラーの上に寝っ転がって、ローラーの反発力を利用して起き上がって腹筋を鍛える、という使い方はしない。

腰を伸ばすために使用する。

で、私はローラーの上に腰を置いたり、お尻のほっぺた部分を置いて、じっとして、ゆっくり呼吸したりして使用していた。

これで、腰の筋肉が伸びるんかな?

多分……

でも、なんかピンとこない。

ピンとこないということは、心の中で納得していないということなので、いくら健康にいいと言われても、長続きしないのである。

したがって、税込み1万円以上するスマートワンダーコアを購入したのに、使ったり使わなかったりで2ヶ月が経過した。

で、スマートワンダーコア推奨者の平井幸祐氏に、「舌はがし志向流」の使用法を、あらためて確認した。

すると、「ローラーの上に腰を置いて、左右にゆっくりじっくり移動させる」とのこと。

「おまえ、それを先に言えや!」と怒ってもしかたないのである。

平井幸祐氏のような天才は、言葉でわかりやすく説明するということは、なさらない。

「パーと打って、ダーと走ればいい」式の長嶋茂雄式の説明しか、なさらないのである。

不親切だからではないのである。

天才なので、「わからない人」の感覚がわからないのである。

なにしろ、この方は妖精を見ることができるだけでなく、妖精を出すこともできるし、動物とおしゃべりすることもできるのである。

世が世なら、「陸軍中野学校」に拉致されぶち込まれて、日本兵士の身体能力飛躍的向上方法開発伝播を担当させられるべき方なのである。

独学で、人類がわかっていなかった「舌の機能の超偉大さ」にたどり着いてしまった方なのであるからして。

ゆえに、凡人は、わけのわからない「平井幸祐語」に苛立ってはいけない。

で、「もっと早く言えや!」と、ぶーたれつつ、私は、ローラーの座面にお尻を置き、ローラーの上に寝転がり、右の腰をローラーに押しつて、じっくりゆっくり体重移動させ静止。

次に、左の腰をローラーに押しつけ、じっくりゆっくり体重移動させ静止。

この動作をゆっくりじっくり繰り返し、呼吸はもちろん鼻呼吸で静かにゆっくりじっくり。

で、就寝。

で、翌朝。

これがいいんである!!

就寝前にこれをすると、すぐに眠れて、しかも眠りが深くなる。

うわお〜〜

昼間にこれをすると、腰の縮こまっていた筋肉が伸びる感じ。

これが、腰のストレッチというものか!!

具合の悪い脚が動きやすい感じ。

この感覚は、新大阪からタクシーで8分の岡崎治療院(http://ok-zk.com/ )の院長の岡崎友彦氏にしていただいた「甲州流武田家伝来整体術」の施術後の感覚に似ている!!

やっと、わかった!

「舌はがし志向流平井幸祐氏推奨スマートワンダーコア使用法」が!!

ということで、みなさま。

「舌はがし」にご興味のある方々は、腰の筋肉も舌が上がっていないとダメということを、すでにご存知と思います。

ですから、舌はがしと同時に、腰の筋肉を正常化させるための、腰の筋肉ストレッチに絶大な効果のある「スマートワンダーコア」をお試しください。

それと、以下の低反発マットも平井氏ご推薦です。これは税込み4000円くらいかな。

私のような脚に不具合がある人間は、どうしても運動不足になる。

しかし、運動不足はダメよん。

身体は使ってナンボよ。

脳も使ってナンボよ。

言葉も使ってナンボよ。

で、この低反発マットに乗ったり降りたりの足踏み運動を50回ぐらいすると、脚のダルさが取れまする。

http://amzn.to/2vQ3bCk

この低反発マットの有効な使い方は、多々あるようですが、私は今のところ、足踏み運動にしか使用していない。

足踏み運動だけでも、随分と違う。

「スマートワンダーコア」使用しての腰の筋肉ストレッチも、低反発マット使用の足踏み運動でも、快感が伴わないと続かない。

快感。

快感。

役に立つからだけでは、健康にいいからだけでは、人間は運動でも何でも継続できない。

快感が大事なんだ。

快感があれば、身体が納得して受け容れているということであり、それはいいのだ!

快感があれば、その運動も行為も長続きして、ついには習慣となる。

ということで、「スマートワンダーコア」の「舌はがし志向流平井幸祐氏推奨使用法」をお勧めします。

この低反発マット使用の足踏み運動は、私のような運動嫌いの運動不足の方に、特にお勧めします!

