本日は、2025年5月4日日曜日です。黄金連休の後半に入りました。
またも長くBlog更新が止まっていましたが、別に抗がん剤に殺されかけているわけではありません。
殺されかけているかもしれないけれども、もともと肝硬変なので、常に倦怠感はあり。
でも、これも慣れてしまうと、こんなもんですかね、という感じです。
もはや自分が元気がいいのか悪いのか、わからない。
体重は減らない。デブのまま。
食欲はある。
まあ賃金労働に行かずにすむので、毎日が「ワインと薔薇の日々」とまでは行かぬまでも、まあ「お白湯とカカオ72%チョコレートの日々」ではあります。
量は少ないですが、食べたいものを美味しく食べています。
癌を食事で治そうなんてことは無視しています。
チーズもアイスクリームも羊羹も肉も魚も果物も食べています。
ただし旅行には行けません。脚が悪いので、何かあったら走って避難もできません。
関西大阪万博のイタリア館に行って「ファルネーゼのアトラス像」を拝みに行けません。

でも、散歩には出かけます。名古屋の大きい公園は全て私の散歩コースで歩行訓練場です。外気の中を歩くことは大事ですね。
今は日本保守党の議員である河村たかし氏が名古屋市長時代に、名古屋の公園はよく整備されました。
追い出されたホームレスの方々は貧困ビジネスのお世話で雨露雪風は凌いでいるのでしょうか。
公園は災害の場合は避難場所にもなるので、公園が多いのはいいこと。
空家が多くなったら再開発して、どんどんオープンな公園にしちゃえ。
なんの話か。
ともかく肝臓ガン患者でも、けっこう忙しいんですよ。
広島県福山のでお世話になって、舌はがし本を書くきっかけを作ってくださった歯科室「むつてっせん」院長松永心子先生がセミナーで名古屋にいらしたので、何年かぶりに会食して喋り倒したし。
桃山学院大学勤務時代の教え子さんで、オーストラリアの大学院を出てJapan Foundationに勤務している女性が、オーストラリア人のご主人と二女の8歳のお嬢さんと里帰りして、ついでに名古屋に寄ってくれたので、楽しくお食事歓談もしたし。
大学退職後は英語しゃべる機会もなく、オーストラリア人のご主人と会話しても無茶苦茶英語しか話せなかったけれども、by もuntilも区別がついていない状態だったけれども、まあ、言いたいことが伝わればいいんよ。
外国語の中では英語が一番簡単なんだから、英語でビビっていたら、しょうがないんよ。
どういうわけか、72歳になった今頃に、アイン・ランドについて書いてとか、リバータリアニズムについて書いてとかの依頼も増えて、その関係の資料読むのも時間がかかるし。
YouTubeを漁ってると、時間は過ぎるし。
Facebook友だちは、面白い配信を教えてくれるし。
以下の3点はみな、Facebook友だちに教えていただいた。
持つべきものは、年下の若いセンスのいい友よ。
以下の孫崎享氏の動画は、田中進二郎氏さん情報。副島隆彦氏のお弟子さんですね〜
最初の立憲民主党の議員の話す部分は飛ばしてください。時間の無駄だから。
孫崎亨さんは、立憲の集会で、日本のリベラルがトランプさんを批判するのは、日本のメディアに騙されているからとハッキリ言っている。
そういう日本のメディアに加担してんじゃないの、この政党も。意味不明なのは、自由民主党や国民民主党や維新の党や日本共産党ばかりじゃない。
孫崎氏によると、CIAのサイトでは、すでにアメリカはGDPで中国に負けていると公表している。
ほんとにCIA職員全員リストラなんかなあ?
日本の科学研究開発費はイランや韓国より少ないそうだ。なんでえええええ!?
