#710 11/8/2025 映画『沈黙の艦隊 北極海大海戦』寸評 これは見るべし!!私にとっては2025年最高の邦画です!!

kayokofujimori のアバター投稿者:

本日は2025年11月8日土曜日です。

昨日11月7日にやっと映画館に見に行けました、『沈黙の艦隊 北極海大海戦』を!

9月26日上映開始でしたが、原稿や入院手術、術後の不調などで元気が出ず、やっと11月7日に見に行く気力が出てきました。

結論から言って、すっごく面白い!よくできてる!

実写版は無理だと原作者のかわぐちかいじ氏が言ったそうだけれど、そうだよねえええ〜〜

だけど、すっごくいいのです!よく制作できたなあああー!

https://silent-service.jp/

まあ、この物語の内容は、かわぐちかいじ氏の原作があるから、アニメ化もあるし、みなさんご存知でしょう。

だから、ここで私があらすじ書いても、ネタバレにはならないと思う。

2023年の映画『沈黙の艦隊 東京湾大海戦』を見なかった人は、映画では未公開のシーンやいろいろ加えて、連続ドラマ仕立て版を、Amazon prime video でご覧ください。

AmazonはMGMを買収したのか、映画制作にも乗り出した。

原作を読んでいない人は、まずそっちをチェックしてください。

東京湾大海戦版についてかいつまんで書きます。

日本近海で、海上自衛隊の潜水艦「やまなみ」がアメリカの原子力潜水艦に衝突して、艦長の海江田四郎を始めとする乗組員全員76名が死亡した。

実は、これは偽装工作だった。

アメリカと日本が秘密裡に建造したsea batという高性能原子力潜水艦に、つまり日本初の原子力潜水艦に、「やまなみ」の乗組員を乗船させるための工作だった。

こういうややこしいことしないと、日本の左派マスゴミはうるさいし、左翼野党もうるさいし、お花畑日本人もうるさいからねえ。

が!