反トランプ・ミュージカル『ハミルトン』を勝手に弁護する

本日は2017年8月3日木曜日だ。

私は、今、マスゴミの報道は、偏向はあたりまえだから、やはり自分の目で見ることが大事だと、あらためて思っている。

そういえば、去年のトランプさんとヒラリーさんの公開討論会を中継で視聴して、「頭おかしいのは…ヒラリーさんとメディアだ……」と思ったことを思い出す。

それまでは、どちらともピンとこなかったのだが。

今日の記事は長いですが、読んでやってください。

最近、あるお若い方から、以下のミュージカルについて教えていただいた。

https://youtu.be/b5VqyCQV1Tg

以下は、このミュージカルの全曲の歌詞つきサウンドトラック。

https://m.youtube.com/watch?v=9CDZBGoiCrI

2015年にオフ・ブロードウエイで上演され、すぐにブロードウエイに移り、それ以後ミュージカルで大大ヒットして、2016年のトニー賞を受賞したミュージカル「ハミルトン」(Hamilton)についてだ。

ハミルトンというのは、アメリカ合衆国建国の父の一人で、初代財務長官までしたアレグザンダー・ハミルトン(Alexander Hamilton: 1755-1804)のことだ。

10ドル札に肖像画が印刷されているから、ほんとに建国の父のひとりだ。

ところが、どういうわけか、このハミルトンは、建国の父といっても、フランスで女装して諜報活動してた、科学者でもあったベンジャミン・フランクリン(Benjamin Franklin:1705-1790)ほど、アメリカでも日本でも知られていない。

フランクリンは100ドル札です〜〜

初代大統領になった桜の木がどうたらのジョージ・ワシントン(George Wahington: 1732-1799)は、そりゃ超有名だけど。1ドル札になってます。

第3代大統領になったトマス・ジェファソン(Thomas Jefferson: 1743-1826)にも、知名度では足元に及ばない。

だけれども、アレグザンダー・ハミルトンは、ほんとのところは、上記の3人が束になってもかなわなかった天才だった。

ほんとに、すごい天才は偉人伝で書かれて小学生に読まれるなんて、凡庸な人生は送らない。

日本の幕末明治だって、坂本龍馬とか勝海舟とか西郷隆盛とかよりも、ほんとうにすごかったのは、徳川幕府の最高のテクノクラート小栗忠順(おぐり・ただまさ:1827-1868)だ(と思う)。

ほんとうの天才の業績を表に出して知られると都合の悪い人々に、歴史から抹殺される人々というのは存在するのだよ。

ほんとだよん。

もしくは、これは落合莞爾(おちあい・かんじ:1941-)氏に言わせれば、より大きな仕事をするための「偽装死」なんですかねえ……

それはともかく、アレグザンダー・ハミルトンは、アメリカの建国の父の中でも異色中の異色だ。

他の建国の父と呼ばれる人々のほとんどは、17世紀あたりから英国からアメリカ大陸に植民して、黒人奴隷こき使って大農園を所有するようになった大農場主の子孫だ。その地域では名士となった人々の子孫だ。

ところが、ハミルトンはカリブ海の西インド諸島のある島で生まれた。

18世紀は、すでに英国では ブルジョワジーの農場の囲い込み運動で農地を失い、都市に流入した無職の人間が、職を求めて世界中に移民していった。

ハミルトンは、それらのカリブの島で労働者として働いていたスコットランド系移民と現地のフランス系移民の末裔の女性との間に生まれた。

英語で言うbastard私生児だった。

両親は正式な結婚ではなく、父親はどこかに行ってしまって、母子の生活など面倒をみることもなかった。

兄がいたが、兄と父親が同じかどうかはわかっていない。

欧米文化圏での「私生児」という言葉の意味は大きい。

欧州の貴族の家系で、私生児が後継者になることは絶対にない。

アジアとは違う。アジアでは父親が高貴な人間であれば、その子どもは、母親の出自がどうであれ、貴族の後継者になれる。

私は、ロンドンで、現地の男女の口論を目撃したことがある。女性が男性に向かって、ほんとうにBastard!!と怒鳴っていた。

最高最悪の罵り言葉らしい、英語圏では。

幼いハミルトンは母親を病気で失くした。

兄は、津波にあって死んだ。

そのときの体験談をハミルトンは書いて、新聞が取り上げて、注目された。

どこで読み書きを独学したのかわからないが、幼い頃からハミルトンは何でも片端から読んだ。

数理にも強く、14歳で雇用主の貿易商の仕事を任されて、会計もきちんと運営した。

天涯孤独な私生児の孤児だが、その才能を惜しみ、周りの大人たちがカネを出して勉強してきなさいと、大学に入りなさいと、ニューヨークまで送り出してくれた。

そのとき、18歳だった。

その立場から、アメリカ独立戦争時には、ワシントンの副官となり、軍事の才能を示したのだから、いかほどに有能であり魅力があったことか。

弁護士としても活躍し、アメリカ憲法の草稿執筆に参加した。

アメリカの初代財務長官(Secretary of Treasury)に就任し、破綻しかかっていた合衆国の財政を立て直した。連邦銀行を創設し、米国債を発行し財政難を乗り切った。

アメリカの郵便制度を作ったのもハミルトンだ。

民兵(市民兵)頼りだったアメリカが正規の常備軍を充実させるように働きかけた。

沿岸警備隊も創設した。ウオール街を拠点にアメリカの金融制度も整えた。

フランス革命が起きた時にアメリカは援軍を要請されたが、リアリズムの観点から、援軍を送らないことをワシントンに進言した。

正しい!

