#712 12/31/2025 YouTubeばかり眺めていたような年が過ぎて行く

kayokofujimori のアバター投稿者:

本日は2025年12月31日水曜日です。大晦日です。

お正月の準備は、あらかた昨日の30日で済ませました。

年賀状も28日に出しました。枚数は年々歳々減っていきますが。

玄関ドアに正月飾りも28日にしました。

29日は二重苦だから、縁起が悪いということで。

しめ縄は、「商売繁盛」を間違えて注文してしまい、慌てて注文し直した伊勢の「笑門」のしめ縄を30日に玄関ドアの入り口に向かって飾ることができました。もったいないので、「商売繁盛」のしめ縄も飾りました。

こういういい加減なことでいいのかな。多分いいんだろう。お商売なんもしていないのですが。

30日は、「なんちゃって大掃除」でした。

去年はオブジーボの免疫チェックポイント阻害剤という抗がん剤治療のせいか、掃除する元気もなかったような気がする。

今年の暮れは、まだましな気がする。

掃除を終えたら花屋さんへ行った。

31日は、早朝7時から実家のお墓参り。

あんな寒い早朝の大霊園平和公園の空に響くトランペットの練習の音。

下の写真は、2025年最後の日の自宅のベランダから見た朝焼けです。

さて、あとは夕方に入浴し、のんびりとお節料理代わりのおでんを作ります。

って、野菜の下ごしらえは夫がやってくれますが。私は出汁つくりですねー

私が、あんまり食べることができなくなったので、おでんの量は恒例の半分にします。

あんまり食べることができなくなったわりには、体重は減りません。相変わらずデブです。不思議だわ。

このブログの元の「日本アイン・ランド研究会」というウエッブサイトを作ったのが2001年10月。

そこの雑文コーナー「アキラのランド節」の更新がなかなかできなくなったのが、2014年ごろ。

それで、雑文のみの本Blogを作ったのが、2015年秋でした。

もっと気楽に短い文を毎日書くつもりが、やっぱりダラダラ書いては、更新なしで、思い出したようにまた書くという状態。

うーん、2026年こそ、短い文をたくさん書いて更新を頻繁にしたい。

と、何度思って、できなかったことか。

ところでですねえ、今年の私は入退院を繰り返しました。

3回も入院手術でっせ〜

抗がん剤の副作用が落ち着いてきた頃に、また入院手術で、まいりました。

困るのが、抗がん剤呆けといいますか、chemobrainになっちゃうことなんですよ。

ボンヤリしちゃうのですよ。

だから今年の読書量はほんとに少なかった!

一冊の本を読み通すのに時間がかかった。

夜を徹して読んじゃうというのが私の癖であったのですが、病気のせいで、昼夜逆転ができなくなりました。

お父さんが医師である年下のFacebook友だちから、「昼夜逆転生活をする人はガンになる」と聞きました。

やっぱり、そうなんかな。

大学退職後に夫の大腸ガン入院を経て、商業出版の本を書いてるときが、ついつい夜に集中して書いてしまった。

あれが悪かったのかな。

今では、夜はもう午後9時あたりにはベッドに潜り込み、午前4時頃に目を覚まして、ちょっとiPadいじくって、二度寝するという日々。

まあ、普通に朝起きて夜は寝る生活は、身体へのストレスはない感じです。

とはいえ、昼間は昼間で、ソファにひっくり返って読書し始めても集中力続かず、iPadのYouTubeを片端から視聴するという空虚なる日々。

そんなにダラダラとした日々なのに、午後8時にはヘロヘロとなってしまう。

冗談ではなく、2025年の私の廃人度はマックスでありました。

しかし、その廃人の私を慰めてくれたYouTubeって凄いですね。もう何でもありですね。

日本でYouTubeの出始めは、2000年代の一桁の頃でしたが、あれから20年。

私が最初に面白がって視聴していたのが、2ちゃんねるや4ちゃんねるの相談スレッドや体験スレッドに投稿されていたものの動画化。

ほんとに、こんな人間がいるのか?というほどのクズの実例。だいたい男性。

いまどき、こんな母親がいるのか?というほどの、息子の奥さんいびりに情熱を燃やすバカ母親のエピソード。

そういう義実家から逃げ出す女性の離婚闘争。

かと思えば、くっだらねー男と不倫して、全てを失くすセックス依存症の美人の奥さんの話。

とんでもない寄生虫女性の妻から逃げる男性の話は、わりと少ない。

息子の奥さんにセクハラして性交したがるバカ舅もいるし、兄の奥さんに嫉妬するバカ小姑もいる。

サイコパスのようなママ友もいれば、パワハラモラハラ止まらない会社の上司にお局さま。

凡百の中間小説なんて読み必要のないほどのアホ人間群像のパレード。

松本清張の推理小説もぶっ飛ぶほどの巷のキチガイ列伝。

こんなゴミみたいな人間いるんだね〜〜なんて思いつつ、安全地帯でお煎餅食ってる私も、かなりバカ。

次に私が楽しんだのが高齢者向けYouTube。

年金の話に、高齢者になった時に陥る罠に失敗談。

実際の年金受給者にインタビューしてるような動画はいい。「梅子の年金トーク」とかさあ。

いろんな人間がいるなあと参考になる。おおむね、日本の老人はポジティブに生きてます。

なかには、年金なんて国民年金の掛け金さえ払ったことない、政府なんて信用できない、ひたすら貯金して投資して1億円作りましたああ、今は趣味でタクシーの運転とかスキマバイトしてます〜なんて62歳の男性もいます。

