[308] 公金にたかるのが一番稼げる—磯貝太著『森友学園問題から補助金制度を学ぼう』

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本日は2018年7月25日水曜日だ。

今日も暑い。

暑いとカラスがウロチョロしない。

カラスも熱中症になるらしい。

真っ黒だもんね。

直射日光の下で虫眼鏡をカラスに向けてじっとしてたら、カラス発火するかもね。

今日のおすすめ本は、これだ!

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特にこの本は短いので、すぐに読める。

すぐに読めるが、あの「モリ・カケ事件」のモリの部分がよくわかる。

あの事件は、途中からもうどうでもいいわ……と興味をなくしてしまった。

国民がうんざりして興味を失くすことが、あの事件の報道の目的だったかもしれないけど。

しかし、この本を読むと、あの事件の本質はこれか!とあらためてよく理解できる。

要するに、あの事件は補助金をクスね損ねた人々の笑劇だったわけです。

日本で学校作るというと、その学校を作る費用の一部に使っていいよん、ということで、国から補助金が出る。

ありがたいお国のお心遣いである。

極端な例をあげる。

たとえば、学校設立総工費費用が10億円かかるとする。

学校創設費用は10億円は用意できたとする。

総工費費用を15億円に水増しして、国に補助金を申請する。

でもって、総工費の3分の2の金額の補助金が出るとする。

すると補助金10億円ね。

そうなると5億円余ることになる。

これを関係者で分け合う。

バンザ〜〜イイイイ〜〜♪♪

このような補助金不正受給が何重にも重なって、ややこしくなったのが、森友事件だった。

補助金不正受給がばれて、国会喚問されたり、逮捕されたりした人が出たりしたのが、森友事件だった。

このややこしい様相については、この磯貝太(いそがい・はじめ)氏の『森友学園問題から補助金制度を学ぼう』を読んでくださいまし。

是非とも読んでくださいまし。

世の中って、杜撰なもんだなああ……と驚きます。

1ヶ月13万円程度の生活保護費申請のために心が折れている人々もいる一方で、何億円とせしめることができる人々もいる。

同じく税金に依存するといっても、様相はさまざまだ。

そう言えば、思い出す。

去年にヨルダン・イスラエル旅行に行った時に、ツアーの参加者の中に建設会社の社長さんとご子息がおられた。

その方々とお話ししたときに、お父さんの社長さんが、「市議会議員に頼まれて老人施設の経営もしています」と、おっしゃった。

「5億円だけ出してくれれば、あとはなんとかすると市議会議員が言ってきたものですからね……」と、おっしゃった。

それ以上のことは、おっしゃらなかった。

おそらく、この件を市会議員がこの方に持ちかけたんは、決して利他的な動機じゃないだろう。

老人施設を作るということで、費用を出せる人間を用意して、申請の時に、総工費の水増しをすれば、補助金のいくらかは浮く。

その浮いたお金を、言い出しっぺの市会議員さんは欲しかったのかもしれない。

建設会社の社長さんにも何らかの「お返し」があったのかもしれない。

すべて私の推測です。根拠などありません。

しかし、空き地や空きビルにどんどん老人施設ができあがるのは、需要があるということもあるが、補助金で稼ごうという人々も背後に多くいるからではないか。

これ以上、大学なんて新設する必要もないのに、毎年、どこかで大学が新設されるのは、大学経営は儲けようと思えば儲かるのではないか。

補助金申請を活用駆使すれば。

公金にたかるのが一番いいのだろう。

申請を受ける役人たちは自分のカネじゃないから、公金=税金を気楽に交付する。

所有者の顔が見えない公金=税金だから、貰う方も気楽に貰う。

外国は知らないけれども、日本政府ってものすごい補助金出すんよね。

Wikipediaには、こう書いてある。

補助金(ほじょきん)とは、政府が直接的または間接的に公益上必要がある場合に、民間や下位の政府に対して交付する金銭的な給付のことである。

どんな補助金があるかを紹介するサイトもある。

補助金は助成金とも言う。

すごい。

こんなに多くの種類の補助金があるんだ。

助成金出しますよ〜〜だから応募してね〜〜という事業の、なんとなんと多いこと!

研究開発資金不足に悩む中小企業にとっては、こういう助成金への申請を成功させるのは死活問題なのだろう。

でもって、どういう申請だと成功するかの方法を伝授するセミナー提供をビジネスにする会社もあるわけだ。

申請の際にサポートしますよ〜〜のサービス提供ビジネスもあるわけだ。

こういう公金使用の補助金制度を最大限に活用して、悪用できるのが、現代における「賢人」なのでありましょう。

この助成金や補助金については、研究者や学者にもある。

凄まじくどうでもいい類の趣味に毛が生えているみたいな「研究」に税金が使われております。

海外の学会に行くと称しての物見遊山の旅行費用に公金税金が使われております。

ほんとほんと。

それについて私は、以下の論集に書いたことがある。

この論集は非常に面白いんですが、注目されなかったですねえ……

まあ、大学の先生や研究者の内情にも触れています。

読むと面白いと思いますよ……

むふふ。

それにしても、これだけ補助金出せるのに、なんで義務教育の小中学校に冷房設備を設置する補助金は、政府は出さないんですかねえ……?

庶民の子どもは熱中症で死んでいいと思ってるんですかねえ。

あなたたちの権力の源泉は、庶民から収奪する税金でしょう。

納税者の卵の子どもたちを、金(カネ)の卵たちを、大事に育成しないとねえ……

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