ジェファソンは、フランスはアメリカとイギリスの独立戦争のときに援軍を寄越してくれたのにと言い張ったが、それとこれとは違うし、財政的にそんな余裕はないと、冷徹にハミルトンはジェファソンの意見をはねつけた。

正しい!

実は、アメリカ合衆国の首都がニューヨークではなく、今のワシントンDCになったのも、ニューヨーク拠点のハミルトンと、南部ジェファソン一派との「手打ち」らしい。

ちょっとでも南部に近いところに首都を置きたがったから、ジェファソンやマディソンは。

まあ、ハミルトンも、大きなことのための妥協もしなきゃいけなかったろう。

多忙な政務の日々の中でも、ハミルトンはひたすら書き続け、残した論文の数はすごい。

夢など見ずに、綺麗事言わずに、アメリカ合衆国という国家の整備に勤しんだ。

そこんところが、また煙たがられた。

文武両道で、冷静な経済金融のセンスに秀で、文筆に優れていた。

ハミルトンが、こんな大天才であることは、歴史や経済政治の知識がある人以外には知られていなかった。

アメリカ人でも知らない人が多かった。

アレグザンダー・ハミルトンの偉大さが知られるようになったのは、伝記作家のロン・チャーナウ(Ron Chernow: 1949-)が、ハミルトンの伝記を2004年に出版してからだ。

チャーナウさんは、イエール大学の英文科(つまり、アメリカの国文科)出身で、ユダヤ系アメリカ人。

ロックフェラー家とかモルガン家とかウオーバーグ家とか、超有名金融資本家、財閥の伝記作家で知られてきた。ちょっと、この人も胡散臭いけど……

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チャーナウさんのAlexander Hamiltonは、私も前に買ったが、読むはずないよ。

むちゃくちゃ分厚い。

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翻訳だと3巻本だ。あ、今はすでに絶版です。翻訳ですら私は読んでない。

アメリカ研究者なのに、ダメな奴。

この本を読んだ、プエルトリコ系のリン・エマニュエル・ミランダ(Lyn-Emanuel Miranda: 1980-)という才能ある舞台人で音楽家が、ハミルトンの生涯をミュージカルにしようと思った。

6年間かけて、作詞作曲全曲書き上げ、主役のハミルトンを演じたのが、ミュージカル「ハミルトン」だ。

で、移民からアメリカ合衆国の礎を築いたハミルトンにちなんで、キャストを、主流白人系ではなく、みな移民系にした。

(英国系アメリカ人でも移民だけどね、最初はさあ。欧州から一旗揚げに来たか、逃げて来た人々だけどね)

だから、ワシントンを演じたのも黒人。

ジェファソンを演じたのも黒人。

アーロン・バー(Aaron Burr: 1756-1836)役の人も黒人。

アーロン・バーつーのは、政治家で、大統領選にも出馬して、ジェファソン大統領の副大統領まで勤めた人物だけれども、ハミルトンと決闘して、ハミルトンが亡くなったので、失脚してしまった人物。

今では、ハミルトンを殺した人物としてしか歴史に残ってない。かわいそー

ハミルトンの妻を演じた人はヒスパニック系女優さん。メキシコ系だと思うよ。

純粋白人系キャストは、英国のジョージ3世を演じた人だけだ。

このことが、2016年の大統領選挙戦のときに、「利用」されちゃった。

反トランプ政治運動のミュージカルとして注目を浴びてしまった。

不法移民流入を止めようとするトランプ派に抵抗して、「アメリカは移民でできた国じゃないか!!アメリカの建国の歴史を忘れるな!!」というキャンペーンの中心となってしまったのだ、ミュージカル「ハミルトン」は。

なんか、問題がゴッチャになってるよね……

で、数日前に私は、このミュージカルの上演を全部2時間45分こっそり撮影した動画がYouTubeにあげられていたものを視聴する機会を、こっそりと、いただいた。

YouTubeにアップされていた「ハミルトン」全編は、もちろん当局からすぐに削除されてしまった。

しかし、削除される前に、その動画をダウンロードしていた方がいた!