60代では、まだ高齢者とも言えないけれど、こういうリバータリアンもいます。

https://youtu.be/i9hThYGy7QI?si=6MPKGBKWl6Tbx2ys

でも、物語仕立ての動画は作り話であることがすぐわかる。

こういう動画を作ってるのは、比較的若い人が多いから、まず年金制度について無知。

国民年金については知っていても、国民年金基金については知らない。民間の保険会社の個人年金についても言及しない。

自営業者で、国民年金だけとかって人は多くない。みな、それなりに老後の準備をしてる。

実際の高齢者から取材もせずに、想像で物語を作っていることが丸見えだ。

いまどき、65歳になったら「自然に」年金が銀行口座に振り込まれると思っている「嬢ちゃんおばあさん」なんてのもいないよ。

皇室とか、よほどの資産家のお嬢さんじゃなければ、独身のまま無職で社会保険料なんて支払ったことありませんなんて、女性はいない。

ややこしい申請書が来て、その書類に必要事項を書いて申請しないなら年金は支給されません。

高齢者の生活が経済破綻する理由が、社交費とか、子供や孫への援助とか、投資の失敗とか、投資詐欺に引っかかるとか、色々挙げているけれど、

高齢者になると、見栄も虚栄心もなくなってくるし、社交なんて面白いと思わなくなるので、付き合いに金がかかるってことない。

衣服も新調しなくてもいっぱいあるし、美食つーても、もうそんなに食べることできないよ。

髪の量も減り薄毛になっても、ウイッグでなんとかする色気も気力もない。

色気って気力だったのねん。

お化粧しても変わり映えしないしね。視力が落ちて鏡に映る顔がよく見えないのよん。

いやあ、自分が歳食ってわかったけれども、老人やってるって金かからないわああ。

銀行が持ちかけてくるような投資商品に騙されるような高齢者だって少ない。銀行は、今や信用できない職種のひとつだ。

日本の銀行も国際金融資本の下請でカモだからね。

副島隆彦氏が言うように、やっぱりイギリスが諸悪の根源だ(普通の庶民のイギリス人は関係ないです)。

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アメリカが、「イギリスが牛耳る国際金融ネットワーク」を支援することをやめて、国民の生活中心、国内産業や実体経済を大事にする方針に変えると明言宣言した。

金融安定監視評議会Financial Stability Oversight Council=FSOCが、そういう文書を出した。

アメリカ政府って、大きな金融機関やWall StreetやCity of Londonの利益保護ばかりしてきたもんなあ。オバマなんて、リーマンショックの時に大銀行ばかりに公的支援bailout してさあ。

日本はまだまだだそうです。日本の銀行はひたすら日本人から金を集め(新NISA)て、それを大きな国際金融機関に差し出すことばかりして、日本人預金者が数百万の金を引き出すことさえ嫌がる。

ジェームズ齊藤さんも、こう書いてる。

https://j-saito-sp.theletter.jp/?fbclid=IwdGRjcAPBou5leHRuA2FlbQIxMQBzcnRjBmFwcF9pZA8xNzM4NDc2NDI2NzAzNzAAAR600sVTpSsbewgJbhRKvgiMyjZPjIjiKSb0rYRDTkoE3J8XkKEyBx3YYVed5Q_aem_Qnx-orMasUevlNYnzW-o5A

(転載はじめ)

「テロ対策」というのが銀行側の説明ですが、実際には日本の銀行が大赤字で経営が火だるま状態なので資金移動をされること自体を嫌うからです。

しかも日本の銀行は大赤字なのに国民の預金を即座に運用に回すので、元金は動かせず運用益でかろうじて延命している状態です。また運用益の一部は「手数料」として大量に欧米のメガバンクの収入源になります。

つまり、日本政府の新NISAの究極の目的の一つは、国民の財布から金を「投資」という形で巻き上げ銀行に資金注入するという、国民負担の「財政出動」です。政府が積極的に国民をマネーゲームの罠に陥れて各世帯の家計を利用して「景気刺激策」をやるとはもはや全体主義です。しかも、新NISAは国際金融資本の利益に直結するので、日本側としても止めるに止められない仕組みになっており、日本国民が完全にカモにされているのが実態です。

ところが、トランプのアメリカはもう違います。「金融資本なんか潰れてしまえ。俺たちが助けるのは一般のアメリカ人の家庭だ」と宣言したのです。これはもうシティ・オブ・ロンドンに宣戦布告したのと等しいのです。

(転載おわり)

だそうですよ。

トランプさん、頑張ってください。

って何の話だったっけ?

