本日は2020年5月12日火曜日です。
もう〜ほんとに更新が滞ってばかりです。
教員やっていた頃は、特に40代から50代は、いつも何かに追い立てられている感じで、あああ、1週間まるまるお休みが欲しいなあ……と思っていたものでした。
それで2017年3月末に退職してからは、ホッと安堵しておりました。
ところが、2018年の秋に夫の大腸ガンが判明して、そこからは怒涛でした。
2019年に本を書けと勧められて、そこからも別の怒涛が始まりました。
で、2020年の今は今で怒涛です。毎日が、それなりにドタバタしてます。
食糧危機がくるかもね、と思ってベランダ園芸始めちゃって、朝は起床後すぐにベランダに行き、プランターの様子をチェック。水だけやって、あとはネットもかけずに放置のスナップエンドウは、白い可愛い花と実をつけました。



もう、ついつい何度もベランダに出てしまいます。観察力のない雑な私が、じっと観察してしまいます。
こーいうことを、優秀な人は子どもの頃からしているのでしょうね。
あ、ひとつのプランターに詰め込み過ぎてることは、わかっています〜〜何とかします!
食事作りのたびに、ちょっと出る野菜クズを乾燥させて、入れて攪拌(かくはん)して堆肥を作るコンポスターセットも購入して、毎日朝晩攪拌してます。

しかし、自然発生か、シナリオか、世界連邦樹立計画のステップか、なんか知らないけど、どう見ても風邪のややこしいものにしか見えないようなウイルスで、なんで、経済活動強制停止を、しなくてはいけないのか?
いったい何を考えてるんだ?やっぱり、この際だから、いろいろ進行させたいのだろうなあ、報道されるだけのことから何か見えるかなあ?
ということで、私は、生まれて初めてのパンデミック騒ぎが面白いこともあり、コロナ関連記事の新聞記事を切り抜いてクリアファイルに入れ込んで、education, office, government, industries に分類して喜んでおります。
これが、けっこう時間がかかる。


こんなことするの、67歳になって初めてです。
このコロナ危機watchingは、夏で終わるってことはないかもしれません。秋から冬にかけて、第二波、第三波かもしれません。
もっと、ややこしいウイルスが投下されるかもしれません。誰が投下するかって……そんなん、知りませんがな。
新型コロナウイルス危機については、ウイルス自体よりも、ワクチン完成期待よりも、経済活動の収縮によって大恐慌が来るんじゃないかと、その不安の方が誰だって大きい。と思う。
各国政府は、もう大盤振る舞いの財政支出をして、このコロナ危機による経済危機に対処しています。
「日本経済新聞」5月9日朝刊によると、対策規模は、今までのところ、アメリカが310.8兆円(GDP比13.6%)であり、日本は78.7兆円(GDP比14.3%)であり、ドイツは75.3兆円(GDP比18.2%)であり、英国は37.0兆円(GDP比12.6%)である。フランスは27.4兆円(GDP比9.5%)で、イタリアは18.0兆円(GDP比8.5%)。
アメリカの財政支援は巨額です。5月8日に発表された4月の雇用統計では、アメリカの失業率は14.7%ですから。1930年前後の大恐慌時代以来の失業率ですから。
アメリカは、さらに追加でもっと財政出動するらしい。米議会予算局CBO(Congressional Budget Office)によると、アメリカ政府債務のGDP比は次回の会計年度末(2021年9月末)で108%に達する予定。これは第二次世界大戦後の1946年度末の106%を超えるそうです。
トランプさん大統領選前だから頑張らないといけないとはいえ、すっごい大盤振る舞い。
私なんか心配になる。日本はアメリカから、米国債をもっと購入しろと言われてるんじゃないかって……
どこの国でも財政難に悩まされているのに、どこの国も今回のコロナ危機による経済収縮に対して、このような大盤振る舞いを比較的すみやかに決定したのは、なんでですかね?
そんなに財政赤字を増やしてもいいのならば、国債をいくらでも発行できるのだとしたら、つまり国民の生活のために大盤振る舞いがいつでもできるのならば、なんで今までしなかったのでしょうかね?
