本日は、2023年10月21日土曜日です。
Blogは短い文を書いて、更新頻度を高めること!
と決めても、ついつい長くなっちゃうのは、きっと私が知らずに歯を食いしばっていて、身体に力が入ってしまい、リラックスできていないから、くたびれやすいんだわん。
ということを、あらためて感じたのは、昨日の夜に、夫の教え子さんの日本舞踊家のリサイタルを拝見したから。
ご招待券をいただいたけれども、御招待席には腰掛けず、私は前列3番目の席に陣取った。
私は目が悪いし、かつて歌舞伎見物に愛用していたドイツ製のオペラグラスはどっかに行ってしまって久しいのだ。

その日本舞踊リサイタルの構成は以下のとおりでした。
夫の教え子さんは、まだ20代ですが、すでにご自分の研究所&稽古場を持っておられます。
お弟子さんもいて、母校の大学の日本舞踊部の指導もなさっているし、近郊の街に出稽古もなさる。
その日本舞踊リサイタルの構成は以下のとおりでした。
第1部は、教え子さんの舞踊家の古典の踊り「玉兎」と創作舞「凛歩」。
「凛歩」は、中国の「花木蘭」(ディズニーの傑作アニメのムーランの原作)の日本版。薙刀の名手の武家の娘の心の葛藤を踊りで表現なさっていた。
伝統的女性の生き方をすることと、病気の父に代わって戦士となることの間で揺れる心。
BGMに現代音楽を使ったり、ナレーションを加えたりと、演出が斬新です。

日本舞踊の世界もLGBTなんよ。ジェンダーの問題意識があるんよ。
第2部は、お弟子さんたちの発表会。
彼女の母校の大学の日本舞踊部は、コロナで数年間発表会ができなかった。
だから、昨晩のリサイタルでは、コロナ期の部員のお稽古の映像を流しつつ、今の日本舞踊部員や卒業生たちが踊り、キラキラと青春していた。
やっぱり、若い女性たちが美しく化粧し、美しい衣装を身につけて踊る姿は、眼福ですね。
男性では出せない華やかさです。
企画の成功。構成が良かった。群舞の振り付けがうまい。
日本舞踊のAKB48を結成してもいいんじゃないかなあ。
48人もいなくても、20人が振り袖姿で舞台で踊るだけでもいい。振り袖の華やかさ美しさは、ミニスカートのドレスの比ではない。
それよりも、びっくりしたのは、自分自身のものの見方の変化だった!
夫の教え子さんの日本舞踊家のリサイタルや、この方が所属する日本舞踊の流派の方々の発表会や、モダンバレー団とのコラボの発表会などは、今までも何回も拝見して来た。
そのたびに、たったひとりで、スタンディング・オベイションする私。
別に日本舞踊でも歌舞伎でもお能でも、スタンディング・オベイションしてもいいだろ。
ほんとに名古屋の客はノリが悪いぜ。
ところで、私は昨日のリサイタルの時に、初めて気がついたぞ!
今の私が執筆中の「平井幸祐メソッド」に毒された、いや影響を受けたのか、前には全く気がつかなかったことに、いろいろ気がついたぞ!
① 歯を食いしばって踊ってる人が少なくない。つまり歯と歯が合ってしまっているのは舌が下がっているから。上の歯と下の歯の間には2ミリから4ミリぐらいの安静間隙(アンセイカンゲキ)がないといけない。歯と歯は離すの!歯と歯は会ってはいけないの。
ましてや、歯ぎしりなんて、歯が傷むだけ。
だから、噛み合わせとか大事なの。上の歯と下の歯がぶつかるみたいな噛み合わせの入れ歯なんて最低最悪なの。
だから、歯科医さんはギコギコと虫歯に入れるインレイとかを何度も何度も削るんよ。上の歯とぶつからないように。舌にあたらないように。
② 歯を食いしばっている人は、舌が下がっている人なの。それは顔を見ただけでわかるよ。顎に梅干しのような窪みができてしまい、口がへの字になっている人は、舌が下がっています。
あと、口をポカンと開けている人も舌が下がってる。舌が上がっていれば、口は閉まるのが当たり前。
肛門だって、膣だって、無理に締めなくても、舌が上がっていれば閉まっているもんなのよ。
ご自分が舌が下がっているなああという自覚のある方々は,以下の本を読んで、舌を下顎との癒着から解放して🟰舌はがししてね!それから舌を上げておくことをキープしてね!