で、その方のご厚意で、私は、大問題作と言われる、反トランプ政権・ミュージカルと言われる「ハミルトン」を視聴することができた!!

ありがとうございます!!

これ、ここだけの話ですからね。

秘密にしておいてくださいね。

うわあーブロードウェイに行かずに視聴させてもらった!!

下の動画は、ミュージカルの一部です。これは合法ビデオです。

https://m.youtube.com/watch?feature=youtu.be&v=SWZy3zRbBHI

すでに、今年の12月半ばまでチケット売り切れの作品でっせ。

一時期は、プレミアがついて、チケットに1万ドルの価格がついたミュージカルでっせ。

落ち着いてからも800ドルでチケットが取引されているミュージカルでっせ。

作者のミランダ氏は、10ドルの料金で、ニューヨークの公立高校の生徒たちに、「ハミルトン」を観せているが、同時に、今でも、最前列の席は10ドルで提供している。

クジで選ばれた観客は、10ドルで、このミュージカルを観ることができる!!

で……その海賊版「ハミルトン」を視聴させていただいた感想は……

素晴らしい!!

素晴らしいミュージカルだ!!

よく、あんな歴史劇、政治劇を、ラップのミュージカルにできたものだ!!

全く軽薄じゃないよ。

徒手空拳の孤児の私生児がアメリカの政界の階段を昇って行く姿や、政界の陰謀や、経済を含む国政のリアルな運営と、政治的スローガンとの齟齬など、よく描かれている。

ぶっちゃけて言えば、ハミルトンは冷徹に国政を考えることができる頭脳の持ち主であり、度胸もあり実行力もあった。

だから、綺麗事の理想ばっかり吹聴しているジェファソンたちに嫉妬され、スキャンダルで陥れられた。

「移民の私生児が!」と影で言われつつ。

たかが不倫ごときの問題で。

ジェファソンこそ、黒人の奴隷女性を内縁の妻にして何人も子ども作ってたくせに。

英国王のジョージ3世が劇中で歌ってたぞ。

「おまえら、民を支配するってのは大変なことなんだぞ。孤独な仕事なんだぞ。為政者の厳しさをわかってないだろう、アホ!」ってさあ。

民主主義の実現の困難さについても意識しているミュージカルなんだ、このHamiltonは。

ともかく、Hamiltonというミュージカルは音楽も演技もダンスも素晴らしい!!

ブロードウェイ・ミュージカルは2001年のThe Producersで終わった……と、私は勝手に思っていた。

でも、さすがアメリカは人材の宝庫!!

Hamiltonのようなミュージカルを作る底力があった!!

で、私は思った。

かわいそうに、このミュージカルは、「反トランプ劇」というレッテルを貼られて、長い目で見ると、損をするぞ、と。

このミュージカルの作者もキャストも「移民の国アメリカを祝福するんだ!トランプだめだ!」のつもりでいるけれども、それ以上の価値があるのに、この作品には。

自分たちが作ったものを、自分たちで矮小にしている。

人種差別とか移民の問題じゃないのに……

私も、NHKの報道や、雑誌「ニューズウイーク」の記事だけ読んでいたとしたら、このHamiltonというミュージカルを見る機会があっても、見なかったろう。

「不法移民の取り締まりとアメリカ建国の理想をゴッチャに考える馬鹿リベラルの作ったラップがうるさいだけのミュージカル」と思い込んでしまうところだった。

せっかくの、ヒップホップの政治劇なのに!!歴史劇なのに!!

いやあ、メディアが賞賛するにせよ、批判するにせよ、メディアの評はあてにならない。

自分の目で見ないといけない!と、あらためて私は思った。

まあ、このミュージカルに関連して、書きたいことはいっぱいあるが、本日はこれぐらいにしておきます。

2017年8月現在のHamiltonも人気は衰えていないが、すでに主役はミランダさんではない。

オリジナル・キャストでやってない。

シカゴや全米ツアーやロンドンでも上演してるけど、オリジナル・キャストじゃない。

日本に来ることはないと思う。劇団四季がリメイクすることもない。

無理。

原作ミュージカルの冒涜になる。

でも、Hamiltonは映画化されるに決まっているので、映画化されたら見に行こう〜〜〜

その前に、ちゃんとロン・チャーナウの伝記を読んでおこう〜〜

今のアメリカに繋がるアメリカ合衆国の建国の秘密を妄想しよう〜〜

アメリカ合衆国の建国の理念つーのもね、とっても胡散臭いのね……

だって、移民で私生児で孤児の天才のアレグザンダー・ハミルトンを受け容れることができなかったんだからさ…

https://m.youtube.com/watch?v=rPNiULL9ol8&feature=youtu.be