sea batに乗船した「やまなみ」の乗組員は、sea batを乗っ取った。

sea batに乗船していたアメリカ海軍の将校は怒り狂うが、知らんがな。

でもって、艦長の海江田は、このsea bat を独立国家「やまと」であると宣言した。自分は、その元首であると宣言した。

海江田の主張は、人類は戦争ばかり繰り返してきたが、我々は政軍分離を提案する、と。

国家間の戦争を消滅させるためには、軍は国家を超える軍隊に吸収させ、各国家に軍は持たせない、と。

そうして、軍を持たない世界連邦国家を樹立すると。

怒ったのはアメリカ。

何言っとんじゃと、「やまと」をテロリスト認定して、第七艦隊をぶつける。第七艦隊所属の原子力潜水艦3隻を「やまと」撃沈のために送る。

日本近海で何やってるんじゃと、日米首脳会談が開催される。が、もちろんアメリカは日本など相手にしない。

「やまと」護衛のために出動した海上自衛隊第二護衛隊軍に向けて、アメリカの第三艦隊はミサイルを飛ばす。

専守防衛の日本の海上自衛隊は、日本領海のそれも東京湾でお前ら何やってるんじゃと、米軍に抵抗。

無事に「やまと」は東京湾に入港できた。

海江田と日本国首相の会談のすえ、日本は独立国家「やまと」と同盟する。

定期的に「やまと」が日本に寄港して、水や食料や日用品の補充をし、「やまと」の潜水艦船体の修理管理もするという契約を結ぶ。

アメリカ大統領カンカン。属国の日本がえらそーに、世界中に同盟関係締結を放送するなんて。

で、「やまと」が補充と船体管理のために停泊しているところをアメリカは攻撃する。

海江田と防衛大学で同期であった深町が艦長であるディーゼル潜水艦「たつなみ」は、航行不能になるまで「やまと」を護衛する。

「やまと」は、からくも出航でき、海底深く潜航して、日本領海を抜ける。

ここまでが、「東京湾大海戦」でした。

で、もって、次が北極海大海戦。ベーリング海峡の向こう。

南極は大陸だけど、北極海は氷山が分厚く浮かんでいるだけなんで、潜水艦が潜航するにはうってつけ。

独立国家原子力潜水艦「やまと」が、北極海で2隻のアメリカ原子力潜水艦に追われ魚雷に攻撃されるシーンが、すごい。

いやああああ、氷の海の中での3隻の原潜の位置が映るモニタのシーンだけで、こんなに緊迫感を出せるものなのか。

真っ暗な海の底で蠢く3隻の潜水艦。

ソナーの音と音波だけで、敵の動きを推量しなければならない潜水艦。

最初はアメリカの原潜は一隻だけだと思ってたのに、もう一隻あると「やまと」が知ったときの驚愕。

「やまと」と同盟関係を結んだ竹上政権が国民の支持を賭けて衆議院解散総選挙を打つシーンも面白い。

原作では女性の政治家などひとりも登場していません。1980年代に始まったからね、原作の連載は。

が!今回の映画では、与党の民事党幹事長は女性政治家です。

あくまでもアメリカとの同盟関係を優先させたい幹事長は、風吹ジュン演じる女性政治家です。

風吹ジュンさんは1952年5月生まれで、1953年2月生まれの私と学年一緒でっせ。73歳でっせ。

若いわあ。これウイッグ?いくらくらい?私も欲しいなあ

ハイヒールで闊歩してるわあ。

脚が綺麗だわあ。

私なんか、オバアチャン用スニーカーばっかりよ。

転けたら困るもん。脚を骨折でもしたら歩けなくなるよ。

TVで放映される党首会談でも、この女性幹事長が一番リアリストです。

独立国家「やまと」?政軍分離? アホか、です。

もうひとりの女性政治家も登場しますが、彼女は日本を守るための軍備増強を、アメリカへの忖度なしに実行するために、民事党から離れ自分の党を立ち上げます。

それが、全く絵空事に見えないのです。

高市早苗政権樹立後だと、もう女性政治家当たり前の感覚です。

この映画は、高市さんが首相になるずっと前に制作されたのだけれども、タイムリーにも国家の中枢に女性政治家がいてあたりまえの時代に突入した現実の日本と同期している。

世界平和を主張し「やまと」と同盟関係を締結した竹上首相や、世界永久武器放棄軍備放棄を言い立てる民事党の派閥である鏡水会代表の大滝などの男性政治家の方が、よほどお花畑に見えます。

この政治シーンがおもろい。

左が鏡水会代表の大滝を演じる津田健次郎さん。右が民事党幹事長役の風吹ジュンさん。
左端は民事党与党時代の外務大臣役の酒向さん。怪優!真ん中が民事党与党時代の防衛大臣を演じる夏川結衣さん。右端が竹上総理大臣を演じる笹野高史さん。この首相はいい味出してます!

これは『シン・ゴジラ』効果かな。

あの映画は私は映画館で8回見たけれど、戦後最高の映画の一本でした!

『ゴジラ−1.0』なんて目じゃないわ。あんなんと比較できない大傑作だ!

政治家の家族だの人間関係とか恋愛とか、しょうもないことは描かれない。

みな真剣なプロの政治家たちであり、日本を守ることが一番の目的の人々。

公金チューチューの利権屋や、外国のハニトラに引っかかって売国奴になっている国会議員なんか出てこない。

ここが気持ちいい。

顔幅日本一の石破も、村上の超デブも、ギョロ目の岩屋も出てこない。

永遠に日本の政治シーンに登場するな!

「やまと」と同盟を締結した竹上首相が率いる新民事党は、選挙で勝利する。日本国民は「やまと」の理念を支持したということ。

それは、アメリカにとっては不都合な結果。

アメリカ合衆国大統領もっとカンカン。

ついでに、北極海大海戦は、「やまと」の勝利で終わる。

いやあ、北極海大海戦にはくたびれた。

だって手に汗を握っちゃうもん。

静かなシーンの連続なのに、私はドキドキハラハラ。

まあ、「やまと」を攻撃する2隻のアメリカの原潜の艦長が兄弟で、アメリカ屈指の名門のベイツ家の出身で、彼らは祖先の名誉のためにも、絶対に負けることはできないのだという設定は、私からすると、こういう設定って必要?と思うけどさ。

で、「やまと」はベイツ家の兄が艦長の原潜キングを潰した。圧潰だ!「あっかい」と読んでね。

なんだよ、共和国の原潜にキングって?

「いたずらに乗組員の命を犠牲にするな、生き抜け」いう兄の言葉を守り、弟は屈辱を受け入れ、負けを認めて、自分が艦長である原潜を浮上させる。

旧民事党派閥鏡水会代表で、新民事党と連合した大滝は単身北極海までヘリで飛び、浮上した「やまと」の先頭に立っている海江田に「やまと保険」を売り出すことの許可を得る。

「やまと保険」って何?

原作では、こういう説明でした。

引受保険会社はライズ(イギリスの大手保険会社ロイズですかね)

契約者は日本国です。被保険者は「やまと」です。

保険金額は100兆円です。日本の年間国家予算額だな。

保険金受取人は国際連合です。

年間保険料は30兆円です。

毎年の掛け金は日本と「やまと」に自国の安全保障を委ねると決めた国が支払う。

「やまと」は核を搭載してますんで、一国ぐらい簡単に全滅させることができます。

しかも海の底からやって来るから………

日本は核を所有する必要なし。

ライズ保険会社と構想に参加する国が保険の引受けをして、「やまと」が勝つと配当金を得ることができる。

「やまと」が負けたら、100兆円をライズ保険と引き受け国が支払う。

払えない国は国際連合に軍隊を差し出す。軍隊が担保。

これらを元に国連は、常設国連軍を創設する。

これやってると、政軍分離の方がいいわけ。

重い軍備増強費に国庫が圧迫されない。

「やまと」が存在し続けることが各国の利益になる政治的構造を作ることを目的とした保険なんですね、「やまと保険」は。

さらに、選挙に勝った新民事党鏡水会代表の大滝は、世界中の人々ひとりひとりに1ドルからの株主を募り、配当として世界の核兵器廃絶と軍備永久放棄を目指す株式会社を設立することを提唱したい。