③歯を食いしばっている人は、身体に力が入ってしまっているので、舞踊の動きが固い。
滑らかに伸びやかに踊れない。
華やかな祝宴の踊りでも、無表情に踊る傾向があり、祝祭感や幸福感が十全に発散されない。
④反対に歯を食いしばっていない人の踊りは伸び伸びとしていて、踊りが大きくなり、踊り手から自然な微笑が溢れたりする。
常に口角が微笑んでいるように,かすかに上がっている。
ほんとよん。
smile up ではないのよん。
これは、「作り笑い」ですからね。
邪煮頭事務所の新会社名に、まっことふさわしいわねん。
うーん、こんなこと去年は全く気がつかなかった!!歯を食いしばっていると、身体の動きが固くなり、力が発揮されないんだ!自由じゃないんだ!
で、私は思った。
ひょっとして、日本の文化って、やたら歯の食いしばりを強いる質のものではないかって。
それは、夫の教え子さんのリサイタルの一部に長唄の「ねずみ」が入っていて、その唄と三味線の演奏を見たからだった。
唄も三味線の演奏もとても良かった。
でも、もっともっともっと愉快にハジケテもいい気がした

愉快な内容の長歌を、ニコリともせずに唄うって、どうよ。
無表情に三味線で演奏するって、どうよ。
これ、楽しい長唄よ?
楽しそうに唄ってはいけないの?
楽しそうに演奏してはいけないの?
葬式みたいに演奏するって、決まりでもあるのか?
どうも、みなさん歯を食いしばっている感じだった。
緊張して集中しておられるからだろう。
顔も身体も無自覚にガチガチに力が入っている感じだった。
静かに上品に、しかし力が入った身体。
日本では、それが真面目な態度ということになるのかもしれない。
こんなに力が入っていると、かえって能力の半分も出せないのではないか?
そもそも、なんで正座でなきゃいけない?
脚を悪くしたらどーするの。
立ち上がって三味線を弾きながら楽しくステップ踏んで踊ってもいいじゃないの。
腰掛けながらでもいいじゃないの。
日本人の思考と行動の硬直性は、歯の食いしばりから発生しているのかもしれないと、私は思った。
もちろん、外国にも歯を食いしばって我慢しろという習慣はある。
Bite the bullet なんて言い方がアメリカにはある。
弾丸を噛め。
奥歯に弾丸を入れて噛み締めるぐらいに我慢しろって意味。そうして戦えって意味。
でも、こういう言い方があるってことは、歯を食いしばることが非日常の出来事だからだよね?
日本の場合、やたら歯を食いしばるんよ。
私自身が、就寝するときに、気がついた。
あれ?なんで、身体から力が抜けないの?って。
なんで、リラックスしてないの?って。
あれ?上の奥歯と下の奥歯が離れてないんじゃないの?って。
で、意識して舌を上げる。
そうすると、ホッと身体がほぐれる感覚がする。
呼吸できる感覚がする。
すると、こわばりがちな私の思考も緩やかになる感じがする。
そういう私もデスクで書き仕事したり、パソコンの画面に集中したりすると、ハッと気がつくと、呼吸していなかったり、歯を食いしばっていたりする。
私も日本人だなあ。
もっとリラックスしつつ、力を出したいよ。力まず排便するように。
力を身体に込めたって,仕方ないよね。
出力しなきゃ。
妊娠中の女性のみなさん、歯の食いしばりがきついと、子宮に圧力がかかって、ただでさえ狭い子宮で丸まっている胎児がもっと丸まってしまって、まっとうな成長に支障が出ますよ。
まあ、こういうことは、私が書いている「平井幸祐メソッド」本にいっぱい書いておきますからね。
日本人はもっとスラっと真っ直ぐな身体、柔らかな思考、感性を持てるはず。
歯は離す!
歯の食いしばりは、あなたを不幸にするのよん。身体も頭も悪くするのよん。
私としては、ひとまず、歯の食いしばりをなくして、顎の無駄な張りをとりたいわん。
四角い顎の四角ぶりを軽減したいわん。
人相学的には,四角い顎の張りは、意志が強く頑張り屋さんで、晩年運がいいとか言われるけどさ、そりゃ歯を食いしばって頑張る人生なんだから、そうなりやすいだろ。
でも、歯を食いしばらなくても、身体を伸び伸びと出力できれば、もっといいんじゃないの。
顔の輪郭を卵形にしたいとまでは言わないからさあ。
小顔になりたいとまでは言わないからさあ。
70歳でも諦めない私。
ほんと、歯を食いしばっていると、顔も性格も言動もブスになりやすいのよん。