どの国でも、雇用が収縮し、階層は固定化し、格差は広がり、機会の平等の保証の実現は遠くなるばかりなのに。
日本は日々の食事にも事欠く子どもたちがいるし、親から虐待を受けても児童相談所は機能しないことも多いのに。
奨学金の返済で苦しむ若い人は多いし、リストラで失職し、非正規雇用は今や雇用者の4割に達しているのに。すでに、正規雇用そのものが古い概念になりつつあるのに。
要介護高齢者の介護人材不足のために、施設不足のために、親は生活費獲得のために働かないといけないからって、中学生や高校生の孫が介護を担い、学業ができずに、就職のときに不利になっているのに。
元気な認知症老人を放牧しておける人工島でも作れよ、金あるなら。
金を出せるなら、もっと早く出せよ、もう。
こんなに財政出動ができるということは、ひょっとしたら、中野剛志さんが、『奇跡の経済教室 基礎知識編』と『奇跡の経済教室 戦略編』(ともにKKベストセラーズ、2019)で紹介していたMMT(Modern Money Theory、Modern Monetary Theory 現代貨幣理論)は正しいのかもしれないですね!
私は、頭が悪過ぎて、このMMTについて2度読んでも、理解できないのです。
こんなに明晰にわかりやすく具体的に書いてあるのに、理解できないのです。

みなさんは、よくご存知で、ご理解なさっておられると思います。
MMTによると、通貨は国家の法で定められたものです。
そうですね。国が定めた法定通貨でないと、私たちは何も買えません。
政府はその通貨の単位で計算された納税義務を国民に課します。
だから国民は通貨に額面通りの価値があると認めます。
で、その通貨を民間取引の支払いや商品の売買や貯蓄の手段として利用します。
こうして通貨が流通します。つまり、「通貨の価値を保証するのは、政府の徴税権力である」(『奇跡の経済教室 戦略編』332)のです。
その通貨は、あらかじめ政府が発行しておきます。政府は徴税する前に通貨を国民が事前に保有している状態を作っておきます。
でないと税金払えません。
つまり、「政府は、支出のための財源として、事前に税を徴収する必要はない」(44)し、「本当は、国債を発行して財源を調達する必要すらない」(47)のです。
だって、政府はいくらでも通貨を発行できるから。
えええええーーー!?
じゃあ、無税でもいいの!?じゃあ、なんで課税するんよ!?
政府は国民に課税する必要はなく、いくらでも通貨発行できます。
のだけれども、いくらでも通貨を発行すると、景気が良くなるのはいいが、良くなり過ぎてインフレになります。通貨を発行量が少ないと、デフレになります。
だから、景気調節のために減税したり増税したりして、通貨量を調節します。
「租税は、実は、物価を調整する手段」(52)です、MMTによると。
えええええーー!?
MMTによりますと、リバータリアンのように、国家からの収奪として課税を憎まなくていいらしいのであります!
なんでええ、そうならそうと早く言ってよ。課税しないでよ。課税しないなら、脱税もないのに。面倒くさい確定申告しなくてすむのに。
MMTによると、国家の財源は税金じゃないんですよ、ほんとは。
経済学者でも、このことを知らない人が多かったのですが、最近はそれを知る人も増えたらしい。
で、MMT発祥の地のアメリカでは、気軽にガンガンと財政出動をしても構わないんだ〜ということで、今回の大盤振る舞いらしいのです。
MMTによりますと、日本国債の保有者のほとんどは、日本国民か日本の機関投資家であり、外国勢が日本国債を売りに出したとしても問題はないのです。
2019年現在での日本国債(財投債を含む・国庫短期証券は除く)の10374兆円のうち78.6兆円の保有者は外国人か外国機関であり、78.6兆円は日本の税収の軽く2倍はあるとしても、外国人や外国機関がいっせいに日本国債を売却しても、日本政府は円をガンガンと印刷して対処すればそれでいいのです。
そうかあ!為政者も経済学者もやっとわかったんだ!MMTを!
私は、わからんけど。
でなければ、各国とも、あのような国家財政破綻を導きかねない大盤振る舞いができるはずはない。
最近になって、為政者も国家御用達し経済学者もみなMMTに目覚め、国債など発行しなくても政府は自分でファイナンスできるとわかったからこそ、アメリカは巨額の財政出動を決めたのでしょう。
そうでなければ、あれだけの財政出動は必ず国家財政赤字膨張となるので、怖くてできません。
その赤字を解消するために、政府は預金封鎖でもして、その間に貨幣価値の切り下げをして、新しい通貨を発行し、債務を圧縮しなければならなくなります。
しかし、大丈夫です!履いてます!
じゃなく、MMTを知った以上は、もうそんなややこしいことをしなくていいです。通貨はいくらでも発行できます。
たとえば、ガンガン通貨を発行して、故意にハイパーインフレにして、貨幣価値を暴落させ債務を10分の1とか100分の1に圧縮させることだって、しようと思えばできます。
日本国債の暴落なんて心配することありません!大恐慌なんて起きません!
ほんまかいな……
これについては、次のようなコラムをBEST T!MESに書かせていただきました。お気が向いたら、読んでやってください。
コロナ危機での各国政府の巨額財政負担は大丈夫なのか?