原作では、そういう展開になっていたと思う。

この大滝を演じる俳優さんって、すっごく印象に残るね。

NHK大河ドラマ「べらぼう」で滝沢馬琴を演じる俳優さんで、津田健次郎さん。

ともかく、「やまと」は、無事にグリーンアイランド方面に抜けて、大西洋に至り、ニューヨークを目指す。

だって、ニューヨークの国連で、「やまと」設立の大義を世界に説きたいのだから。政軍分離を説きたいのだから。

政教分離さえできていないんですけど、日本以外は。

ソ連や中国のような共産主義国は、政教分離というより、神なき世界ですので、倫理も道徳も国家間締結も破る可能性のあるならず者国家ですから。

一番のならず者国家は、ルールを自国に都合よく変えて、軍産複合体の利益通りに動いてきたアメリカ合衆国ですけど。

もっと悪辣なのは、軍産複合体の司令塔である国際金融資本のメッカのイギリスですが。

そこまでは、原作に描かれていない。

で、アメリカ合衆国大統領は、国連で海江田にスピーチなんかさせる気がない。

で!ニューヨーク湾大海戦になるわけよ。

この『沈黙の艦隊 北極海大海戦』のいいところは!なあああああんと、ニューヨーク湾大海戦も描かれているってこと!

一粒で2度美味しいの!

その大海戦については、ここでは書かない。

映画見て、確認してね!

ええええええ?と驚くぞ!

この原作は長いけれども、実際は2ヶ月間の出来事なんです。

独立国家「やまと」となった原子力潜水艦sea batの乗っ取りと、海江田四郎が国連で狙撃されるまでの2ヶ月間。

うーん、続編は作られるだろうけれど、あとは海江田がニューヨークに上陸して、国連で演説して、狙撃されるだけを描くつもりかなあ。

やまと保険の詳しい説明でもするんかな。

やはり、沈黙の艦隊silent serviceである「やまと」の活躍がなくては。

ここまで来ると、最後まで見たいぞ!

続編早く制作してよ!

それもこれも、この「北極海大海戦」版の成功にかかっているぞ!

みなさん、是非とも観に行ってね!

頭に来るけれど、『沈黙の艦隊 北極海大海戦』は、名古屋のシネコンでは1日1回しか上映されていない。

あのクズみたいな『国宝』は、いまだに数回上映されているのに。

ハッキリ言うけど、主役俳優の歌舞伎姿なんも綺麗じゃなかった。

あれを綺麗だって言ってるのは歌舞伎を見たことない無教養な人間だ。

主役俳優の名前忘れちゃったなあ。

私って、興味がないと名前すら忘れる。若い頃からそうなんよ。

同僚の名前が覚えられなくて、すぐに忘れてしまって、賃金労働者時代は困ったですよ。

監督も歌舞伎なんて知らないんじゃないの。

一方、『沈黙の艦隊』は、脚本よし、その政治性よし、特殊撮影の技術よし!つまり監督がいい!

あれだけ脚本がよくできているなら、俳優なんて誰でもいいんだわ。

でもないな。

アメリカ側の軍人や大統領側近を演じる俳優は、日本在住の外国人タレントなのかな。あれでもオーディションやったんだろうけど、ギャラの関係もあるのか、ヘタ。超ヘタ。

まあ、上手い俳優が出てきたらアメリカ映画になっちゃって、日本映画にはならんけど。

アメリカ大統領なんて、どう見ても大統領ではなくて、連邦政府の小役人みたいでさ。

まあ、外タレからすれば、「日本人の漫画ってほんと荒唐無稽でクレージーだなあ、バッカだなあ」と思って、演技に熱が入らなかったのかも。

海江田を演じる大沢たかおさんは、ちょっと三白眼の爬虫類顔ですが、政軍分離を考えつくぐらいのサイコパス風味と冷静沈着さを表現していていいです。

そりゃ、原作の海江田のイメージではないです。

だけどさあ、今の日本の俳優さんで、海江田四郎を演じてピッタリ似合う人っている?

大沢たかおさんは最善に最も近いのだ。

この映画には美しい台詞があります。正確に記憶できる記憶力が私にはありません。

こんな感じの台詞かな。

「海江田艦長の潜水艦に乗っていると鯨の腹の中にいるみたいな気持ちになる。誰も見たことがない世界に連れて行ってくれるような気持ちになる」って。

カッコいいですねえ!

ロマンですねえ!

私は閉所恐怖症の傾向がありますので、潜水艦に乗船なんて絶対に無理ですが、鯨のお腹の中で暮らしてるってイメージはいいなあ。

こういう物語を創作した原作者に感謝。それをイキイキと実写化した製作陣とキャストの方々に感謝です。

観てね!観てね!

コメントを残す