#687 12/31/2024 AV女優 藤かんな著『はだかの白鳥』とM-1 グランプリ2024に思うこと

kayokofujimori のアバター投稿者:

本日は2024年12月31日火曜日です。大晦日です。

またもBlog更新が滞っています。

12月17日に第4回目の免疫強化療法の点滴を受けたので、そうなると1週間は副作用で、なあああんもできないのですよね。

廃人やってボケッとしてるしかないのであります。

23日あたりから元気になってきたので、年内中に済ませるべきことや暮れのお仕事いろいろ始めて、やっと本日で、新年を迎える準備が完了しました。

あああ〜〜暮れは忙しいですね〜〜

神社へお礼参りもあるし、お札の交換もあるし、玄関ドアにお正月飾りもしたいし、笑門のしめ縄も飾りたいし、古い笑門板は寝室のドアの上に飾りたいし。魔除けね、魔除け。

出雲の日御碕神社にお玉串は送ったっけ?ああ、ちゃんと送ったなと、安心したり。

今年は、初めてレストランが作って限定で販売するおせち料理を入手しました。

私が愛するsaiという創作イタリアン料理のお店のおせち料理です。限定20個。

このイタリアンおせち料理でタンパク質を、ただいま絶賛制作中のおでんで野菜を食べるお正月でございます。

と言いつつ、すでに一部は食べてしまいました。美味しいです。

ところで、最近私は、AV女優さんらしい「藤かんな」さんという女性の手記を読んだのですよ。

『はだかの白鳥』という飛鳥新書から今年に出版された本です。

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なんで読んだかというと、YouTubeで、かの全裸監督の村西とおる監督が絶賛していたので。

保守党の党首の百田尚樹さんも絶賛しておられましたよ。

村西監督によると、インバウンドの外国人観光客の男性は、実はネットの無料サイトで 日本のAVを視聴し、すっかり日本製のAVに感心して、日本に来るのも、あわよくばどっかで日本のAVに登場するような女性に出会いたいと心ひそかに願い、来日するんだそーです。

ほんまかいな。

日本のAVほど多様性(女子高校生もの、熟女もの、超熟女もの、近親相姦もの、レズビアンもの、貧乳あり、巨乳あり、レイプもの、いろいろ)に満ち、また出演する女優さんたちが魅力的で男性の夢を叶えてくれるような「女らしさ」に満ち満ちているエンタメはないそうです。

世界中の男たちが日本のAV女優に憧れているのだそうです。

私が、びっくりしたのは、義理の息子との性交などで悶えることで人気のある藤かんなさんというAV女優さんが、クラッシックバレーをずっと学べるような良家のお嬢さんとして育ち、大阪大学の理工系大学院を卒業し、研究職で大企業に正社員として勤務していたのに、30歳でAV女優をめざしたということでした。

まあ、東大出や京都大学出のAV女優さんもいるらしいので、いまどき、高学歴のAV女優さんがいるのも不思議ではないです。

しかし、30歳くらいまで大企業の研究職に従事していた女性が!?