日本政府って日本国民をお馬鹿に貧乏にすることに、極めて熱心だなあ。
今の中国は、科学技術研究でも社会科学研究でも、水準が非常に高い。
日本に観光に来てアホやってる中国人を見て中国人だと思わないように。
次の動画は、AIで作成する名作リメイク。
すごいよねええ〜〜そりゃ、「パトラッシュ、疲れちゃったよ」と愛犬と共に死んで行く少年よりは、ガンガン復讐する少年の方が、はるかに健全だ。
この動画は、切り絵作家の絲龍丸さんに教えていただいた。
こーいうの作れちゃうんだね〜〜今の若い人は。すごいね〜〜
でも、どうみても、このネロは中年だな。
AIで作成したリメイク物ってYouTubeに多くなってきましたねえ。サザエさんがゾンビと戦うとかさあ。墓場の鬼太郎がカッコよくなってたり。
次のロック「敦盛」の動画も、切り絵作家の絲龍丸さんに教えていただいた。
人間五十年🎵下天のうちにくらぶれば〜〜夢幻の如くなり〜〜🎵ですね。
カッコいいよねええ!
信長の顔はこんなんではなかったけど。って、織田信長の顔を知りませんが。
ヘビメタの「平家物語」もあるよん。
と、長い前ぶりはこれくらいにして、本題にはいります。
相変わらず、私はNetflixや Amazon prime videoを楽しみ、夜更かししてしまうことが多いです。ー
夜ふかしは肝臓に悪いです。
でもまあ、好きにします。
私の人生から夜ふかしを取ったら、何が残るんだ。
で、これも切り絵作家の絲龍丸さんのご推薦で視聴したNetflixの「アドレセンス」Adolescence。

これは、ほんと傑作だ!これは見ないと損ですよ。繰り返し視聴に耐えます。英国の4回完結ドラマ。4回完結だから、あまり時間浪費しないですむのもいいです。
イギリスの犯罪ドラマの質の高さには定評があるけれど、人間の闇を描くことに関しては、他国の比じゃない。
やっぱ大英帝国を作った人々の子孫だからね、優秀な人の優秀さの質と深さが違う感じ。
原題は若者とか青年って意味で、思春期にいる人間の意味ですが、邦題にするのは難しいね。
あの年頃の男子が、性欲と自我の噴出とプライドと劣等感の嵐を生き抜いて、社会にテキトーに適応するまで自己管理するのは、女子のそれよりもはるかに難しい。
成績が悪かったり、オタクで友人がいなかったりでも、生来あんまり元気や覇気のない男子は部屋でゲーム機かPCを弄ってるだけだからいい。
非常に頭脳明晰で世間に関心がないような温厚な天才児はいい。自分なりの知的好奇心を探求している。
そうでない中途半端な男子の場合は怒りと恥辱で頭がおかしくなり、暴力が爆発する。
暴力の対象は女性だ。彼らは知っていて恐れている。女性に選ばれることがない自分のことを。その怒りと寂しさと恐怖を若い女性にぶつける。
今のイギリスだと、まともに育つ男の子は、多めに見ても2割ぐらいじゃないかなあ。
日本はもう少し多いと思うけれども。3割ぐらいかな?甘い?
こういうことを知らない女子は危ない。同世代の男子をからかうと殺されかねない。10代の男の子の脳波の乱れを軽く見ないこと。
不用心な女子が多いのだよ、ほんと。
ドラマの内容はこうですね。
イギリスの地方(イングランド北部のヨークの西にあるらしい)の13歳中学生男子が、イギリスに張り巡らされているCCTV防犯カメラで同じ中学の女子をナイフで殺害している現場を撮影されていた。
当然、男子中学生は逮捕される。
この事件をめぐって、第一回では、人権尊重のあまり被疑者に対しても実に細々と用心しなければいけない警察官たちが描かれる。
第二回では、甘やかされて育った鈍感で無駄に過敏な生徒たちを相手に疲弊した学校の生態が描かれる。
第三回では、心理療法士との対話から自我が抉り出されることにヒステリックになる主人公の男子のケチな怪物ぶりと、その怪物に振り回される心理療法士が描かれる。
心理療法士とカウンセラーとか難しいだろうなあ。私なら絶対にならない。他人のことを理解するなんてできない。そもそも、そこまで他人に興味持てない。特に10代のガキなんか、ややこしくて気持ち悪い。