そう高齢者の経済破綻の話だ。

投資詐欺とかロマンス詐欺とか、それは高齢者でなくとも、騙される人は若くても中年でも騙される。ただの情報弱者です。

子どもや孫への支援で金が消えるというのも、ちょっと昔の家族ならばいざしらず、そんな一家心中的気質は日本人から消えつつある。

リストラされて、妻子ともども実家に息子が帰ってきてしまって、息子一家の生活費まで老いた親が引き受けているという実例は、あるのだろうけれども、今は自分の老後は自分で何とかするんで、子どもは子どもで自分で何とかして、と言う高齢者の方が多いと思う。

ましてや、金融資産3000万円程度で、孫の私立中学進学のための学費を出すってさあ、分不相応。

大事なのは最終学歴でしょ?いまどきの少子化の時代は大学受験の競争率が低いよ。昔なら不合格だった早稲田も、今なら受かるよ。つまり、私立中学なんて行く必要ない。高い学費を無理に出すことない。

それより、いい公立中学や高校がある学区に転居。どこに住むかって大きいよ。民度の低い人間の住んでるところは避ける。孟母三遷ね。

もう、受験生が多かった頃はそこそこ高かった偏差値がガクンと低くなってしまった大学は多いんだからね。

私の母校の南山大学もキリスト教西欧文化のオーラが消えて、ダダ下がりです。私が今若かったら、入学しないな。

英語の先生の職は、AIがやるでしょ。

今でもYouTubeの学習動画いっぱいあります。

私が、今、高校生ならば、どっかの地方国立大学でいいから農学部に入るべく、数学や化学を勉強する。都市農業の勉強するぞー!

なにしろ、私が勤務していた名古屋のキリスト教系女子大なんて、薬学部を作って、看護学部作って、次に工学部作るそうなんだもん。

その工学部の卒業試験は、自分で小さい家を一軒建てるってのは、どうか。

ともかく大きな変化よ。

ホワイトカラーの仕事はAIがする時代が来てる。

AIができない仕事に就ける教育を受けないと意味がない。

アメリカでは、ブルーカラーミリオネアなんて言葉がある。熟練した職人で、その技術を持ってるよー私は!とマーケティング活動できる人間にならないと。

って何の話だ。

そうそう、YouTubeの高齢者問題の話だ。

まあ、不幸話で不安と恐怖を掻き立てて視聴させるってのはYouTubeの常ではありますが、それはそれで、ある程度の教育効果はありますが、なんのかんのといいつつも、日本の高齢者は不幸感もなく生活を楽しんでおりますよ。

動画にするなら、もっと取材してね。事実を集めてね。

で、次にYouTubeで、私が視聴しまくっているのが、世界規模の経済破綻とかナンタラAtlasとかの隕石による地球規模的大災害とかに関連するものですが、まあ、地球最後の日とか、ロマンチックなファンタジーだもんね。

何が起きても、人類は生きて行くんよ。

なんか食べて、排泄して、肛門を拭くのよ。

夢も恐れもなく生きていけばいいんよ。

生きてるだけで面白いんだから。

さて、みなさま、本年も本Blogにご訪問くださいまして、ありがとうございました。

2026年は、さらにしょうもない話をタラタラ書いていきます。お気が向いたら、お立ち寄りください。

みなさま、良いお年をお迎えください。

あ、映画「国宝」を見るぐらいなら、お正月休みには、下記の本を読むほうが面白いですよ。

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私は、先代の三代目の市川猿之助さんのスーパー歌舞伎で活躍していた市川春猿(しゅんえん)さんが好きだった。

市川笑也(えみや)さんも美しかったけれども、笑三郎(えみさぶろう)さんはいかにも歌舞伎にぴったりの上品さが魅力だったけれども、春猿は粋だった。独特のオーラがあった。面白くて華がある。

その春猿は、三代目が白猿になってスーパー歌舞伎から引退して、その甥(事件起こした人)が猿之助を襲名してからは、新派に移った。河合雪之丞になった。

でも、私にとっては、彼はずっと春猿だった。

その春猿が、自分の半世記を書いた。歌舞伎とは全く関係のない家庭に生まれた彼は、三代目猿之助の舞台を見て心を奪われた。

中学を出てから国立養成所に入学した。先生は、澤村田之助(この人がまたすっごくいい女方でした!)とか凄かった。

私も三代目猿之助の岩藤(加賀見山再岩藤)の舞台を見て仰天した。

舞台の演技に励まされた。あんな経験は生まれて初めてであり、あれ以降はない。全盛期の猿之助のエネルギーとパワーは凄かった。

この本「血と芸」は、まだ途中までしか読んでいませんが、とても面白いです。歌舞伎役者という存在がどうやって作られていくのかを読むことは、とても面白いです!

ああ、2025年の大晦日の昼下がりの幸せなひととき。

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