で、私は早速Kindleで読んでみました。「はだかの白鳥」。

Kindleは思い立ったら、ダウンロードしてすぐに読めるので実に便利ですね。

はだかの白鳥というと、私など羽が全部抜かれたんだろうか?と思ってしまいますが。

藤さんは、非常に正直に書いておられます。ものすっごく正直です。

ひとりの女性がAV女優になるには、どういう関門を潜り抜けるかが、きちんと詳細に書かれております。

AVを制作する現場の厳しさもキッチリ書かれております。

もちろん、高学歴のエリート女性が、AV女優になろうと決意するまでの経緯も。

両親への思いも。

まあ、異論はありましょうが、現代のAV女優というのは、女性のエリートでないとなれません。最高の真のエリートですよ。

昔のピンク映画の時代なら裸の女性であれば良かったのでしょうが、今は違います。

美貌はもちろんのこと、スタイルが良く、均整の取れた健康な肉体美の持ち主でなくてはなりません。

下品な顔つきもダメで、品がなければいけません。

現代はAVの消費者も目が肥えています。いい加減な演技やフリでは通用しません。

真剣に性交してるかどうか、消費者はチェックしています。

つまり、現代のAV女優は、一糸纏わず、全身全霊で表現しなくてはいけないのです。

こんなこと凡庸な女性ではできません。

ゴロっと寝転んで、好きにしいや、と横着しているわけにはいかないのです。

つまり、ほんとうに才色兼備で、かつ勇気があり、表現力があり、真摯に性行為というものを追求できる冒険心がなければ、AV女優は務まりません。

それだからこそ、幾多の消費者が満足できるパフォーマンスを提供できるのであります。

これが、私が、現代のAV女優は女性の真のエリートであると書いた理由です。

ハッキリ言って、研究職の会社員やってる方が、AV女優で一線に立つよりはるかにはるかにラクでっせ。

厚生年金も企業年金もあるしさあ。

そりゃ研究職の会社員なので、成果を出さないといけないので、勤務はラクではないと思う。

でも、ラクな仕事ってないからね。有能な人ほど仕事は増えるしね。

それでも、AV女優という仕事よりはラクだよ。

ババアになっても会社員はできるしね。

だけども、藤かんなさんは、そのイバラの道を選んだのだ。

もっと生きている充実感が欲しくて。

自分を違った世界で試したくて。

自分を思いっきり解放させたくて。

まだまだ30歳なら、身体も美しいのだから、自分の持っている美貌を全開させたくて。

すごい。すごいわ。

なんと正直な女性でしょうか!

いや、私は身体に自信のある人は、もう全裸で街歩いたっていいと思うのよ。

眼福眼福。

デブで四肢が短くてO脚のブスは、全裸で街歩いたら軽犯罪法違反です。

この藤かんなさんのような生き方は、今の漫才師にも見受けられます。

「M-1 グランプリ2024」を視聴していたら、今時のホワイト社会のポリコレにコンプライアンスの厳しい時代に適応しつつ、若い漫才師たちは、新しい笑いを創造していました。

私は、バッテリィズが好きなんですが、優勝したのは令和ロマンでした。

令和ロマンの2人は東京の私立の中高一貫校を出て、どちらも慶應大学に入学してます。片方は1年浪人で中退ですが、もう片方は卒業してます。

漫才界に高学歴がじわじわ増えてきたのは、21世紀に入ってからです。

東大出身のお笑い芸人も登場しました。

東大の大学院出身で、マッキンゼーを辞めて、吉本に入った女性もいました。

しかし、そのような高学歴中の高学歴の漫才師の中でも、令和ロマンのようにグランプリを獲得したコンビはいませんでした。

馬鹿になりきれてないから、彼らや彼女は面白くなかった。

私が好きなのは、令和ロマンの向かって左側にいる眼鏡の男性です。

この人は、顔見てもわかるように、才人です。鬼才です。狂ってます。だけどクールです。

この人は、いろいろなことができるので、学生時代に年収1000万円だったこともあるそうで、慶應の学費は全部アルバイトで払ったのに、相方のデブの男性が慶應出たのに、漫才師になるというので、じゃあ僕もなるということで、中退しちゃった。

だいたい、この人は私立中学の受験料5万円をお年玉貯めたお金で払ったそうで、まあ自力で何でもやっちゃうんだ。

デブさんの方は、お父さんが大和証券のCOCで年収1億5000万円超えなんですが、お笑い芸人になるとお父さんに言ったら、「いいんじゃない。AIではできないことだから」と言って、息子の選んだことに反対もしなかったそうです。

さすがだわ。

デブのお父さんは、大和証券の幹部まで行ける人だから、世の中の動きをよく知っている。慶應出て、エリート会社員になっても、ホワイトカラーの仕事なんてAIで処理できる時代がすぐそこまで来てるとわかっている。