第四回では、主人公の13歳男子の両親と姉の苦しむ姿が描かれる。
それもワンカットで。カメラ一台で、登場人物の動きをずっと追って撮影するのです。
脚本がすごい。カメラワークがすごい。俳優たちがすごい。
ともかく、私は主人公の13歳男子が気味が悪かった。
終始殺してなんかいないと主張し、はぐらかしてばかりの13歳男子。
ギャアギャア騒ぐわりには、Dad、Dadと父親を呼び依存性丸出し。
張り飛ばして蹴飛ばしたくなるわ、この男の子。
で、1年以上も過ぎてから、この13歳男子は自分の罪を認める。
13ヶ月もかかるのか、自分のしたことを認めるのに。
口だけ達者に無実を言い張っていたので、両親は息子を信じようと努力していたのに。
主人公の男子の両親は悩む。We made him.って。あの子をああいうふうに育てたのは私たちだって。どこで育て方を間違えたのかって。
母親は、息子に気を遣って、ついつい息子がしたいようにさせてしまったことが、事件の一因になったかもしれないと悔いる。
そうなんですよ。
親の家なんだから、母親が好きに差配していい。母親は息子の下女じゃない。
父親は厳しい父に育てられたので、自分の子どもは大事にしようと決めて息子に甘かったのかもしれないと自分を責める。
そうなんですよ。
このお父さんは、いい人だけれども、依存性は強いが自制心は弱い息子のダメ資質を増幅させてしまった。
でも、母も父も、ほんとうは悪くない。
単に子どもの主体性に配慮して大事に育てろという現代の人権意識に従って養育しただけ。
その結果が裏目に出ることもあるんだわさ。
It happensよ。
ほんとうはねえ、性欲全開の思春期の嵐が過ぎるまで、男の子は中学から男子校の全寮制に入れて、親や女子と離すのがいい。
もしくは軍隊みたいなところでヘトヘトに訓練を受ける方がいい。
10代の男の子なんて、うざくて臭くてわがままで、そのくせ依存性が高い。
ついでに10代の女の子は無駄に傷つきやすいメンヘラだ。
とはいえ、女の子の場合は同居してても、どうということはない。男の子ほど加害性がなく、ややこしいことはないので。
まあ、日本でも神奈川県川崎市で起きた事件みたいに、くだらん男の子と付き合ってストーカーされて殺害されてしまった女子もいるけれども。
彼女は、ひょっとしたら成育歴の中でまともな男の実例がなかったので、ついつい変な男と交際しちゃったんだろうか。
男の子はピンキリだ。ピンは天才であり、この社会を牽引し、進歩を促す。
キリは倫理的にも底辺で、性犯罪ぐらいしかできない。
そういうのを親のせいにしてもしかたない。
親の責任ばかり大きくなったら、子どもなんて産むのも育てるのも修行苦行になる。
マゾ気質の人はいいけど、そんな苦行をわざわざ引き受ける気にはなれないのが普通です。
真面目な国民が多いほど、出生率は低くなるよ。
ほんとに少子化を防ぎたいなら、親の責任をあまりに重く見るのはやめたほうがいい。
責任感の強いまともな人ほど、子どもを育てる力が自分にあるのかと考えてしまう。
ここは、もう野蛮で行くべし。
できちゃったから、産んじゃったでいいだろ。
誰が父親かわかりません〜でいいだろ。
結婚離婚なんて何回くりかえしてもいいだろ。
家族なんて、その程度のもので解散もありえます、でいいだろ。
親ガチャもあれば、子ガチャもある。
それが人生。
神様のきまぐれにいちいち責任を感じていられるかっての。
もう、親は子どもの人生よりも自分の人生を優先させます、でいいんじゃないの。
子どもは自分の人生を、親よりも優先させますでいいんじゃないの。
親が自己中心的に自分の人生の充実を求めて、子どもなんて放置でいいんじゃないの。
子どもは子どもで、人間ってのはそういうもんだと親を眺めて、自分の人生に不利になる親からの逃げ方を学べばいいんじゃないの。
介護なんてしなくていいよ。
介護必要なまでに弱ったら生き物というものは死ぬしかないのだ。
延命治療なんてしなくていいの。
あ、無茶苦茶な事を言ってると思う?