ともかく、私は、あまりに頭が悪過ぎて納得できない。2回読んでも、理解できません。というか、お腹に落ちません。
すっごく面白い!素晴らしい!と思いつつ、理解できないのです。
この哀しさ。
通過量を調節して、市場をコントロールできるなんて、そんなことできる賢人たちを政府は採用できるのでしょうか?
政府といっても、不完全で不合理な人間の集合体でしょう。
ひょっとして、これからMMTの世界的実験の時代になるのかもしれません。何を目指しているんかしら?
私は理解したい。納得したい。ですから、今度はKindleの読み上げ機能を使って、中野剛志氏のご著書を聴学します。
そのために、電子ブック版も購入しました。
67歳だからね、目が疲れやすいのよ。
Facebook友だちの方が、「Kindleには読み上げ機能ついてるから、それを利用するといいですよ、僕は網膜剥離で入院してたときに、よく利用しました」と、教えてくださいました。
検索すると設定の仕方が出てきました。
https://soi24.net/2016/01/21/354
ええ!知らなかった……そんな機能があったなんて。
すると!なんと、女性の声か男性の声かも選べます。
変なイントネーションですし、漢字の読み方間違えてることもありますし、変なところでつかえたりしますが、大丈夫です。理解できます。
かったるかったら、スピードも速くできます。軽い本ならば、私は、1.5倍速から2倍速で聴いてます。
もうーーーものすっごく便利です。夕ご飯作りながら聴いています。夜眠る前に聴いてます。
教えてくださったM さん、ありがとうございました〜〜助かりました!!
読み上げ機能を使うようになって、わかったこと。
著者が話してゴーストライターが書いたものと、著者がほんとに始めから最後まで自分で書いているものとの区別が、なんとなくつくようになりました。
前者がダメで、後者がいいって言っているのではありません。
ただ、読み上げ機能を使って聴いてると、前者は流し聴きできちゃう。聴き流しできちゃう。それぐらいに文章がいい意味でも悪い意味でも密度が薄いです。そのかわりに、わかりやすい。要は世間話のノリだから。
後者は集中して聴き入らねばなりません。文学作品の名文ほど、そうです。
中野剛志氏のほうは、じっと聴き入らねばなりません。もし、この先に言及した2冊の御本が、インタビューをもとに構成されてライターさんがお書きになったとしたら、そのライターさんは、ものすっごく優秀です。
意外と、ゴーストライターさん本が多い感じです。著者が話したものを録音して、ライターさんが構成作って文字にするって感じの。文体がない感じです。著者の色や毒気が薄まっています。
それでも、情報は伝わりますから、いいのです。
実に読み上げ機能は重宝です!もう、オーディオブック買わなくてすみます!電子ブックでいいのです!
こうなると、ほんと電子ブック化はデフォルトにしてもらいたいものです!
名著の電子ブック化も進めていただきたいですね。
あれ?アイン・ランドの『水源』の電子ブック化は、どうなっているんだろ?ビジネス社さんに問い合わせてみましょう。
それから、最後に予告です!
拙著『馬鹿ブス貧乏で生きるしかないあなたに愛をこめて書いたので読んでください。』の漫画化が決定しました!!
漫画にしてくださる才能あふれる漫画家の方も決定しました!!
漫画家のMさん、よろしくお願いいたします!
漫画家のMさんに自由に表現していただきます。まずは、青春期編から。
ゲラを読ませていただくのが楽しみです!!
ああ……やることいっぱいです。必死で生きましょう。自分の力を使い倒して生きないと、燃やし尽くさないと、テキトーに元気に死ねません!
ということで、更新が少なくても、本Blogを読んでやってください!
藤森様
blog更新お疲れ様です。
また、いつも有難う御座います。m(__)m
経済については産経論説委員の田村氏は結構解りやすいと思います。
…ご著書の漫画化決定おめでとうございます。
やはりさすがですねー(^^)
これからもお体に気をつけて色々ご教授ください。
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創る塾さま
コメントありがとうございます。経済や金融については、ほんと私はわかりません。
それでも、経済金融本を読むのは、いつかは理解できるんじゃないかと期待してるからです。
産経新聞まで購読はできませんが、ネットで検索してみます。田村さんですね。ありがとうございます。
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藤森様
要はみなコントロール出来るという事です〜〜
そのための中央銀行システムですし。
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創る塾さま
嫌な感じです〜
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藤森かよこ様、お役に立てて良かったです。私もネットについては知らないことばかりで、えー、早く教えてよ。です。
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森口忠浩さま
コメントありがとうございます。おかげさまで、助かっています!!
ありがとうございます!もう使いこなせてないんですよね、便利な機能を!
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