でもって、この2人は生きる姿勢に迷いがない。コンプレックスなし。小学生の頃に勉強して私立中学に合格し、慶應に合格し、と勝ち方、勉強の仕方を、よく知っている。

頭がいいので、他の漫才師には思いつかないような発想もできる。芸能界というかTV界なんか、馬鹿にしてる。

まあ、テレビ局なんか、例の中居くんの女子アナ性接待みたいなことやってるクズばっかりと、わかっているわけ。

フジもTBSも日本テレビもテレビ朝日も潰れても、従業員とその被扶養者以外は誰も困らんと、わかっている。

これだけ能力があれば、お笑い芸人以外にもいろいろできるだろう。

なのに、今はお笑い芸人として好きに活動している。嫌なスタッフのいる番組には出演しない。

YouTubeもニコニコ動画もあるんだから、斜陽のテレビ界なんかどうでもいいと見定めている。

でもって、グランプリは2023年も受賞して、今回で連続2回目。

なんちゅう連中だ。

どっちがラクかと言えば、エリート会社員やってることだろうと思うのに、彼らは、とんでもない道に軽々参入してる。

だけど、その方が彼らにとっては生きている気になれるんだろうなあ。

藤かんなさんも、令和ロマンも、30代はじめ。

この世代あたりから、もっともっと生きてる実感が欲しいと、安全な高学歴エリートの道から離れつつあるのかな。

日本人なんてさ、自由よりも、人畜、社畜の安寧を選ぶ傾向が強い感じだったじゃないですか。

自由に考え自由に生きるってことを、自由気ままに生きることと勘違いしてる人が多い感じだったじゃないですか。

でも、藤かんなさんや、令和ロマンみたいな人々も出てきた

やっぱり、変化が起きてるな、と私は思ったわけです。

しかしさあ………AV女優だって、かつては何も持たない女の子が裸一貫で挑むって世界でした。

お笑い界も、恵まれない環境で育った人たちにとって一発逆転を夢見ることができる世界でした。

なのにさ、今や、大阪大学大学院出かよ。慶應大学出かよ。

ここらあたりは、ちょっとなあ……と私みたいな大学院出と言っても、なんちゃって大学院出身の学歴コンプレックスのある人間にとっては、「あなたたちねえ、他に世界はなかったの?他の人の職を奪うんじゃないよー!」と言いたい気持ちはありますが。

資質の悪い人間にとってのバイタリティだけはある人間にとっての、最後の砦みたいな職業がドンドン敷居が高くなるうううう……という哀しさを感じるのですが。

まあ、これは私の僻みなのでしょう。

あ!除夜の鐘が鳴ってます。

あと15分もすれば、2025年です。

来年こそは、もっと短い記事書いて、Blog更新を増やしたい!

と何度思ってきては挫折してきたことか……

みなさま、今年も本Blogをお読みくださり、ありがとうございました。

2025年こそ、もっと更新します!

本Blogを、来年もよろしくお願い申し上げます!

みなさまのご多幸とご健康をお祈り申し上げます!

2件のコメント

  1. 明けましておめでとうございます。M1は見てないですが、藤かんなさんは前から注目してました。仰る通りの女性と思います。今年もブログ楽しみにしています。

    いいね: 1人

    1. 寒がり屋さま

      コメントありがとうございます。

      藤かんなさんのご著書で驚いたのは、会社にチクった人々や、Xでたたいた人々や、バレエ学校を辞めろと言った人々のことでした。

      私なら、知っても会社にちくらないですよ。他人の生き方ですもん。それで自分に迷惑がかかるわけではないですし。

      Xの匿名で罵詈雑言は、まあ馬鹿な人が多いので仕方ないのでしょうね。

      バレエ学校だって、辞めさせることないのに。

      AV女優って、普通の凡庸な女性では絶対にできないすごい仕事ですよ。おまえらオバハンが、シノゴの言うなと思ってしまいます。

      本年もよろしくお願いします!

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