それぐらいの荒っぽく無頼な気持ちで生きていないと、何もできないよ。
でないと、生きていることは重荷になるだけだよ。
でないと、家族を含めた人間関係は全て抑圧になるよ。
家族は何よりも誰よりも大事というのも、ある時代に支配的な思い込みなんだから。
そんなの近代以降の思い込みだから。dominant assumptionだから。
大昔は子捨ても親捨ても普通だったんだから。
ということを私に思わせた「アドレセンス」でした。
あ、 Amazon prime にも、いい映画作品ありましたよ。
『室町無頼』が、すでに視聴できます。

原作は垣根涼介氏の小説ですね。

これオススメします。期待せずに見たら、ものすっごく面白かった。
原作より面白いってことはないけれど、映画ならではの面白さが満ちておりました。
最近、全く期待せずに見た日本映画が面白かったってことが多い。
ひょっとして日本映画って元気なのかな?それは嬉しいこと。
応仁の乱前夜の都が舞台。室町幕府の愚劣な政治に怒り農民や浪人たちが徒党を組んで御所近くまで攻め入った反乱を描いているのです。日本史最初の一揆を描いているのです。
そういう一揆があったってことは歴史書にも残っています。そのリーダーが武士の蓮田兵衛(ハスダヒョウエ)だったことも史実。
そのたった1行から、垣根涼介氏は『室町無頼』を書いたのです。
無頼って言葉がいいですね。ワクワクしてくると言いますか、血が騒ぐといいますか。
その蓮田兵衛を大泉洋さんが演じます。この時代は、まだ銃が入っていなかったので、群衆戦闘シーンが肉弾戦で迫力あります。
主演俳優より脇役の俳優たちの方が印象に残る。
ああ、この大泉さんの役は若い頃の三船敏郎が演じてたら、なんて無いものねだりは、私はしません。
いずれはAIで顔と声だけ三船敏郎にすればいいんだから。
日本の時代劇の名作映画や韓国の時代劇作品(「怪盗ホンギルドン」とか)などから、いろいろ影響を受けつつ、プレ戦国時代である室町時代の混沌を描いています。
この映画で蓮田兵衛の恋人の遊女を演じているのは、松本若菜さん。
最後の決戦に向かう前の才蔵(兵衛の弟子)に、「あんた、おなごを知らないんじゃないかい?」と言って、才蔵くんの初体験のお相手を申し出てくれます。
いい女ですね〜〜
まあ、若い男の子を見てムラムラきただけかもしれませんが。
今期は、松本さんは、フジテレビで『Dr.アシュラ』のヒロインを演じていますね。
脚本がイマイチでも、韓国の医療ドラマのパクリみたいでも、イケメンがひとりとして出演しなくても、はっきり言って不細工ばっかりでも、超美人の松本若菜さんを見つめるためにだけ、TVerをクリックする私。

やはり、美人はこの世の華。
眼福眼福。

太宰治「子供より親が大事と思いたい」でしょうか。桜桃太宰治。
美味しいものをたくさん食べてください。福山雅治と大泉洋の映画が出るそうです。同じ事務所で、「よーちゃん」と言う福山可愛い。
雑誌掲載とか本が出るようだったらブログでも紹介お願いします。ご自愛くださいませ。
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kameria2004さま
コメントありがとうございます。あ、誰かの言葉にもあったなあ、親の方が子どもより大事って、と思ったのですが、太宰治でしたか。太宰さん、津軽の実家の(政治家)のお兄さんから、ずっと仕送りされていて、そこそこ作家としても成功しても仕送りを受けていたので生活の苦労はなくて、子育てなんてしたこともなかったくせに、何言ってたんですかね。
はい、もう好きに食べて好きに暮らしています。
拙文掲載の雑誌や拙著が出版されたら、もちろん宣伝しますよーーよろしくお願いいたします。
ただ、やはり病気のせいで体力ないのか集中力ないのか、ちょっと前みたいに何時間も机にへばりついていることができなくなりましたねえ。残念。
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